神聖紀オデッセリア・プレイ記録
第8節

 

 

 戦闘シーンに移行したとき、ひとつ意外なことがあった。
 こちらのパーティーに、関西弁のカブが加わっていたのだ。小者3個を殺すのにこちらが4人パーティーでは、なんだか締まりがないような気がする。
 HPMPから判断するに、サムスは戦士タイプでカブは魔術師タイプのようだ。戦闘中でも方向キー上下で前衛後衛の変更が可能なので、カブを後衛に下げた。こういった配慮はありがたいのだが、アイテムや魔法の効果が戦闘中参照できないのが残念である。このあたりの面倒見がよければもっと積極的に魔法を活用しようとも思うのだが・・・。
 尤もこの戦闘は、通常攻撃で簡単にカタがつく。



「お、覚えてやがれ!」
 コテンパンに叩きのめされたガデム一味は尻尾を巻いて逃げ出した。殺しちゃえばいいのに。
「けっ、なんや情けないやっちゃな、おもろないな。
 なぁ、あんたらもここのモンやないやろ。どっからきたんや?」
 カブの質問に、メイは少々戸惑い気味のようだ。関西弁嫌いなのかな?
「あ、あの・・・、とりあえずエジプトから」
「ほう、エジプトかいな。なんや今えらい騒ぎやってな。シオン人が逃げてもうたらしいわ・・・」
「・・・エゼンという魔道師が奇跡を起こしたとか聞いたな」
 とは、サムスの言。
「どうしてそのことを・・・?」
「ファラオが戒厳令を敷きおってな。カナンまで軍隊を派遣しおったんや。なんか有名やで」
「バビロンまで知れ渡っているのね。エゼンさん大丈夫かな・・・」
「はは、あのオッサンなら殺しても死なねぇよ。心配すんな」
「なんやエゼンの知り合いかいな?」
「ええ、少しお手伝いを」
「そうか、あんた達が。・・・どうりでな、普通でないと思った。どうだ、俺達と組まないか?」
 このサムスの発言によって、初めてこの2人が旅の道連れであったと知れる。なぜテーブル席とカウンター席とに別れて呑んでいたのだろうか、ひょっとして、本当は仲が悪

 よそう。
「実はあるものを求めこのバビロンに来たのだが・・・」
「そや。バベルへ登るんやけど、化けもんばっかりやゆうて、わしら2人だけだとしんどうて・・・。
 むろんタダっちゅうわけやないで?どや、一緒に行かへんか?」
「バベルなら目的は同じだ。あんたらなら信用出来そうだしな」
「そうね、心強いわ」
「よーし決まりだ。報酬は両者協力だ。よろしく頼むぜ」
 なんだか報酬が少しヘンではなかろうか。報酬は折半だ、なら話はわかるのだがなぁ。 
 ともかく話はまとまり、ここにサムスとカブの2人が参入した。これでパーティーは4人。使い魔のロキがいるので空きスペースが無くなった。


 さて。イベントによって中断されていた町の散策をこれから行おう。4人連れだと大掛かりな感じがするな。
 住人の話を聞いて、状況を把握しておきたい。
「このバビロンには空中に浮かぶ庭園とお城があったそうだがどこにあるのかねぇ」
「神の怒りに触れバベルは滅んだ。人間に対する戒めの象徴だよ」
「私達はカッシート族。その昔ヒッタイトによって滅んだアモリ族の代わりにこのバビロンに住んでいます」
「多くの冒険者達があのバベルへ向かい、そして帰ってきません。いったい何があるのでしょうか?」
「シオン人の聖者の話、知ってるかい?すげえよな、あのエジプトをヘコますなんて、えへへ。
 ああ、俺かい。俺もシオン人さ。奴隷になる前に、カナンからここへ逃げてきたんだ」
 役所への道だろうか、そこを塞ぐ衛兵2人の話。
「俺たちはカッシートの自衛団。町が荒らされないようにここで見張ってるんだ」
「町をまとめる人がこの町に今いなくってね。荒くれ者どもがのさばっているんだよ。困ったもんだ」
 たとえばガデムのような、か。この口ぶりだと、少し前には町をまとめる人物がいたようにも取れるな。

 少々遅くなったが、サムスとカブの戦闘メンバーとしての傾向をチェックしておかねば。
 サムスは力とスタミナに特化した重戦士タイプ。
 一方カブはスタミナと賢さに多くを割り振っており、魔術師ながらHPが多い。
 2人とも素早さと技を軽視しているので、それぞれの持ち味をすこーし削ってそれらに割り振った。
 続けて装備も整えて。目指すは町の北方、バベルの塔である。

 周辺のフィールドはバビロンの町とバベルの塔以外は行けないようになっている親切設計ゆえ、迷う心配も無い。
 だが、このフィールドで出会う敵は少々強い。レベル上げを兼ねて、行きつ戻りつしながら徐々に上を目指してゆこう。


 バベルの塔内部の敵はやはり周囲のフィールドのそれより強く、ちょっと集中攻撃を食らうと人死にが出るほどだ。
 メイは素早いが打撃力に劣るために攻撃しても敵を倒せず、ルースやサムスは打撃力に優れるものの敵に先手を取られてしまう。
 カブは回復要員と割り切るしかないが、彼の持つ弓は時々敵を一撃で死に至らしめることがある。確率が高くないゆえにアテにならないが、仕方あるまい。
 
 塔は内部と外周とを行き来しながら登るという構造になっている。迷うような構造ではなく、ほぼ一直線に進んで行くことが出来る。
 「登っては引き返して回復」これを3セット行い、4度目で頂上に辿り着いた。この間に3〜4レベルほど上がっている。

 一番上で待ち受けるものは何か・・・?
 
 

 

 

(第9節へ続く)

  


 

 



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