かもだより No.27 1998年2月23日(月)

 困った時の神頼み
 
心配していた光彦の高校受験も終わり、武田高校への進学も決まりほっと一安心です。
 中学3年になっての転校であり、入試制度の改革の年でもあり、大変な年に来てしまったので、3人兄姉の末っ子の受験と言っても全く始めてのようなものでした。
 受験に向かって頑張っている光彦を見ていると、母としてはただ祈るのみです。岡山に住んでいた時は、長男長女の受験の祈願に竜口八幡(旭川の近くにあり車では行けない険しい山道を登ったところにある)に行っていましたが、ここからじゃ遠くて行く時間がとれないし、正月に宮島に行ったときには、いろんな事をまとめて頼んでしまったので心配になりました。
 受験の前日に近くの神社に出かけ光彦の事だけを祈ってきました。「お母さんがしっかり祈ってきたから大丈夫だよ」と言って送り出しました。
 困ったときだけにお願いに行く、信仰心の薄い私の願いを叶えてくれて本当にありがとう。有名ではないけど御利益のある神社として私推薦の神社です。



 アルツハイマー型痴呆

 昨年の10月以来久しぶりに松山に帰ってきました。昔は60キロ以上あった体重が減り続け、飲み込む力が弱り1回の食事に1時間半以上かかる状態が続いていました。体重も40キロを下回り健康管理に気を付けていてもすぐに熱が出ていました。電話で調子がいいことは聞いていましたが、今回帰ると体重も2キロぐらい増え少しふっくらとしていて熱も出ることもなく、反応もしっかりとしています。
 訪問看護の看護婦さんに教えてもらったエンシュアリキットのプリンのおかげで体力が回復し、他の食べ物も食べられるようになったのです。食事の出来ない人でもこれを飲んでいれば栄養がとれるほどのものですが、あまり美味しくないので母は嫌がって飲まなかったのです。プリンにすれば美味しく食べてくれるので、毎日父が作って食べさせてくれています。
 アルツハイマー型老人性痴呆は原因も治療法もはっきりしていない病気で、母の場合第3期の痴呆期にあたります。しかし母の生命力と父の献身的な介護、そしてヘルパーや看護婦さんの力でこんなにも回復するのかと驚きました。
 愛媛県、埼玉県、茨城県、広島県と離れた私たち姉妹と父は、母の介護を通して強く結びついてます。母の痴呆は不幸なことかもしれませんが、気性の激しかった母の中に「エンジェル」が舞い降りて来たような気がします。私の名前は呼んでもらえなくても、母と過ごす時間はかけがえのない時間なのです。


    インシュアリキットプリン   

   インシュアリキット 250CC   1缶 
   卵                2個 
   牛乳             150CC 
   蜂蜜              50CC 

      蒸し器で15分間蒸します。
 

 光 彦 の 料 理

 光彦は最近料理に興味を持ちラーメン、ハンバーグ、カレー、ハヤシライスとメニューを広げています。ビーフストロガノフが作りたいとインターネットでレシピを探し、私が松山から帰った日に作ってくれました。
 「失敗だったな!」と本人は出来に不満のようでしたが、生クリームやレモン汁を入れるタイプなので食べなれていないだけでそれほど悪くはありませんでした。
 今度の休みにはエビチリソースに挑戦したいと言っています。「美味しい料理が食べられて楽が出来る」と存に続く料理好きの息子誕生に喜んでいます。
 インターネット(南京町の味)で探した料理のレシピが良かったのか、料理の才能があるのか、本人はまだまだ不満のようですが家族は大満足でした。