3月2日
トルコ入国。国境を抜けたとたん、女性を覆っていたスカーフがとれた。なびく髪。それだけで感動。トルコ女性は美しい・・(笑)

3月3日
2日前に別れた戦友から、こんなメールが届いた。(勝手に拝借ごめん!)
「俺は今日日本に帰ることにしました。
これ以上旅を続けても自分にとってためにならないと思ったからです。
俺は日本人であって、日本あっての自分です。
俺はこのイランの旅が二週間経って思った。
自分は旅に慣れてしまった。慣れたということは、その環境を自分の世界に取り込んだということであり、
さらにその上のステップの段階に行く事は多大な時間が必要だと思う。
俺のこのたびの目的は自分の世界を広げること。その目的がある程度達成されたなら、このたびをそろそろ
卒業すべきなんじゃないかと思う。
海外旅行は、今まで俺がしてきた海外での体験をこれからの社会に還元していかなければ、ただの「お遊び」
で終わってしまう。社会的に認められるためには、その手段ではなく、その目標も社会的に認めれなければ
ならないと思う。
自分にはまだまだその部分の考えが足りなかった。
俺はやはり日本を変えたい。海外に出て働くことも考えたが、やはり日本自体がおかしくなってしまえばそ
れらの活動にも支障をきたす。俺はその暗部に切り込みたいと思う。
俺がこのことを考えたのは翔太朗との出会いも大きい。海外に出て自分の好きなことばかりやっている俺に
は、まだまだ日本社会での実践的経験が足りなかったと気づいたからだ。俺のこの考えをどう社会に還元し
ていくか、もっと現実的に考えてみたいと思う。
学生時代は短い。翔太郎が言っていた通り、おれもこれから失敗を恐れずに頑張ってみるよ!
帰りの飛行機代7万円はかなりの出費だが。。。(^0^)/
ということなので、アンカラにはたどり着けなくなりました。非常に残念です。
翔太朗も旅頑張って!あと留学も!
またいつか会える日を楽しみにしています。
Von Boyage!!!!!」
それに対する返信。
「熱いな!こうへい、熱いよ!!最高!
その熱さの出現に1%でも俺が起因してるとしたら、それはもう最高の喜びです。
やっぱり人が人に伝える情熱とか、思いとかの強さと可能性を改めて感じたよ。俺がこうへいに出会った
のなんて、ホントにただの偶然なのに、こうやって情熱を互いに交換することが出来た!
俺がこうへいの人生に少しでも影響を与えられたかと思うと嬉しいよ。
偶然の出会いだったけど、なんか俺は最初から気が合いそうな気がしてたし、実際そうだったし、情熱もも
らえたし、なにより楽しかったよ。ありがと。
またあえる日を楽しみに。
その時にはお互い、すげぇ奴になってようぜ!
頑張れ!っていいたいけど、俺は頑張りすぎちゃいそうな人にはそうは言わないんだ(笑)
「自分らしく」で頑張ろう!
そして「自分らしく」を大きくしていこう!
では!!」
彼の夢はジャーナリストでした。
この出会いに感謝。
3月4日
本日はJICA事務所訪問の日。が、しかしトルコのバスの乗り方の分かりづらさにしてやられ、一時間の
遅刻をする。ぐふっ。見学の内容は職員の人からJICAトルコ事務所の活動内容を教えてもらい、その後、
僕の大学の先輩に昼飯をおごってもらい、その後はJICAのプロジェクトである省エネルギーと衛星分野
について各事務所を訪問し、専門家や元協力隊員のコーディネーターの人たちのお話をうかがうことができた。
裏話や就職についても教えてもらった。一番印象に残ったのは、元協力隊で現在コーディネーターをやって
る人の言葉で、「世界は分からない。だから現地へ行ってみてこようと思うのだが、こうして来てみても、分
からない。世の中情報がたくさんあって、どれを信じればいいのか分からない。」確かに、僕はこれまでで合
計3カ国を旅してトルコまで辿り着いたけど、それでもこの広い世界の点ぐらいしか分かっちゃいないんだろう。
でも点だっていい。少しづつ分かっているところを増やしていくしかないんじゃないかなぁ。

3月5日
3日ほど食事をお世話になっていた食堂へ、最後の食事へ行く。その食堂はとても狭くて、親子2人(おじいち
ゃんとその息子)だけで経営しているみたい。彼らは僕がこの店に来る前も、そして去った後も、このこじんま
りとしたステキなお店で毎日おいしい食事を作って、みんなにたべさせてくれるんだろう。それを思うと、人々
のtake partを垣間見ると、なんだか泣きそうになってしまう。
どんな仕事もすばらしい。仕事をしている人が輝いていれば。俺も自分が最高に気持ちいい場所でtake partをし
てやる。
海外旅行がいい理由って、言葉が分からない分、他の感覚が敏感になって、色々なことがかんじられるからかもし
れないな。

3月6日
今日は、日本から楽しみにしてたカッパドキア、バイク巡りの日!ちょっと雨がふってたって思ったよりトルコが
寒くたって、バイクの料金がすんごい値上がりしてたってノープロブレム。地図を片手にいざ出陣。悪路を進んで
アスレチックに楽しんだり、素晴らしい景色を見たり、、うん、、まぁ、、おもしろい。でも別に、「やべーやべ
ー。体が震える。自分が変わっちゃう。すげーすげー。」っていうなおもしろさじゃない。ただ純粋に、アトラク
ションとして、おもしろい。
昨日カッパドキアについたときから思ってたこと。何だかカッパドキアは、町全体がディズニーランドみたい。ま
さに夢の国みたいだって。でも、俺は別に一人でディズニーランドにはいきたかない。一緒に笑って、共感して、
感動してくれる人がいないと、いきたくない。
一人でカッパドキアの色んな景色を見るのと同時に、写真もたくさん撮った。後で自分がこの景色を思い出すため
っていうのも少しはあるけど、やっぱりみんなに写真を見てもらって、「すごい!」とか「きれい!」とかいって
ほしい。共感してほしいのだ。
休憩と昼食をかねてよったレストラン。びしょびしょのジャンバーとシャツをかまどでかわかそうとしてくれたお
じさんを見ながら、そんなことを思った。
一人になって、自分が「人と関わること」が大好き、ってことがよく分かった。
見えなくなって、見えるものもある。
宿に帰宅。ドミトリースタイルの部屋なので、話ができるから退屈しないと思ってたけど・・
朝見かけた時と同じ人がベッドの上で、一人でねっころがっていた。ぽつぽつと会話はするも、すぐ沈黙。体がひ
えきってたので俺も布にくるまっていたのだが、何だかこのまま寝ていていいのか?という気持ちになってくる。
彼と一緒に、異国の地で観光をするわけでもなく、ただねっころがっていることが、すごい時間のむだに感じる。
外にとびだしたいのを我慢し、体があったまるのを待ってると、彼も体があったまったのか、寝始めた。
まぁまぁ体があったまったので外に出る。しかし、やることがない。他の人が帰ってくるのを待って酒でも飲むか、
という寂しい想像くらいしかやることがない。宿のreceptionにいっても暇そうなのは俺くらいだ。ひまつぶしに、
インターネットをやりにいく。メールをチェックすると、サークルのMLからは忙しそうな様子が想像できる。
「俺はいったい何やってるんだ。」という思いがいっそう強まる。無償にそんなことを話したくて、日本に電話し
た。たまたま受話器の向こうにはたくさんのサークルの友達がいた。「元気?」「元気だよ!」それくらいしか話
さなかった。けど、火がついた。
バスを調べて、布やのオヤジに両替してもらって、金も余分にはらってチェックアウトして、急遽今日の夜にカッ
パドキアを発つことにした。一日でも早くシリアについて、JICA事務所、開発の現場の見学という目標に到達
するために。
振り返れば、アジア横断のハイライト、日本人の巣窟、カッパドキアには24時間くらいしかいなかった。きっと
他の旅人は「何で?」っていうだろう。でもいいんだ。カッパドキアの価値は、俺にとっての価値は、俺が決める。
俺はこうやって目標に向かってずんずん進んでいくことを重要な価値にすえるんだよ。
3月7日
シリア行きのバスは22:00.時間が会いたので駅の構内をぷらぷら歩いてると(アンからのバスターミナルは空
港なみにでかい。)ハンマームを見つけた。トルコ式の風呂で、ガイドブックにもよく載ってるし、金も余裕あるし、
昨日シャワーあびてない。。などと考えてハンマームに挑戦することにした。中に入ると、だれもいないので、勝手
に色々と試して、とりあえず正解っぽいのを見つけてくつろいでいると、中に、胸毛の立派な親父がはいってきた。
マッサージはどうだ?とのこと。値段を聞くと、5ミリオン。役300円だ。安いからやってみっか、最近疲れてるし、
と気楽にマッサージをお願いした。
マッサージ、あかすり、全身泡荒い、いたせりつくせり。最初は「安いなぁ〜、お得だなぁ〜。」と幸せな気分に浸っ
ていたのだが、途中から「申し訳ない」という思いが強くなってきた。
お互いほとんどすっぱだかで、こっちは全身をくまなく触ってもらってて、ハンマームの空間には、2人だけ。おじさ
んの一生懸命な息遣いが聞こえる。
こんなに一生懸命な人の、このマッサージが働きが300円ちょっとの価値しかないなんて、嫌だった。
でも待てよ、と思う。おじさんの価値が300円ってのはおかしいぞ、と。本当の価値は、お金とは違うとこにあるん
じゃないか。お金はただの指標じゃないか。
僕達は往々に本当の価値とお金を介しての価値を間違えてる気がする。自給が安いから価値が下、上だから上。そんな
ことはない。ただ金を生み出すか生み出さないかの違いだけだろう。金を生み出すのが一番価値があるわけじゃないん
だから、お金で決める価値は絶対のものじゃない。
アイドルの〜〜とかを、うん10万とかで買うマニアな人は、実はそんなことを一番よくわかってるのでは??