トランジスタラジオW
Transistor radios

特殊な機能を備えたラジオを紹介





水に浮くラジオ ナショナル RF-622 マリン1号  1974年 当時価格17900円

  

防水ラジオは数々有れど、水に浮くラジオは珍しい。 ケース合わせ面にはゴムパッキン、シャフトにはOリングを使い防水対策は完璧。 スピーカー表面は樹脂でコーティングされ、内部に水が溜まらないようにコーンは逆円錐にされている。 ロッドアンテナはステンレス製(防錆策)なので丈夫だが折ると替えが無く、注意が必要。

  

マリン1号は見かけによらず1.3kgと結構重い。 こんなに重くて浮くのか疑問だったが、やってみると案外浮くものだ。
しかしこれが昭和49年に出来た物とは思えないくらいデザインが良く、またしっかり造られている。




カード型ラジオ SONY ICF-601 1988年 AM、FM

  

名刺サイズで厚さ5mmの超小型ラジオ。 AMとFMを受信でき、スピーカーは無くイヤホンのみ。電池はCR2032
この種のカードラジオは現在でも発売されているが実売価格が5000円超と意外に高価だったりする。




キャンドルラジオ ユーテス CR-100 日本製

  

ロウソクの炎にて動作する無電源ラジオ。
点火後、素子が発電開始するまで30秒程のかかり、電源を入れても直ぐに鳴り出さない様は真空管ラジオに似て面白い。
一応ランタンなのだが、屋外で荒っぽく使うには向いてないので室内で使うのが吉。 




携帯電話 ラジデン SO213iWR  2005年 日本製 AM 531〜1710khz、FM、TV1〜12ch

  
            オモテ                                                   ウラ
ソニーエリクソン製 携帯電話付きラジオ。 このサイズにも係らず音質が良く、また高感度である。 特筆するべきはAMワイド受信が可能であり、東京マーチスなどの船舶通報が受信可能。 携帯電話付きラジオとしてはAMが受信できる世界で唯一の製品。  しかしステップが9khzに固定されている所が惜しい、どのみち通常選局はメモリーボタン押すだけなので、サーチの場合は1khzステップにして欲しかった。 おかげで折角のAMワイドも面白さ半減。(9khzステップだとほとんどの船舶通報はドンピシャの周波数に合わないのだ・・)
あと、ネーミングがねぇ・・・  ”ラジデン”っていうのもなんか電気街のパーツ屋みたいな名前だ。(笑)




見えるラジオ CASIO MR-1 1995年 日本製 FM

  

見えるラジオとして記念するべき第一号機、同3月にカシオは世界初のデジカメQV-10も出した、そんな時期の製品である。
初期の製品にしては非常に多機能であり、電話番号帳やメモ帳などの付随機能がある。 スピーカーは無く、イヤホンオンリーなFMラジオ。 電池は単三2本。




見えるラジオ SHARP FV-L1 1995年 日本製 AM、FM

 

1996年にNHKからスタートしたラジオによるFM文字多重放送。 しかしその後あまり広まらず、一部を除きほとんどの局で運用は停止されている不遇のシステム。  本体は表示がメインなためスピーカーが極小で大音量が期待できない。 基本的にイヤホン重視と言える。 当機はAMも受信できるが、AMは文字放送サービスがないため表示は利用できない。 電源は単三電池2本。 




ビーコン受信機 EP-45 メーカー、年不明 日本製 4石 LW200−400kc

  
   

海上遭難の際に使用するものと思われるビーコン受信機。 ・・と聞くと何となくすごいがモノ的には普通な長波ラジオ。 スピーカーはなくクリスタルイヤホンのみである。 ダイアル左はボリウム、右は選局、上部に付いているのは方位磁針。 筐体は細長く厚みのある頑丈なプラスチックで出来ている。 実用品なので長波ラジオとしては非常に良い出来。 裏蓋とイヤホン出し入れ口には防水の為にパッキンが入っている。 電源は006P。




AQUA-GUIDE Model-CH-704 日本製 16石LW,MW,SW,VHF

  

これは船舶にて使用される受信機であり俗にRDF(Radio Direction Finder)と呼ばれる電波方向探知機である。上部にはオバケの様な回転式アンテナとロッドアンテナが2本、メーターが付く。 受信周波数は150−400khz, 540-1600khz、1.6−5.0Mhz、148−174Mhz もちろん普通のラジオとしても使用できるが元来方向探知用に出来ているので感度は良いが音質はモニター程度(お世辞でも良い方とは言えない)である。 上部のドーム内のバーアンテナは両脇をシールドされた形で収まっているので確実に単方向からしか電波を受けることができない構造になっている。 VHFはマリンバンドの他にNOAAの気象情報を受信する為に使う。 ツマミは左からモード、SSB、音量、ゲイン、バンド、ANL、右上が周波数である。 この種のラジオは多種多様なものが色々な名で出ているがそのほとんどは日本製である。 電源は外部12Vの他に内部電源は単一8本使用。




JEFFERSON製 RAY JEFF 680/ADF 日本製 AM,LW,FM

 




これも電波探知機であるがこれは自動的に方向探知ができる高級品、俗にADF(Automatic Direction Finder)と呼ばれる。しかし高級品とは言ってもGPS全盛の今となってはADFなどどれほどの価値もないのだが・・。 使い方はAM又はLW放送を受信しゲインをセットすると内部のモーターが回り、自動的に放送局のある方角へアンテナが向く仕組み。 使い道はともかく動かしてみると非常に面白い。上部の回転円盤は簡単に取り外せ、裏返すとドリブンギアとバーアンテナが見える。 アンテナはかなり太めのフェライト棒が2本束ねてあり、これまた太いエナメル線が荒めに巻いてある。 受信できる範囲はLW 150-400KHz, AM 535-1605KHz, FM88-108MHz 周波数はデジタル表示され正確に合わせることができるがやっぱり音質は悪い。 ちなみに方向探知できるのはAMとLWだけでFMとしてはただのラジオである。 電源は単一電池8本を使用。