かもだより No.53  1999年10月15日(金)

 松山ベテル病院

 松山の母が熱が下がらないため9月24日に入院し、熱が下がったので退院していましたが、10月8日再入院したとの知らせがあり急いで松山に帰りました。
 翌朝病院に行くと鼠径部を切開し点滴を入れる処置を受けて眠っていました。「お母さん帰ってきたよ」と声をかけると目を覚まし、アイスやバナナを勧めると少しずつ食べ始め昼食も食べてくれました。ほっと一安心しましたが、母の病状を心配する父はろくに食事もとっていない様子で晩酌を欠かしたことがないのに、お酒も切らしていて父の健康も心配になってしまいました。母が落ち着くまで度々帰ってあげなければと思いました。
 母の入院するベテル病院(ベテルとは旧約聖書の創世記28章19節から取ったもので神の家という意味)は母のように痴呆症の患者でも付き添いなしで入院できる看護力強化病院で訪問看護ステーション・在宅介護支援センター・老人ホームも併設しています。
 母への福祉サービスのことで4年前市の福祉課の窓口に相談に行った時、これからは入院する事もあると思うので転院したらと進められたのがベテル病院です。その直後股関節を骨折して入院してから主治医の先生や看護婦さんやホームヘルパーの方達に支えられながら在宅介護を続けてきました。医療と福祉が一体となった施設が母のような痴呆症を抱える家族にとって大きな強い支えになっています。



 しまなみ海道(尾道・今治ルート)

  今年の5月に開通した「しまなみ海道」を通ると黒瀬町から松山まで夜なら3時間で帰れるのだから本当に便利になったものです。
 しかし10月10日のは連休の中日だった事もあり、北条市から今治市までのの海岸線の道路で渋滞にかかり、「来島大橋」でもまた渋滞です。 初めは久しぶりに見る瀬戸内海の美しい景色がこんなにゆっくり見えるのだからこれもまたいいかと思っていましたが4キロも渋滞し、歩いて渡っている人の方が早いのにはさすがの私もイライラしてしまいました。


 愛媛県の今治市から瀬戸内海の島々をつなぎ広島県の尾道市に渡ることが出来る「しまなみ海道」の全長52キロのルートには、「来島大橋 」「伯方・大島大橋 」「大三島橋 」「多々羅大橋」「生口橋」「因島大橋」「尾道大橋」の大小7つの橋が架かっています。

 今治市は生産高日本一のタオルの産地、今治に一番近く橋脚になっていて、島の人だけカードで入れるゲートがある「馬島」高級石材大島石の産地「大島」瀬戸内水軍の守り神大山祇神社のある「大三島」伯方の塩でおなじみの「伯方島」国産レモンの産地「生口島の瀬戸田町」造船所のある「因島」大林宣彦監督の映画の舞台になった「向島」の7つの島を通り、林芙美子、志賀直哉などの小説の舞台となり、千光寺など古寺も多く残る尾道市へと繋がっています。

 瀬戸大橋と違ってそれらの島々を繋ぎ、島の生活が見えるのはいいものです。今回は母の病状が心配で急遽帰り通り過ぎただけでしたが、今度はゆっくりと島々の観光スポットを見ながら通って見たいと思いました。