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【ゆい】〜【ゆき】
−−−−−−−ゆい−−−−−−−
・唯我独尊(ゆがどくそん) 1.仏教用語。個々の人間は、自分がこの世で唯(ただ)一人の尊い存在であることを自覚すべきである、ということ。 類:●天上天下唯我独尊 故事:釈迦は生まれたときに七歩歩いて天地を指さし「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と唱えたという。 出典:「伝燈録」・「大唐西域記」 2.誤解から、この世界に我よりも尊いものはないということ。3.自分だけが偉いと自惚(うぬぼ)れること。 類:●独(ひと)り善(よ)がり
・由緒正しい(ゆいしょただしい) 1.物事が現在に至るまでの所以(ゆえん)がしっかりしている。来歴がはっきりしている。2.長い歴史を経て築き上げられた格式が高い。
・唯心の浄土(ゆいしんのじょうど) 仏教用語。一切(いっさい)の諸法はただ心の現れであると見るところから、西方浄土も自己の心の現れであり、また、心の中にあるとする考え。 類:●唯心浄土●唯心の弥陀
・唯心の弥陀(ゆいしんのみだ) 仏教用語。一切の諸法はただ心の現れであると見るところから、阿弥陀如来も自己の心の現れであり、また、心の中にあるとする考え。 類:●己心(こしん)の弥陀
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・勇往邁進(ゆうおうまいしん) 目的や目標を目指して勇ましく、脇目(わきめ)も振らず前進すること。恐れることなく、まっしぐらに突き進むこと。
・夕片設く(ゆうかたまく) 夕方になる。日暮れに近付く。
・有閑夫人(ゆうかんふじん) 日常の生活に余裕があり、娯楽や社交を日常の事として過ごす夫人。 類:●有閑マダム
・有閑マダム(ゆうかんまだむ) 時間的にも経済的にも余裕があり、趣味や娯楽などで気侭に暮らす婦人。 類:●有閑夫人
・熊虎(ゆうこ) 1.熊と虎。2.武勇の士のこと。また、勇猛な者の喩え。
・有史以来(ゆうしいらい) 記録や文献が残されるようになって以来ということで、人類が文明を持つようになってからこのかた。 例:「有史以来初の大戦争」
・有終の美(ゆうしゅうのび) 最後まで遣り通して、立派な成果を上げること。終わり方を立派にすること。 類:●有終完美 例:「有終の美を飾る」
・優柔不断(ゆうじゅうふだん) ぐずぐずして物事の決断が鈍(にぶ)く、煮え切らないこと。 類:●優遊不断●優柔寡断
・遊手徒食(ゆうしゅとしょく) これといって何をする訳でもなく、遊び暮らすこと。 類:●無為徒食
・勇将の下に弱卒なし(ゆうしょうのもとにじゃくそつなし) 強く勇ましい大将の元では、兵卒はそれに感化されて強くなり、弱い者はいない。 類:●強将の下に弱卒なし
・優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい) 力が勝(まさ)っている者が勝ち、劣っているものが負けること。特に、生存競争で強者や適者が栄え、そうでない者が滅びるということ。 類:●弱肉強食
・宥恕減刑(ゆうじょげんけい) 寛大な心で許し量刑を減ずるという意味で、情状を酌量(しゃくりょう)して刑を軽くすること。
・有心故造(ゆうしんこぞう) 心に企(たくら)みがあって、故意に作り出すこと。態(わざ)とすること。 類:●捏造(ねつぞう)
・雄心勃々(ゆうしんぼつぼつ) 雄々しい心が盛んに起こってくる状態。心が盛んに気負い立つ様子。 例:「雄心勃勃として起こる」
・有声の画(ゆうせいのが) 心ある絵画という意味で、詩のこと。 ★絵画を「無声の詩」というのに対する言葉。<国語慣用句辞典(集)>
・勇退高踏(ゆうたいこうとう) 官職から勇退し、俗事を離れて悠々とした生活を送ること。また、その様子。 類:●悠悠自適
・夕立は馬の背を分ける(ゆうだちはうまのせをわける) 夕立ちの雨は、馬の背の片側は濡らしても、もう片側は濡らさないという意味で、夕立ちが降る区域はごく狭いということの喩え。
・有知無知三十里(ゆうちむちさんじゅうり) 知恵がある者とない者との差が甚(はなは)だしく隔たっているということを喩えた言葉。 故事:「世説新語−捷悟」 中国、後漢末に、魏の曹操が楊修とともに曹娥の碑の傍(そば)を通ったとき、碑の背に記された「黄絹幼婦外孫韲臼」の八字の意味を、楊修はすぐに悟ったが、曹操は30里行った後にやっと解き、「自分の才は卿に30里及ばない」と言った。
・夕虹百日の旱(ゆうにじひゃくにちのひでり) 夕方に虹が立つのは晴天が続く前兆である。
・熊羆(ゆうひ) 1.熊と羆(ひぐま)。2.転じて、勇気ある者の喩え。 類:●熊虎
・夕日の降ち(ゆうひのくだち) 「降ち」は、傾くこと。夕方に日が傾くこと。また、その時分。
・右文左武(ゆうぶんさぶ) 文を右にし武を左にするということで、文を尊び武を重んじること。文武両道を兼備すること。 類:●文武両道●左文右武
・夕べを残す(ゆうべをのこす) 夜に入ってなお、夕方の様子や気分を残し留めている。
・幽明境を異にする(ゆうめいさかいをことにす)[=境(きょう)を分かつ] 死別して冥土と現世とに分かれる。死に別れる。 類:●幽明処を隔つ
・幽明処を隔つ(ゆうめいところをへだつ)[=相(あい)隔つ] → 幽明境を異にする
・有名無実(ゆうめいむじつ) 名だけがあって、その実質がないこと。名前が意味するほど実際には価値がないこと。 類:●名あって実なし 例:「有名無実の規則」
・遊冶郎(ゆうやろう) 酒色に溺れ道楽に耽(ふけ)る男。 類:●放蕩者●遊び人●道楽者
・悠悠緩緩(ゆうゆうかんかん)[=優優閑閑] 気長に構えている様子。ゆとりがある状態。 用例:中華若木詩抄−上「高楼に目を放てゆうゆう緩々とあるが」
・悠悠自適(ゆうゆうじてき) 俗世間の煩(わずら)わしさを超越して、心の赴(おもむ)くままにゆったりと日を過ごすこと。 類:●晴耕雨読 例:「悠悠自適の生活」
・雄を争う(ゆうをあらそう) 力の強弱や逞しさを、または、支配者としての権力などを争うという意味で、互いに優勢を競うこと。 類:●覇(は)を争う
・勇を鼓す(ゆうをこす) 勇気を奮い立たせる。
−−−−−−−ゆえ−−−−−−−
・故あって(ゆえあって) 訳があって、という意味で、「故あって身を引く」のように、格別の理由や原因があるという場合に使う。
・故ありげ(ゆえありげ) 訳がありそうな様子。 類:●由(よし)ありげ
−−−−−−−ゆお−−−−−−−
・ゆおびか 1.豊かに広々としていること。ゆったりとして穏やかな様子。 用例:源氏−若紫「こと所に似ずゆほひかなる所に侍る」 2.深遠で奥深いこと。奥床(おくゆか)しく上品である。 用例:浮・近代艶隠者−一「世に窈窕(ユヲビカニ)粧ひて」 3.心が広くて大きい。寛容である。 用例:志濃夫廼舎歌集−君来草「ゆほびかなる御心ばせのかたじけなさ」 用例の出典@:近代艶隠者(きんだいやさいんじゃ) 浮世草紙。井原西鶴。貞享3年(1686)。5冊。・・・調査中。 用例の出典A:志濃夫廼舎歌集(しのぶのやかしゅう) 江戸末期の私家集。5巻。補遺1巻。橘曙覧(あけみ)の草稿を嗣子の井手今滋(いましげ)が編纂したもの。明治11年(1878)刊。自筆稿本を基として、859首の歌を年代順に配列する。
−−−−−−−ゆか−−−−−−−
・床しくする(ゆかしくする) 人や物に対して心惹(ひ)かれ、会いたい、見たい、知りたい、聞きたい、あるいは、懐(なつ)かしく思う、というような気持ちがある。
−−−−−−−ゆき−−−−−−−
・行き合い兄弟(ゆきあいきょうだい) 異父同母の兄弟姉妹。また、親の結婚によって兄弟姉妹となった連れ子同士。
・行き合いの空(ゆきあいのそら) 1.ある季節が去り、次の季節に移り変わろうとする頃の空。2.牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)の二星が相会う空。七夕(たなばた)の夜の空のこと。
・行き合いの夫婦(ゆきあいのめおと・みょうと) 親の結婚によって兄妹・姉弟となった連れ子同士の夫婦。 用例:合巻・日高川清姫物語「先妻の子に鶴彦といふもの〈略〉後添ひの妻、なぎさと云ふ者の連れ子に、雛鳥といふ娘ありけり。行末はゆきあひの女夫(メウト)になさばやと」 用例の出典:日高川清姫物語(ひだかがわきよひめものがたり) 合巻本。安珍清姫の伝説に基づく浄瑠璃・歌舞伎をいう。道成寺物。・・・詳細調査中。 参考:道成寺物(どうせいじもの) 道成寺の安珍清姫伝説を素材とした、謡曲・戯曲・俗曲の総称。謡曲の「道成寺」、浄瑠璃の「道成寺現在蛇鱗」、歌舞伎の「京鹿子娘道成寺」、長唄の「紀州道成寺」など。
・行き当たりばったり(いきあたりばったり) 1.将来のことを深く考えもせずに、成り行きに任せてしまうこと。2.辻などで、偶然に出会うこと。
・行き掛けの駄賃(ゆきがけのだちん) 昔、馬子が問屋などへ荷を付けに行くついでに、余所の荷物を運び、手間賃を得たところから、事のついでに他の事をして利益を得ること。また、ある事のついでに他の事をすること。
・雪化粧(ゆきげしょう) 雪が降った後、辺り一面が真っ白になり化粧したようになること。
・行き摺りの宿世(ゆきずりのすくせ) 道を行くとき擦れ違うのも前世からの因縁であるということ。 類:●袖振り合うも多生の縁
・行き大名の帰り乞食(ゆきだいみょうのかえりこじき) 旅行などで、往路は大名のように豪勢に金を使うが、帰路には旅費が乏しくなって、乞食のように惨(みじ)めな思いをすること。
・行き倒れ(ゆきおだおれ) 病気、寒さ、飢えなどで、道端に倒れること、または、倒れて死ぬこと。また、その人。
・裄丈合う(ゆきたけあう) 着物の裄と丈とが体に一致するという意味から、物事に過不足がなく、巧く整っている様子。 類:●裄丈揃う 参考:裄(ゆき) 背中の中心の縫い目から袖口までの長さ。 丈(たけ) 肩山から裾までの長さ。
・雪達磨式(ゆきだるましき) 雪達磨を作るとき、雪を転がして大きくしてゆくように、どんどん増えて膨(ふく)らんでいくこと。 例:「借金が雪達磨式にふえる」
・行きつ戻りつ(ゆきつもどりつ) 行ったり来たり、という意味で、心配事で思い迷ったり、決断できないで落ち着かないでいる様子。
・雪融け(ゆきどけ) 1.積もった雪が春になって解け、水になること。また、その時。春。2.国際間の対立緊張の緩和。また、対立する二者の緊張や反感が緩(ゆる)み、打ち解けてくること。 出典:ソ連の作家エレンブルグの小説の題名
・雪と墨(ゆきとすみ)
・行き届く(ゆきとどく) 1.ある所、または、ある程度に至り付く。 類:●到達する●及ぶ●行(い)き届く 用例:浮・元禄太平記−五「女郎の総数は、京・大坂を一つにからげても、中々ゆきとどく事ではない」 2.遍(あまね)く行き渡る。万事に抜け目なくする。隅々まで気が付く。用意周到である。 類:●行(い)き届く 例:「行き届いた心遣い」 用例:虎寛本狂言・素襖落「何から何までも行届いた、あの様な御方が」 用例の出典:素襖落(すおうおとし) 狂言。各流。主の伯父のもとに伊勢参宮の誘いに遣わされた太郎冠者は、振舞い酒に酔って戻る途中、伯父から貰った素襖(直垂に似た衣服)を落とし、様子を見に来た主人に拾われる。
・雪に白鷺(ゆきにしらさぎ)
・雪の明日は孫子の洗濯(ゆきのあしたはまごこのせんたく)[=裸虫(はだかむし)の洗濯] 雪の翌日は洗濯に適しているということ。雪の翌日は、晴天になって暖かい日が多いことから言われる言葉。
・雪の上に霜(ゆきのうえにしも) 雪が積もっている上に霜が降りても意味がないことから、無駄な努力のこと。 類:●徒労 用例:人情裏長屋−雪の上の霜「正義感の強いのもいいが、雪の上に霜を加えるような努力は徒労でしょう」 用例の出典:雪の上の霜(ゆきのうえのしも) 小説。山本周五郎。昭和27年(1952)。浪人の伊兵衛は街道で荷物運びをしていたが、人足から縄張りを荒らすと難癖を付けられているところをある道場主に惚れ込まれて助教を頼まれる。短編集「人情裏長屋」に納められる。『雨あがる』の続編。
・雪は五殻の精(ゆきはごこくのせい) = 雪は豊年の瑞
・雪恥ずかし(ゆきはずかし) 雪が恥ずかしく思うほどであるという意味から、極めて白い物のことを表現するのに使う。色白の美人を誉めるときなどに言う。
・雪は豊年の瑞(ゆきはほうねんのしるし)[=例(ためし)・貢(みつ)ぎ・貢ぎ物] 雪が多く降るのは豊年の前兆であるということ。
・雪仏の水遊び(ゆきぼとけのみずあそび)[=日向(ひなた)遊び] 雪は水に解(と)けて崩れていくところから、身に危険が迫るのを知らないで、我が身を破滅に導くこと。 類:●雪仏の湯好み●雪仏の湯嬲(なぶ)り●土仏の水遊び
・雪を欺く(ゆきをあざむく) 非常に白い様子。特に、女性の肌の白さなどを言う。
・雪を頂く(ゆきをいただく) 1.山頂に雪が積もる。2.白髪(しらが)が生える。 例:「頭(かしら)に雪を頂く」
・雪を回らす(ゆきをめぐらす) 風が雪を吹き回す。転じて、舞衣の袖を巧みに翻して舞う。舞姿が美しく艶(あで)やかなことの形容。 ★(「回雪(かいせつ)」の訓読み)<国語大辞典(小)>
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