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【たあ】〜【たいそ】

−−−−−−−たあ−−−−−−−
・だあとなる 呆(あき)れる。呆気(あっけ)に取られる。 ★「だあ」は、歌舞伎で殺される者が出す叫び声、または、呆れたりしたときに発する声。<国語慣用句辞典(集)>
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・太液の芙蓉
(たいえきのふよう) 太液の辺(ほとり)にある芙蓉ということで、美人の顔のこと。 出典:「白居易長恨歌」 「帰来池苑皆依旧、太液芙蓉未央柳、芙蓉如面柳如眉」 
参考:太液 中国の宮殿にあった池の名前。漢代は長安城外の未央宮(びおうきゆう)内に、唐代は城内の大明宮内にあった。明・清代には北京の西苑内にあった。
・大往生を遂ぐ
(だいおうじょうをとぐ) 立派に往生するという意味から、心に乱れのない安らかな死に方をすること。 類:●天寿を全うす末遂ぐ
・大恩は報ぜず(だいおんはほうぜず) 小さな恩義には負い目を感じて報いようとするが、大き過ぎる恩義には、却って気が付かず、見過ごしてしまうものだ。また、気付いても報いようとしないものだ。
−−−−−−−たい(か)−−−−−−−
・大概にする
(たいがいにする) 程々のところで止(や)めておく。好い加減のところで止める。適当なところで留めておいて深入りしない。 類:●大体にする●大方(おおかた)にする 例:「冗談も大概にしろ」
・大海の一粟(たいかいのいちぞく)[=一滴(いってき)] 広大な場所に非常に小さなものがあること。 類:●滄海の一粟
大海は芥を択ばず
(たいかいはあくたをえらばず)
・大海を手で塞く(たいかいをてでせく) 到底(とうてい)不可能なことをしようとすること。事の困難に引き換え、こちらがあまりにも無力なことの喩え。 類:●蛤で海をかえる
・体がない(たいがない) 1.しっかりしたところがない。意気地がない。だらしがない。2.益体(やくたい)もない。 類:●埒(らち)もないくだらない 3.相撲で、倒れてはいないが、既に堪(こら)える余裕のない状態。 類:●死に体(しにたい)
・大廈の材は一丘の木にあらず
(たいかのざいはいっきゅうのきにあらず) 大きな建物は、一つに丘だけの木を材料にした訳ではないということ。転じて、大事業は必ず大勢の力によるもので、一人だけの力ではできないということ。 出典:「
王褒−四子講徳論」 人物:王褒(おうほう) 字は子淵。瑯邪郡臨沂の人。513〜576。梁の武帝に仕えて、秘書郎・太子舎人を勤め、南昌県侯に封ぜられた。蕭子雲に草書・隷書を学んで、師とともに名を知られた。梁の元帝が即位すると、吏部尚書・右僕射に上った。承聖3年(554)、西魏が江陵を落とすと、長安に抑留された。官は少司空に上った。北周が建国されると、石泉県子に封ぜられた。明帝に近侍し、詩を賦し、談論に興じた。のち宜州刺史として出された。顧野王とともに二絶と称された。枕流亭
・大廈の顛れんとするは一木の支うるところにあらず
(たいかのたおれんとするはいちぼくのささうるところにあらず) 大きな建造物が倒れようとしているとき、一本の木ではどうすることも出来ない。転じて、大勢が傾きかけているときには、一人の力では支え切れないということ。 出典:「文中子−事君」
・対岸の火事
(たいがんのかじ)[=火災] 向こう岸の火事はこちらに飛び火する心配がないところから、自分には関係なく少しも痛痒を感じない物事。 類:●向こう河岸の火事●川向こうの火事●高みの見物
・大義親を滅す
(たいぎしんをめっす) 国家、君主の大義のためには、人として最も深いつながりの親・兄弟などの肉親さえも顧(かえり)みない。 類:●大義滅親 出典:「春秋左氏伝−陰公四年」
大疑は大悟の基
(たいぎはたいごのもと)
大器晩成
(たいきばんせい)
・大義名分
(たいぎめいぶん) 1.人として、または、臣民として守らなければならない根本的な道理。2.行いの基準となる道理。理由付けとなる明確な根拠。疚(やま)しくない口実。 例:「大義名分が立つ」
・大逆無道
(たいぎゃくむどう) 甚(はなは)だしく人の道に背(そむ)き、道理を無視した行為。主君や親を殺すことなど。 出典:「史記
・大魚を逸す
(たいぎょをいっす) 大事を仕損じる。大きな功名手柄や、大儲けなどを逃(の)がす。
・大言壮語
(たいげんそうご・だいげんそうご) 実力もないのに大きなことを言うこと。できそうもないことをできると言うこと。また、その言葉。 類:●大口を叩く●大風呂敷を広げる御大層をまける骨箱をたたく●頤(おとがい)をたたく●壮言大語
大賢は愚なるが如し
(たいけんはぐなるがごとし)
・大行は細謹を顧みず
(たいこうはさいきんをかえりみず)[=細瑾を〜・小謹を〜] 大事業をしようとする者は、些細な事柄や欠点を気に掛けないで、どしどし事を行う。 出典:「史記−項羽本紀」
・大巧は拙なるが如し
(たいこうはせつなるがごとし) 優れて巧みな人は、細工を弄しないから却って下手(へた)に見える。また、その芸を自慢しないから一見拙(つたな)い者のように見える。 類:●大賢は愚に似たり●大智は愚の如し●大弁は訥(とつ)なるが如し●大賢は愚なるが如し能ある鷹は爪を隠す
太公望(たいこうぼう)
・大黒の尻に味噌
(だいこくのしりにみそ) あり余っている上に、更に物を添えること。 類:●長者の脛(はぎ)に味噌を付ける 
・大黒柱
(だいこくばしら) 1.日本の民家の中央部に立っている最も太い柱。主に土間、表、内の三合にあたる柱で、建物の位置が定まった時、最初に立てられる。 類:●立初柱(たてそめばしら) 
★家格の象徴とされる。<大辞林(三)> 2.集団(一国や一家など)の中心となって支えている人物。
・太鼓のような判を捺す(たいこのようなはんをおす) 間違いなく大丈夫だと保証する。 類:●
太鼓判を捺す
・太鼓判を捺す
(たいこばんをおす) 「太鼓判は、太鼓のように大きな判子の意味。証明のために大きな判を捺すいうことで、絶対間違いがないと保証すること。
・太鼓も桴の当たりよう(たいこもばちのあたりよう) 太鼓の音の大小は叩き方次第であるところから、遣り方次第で相手の応じ方も違ってくること。
・太鼓持ち
(たいこもち) 1.遊客に従って、酒興を助けるのを職業とする男。 類:●太鼓衆●男芸者●幇間(ほうかん) 2.人に追従(ついしょう)してその歓心を買う者。諂(へつら)って、機嫌ばかりを取る者。 類:●太鼓叩き 3.太鼓を持つこと。また、その人。 類:●御幣持ち 
★(「たいこ」は語の相槌・応答の意、「持ち」は仲を取り持つことの意とするほか、諸説がある)<国語大辞典(小)>
・太鼓を打つ
(たいこをうつ) 1.他人に調子を合わせる。相手の取り持ちをして機嫌りを取る。迎合する。2.座を取り持つ。 類:●
太鼓を叩く●太鼓を持つ 3.馬が発情して陰茎で自分の腹を打つ。
・太鼓を叩く
(たいこをたたく)[=持つ] 甘言やお世辞を言って、相手の気に入るようにする。相槌(あいづち)を打つ。 類:●上手を遣う
太鼓を打つ
・大根役者
(だいこんやくしゃ) 白い大根に素人のシロを掛けた洒落(しゃれ)。演技が拙(まず)い俳優を嘲(あざけ)って言った言葉。単に「大根」とも言う。 
★なお、語源としては、下手な役者を馬の脚ということから、それに大根を結び付けたものであるとか、大根はいくら食べても、また、どんな食べ方をしてもあたらないから、あたらない役者の洒落であるとの説もある。<国語慣用句辞典(集)>
−−−−−−−たい(さ)−−−−−−−
・台座が来る(だいざがくる) 後になってから苦情が持ち込まれる。他人がした、好ましくない物事の処理が身に降り掛かってくる。後始末をさせられる。とばっちりが来る。 類:●尻が来る尻を拭う●尻拭いをする
・台座後光に離れる(だいざごこうにはなれる) 仏像の台座と後光とを失うという意味で、僧侶が堕落して寺院から追い出されること。
・台座後光を仕舞う
(だいざごこうをしまう)[=失(うしな)う] 仏像から台座と後光を取ってしまうと、まるで威厳がなくなるところから、面目が丸潰れになること。全く失敗すること。命を失うこと。
・台座の別れ 
胴体を台座に喩えて、斬られて、首と胴とが別々になること。首を切られて死ぬこと。 類:●
台座後光を仕舞う笠の台の生き別れ
・台座を据える
(だいざをすえる) 尻を据えるという意味で、心を決めてどっしりと落ち着いている様子。
・台座を放す(だいざをはなす) 胴体を台座に喩えて、首を斬ること。
・泰山の
は石を穿つ(たいざんのあまだれはいしをうがつ・りゅうは) 泰山から滴(したた)り出る水の雫(すずく)が一滴一滴と落ちるうち、ついに石に穴を空けるということ。小さな力でも根気よく続ければ成功するということの喩え。 類:●雨垂石を穿つ
・泰山の安きに置く(たいざんのやすきにおく) 泰山のように、揺るぎないものにする。物事をどっしりと安定させる。
・泰山は土壌を譲らず
(たいざんはどじょうをゆずらず) 大事業を成す者は、度量が広く、どんな小さな意見をも良く取り入れるということ。
李斯(りし)の言葉。 類:●河海は細流を択ばず 出典:「十八史略−秦・始皇」 参照:中国、古代の諺。「管子−形嗾」「戦国策−秦策」「韓非子−大体」など 泰山が大きな山となったのは、どんな小さな土くれをも拒まずに包容したからである。 人物:李斯(りし) 秦の政治家。?〜前208年。郡の小吏から出、呂不韋の舎人となり、始皇帝の天下統一後丞相になった。荀子に学び、韓非の法治主義(法家)を実践し、焚書坑儒、文字の統一、郡県制など一連の専制国家政策を強行したが、二世皇帝胡亥のとき、趙高に欺(あざむ)かれて刑死した。
・泰山北斗(たいざんほくと) 山の泰山と北斗星。転じて、ある一つの道で最も高く仰(あお)ぎ尊ばれる人。 類:●泰斗 出典:「唐書
大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
・泰山梁木
(たいざんりょうぼく) 山の泰山、家の梁木のように、たよりになるたのもしい人。また、たよりになる尊いもの。 出典:「礼記−檀弓上」 孔子が自分の死期を予知して詠ったという言葉に基づく。
・泰山を挟んで北海を超ゆ
(たいざんをわきばさんでほっかいをこゆ) 泰山を小脇に抱えて北海(渤海湾=ぼっかいわん)を飛び越えるということ。人間の力では到底不可能なことの喩え。 出典:「孟子−梁恵王上」 「挟太山以超北海、語人曰、我不納、是誠不能也」
・大事に懸ける
(だいじにかける) 大切にする。丁寧に扱う。
・大事の中に小事なし
(だいじのなかにしょうじなし) 大事を行う場合には、小事を顧(かえり)みる余裕はない。大事のときは、小事になど構っていられない。
大事の前の小事
(だいじのまえのしょうじ)
・大事は小事より起こる(だいじはしょうじよりおこる) 大事を行う前は、どんな小事にも油断をしてはいけない。 類:●大事の前の小事
・大乗的見地(だいじょうてきけんち) 小さな事に心を囚(とら)われることなく、全体の成り行きを考えて事を決しようとする観点。自己の立場や私情を捨てて、物事を大きく捉(とら)えること。 類:●大局的見地
・大事を取る(だいじをとる) 軽々しく行動せず、用心して事にあたる。慎重に行動する。自重する。
・大人君子
(たいじんくんし) 徳の高い立派な人。盛徳の人。
・大人は大耳(たいじんはおおみみ) 心にゆとりのある人は、細かなところを一々聞き咎(とが)めない。 類:●大名は大耳
・大人は虎変する
(たいじんはこへんする) 徳が高い人は、虎が見事に変身するように、速やかに過ちを改める。 
類:●君子は豹変する 反:●小人は革面す ★虎も豹も、季節が変わるときに毛が抜け変わり鮮やかに変身する。その変わりっぷりが一番見事なのが、虎、その次が豹だと言われる。 出典:易経−革卦」
・大人は赤子の心を失わず
(たいじんはせきしのこころをうしなわず) 1.高徳の人は、幼いころの純粋な心をいつまでも失わず、それを広めて大きな徳を備えるようになった。2.君主たる者は、幼児を慈(いつく)しむように民心を大切にするので、いつも民の支持を失わない。 出典:「孟子−離婁下」
・泰然自若
(たいぜんじじゃく) 「泰然」も「自若」も落ち着いているという意味。同意の語を重ねて意味を強めたもの。落ち着いて物事に動じない様子。
・大層もない
(たいそうもない) とんでもない。途轍もない。愚にも付かない。 用例:滑・七偏人−三「大造(タイソウ)もねへ事を言やアがるから」
・大層らしい
(たいそうらしい) いかにも大袈裟である。 用例:洒・
福神粋語録−自序「何もこんなに大造(タイソウ)らしくいふ事もねへ」 類:●仰山である ★(「らしい」は接尾語)<国語大辞典(小)> 用例の出典:福神粋語録(ふくじんすいごろく) 洒落本。細川万象亭(森島中良)作。天明6年(1786)。・・・詳細調査中。
・大それた(だいそれた) 標準やあるべき状態から大きく外(はず)れたという意味で、とんでもない。不届きな。まったく非常識な。 類:●度外(どはず)れた●おおそれた 用例:俳・毛吹草−五「だいそれた匂ひは梅のつぎほ哉」

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