金田一の部屋
市川崑監督について
金田一映画と言ったらまずはこの人といっても過言ではないぐらい有名。私自身も小さい時からこの人の作品を観て育った。代表作に上がるのは「犬神家の一族」、「獄門島」あたりがメジャーといえる。市川監督は面食いなのか、どの金田一作品でも必ずと言っていいほど美人女優を起用する。犯人もほとんどが美女達である。高峰三枝子、岸恵子、司葉子、佐久間良子等。皆、日本美人と言える人たちだ。恐らく市川監督の好みの女性と言えるのではないかと。私は市川金田一の映画を今でもたまに見るのだが、今の日本映画会社では二度と集められないであろうと言えるほどメンバーが凄い。金田一役には石坂浩二、磯川警部役に加藤武、そしていつもユーモア役の大滝秀治、三木のり平。亡くなってる方もいるがこれだけの出演者を集められるのは信頼と実力のなせる業だろうと思う。見所の一つに殺人の美学がある。彼の作品はとにかく首やら腕やらがよく飛ぶ(笑)血しぶきの量もコレでもかとゆうくらい出るのだ。解かっているだけでも「犬神家の一族」、獄門島、病院坂の首括りの家でそれぞれで首が飛んでいる。「女王蜂」では腕がチギレ飛んだりしている。これらの作品から後に「八つ墓村」を制作するのだがこの時も首が飛んでいる。だがこれらの残虐性が無いと金田一映画が成り立たないともいえる。「象徴」といってもいい。私としては市川版「悪霊島」が見たかったが今となっては夢だ。市川監督の金田一映画で大失敗したのは豊川金田一の「八つ墓村」ではないだろうか。制作会社にいろいろ制限されてなのか金田一役に石坂浩二を起用できなかったり、やたら低予算で作らされた感じがする。日本の映画会社の悪い所は「作る」とゆう事に「金」をかけないことだ。作ることに一歩引いているとゆうか、、、。聞いた話では映画「七人の侍」は一か八かの赤字覚悟で作られたと聞いたことがある。まさにコレだと思う、リスクを恐れていいものは作れないのだ。私も八つ墓村を映画館で見たのだが多くの人が野村版「八つ墓村」と比べただろう。同じ題材でもこの二つは別物といってもいい。野村版は落ち武者の存在を前面に出しており、市川版は落ち武者なんてこじつけだと言わんばかりの出来だった。結末も両方で違う。やはり野村版に軍ぱいが上がるのは仕方が無い。何故なら「最初にやった者が強い」からだ。これが逆だったら市川版に軍パイが上がり、野村版はスプラッター映画だと批判されるかもしれない。受けなかった原因を一概に言えないけれど金田一耕助と言う存在自体が受けなかったとも言えるかも。時代も流れてもはや金田一耕助は過去の産物なんだろうか、、、?しかし、私はそうは思わない。名探偵金田一耕助は不滅なのだ。
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金田一耕助について
よくいろんな所で金田一役は誰が似合うか?とゆう事を論議される。誰がやれば似合うんだろうか?これも人それぞれで名前を挙げたらきりが無いだろう。一様数人挙げてみる
石坂浩二 まずはこの人だろう。私が最初にみた金田一とゆうのもあるけど、不潔な格好だけどその中に知性がある。男前でもなければブサイクでもないし、気取りが無いのが良い。
古谷一行 始めこの人を否定してたんですが小説を読んでみると以外にもこの人がイメージに近いと感じた。石坂金田一と人気を二分されてるのが理解できる。
渥美清 野村版「八つ墓村」の金田一です。見てるとやっぱり寅さんと重なってしまうんですよな〜。この映画自体が他の金田一映画とはテイストが違っているので、これも有りかなーと。
鹿賀丈志 私のお気に入り映画「悪霊島」の金田一。当時何故この人が抜擢されたのか?多分、これまでの金田一像を崩す実験的起用じゃないかと思う。髪形が凄かった。(笑)
小野寺昭 テレビドラマでの人。はっきり言って合わないと思う。イメージがわかない。嫌いではないです。
片岡鶴太郎 テレビドラマの人だけど、いくらドラマとはいえ何故抜擢されたのか不思議。小説だと小柄だからかも。(それだけ?)
豊川悦司 市川版「八つ墓村」で賛否両論の人だけど決して合わない訳じゃない。ただ市川版が遅すぎたのかも、、、、。
役所こうじ 似合わなくもない。今やれば堅実にこなせるんではないだろうか。
武田鉄也 映画「刑事物語」のイメージが強いんだがお馴染みのあの袴と帽子を被らせると合うんじゃないかと思うが、、、ドラマでもいいから見てみたい。
堂本剛 あくまでも金田一少年であって金田一耕助ではない。
木村拓哉 金田一物をよく知らない人たちがよくこの人を挙げる。その人達にしてみればルックスが良ければ誰でもいいのだろう。年を重ねたとしても無理だと思う。
総評してみると金田一耕助は「かっこいい」ではダメなのだ。かっこ悪すぎてもダメ。何処にでもいそうで飄々としているんだけどもその中に「知性」を感じさせないといけない。やはり石坂金田一、古谷金田一、次に来るのは役所金田一ではないだろうか。

映画犬神家の一族
映画獄門島
映画八つ墓村
映画病院坂の首縊りの家
映画悪魔の手毬歌
映画女王蜂
悪霊島
犬神奉公会
この子の七つのお祝いに
鹿賀丈志版・悪霊島