Macとインターネットに関する映画について今回は書きます。インターネットに関しては、そのタイトルもまさに「ザ・インターネット」(スピードのサンドラ・ブロック主演、原題「ザ・ネット」)という名の最低映画です。
なぜ最低かと言うと、監督がコンピュータおよびインターネットについてまるでわかっていない事であります。米国ハリウッドというと、高度なCG(コンピュータグラフィクス)などを駆使した作品が数多くあり(今年の夏はゴジラですかね)、スタッフも日本映画より知識がありそうに思いますが、以外と(Gunについてもそうなのですが)知らないというか、学ぶ気もない監督もまだまだいるんですね。
以下にダメな点を箇条書きにしてみます。
●パソコンから変な信号を流すと、主人公の友人の自動操縦中のセスナが墜落してしまう。(飛行機ってこんなに簡単に落ちるんだ。もしかして使ってたソフトは某社かな?)
●ファイヤーウォールを売る会社(悪い会社という設定)が、それをトロイの木馬にして情報を盗み出すという”からくり”を映画でくりかえすが、そんなの絶対すぐばれる。(監督がコンピュータに無知)
●女性主人公(プログラマーという設定)の履歴をパトカーの警官が、職務質問のため車載の端末で紹介するまえに、犯人の殺し屋(ノートパソコンとサイレンサー付きピストルを持つへんなやつ)が、自分の車のパソコンからアクセス(携帯電話を使ったかは忘れた)して、女性の履歴を瞬時に抹消・変更してしまう。こんなすばやくDBにアクセスできたら、インターネットもすばらしいだろうと思わせるが、現実には不可能なため、白けるいい加減な演出。(やはり監督がコンピュータに無知)
●極め付きは、主人公が犯人グループの女性の端末(パソコン)から、犯罪の証拠データをコピーするため、ビルの火災報知器を鳴らし、みんなが避難している短い時間に、犯人女性のパソコンからフロッピー(今時フロッピーですよ、iMacでは搭載もしてないのに)にデータをはらはらさせながらコピーする。ネットに繋がっているんだから、Eメールに添付して転送してしまうとか、プログラマーという設定なんだから、その席に行かなくてもリモートアクセスという方法もあるだろうに。(上と同様)
●最後クライマックスは、女性主人公が拳銃を持った犯人たちを物で殴って、反撃し皆殺しにする。(プログラマーってとても腕力の強い職業の人だったんですね。スピードの女性俳優だから、知力より腕力か?)
というわけで、レンタル屋で、タイトルにだまされて絶対借りない方がよい作品でした。
ここでMacが活躍する映画と言えば、昨年の正月映画「インディペンデンスデイ」ですね。劇中で地球(人類か)を救ったパソコンが「マッキントッシュ」。昨年1月のAppleの前CEOアメリオ会長がマックワールド・サンフランシスコで、われわれはインディペンデンスデイである(Winテルに対し反撃するのだ)と講演を行ったのも、今は昔となりました。
日本の東宝の平成ゴジラ映画シリーズにも、毎回Macは登場するし、大映のガメラにいたっては、特撮監督が自宅のMacで合成カットを処理した部分もあるとか。
ではまた!!またネタ集めに行って参ります。
俳優のブランドン・リー氏(あの伝説のカンフー映画スター、故ブルース・リーの息子です)の遺作が「クロウ」ですが、ご存じのようにブランドン・リー氏(以下ブランドンと略す)はこの映画の撮影中に銃弾をあびて死んだのです。
みなさんご存じのように、米国映画では、実物の銃器をベースに映画専用に空砲(火薬で音と火が出るのみの弾)を撃つように改造した「プロップガン」または「ブランクガン」を、専門のライセンスを持った映画用小道具銃の専門貸し出し会社(有名なところでは「ステムガンブリッジ社」など)から借りて、撮影を行います。低料金で、大量の小道具の銃器が借りられるため、いちいちモデルガン等を、作品内容によっては大量購入しなければならない日本映画などと異なり、ローコストで、派手なアクション映画が量産出来るわけです。
ここで小道具の空砲を撃つ専用銃は、マシンガンや自動装填式拳銃(ベレッタ92Fなど)の場合、銃身の中につめもの(ガス圧を高めるいわゆるチョーク)がしてあり、引き金をひいて発火させると空砲の薬きょうがバラバラ飛び出し、銃口から派手な火が出るというしくみになっています。当然、この小道具銃に誤って実弾をつめれば、銃身が半分つまっているわけで、銃身が破裂して銃が破壊され、持っている人間が大怪我をするということになります。(余談ですが、あのダイハード2で実弾と空砲を取り替えて撃つマシンガンはインチキ、ありえない映画のごまかしの産物です。仮に、銃口にアダプタなどつける場面があれば本当らしくなりますがーーーー。)
そういうわけで、マシンガンや自動式拳銃に悪意をもって実弾をこめて、撮影中に相手を殺そうとしても(まるで刑事コロンボのトリックのようだ。)、現実にはできないわけですが、これがリボルバー(弾装回転式拳銃)ならば、米国の場合、まるで手の加えていないノーマル銃にただ空砲をつめるだけなので、悪意を持って実弾をつめ、撮影中に撃つことは、十分可能なのです。
ブランドンの死亡事件は、事故(誤って、空砲のなかに実弾がまざっていたということか?小道具の管理面からいってとうていあり得ないと思うが。なにか、ブランドンが恨みをかって撮影中の事故をよそおって殺されたと見るのが自然と思いますが。)ということになったようですが、多額の制作費をかけた映画としては、主役が死んでも映画は完成させ、投資した資金を回収するためには、死者おも利用してしまうという、ハリウッドビジネスの非情かつ、きらびやかな表側と反する暗黒面が垣間みられた事件でした。
まあ、大統領まで暗殺されてしまう国ですから、役者が撮影中死ぬなど、さして大事とは認識されなかったのかもしれません。
余談ですが、この事件を機に、ハリウッドの小道具係がノンガン(銃でない小道具銃?)というのを発明(?)し、アカデミー賞で賞をもらったとかーーー。
でもテレビで紹介されたそれを見ると、なんのことはない日本映画では何十年も前から使われている「電気発火式の銃」(銃身につめた火薬を、バッテリからの電流切り替えの引き金式スイッチで発火させるもの)だった、それも鉄板を側面からむき出しのネジで止めたようなダサイやつで、日本ではアマチュア映画でもはずかしくて使えない代物でした。
日本でこの放送を見た日本映画の小道具の人が「こんなもんで賞とれるなら、俺にによこせ!!」と怒ったとか!!!
ではまた!!
ここ何年か前までのアメリカ映画に主人公たちがやたらと持って登場したのが、このベレッタ92F(アメリカ軍の正式採用拳銃、イタリアのピエトロベレッタ社にて開発、米国内でライセンス生産)だと思います。(この林檎と拳銃ホームページのバックに使われている写真の銃が、ウエスタンアームズ社製のエアガンのベレッタ92F:初期の固定スライドカバータイプ)
そして、1986年(もう12年も前かーーー)香港に於いて大ヒット、それが日本を含め世界に広まったアクション映画、別名「香港ノワール」などとも呼ばれたジャンルを作った「男たちの挽歌(英雄本色:A BETTER TOMORROW)」であります。徹底的に銃(拳銃、サブマシンガン、アサルトライフル、ショットガン)を撃ちまくる亜流の香港アクション映画を星の数ほど生み、完全に低迷し、消えかかっていた日本映画のアクション路線に影響をあたえ、東映Vシネマ第1弾「クライムハンター」シリーズ(世良公則主演)をはじめ、深作監督の「いつかぎらぎらする日」などのアクション映画を復活させる原動力となりました。
このときの主演のチョウ・ユンファのベレッタ92Fの2丁拳銃の連射がすごくかっこよく、日本のVシネマなどもやたら真似していました。
この映画がそれまでの香港アクションにくらべ大迫力なのは、監督のジョン・ウー(その後、米国ハリウッドに渡った)のしっかりした演出力もさることながら、この映画より本格的に香港で使われ始めた、本物の銃をベースに映画用に作られた小道具の銃器類の派手な炎と薬きょうが飛び散る映像の迫力に、どちらかというと控えめなハリウッド映画を見慣れた目には新鮮で、かつ度肝を抜かれたものでした。
まあ、実物のベレッタ92Fをアメリカのサンフランシスコ郊外の射撃場で(日本人相手の射撃ツアー:ゴールデンウェストスポーツツアーズの高橋さん、その節はお世話になりました。)50発くらい撃った私の実体験からゆくと、2丁拳銃でチョウ・ユンフア氏のような撃ち方をした場合、銃弾はどこに飛んでゆくのかわからない。9ミリパラベラム弾といえども、けっこう反動はきつい。連射するには、両手で持つ(ホールドする)ことが、必須と考えます。ただし、このベレッタの装弾数15発というのは、コルトガバメントM1911の(45口径)7連発に比べると2倍の弾数であり、仮に5人の敵を相手にしたとして、一人3発ずつ撃ち込めるという大変なパワーを持った拳銃です。(装弾数の多い拳銃が犯罪に多く使われたため、現在の米国では一般市民向けには10連発までの拳銃しか販売されていません。)なお、香港のアクション映画に装弾数の多い拳銃がやたら使われたのは、1カットでたくさん銃弾を撃つカットが撮れるからだったとか。そんなわけで、今回は、ベレッタ92Fを取り上げました。
以下は、ベレッタ92Fを持つ今村龍一氏モデルの写真です。

さて、「ガンマニア映画ファン」などという新ジャンルをおやじが勝手に作ってしまったのですが、ご存知のようにこの日本において一般人(警察官、自衛隊員、海上保安庁の職員等を除く)は、国体.オリンピックの参加選手を除き、拳銃の所持は許されておりません。となると、拳銃に興味を持っても、実物を直接持ったり、さわる機会は日本国内ではまずなく、目で見るのはTV、映画で、またさわれるのはエアーガン、モデルガン等ということになります。
それでもどうしても実弾(拳銃)が撃ちたけれぱ、グァム、サイパン、ハワイに行けぱお金の許す限り撃つことが出来ます。まあ、普通そのために年中海外に行っているわけにもいきませんから、ガンマニアが日項の銃に対する欲求不満を解消するのは、ガンアクション映画等を見るということになります。というわけで、日本のいわゆるガンマニアと分類される人々は、まず外観からこの○×という拳銃、ライフルが好き、というように外観、デザインから好きになるわけであります。
ここで、本物の銃のデザインというのは、実弾射撃を目的として所持する、いわば道具として使われるのが前提で、銃弾が正確に発射されることがまずあり、その次に携帯しやすい形状か、重量か(目的に応じて重すぎないか)、また何連発であるかなどの機能面を実現してその結果、外観、デザインがうまれます。そこが、銃弾のでない、外観を最重視したレプリカ(複製品)の模型の一種であるモデルガンと実物の差であると考えます。
モデルガンの好きな人は、この外観、デザインにこだわるところが、Macのファン(の一部の人??)パソコンの外観にこだわるところと共通するのではと、勝手に判断しております。(それにしても、DOS・V機のデザインというのはひどいね、ただの箱かそれ以下で、いっそのこと透明ケースにして中のパーツが見える方がまだよいのではないの!!!)
ここまで、書いて来たところで、拳銃をうぱうために、警察官を襲った中校生のことが報道されていました。想像力の貧困な人間の行ないにより、またガンマニアへの風あたりが強くなるのかなと思う今日この頃であります。まあ、このページではGunと映画についてつれずれなるままに、書いていきたいと思います。
拳銃には、それこそ星の数ほど種類がありますが、おやじの好きなナンバー1の拳銃はなんと言ってもドイツ製の「モーゼルミリタリー」で、むろん実物を撃ったこともさわったこともないので、19世紀末に設計された、この銃の外観のデザインに惚れ
ているわけです。(このページの写真のモデルは、友人の今村龍一氏で、持っているのはハドソン社製モーゼルミリタリーSRHハンマーカービン:9インチバレルタイプです。もう24年も前に購入した、化石のような代物。当然ながら、モデルガンで銃口が閉鎖されていてかっこ悪いので、サイレンサー(当然ダミー)を付けて写真を撮っています。)
このモーゼルミリタリーの実物は、おやじが4年前、イギリスに行った時、ロンドン市内にある陸軍博物館というところで、実物のかなり程度のいい(傷とかない)ものが、ガラスショーケースに飾ってあるのをじっくりながめ、この銃のデザインの美しさに、再度、感動したものでした。
この博物館では、入り口でカメラとか、荷物を取り上げ(預けさせられた)られたので、自分で写真が撮れなかったのが今でも悔やまれます。
なお、上の写真は、そのモーゼルミリタリーにフルオート/セミオート(フルオートとは、全自動すなわちマシンガンのように連続発射する、セミオートは通常の拳銃の動作、すなわち一回引き金を引く度に弾が出ること)の切り替え機能を付けた712タイプです。写真のものは、20連発の弾装が取り付けられています。
それで今回のタイトルにもした「マッキントッシュの男」とは、このモーゼルミリタリーが登場した印象的な映画のことでした。ポール・ニューマン、ドミニク・サンダ主演、ジョン・ヒューストン監督、ウォルター・ヒル脚本作品「マッキントッシュの男」(原題:ザ・マッキントッシュマン:1973年ワーナー・ブラザース映画)という作品で、モーリスジャールの音楽が印象的なイギリスを舞台にしたサスペンスアクションで、もう25年も前の作品です。モーゼルミリタリーは最後のほうに登場するだけなのですが、この映画全体の枯れた雰囲気がなんともいえず好きで劇場、ビデオも含め過去に何回もみています。
なお、この映画のタイトルの「マッキントッシュ」はパソコンのMacとはなんら関係ありません。映画に登場する人物の名前です。念のためおことわりしておきます。
というわけでまとまりませんが、今回はここまで。