今こそ憲法の平和主義の原点に戻ろう!
― 『戦争する国』への暴走を止める! ―

2014.2.12 駅頭チラシより
 皆さん、私たちは「九条の会・久喜」と申します。九条とは日本国憲法九条のことです。
そこには上記にも掲げているように、戦争、武力による威嚇または武力の行使の放棄、戦力の不保持・交戦権の放棄が謳われています。
 私たちはこの憲法九条を守り発展させていくことが大変重要と考えています。

朝の連ドラ「ごちそうさん」−戦争に大事なものが皆奪われて

 朝の連ドラ「ごちそうさん」のなかで、昭和15年、ヒロイン「め以子」の幼なじみ・源ちゃんに「赤紙(軍隊への召集令状)」が来た。砂糖が配給になる。「め以子」の大切なものが奪われていく。国防婦人会のたすきをかけて千人針を集め、出征する若者に率先して万歳を唱えていた「め以子」に初めて戦争の真の姿が見えてくる…。
 しかし、「ごちそうさん」だけに、その後の展開は食べ物に集中していく。やや物足りないのだが、戦争を考えるきっかけは与えてくれている。描かれたとおり戦争は国民からすべてを奪う、そして真っ先に奪われるのが自由だ。「ぜいたくは敵だ」というスローガンで、甘いお菓子すら食べられなくなる。「赤紙」は身体の自由を奪う。赤紙による徴兵は現行憲法の9条―戦争放棄、13条−幸福追求権、25条−生存権、31条―法定手続きの保障に違反し現状では不可能になっている。
 日常生活に追われている普通の家族は、憲法や平和や沖縄や福島のことをいつも考えているわけではない。幼い子どもを持った母親たちは、今でも放射能の測定を続けている。しかし、福島で原発から避難している14万人の生活を考え続けることは容易ではない。沖縄の空を毎日爆音を轟かせて飛ぶオスプレイのことを日常的に考えているわけではない。普通の人は、身近に危機が迫って初めて自分のこととして考える。「め以子」は普通の人だし、私たちも普通の家族だから、9条のことを片時も忘れないとは言えない。

沖縄の思いをもっと大切にする政治に

 沖縄名護市の市長選で普天間米軍基地を辺野古に移設することに反対する稲嶺進氏が当選した。自民党国会議員や県知事が公約を翻し、辺野古沖の埋め立てを承認したことへの反発と、沖縄の人心を金で買おうとしたことへの憤りがそうさせたのだと思う。
 負担を本土にもという意見があるが、そもそも、沖縄に日本に米軍基地が必要なのかそこから再検討するときなのではないか。
 第2次世界大戦の終了を確認するサンフランシスコ講和条約が1952年に発行することによって、米国による占領統治が終了してから61年が経過する(沖縄は72年まで米国統治が続いたが)。ソビエト連邦や東ドイツなどが崩壊して東西対立による危機が終わって20年超が経過する。ヨーロッパは通貨すら統一しEUを形成している。
 このように戦後の国際情勢は大きく変化したにもかかわらず、1960年に結ばれた「日米安保条約」を基礎とした軍事的安全保障体制に何ら疑問を挟まない今の安倍政権は、本当は日本人の安全のことを考えていないのではないか。

今こそ憲法の平和主義の原点に戻ろう

 このように言うと、北朝鮮の脅威や「あらたなテロとの戦い」などを持ち出す人々がいる。中国の覇権主義を非難する人たちもいる。しかし、今の憲法を制定した時そのことを「戦争が解決してくれるという考え方」を日本人は放棄したのだ。
 戦争は外交の最後の手段だ。最後の手段を使わなくてよい外交を進めるべきだ。それには相手の立場に立って考えるということが必要だ。安倍首相は「英霊に参拝して何が悪い」というが、侵略され同胞を殺された中国や韓国の人にしてみれば「人殺し」を敬うことは許せないことなのだろう。銃剣とブルトーザーで土地を奪われ米軍基地とされた沖縄の人々が「もういいかげん基地は全部返してくれ」と訴えるのは至極当然だと思う。
 安倍首相は持論を展開することに躊躇しないが、そのことが戦争の道につながらないようもっと謙虚になるべきだ。そして、私たちは安倍政権の推し進める『戦争する国』への暴走を何としても止めなくてはならない!