かもだより 番外編  (尾道市)

 文 学 の こ み ち

 5月1日から開通した「しまなみ海道」の本州からの入り口尾道大橋が文学の小道から放浪記の碑とともに一望の下に見渡せます。風光明媚な尾道は古くは林芙美子の「放浪記」・志賀直哉の「暗夜行路」の舞台となりました。近年では大林宣彦監督の映画の舞台となり若者も多く訪れるようになったそうです。
 文学の小道は千光寺公園から千光寺にかけての約1キロの遊歩道で放浪記の碑や暗夜行路の碑、松尾芭蕉、十返舎一九や私の故郷松山の歌人正岡子規の「のどかさや小山つづきに塔二つ」の句など25の碑があります。



 古 寺 め ぐ り
 
 黒瀬へ来てもう2年たちます。黒瀬周辺は「かもだより」の取材で地元の人より詳しくなっているなんて言われていますが、広島県内も少し離れると宮島と広島市の新天地に映画とお好み焼きを食べに行ったくらいで何処にも行っていないのです。
 「転勤族はいろんな所に行けて良いね」なんて言われますが行くつもりが何処にも行けずに次の土地に行ってしまうこともよくあります。

 まだ瀬戸大橋が開通していない頃、尾道・松山間の水中翼船に乗って岡山から松山に帰っていました。よく通ってはいましたが、3人の小さい子供を連れての旅です。港から尾道の町を見上げるだけで結局一度も町を歩いたことは無かったのです。
 大林宣彦監督の映画「ふたり」や「時をかける少女」「あした」等の尾道を舞台にした映画を見て、一度ゆっくり訪ねてみたいと思っていました。
 戦災を免れた尾道は古寺が多く残っていて本当に趣のある町です。車で通れないような細い坂道が多くちょっと体力はいりますが、ひとりでゆっくりと見て回ることができて本当にのんびり楽しむことが出来ました。


 千 光 寺

 センター試験も終わった1月下旬尚美の受験祈願に行きました。親元を離れて寮生活をしている娘に親として出来ることいえばだだ祈るのみです。
中学生の頃から看護を目指し、実際に体験をして自分としての気持ちを確かめたいと高校2年の夏休み国立療養所賀茂病院の痴呆病棟でボランティアをし、お祖父ちゃんやお祖母ちゃん達とのふれあい中「やっぱり自分の進む道は老人介護だ」と頑張ってきました。

 今年は不況により特に女子の就職難も重なって、思ったよりも厳しい受験競争になりました。看護の道に進むことが出来たのは、この日千光寺での母の祈りが通じたのか、家族、就実高校の先生方、ボランティアでお世話になった賀茂病院の方々の励ましも大きな力になったと思います。




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