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【へい】〜【へん】
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・弊衣破帽(へいいはぼう) 破れた衣服と破れた帽子。ぼろぼろの衣服と破れて汚い帽子。特に、旧制高等学校生徒が好んで行った蛮カラな風俗。 参考:蛮カラ 「ばん」は野蛮の蛮、「カラ」はハイカラのカラ。言動や風体(ふうてい)が粗野なこと。また、わざとそのように振る舞うこと。洋風の「ハイカラ」に対する造語。
・弊衣蓬髪(へいいほうはつ) 破れた着物を着て、蓬(よもぎ)のように乱れた髪をしているという意味で、すっかり零落(おちぶ)れて、ぼろぼろな着物を着、髪を振り乱しているような見窄(みすぼ)らしい姿のこと。
・閉月羞花(へいげつしゅうか) 月や花でも恥ずかしくて隠れてしまいたくなるような美人の形容。 類:●沈魚落雁
・平気の平左衛門(へいきのへいざえもん)[=平左(へいざ)] 「へい」を重ねた語呂を合わせ。人名に準(なぞら)えたもの。まったく動じないこと。ものともしないこと。 類:●平気孫左衛門
・平行線を辿る(へいこうせんをたどる) 互いに交わることのない二本の線の上を別々に進むという意味から、お互いに自分の意見を頑(かたく)なに主張して譲らないため、どこまでも意見が一致しなかったり、話し合いが成立しなかったりすること。
・閉戸先生(へいこせんせい) 勉強のために家にばかり閉じ篭もっていて、外に出て他人と付き合おうとしない者のこと。 故事:中国の楚(そ)の国の孫敬(そんけい)は、常に戸を閉ざして読書に熱中し、眠るときには縄で首を縛り、梁(はり)にその縄を結び付けていたため、町に人に「閉戸先生」と呼ばれるようになった。
・平生を失う(へいぜいをうしなう) 日常のようでなくなるという意味で、心が動揺して、普段の落ち着いた状態でなくなること。
・平地に波瀾を起こす(へいちにはらんをおこす)[=波(なみ)を〜・風波(ふうは)を〜] 穏やかで何事も治(おさ)まっているところへ、わざわざ揉め事を起こす。 類:●波紋を投ずる●日向で埃を立てる●寝た子を起こす●波風を立てる
・平ちゃら(へいちゃら) 平気の「平」に、冗談、出鱈目などの意味の「ちゃら」を付けた言葉。 1.少しも気に掛けたり恐れたりしない様子。何とも思わないさま。類:●へっちゃら 例:「この程度の怪我なんか平ちゃらだ」 2.訳もなくできる様子。容易(たやす)い様子。 類:●ちょちょいのちょい
・兵に常勢無し(へいにじょうせいなし) 戦(いくさ)をする場合、敵情に応じた臨機応変の処置をとるべきであり、初めから定まった一定の態勢がある訳ではない。 出典:「孫子−虚実」
・兵は神速を尊ぶ(へいはしんそくをたっとぶ) 戦争には迅速な作戦が大切である。 類:●兵は拙速(せっそく)を尊ぶ●兵は拙速を聞く 出典:「三国志(魏志−郭嘉伝)」
・平平坦坦(へいへいたんたん) 「平坦」を強めた言葉。
・平平凡凡(へいへいぼんぼん) 「平凡」を強めた言葉。 例:「平々凡々な生活」
・弊履を棄つるが如し(へいりをすつるがごとし) 破れた履き物を棄てるように、惜し気もなく捨てる。 類:●弊蹤(へいしょう)を棄つるが如し
・兵を挙げる(へいをあげる) 兵を集めて軍事行動を開始する。 類:●挙兵する
・兵を催す(へいをもよおす) 戦いのために兵を集める。
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・辟易(へきえき) 「辟」は避けること、「易」は変えること。 1.相手の迫力に圧倒され、恐れ戦(おのの)いて逃げること。 故事:「史記−項羽本紀」 「項王瞋目而叱之、赤泉侯人馬倶驚、辟易数里」 落ち延びる項羽の兵は僅か28騎、対する赤泉侯・楊喜(ようき)の兵は5千。項羽が追ってきた楊喜を睨み付け一喝すると、人馬ともに怖気付き、数里も逃げてしまったという。 2.勢いに押されて尻込みすること。 例:「彼女の口数に辟易して何も言い出せなかった」 3.うんざりすること。対応に困り、嫌になること。 例:「梅雨の湿気に辟易する」
・碧眼紅毛(へきがんこうもう) 青い目と紅い髪の毛という意味で、欧米人のこと。
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・臍が茶を沸かす(へそがちゃをわかす)
・臍が曲がっている(へそがまがっている) 性質が素直でない。性格が捻(ひね)くれている。 類:●臍曲がり
・臍が縁れる(へそがよれる) 臍が捻(ね)じれるという意味で、我慢できないほど、可笑しくて堪らない。 類:●臍がくねる●臍が宿替えする
・臍曲がり(へそまがり) 性質が素直でないこと。性格が捻(ひね)くれていること。 類:●天邪鬼●旋毛曲がり●鼻曲がり
・べそを掻く(べそをかく)[=作る] 子供などが泣きそうになる。泣き顔をする。 参考:べそ 子どもなどが口を歪(ゆが)めて泣き顔をすること。また、その顔。
・臍を曲げる(へそをまげる) 機嫌を損(そこ)ねて意固地になる。また、機嫌が悪くてわざと意地悪をする。 類:●拗(す)ねる
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・下手すると(へたすると) 対処の仕方が適切でないと〜になる、という意味で、事によると。ひょっとすると。類:●下手をすると
・隔てなし(へだてなし) 双方の間に遮(さえぎ)るものがないという意味から、互いに打ち解けて心を許しあう状態である。
・下手な鉄砲も数撃てば当たる(へたなてっぽうもかずうてばあたる)[=打ちゃ〜] 数多い中にはまぐれ当たりすることもある。
・下手の考え休むに似たり(へたのかんがえやすむににたり)
・下手の長談義(へたのながだんぎ) 話の下手な人が長々と話をすること。口下手な人に限って、長話をする傾向があること。また、そのために聞く方が迷惑すること。
・下手の横好き(へたのよこずき)
・下手は上手の元(へたはじょうずのもと) 初めから上手な者はない。下手からやがて上手になるものだ。
−−−−−−−へつ−−−−−−−
・へったくれ 取るに足りないこと、つまらないことを、罵(ののし)って言う言葉。「〜もへったくれもない」の形で使われることが多い。 類:●ひょうたくれ 用例:浄・小野道風青柳硯−四「イヤ置け置け。断りもへったくれも入らぬ」 例:「道徳もへったくれもない」 用例の出典:小野道風青柳硯(おののとうふうあおやぎすずり) 浄瑠璃。3巻。近松半二・竹田出雲ら。宝暦4年(1754)。2段目には、小野道風が柳に跳び付く蛙を見て発奮する(帝位に危機が迫っているのを予感する?)場面もある。
・別嬪・別品(べっぴん) 1.別の品物。特別良いもの。取り分け良くできた人。 類:●別品(べつしな)●器量人 2.非常に美しい女性。 類:●器量好し
・鼈人を食わんとして却って人に食わる(べつひとをくわんとしてかえってひとにくわる) スッポンが人を食おうとして逆に取って食われると言うことで、愚かな者が、他人を害しようとして、却って我が身を滅ぼすことのたとえ。 類:●人捕る亀は人に捕らえられる
−−−−−−−へて−−−−−−−
・屁でもない(へでもない) まったく問題にならない。まったく相手にならない。 類:●取るに足りない
・ペテンに掛ける 巧みに人を騙(だま)すこと。 類:●詐欺をする
−−−−−−−へと−−−−−−−
・反吐が出る(へどがでる) 1.食べたものを吐く。2.胃袋の中のものを吐きそうになるほど、気分が悪くなる。また、不愉快になる。 類:●虫唾が走る
・屁とも思わぬ(へともおもわぬ) 物の数とも思わない。少しも驚かない。
−−−−−−−へな−−−−−−−
・埴猪口(へなちょこ) 1.酒を入れるとじゅうじゅう泡立つ楽焼きの粗末な杯。外側に鬼面、内側にお多福面が描かれていた。 出典:野崎左文「昔の銀座と新橋芸者」 ★明治14,5年(1881-82)頃、野崎左文達数名が神田明神境内の料亭「開花楼」で酒宴を開いた時使用した杯に由来します。<ざつがく・ザツガク・雑学> 2.未熟な者。取るに足りない者。また、そのような人を嘲(あざけ)っていう。 類:●へっぽこ
−−−−−−−へに−−−−−−−
・紅を注す(べにをさす) 赤い色を付けるという意味から、頬紅を付けたり、口紅を付けたりすること。また、緊張や恥じらいの気持ちなどのために、頬が赤くなること。
−−−−−−−への−−−−−−−
・屁の河童(へのかっぱ) なんとも思わないこと。造作もないこと。 例:「そんなことは屁の河童だ」 ★「木っ端の火」が訛(なま)って「河童の屁」となり、「屁の河童」となった言葉。<国語慣用句辞典(集)> ★「木端(こつぱ)の火」の転とも、河童は屁を水中でするので勢いがないからともいう<大辞林(三)>
−−−−−−−へひ−−−−−−−
・蛇に見込まれた蛙(へびにみこまれたかえる)[=睨(にら)まれた〜] 恐ろしさに身が竦(すく)んで動けない様子。また、大敵に狙われて、抵抗できないこと。
・蛇の生殺し(へびのなまごろし) 1.半死半生にして、殺しもせず生かしもしないこと。2.転じて、物事に決着を着けず、中途半端な状態のままにしておくこと。
−−−−−−−へへ−−−−−−−
・へべれけ 酒を飲んで酩酊した様子。 類:●べろんべろん ★語源は、なんとギリシア語で、しかもかの《ギリシア神話》が元になっていると言う説が現在の所、有力だとされている。《Hebeerryke:ヘーベーエリュエケ・ヘーベーリュエケ》と発音し、意味は『ヘーベーのお酌』。「ヘーベー」と言うのは、ゼウス神とヘーラー神との間に生まれた青春を司る女神の名前。<雑学庫[知泉]>より抜粋
−−−−−−−へら−−−−−−−
・減らず口(へらずぐち) 負け惜しみを言うこと。憎まれ口を叩くこと。遠慮なく口から出任せを言うこと。また、その言葉。 例:「減らず口を叩く」
・平等平等(へらへいとう) すべて一様であること。 類:●一緒くた●へらへいと 用例:洒・通人三国師「夫雅人(いきじん)通人と近来へら平等(ヘイトウ)にいへども」 ★(「平等(へいとう)」を「へら」とよみ、「平等」と重ねてできた語か)<国語大辞典(小)> 用例の出典:通人三国師(つうじんさんごくし) 洒落本・黄表紙本。・・・調査中。 参考:通俗三国志
・便乱坊(べらぼう)[=箆棒] 1.戯(たわ)け。馬鹿。阿呆。愚か者め。人を嘲(あざけ)り罵(ののし)っていう言葉。 ★これに接尾語「め」が付いて「べらぼうめ」となり、さらに音が変化して、江戸言葉の「べらんめえ」となる。<国語大辞典(小)> 2.筋が通らないこと。馬鹿げていること。馬鹿馬鹿しい。 類:●出鱈目 用例:雑俳・柳多留‐一一「べらぼうな夫を持って御仕合」 3.あまりに甚だしい。特に、並外れて酷(ひど)い。 類:●法外●無闇矢鱈 用例:滑・浮世床−初「夕はべらぼうに酔たぜ」 類:「べらぼうに暑い」 ★(「便乱坊」の名からとも、飯粒を潰す「篦棒(=穀潰し)」からともいう)<国語大辞典(小)> ★「篦棒」は当て字<大辞林(三)> 参考:便乱坊(べらんぼう) 寛文末年(1672)から延宝初年(1673)にかけて、見世物で評判を取った奇人。容貌極めて醜く、全身真っ黒で、頭は鋭く尖(とが)り、眼は赤くて円く、顎(あご)は猿のようで、愚鈍な仕種(しぐさ)を見せて観客の笑いを誘ったという。「可坊(べくぼう)」とも呼ばれた。
・箆を使う(へらをつかう)[=掻(か)く] どちらへも都合が良いように、曖昧(あいまい)な口調を使う。その場逃れの間に合わせを言って誤魔化す。
・べらんめえ 戯(たわ)け。馬鹿。愚か者め。人を嘲(あざけ)り罵(ののし)っていう言葉。 類:●便乱坊
・べらんめえ口調(べらんめえくちょう) 江戸の下町で、職人などの間で用いられた巻き舌で荒っぽく威勢の良い口調。
−−−−−−−へり−−−−−−−
・屁理屈(へりくつ) 無理にこじつけた理屈や道理に合わない理屈のこと。また、くだらない議論。 例:「屁理屈を並べる」
−−−−−−−へを−−−−−−−
・屁をひって尻窄め(へをひってしりすぼめ) 過ちをしでかして、慌てて誤魔化そうとすること。
−−−−−−−へん−−−−−−−
・卞和の璧(べんかのへき・たま) 昔、中国にあったという名玉。 類:●和氏(かし)の璧●連城の璧 故事:「韓非子−卞和篇」 中国、戦国時代の楚の人・卞和(べんか)が粗玉(あらたま)を楚の山中で拾い、王(れいおう)に献じたが只の石だと決め付けられ、左足を切る罰を受けた。次の武王には右足を切られた。次の文王が位に就いたとき、今度は命を奪われるだろうと三日三晩泣き暮らした。文王が磨かせてみると、正(まさ)しく立派な璧(たま)であった。
・変が変わる(へんがかわる) 正常でない状態になるという意味から、病状が急に悪化する、臨終の時期が迫っているということ。 類:●変が来る
・弁が立つ(べんがたつ) 演説や話し方が巧(うま)い。 類:●雄弁
・勉強する(べんきょうする) 1.将来のために学問や技術などを学ぶ。学校の各教科や、珠算・習字などの実用的な知識・技術を習い覚える。また、社会生活や仕事などで修行や経験を積むこと。 類:●学習 2.商品を安く売る。商品を値引きする。 例:「せいぜい勉強させて貰います」 3.努力をして困難に立ち向かうこと。熱心に物事を行なうこと。また、気が進まないことを仕方なくすること。
・弁慶ぎなた式(べんけいぎなたしき) 「弁慶は、なぎなたを持って」を、「弁慶はな、ぎなたを持って」と誤読するような、句切りを間違えた読み方。
・弁慶の立ち往生(べんけいのたちおうじょう)
・弁慶の泣き所(べんけいのなきどころ)
・片言隻語(へんげんせきご) 「片言」も「隻語」も、僅(わず)かな言葉という意味。ちょっとした短い言葉。 類:●片言隻句(せっく)●一言半句
・弁舌さわやか(べんぜつさわやか) 話し方が清々(すがすが)しく快いという意味で、淀みなくすらすらと述べ、その語り口が実に清々しい様子。
・鞭撻(べんたつ) 1.鞭で打って懲(こ)らしめること。2.努力を怠(おこた)るなと強く励ますこと。激励すること。 例:「御指導御鞭撻の程、お願い致します」
・変梃(へんてこ) 変な。奇妙な。馬鹿げている。また、そのような物や人。 類:●へんちきりん●へんちくりん●へんみょうらい●変梃りん 例:「変梃な服装」「変梃なことをいう」
・変哲もない(へんてつもない) 変哲は、普通と違っていること。これといって変わったところがない。平凡である。 例:「何の変哲もないただの紙切れ」
・辺幅を飾る(へんぷくをかざる)[=修飾(しゅうしょく)する] 上辺を飾る。見栄を張る。
・片鱗を示す(へんりんをしめす) 学識や才能などの一部分をちらりと覗(のぞ)かせる。
・弁を振るう(べんをふるう) 大いに話すという意味で、勢いよく、淀みなくすらすらと述べること。
・弁を弄する(べんをろうする) 喋(しゃべり)り立てる。勝手なことを言う。また、屁理屈を言って言い逃れようとする。 類:●捲し立てる
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