小寺官兵衛祐隆[後改孝隆。氏改黒田。入道して如水といふ]、播磨國多可郡黒田村の産なり。其所の名に寄て、後、黒田氏に改て、當城に相續して居す[當城ハ姫路也]。(中略)孝隆ハ美濃守の猶子也と云々。 (心光寺旧記)

 ここで探訪するのは、播磨黒田氏の根本地であり、しかも黒田官兵衛の出生地である。江戸時代には播磨国多可郡黒田村と呼ばれていた土地である。
 播磨姫路の古記によれば、黒田下野守重隆は多可郡黒田村の住人であり、その息子が官兵衛孝隆。また孝隆は姫路の小寺美濃守職隆の猶子(養子)になったとあり、あるいは官兵衛は多可郡黒田村の産なりと明記している。
 かくして目的地は、その播磨国多可郡黒田村。現在地名は、兵庫県西脇市黒田庄町黒田である。
 その黒田へはどうやって行くか、そのアクセスについて、ここで説明しておく。鉄道(JR)で行く人もあれば、車で行くという人もあろうから、その両方について。

「播磨國多可郡黒田村の産なり」
播磨古事 心光寺旧記


播磨黒田氏根本地へのアクセス  Next 

 まず、鉄道利用のばあいは、JRの路線である。これには二つルートがある。
 大阪方面から行く人は、JR福知山線で福知山行きに乗り、「谷川」駅まで行く。丹波路快速にのって「尼崎」から「篠山口」まで1時間。「篠山口」で福知山方面行きに乗り換えて、「谷川」駅まで約20分。そこで加古川線に乗り換えである。
 「谷川」駅からは10分ほど、3つ目の駅が「本黒田」〔ほんくろだ〕駅で、そこで下車である。本黒田駅は無人の小さな駅である。
 もう一つのルートは、JR神戸線の「加古川」駅で乗り換えて、南から加古川線で行く。「西脇市」駅行きが一時間に1本出ている。これで「西脇市」駅まで50分ていどかかる。ここで「谷川」行きの車両にのりかえる。ここでしばらく待ち時間があるようだ。
 「西脇市」駅から「本黒田」駅まで約20分である。ただし、本黒田駅の手前に「黒田庄」という駅がある。間違ってここで降りてしまう人がありそうなので、ご注意を。
 どちらのルートも加古川線を利用するが、問題は列車本数が少ないことである。「本黒田」駅まで来るのも帰るのも、2時間に1本という心づもりが必要である。
 遠くから新幹線で来る人は、東からだと「新大阪」で下りて、大阪・神戸方面行きの在来線に乗り、そして「尼崎」で福知山線に乗り換える。加古川線を「加古川」から乗る場合は、新幹線「西明石」で下りて、JR神戸線で西へ向う。あるいは新幹線で西から来る人は、「姫路」で下りて、JR神戸線で東へ向う。ともに「加古川」で加古川線に乗り換えである。



道路アクセス図

 次に、車で行くばあい。名神道で来るなら「吹田」JCTで、中国道へ入る。そして「滝野社」〔たきのやしろ〕ICで下りる。西から中国道で来るばあいも同じである。「滝野社」で下りたら、国道175号線を北へ、西脇方面へ向う。山陽道で西から来るばあいは、「三木」ICで下りる。これも同じく、国道175号線で北へ行く。ポイントはこの国道175号線に出ることである。
 車で行くばあい、もう一つのルートもある。丹波篠山にも用のある人なら、中国道の「吉川」〔よかわ〕JCTで、舞鶴自動車道へ入る。そして「丹南篠山口」ICで下りて、国道176号線を北へ少し走って、「大山下」交差点で県道77号線を西へとり、国道175号線まで出ることである。
 南からでも北からでも、国道175号線で行く。黒田まで来たとき、目安は「田高」交差点である。歩道橋があって、脇に農協のAコープや大山病院がある。それが目印である。この交差点を東へ曲がって、直進して加古川にかかる橋を渡れば、目的地の黒田である。すぐにJR加古川線の踏切がある。
 南から国道175号線で行くばあい、もうひとつは、「田高」よりひとつ南の「中央橋」交差点である。左手角にガソリンスタンドがあり、右手に川を渡る中央橋がみえる。この橋を渡って、JR線の踏切を過ぎ、山ぎわの信号がある三叉路を左手に折れて、山沿いの道を北上すると、右手に黒田庄中学校がある。これで黒田へ入った。

 以上が黒田へのアクセスである。ほかに、かつてはバス路線があったが、現在はすでに廃止されている。JR「西脇市」駅あたりからタクシーという手もあるが、5千円ていどはかかるだろう。
 以下に掲げるのは、西から東方向を見た鳥瞰図で、今回案内するスポットのだいたいの位置を示してある。およその位置を頭にいれておいていただきたい。

鉄道アクセス図

  ○JR福知山線ルート時刻表
      尼崎駅  篠山口駅  谷川駅
  ○JR加古川線ルート時刻表
      加古川駅  西脇市駅
      本黒田駅上り  本黒田駅下り


JR本黒田駅



黒田近隣MAP



付近アクセス図


播磨黒田氏根本地 鳥瞰図



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