「つくる会」教科書を採択させないための「意見広告」
ご協力ありがとうございました。

「天皇中心神の国、戦争美化、平和憲法否定」の教科書を、
子供たちの手に渡してはいけません!
●最終で、賛同人525人、賛同費933350円が集まりました。

 
 去る4月3日、文部科学省は、内外から厳しい批判を無視し、「新しい歴史教科書をつ
くる会」(省略して「つくる会」)編集執筆の「中学校歴史・公民」教科書を検定合格させま
した。この検定で137箇所の修正がされましたが、この教科書の基本姿勢に何ら変るこ
とはありません。
 第一に、アジア太平洋戦争を「大東亜戦争」と呼び、それが侵略戦争であったことを認
めず、アジア解放のための戦争であったとの立場がつらぬかれる一方で、韓国(朝群)の
歴史を侮蔑的差別的に記述し、「韓国併合」は”日本の安全と権益のためにおこなった”
としています。
 侵略戦争と植民地支配への反省は全くなく、むしろこれらを正当化・美化する記述とな
っています。
 また「従軍慰安婦」「強制連行」「皇国臣民化政策」、「731部隊」等の侵略の歴史事実
は全く無視され、南京大虐殺についても否定論の立場を一方的に記述しています。
 第二に、神話をあたかも史実のごとく記述し、「神武天皇の東征」地図を戦前の教科書
「国史」からそのまま掲載。古代から現代に至るまで、国民の中心に天皇が存在し、その
権威によって日本の歴史が動かされているとしています。
 戦後の歴史学の成果を全く無視し、まさに「天皇を中心とした神の国」の歴史観(皇国
史観)そのものになっています。
 第三に、戦後の国会によって廃止・失効となった大日本帝国憲法や教育勅語が礼讃さ
れ、大日本帝国憲法下で、いかに自由と人権が抑圧されたかの記述は全くありません。
 その一方で、日本国憲法9条を敵視し、「憲法改正」論を基調とした国防の義務・国家
への奉仕を強調しています。
 第四に、日本人行方不明事件を、何の根拠もないまま「北朝鮮による拉致問題」と断定
し、写真入りで一頁を使って掲載。「北」の脅成を煽る一方で、「日の丸・君が代」は歌って
当然、そうでなければまるで「非国民」であるかのごとき記述をしています。
 『公民教科書』も『歴史教科書』と共に排外主義と国家主義に貫かれています。
 まるで、戦前の国定教科書を思わせるようなこうした危険な教科書が、堂々と文部科学
省の検定を合格したこと自体、異常なことであり、まさに重大な事態と言わねばなりません。
 そして、現在、この教科書が他の7社の教科書とともに、来年度使用に向け全国各地の
教育委員会による採択委員会にかけられる運びとなっています。
 静岡県においても、この5月から7月にかけて13の採択区で採択委員会が持たれ教科
書選定が行われます。すでに、昨年12月県議会では、「つくる会」の請願(現場教員の声を
排除し、教育委員会主導の採択を求める趣旨)が採決されており、今後、「つくる会」が有
力政治家を使っての猛烈な採択活動を展開してくることが予想されます。
 この教科書が、子ともたちの手に渡ったら一体どうなるのか…在日朝鮮人、韓国人・中国
人の子どもたちが、この教科書で教わることとなったら一体どうなるのか…考えただけでも
暗たんたる気持ちになります。
 すでに、在日アジア人だけでなく、他の多くのアジア諸国からの人々がこの国に暮らして
おり、また日本の多くの若者たちもアジアヘ出かけ、さまざまな友好親善の輪を広げていま
す。
 こうした国際社会の中にあって、このような「つくる会」教科書が学校現場こ持ち込まれ、
独善的、排外的な教育がされるとすれば、アジアとの友好と信頼は損なわれ日本は再びア
ジアにおいて孤立することは避けられません。
 以上の思いから、私たちは、”「つくる会」教科書を子どもたちの手に渡さないため”の新聞
(静岡全県)への意見広告を出し、広く世論に訴え、この教科書を採択させないための運動
を進めていきたいと思います。
 ぜひ多くの皆様のご賛同と、「意見広告基金」へのご協力をお願いする次第です。

【呼びかけ人一同】
●「意見広告運動」の取組み
 ■「会」の名称…「つくる会」教科書を子どもたちに渡さないための意見広告の会
            略称として「意見広告の会」
 ■「呼びかけ人」の集約…前回の「声明呼びかけ人」を中心に集約しました。
 ■新聞への意見広告6月26日(火)の朝日新聞朝刊(静岡県版)に掲載。
 ■「賛同人」について一口1000円以上(目標75万円)
 ■連絡先…静岡市鷹匠2−12−10「市民ひろば」
         電話・Fax 054−653−2778