かもだより No.38 1998年9月19(土)
稲 刈 り
昔に比べると1ヶ月近く田植えが早くなり、その分稲刈りも早くなってきていると地元の人は言います。
盆過ぎから始まった黒瀬町の稲刈りのも終わった田圃が田圃が増えています。コンバインで刈りの取りと脱穀を済ませる農家が多い中で、天日乾燥している風景は珍しくなってきました。手間がかかっても天日乾燥の方がやっぱり美味しいそうです。私の子供の頃はどの田圃でもこんな風景が見られたものです。
今年の作柄は日照不足であまり良くないそうですが、追い打ちをかけるようにウンカが今年は大発生しているそうで、勤務先の前の田圃の一部も3〜4日であっという間に枯れてしまいました。これ以上被害が広がらないことを祈っています。
雨 よ 降 れ
黒瀬町ではお盆以来まとまった雨が降っていません。12日(土)夕方自転車で走っていると、ジョロを持って畑の野菜に水をまいている姿を多く見かけました。
秋野菜の芽が出てもちっとも雨が降らないので水やりをしているのです。近くの園芸品店にパセリの苗と苦土石灰を買いに行って話を聞くと「雨が降らず種は売れないし、苗物も売れなくて困っている。このままいくと野菜が値上がりするよ」と言われました。家計を預かる主婦にとっては大変なことです。15日に近づいた5号台風によって少し雨は降りましたが、黒瀬町にとっては恵の雨とまではいきませんでした。
5号に続きやってきた6号によってやっと19〜20日かけて待ちに待った雨が降りました。20日雨が上がった後畑を見るとしっかりと水を吸った野菜は元気よく育っていました。
異常続きの今年の天候ですが、あまりいたずらをしないでこのまま順調に生育させてほしいと願わずにはいられませんでした。
彼 岸 花(マンジュシャゲ)
お彼岸が近くなると人里近くの土手や畦に咲く彼岸花は、昔中国から渡来したものと言われているそうです。
有毒植物で毒々しい赤い色はちょっと怖い感じがしますが、秋風が吹き始めた頃に咲く花はいち早く秋の訪れを感じさせてくれます。収穫前の田圃の畦にビッシリと咲く赤い花はなかなか美しいものです。
好物は「ナシ」
秋の味覚の先陣を切って大原のお祖父ちゃんから、毎年9月になるとナシが届きます。光彦が幼稚園に入園した頃お祖父ちゃんと一緒にナシを買いに鳥取県の用瀬町に行って、二十世紀ナシを食べてから大好物になったのです。
子供の頃から好きな食べ物は「ナシ」と答えるので、「果物のナシよ」と補足説明がいるのには困りました。何もないのと勘違いされるのです。病気になっても「何か食べたいものある」と聞くと「ナシ」と答えるのですが、種類が違うナシはあっても二十世紀ナシだけはこの季節しかないので困ったことを思い出しました。
お祖父ちゃんから届いたナシ「自分で剥いてごらん」と言うと今年は器用に包丁で皮を繋げて剥いていました。食べたい一心がそうさせるのか器用になった息子に感心しながら今年もおいしいナシをいただきました。
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