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平成16年9月7日

台風は来たのだ?何年ぶりかの本格的な台風18号である、しかも最初は台湾方面に向かって順調に進んでいたが何を思ったか急に「俺は日本国の方がいいもんね・・・」と言いながら途中風菌を増殖しながらやってきた。
台風の親分みたいな奴であった、あの13年前の伝説の台風19号と勝負するかのように怒涛のごとく押し寄せてきた、TVもラジオも頼みもしないのに台風の誇大広告を流し始めた、今にも日本列島が沈没しそうな表現を用い民衆の不安を煽った。
なにほどのことがあろうかと雨戸の隙間から覗いて見ると、もうすでに今までとは貫禄の違う雨、風、波が横に走っているビューンと云うサウンド効果まで入って、なかなかの怪物である、しばらく見ていると雨風に混じって隣の屋根瓦などが一緒になって飛んでいるではないか、冷やかし気分もこれまで、だんだんと心配になってくる、人間とはいいかげんな動物である(私だけかも)万物の霊長も自然には勝てそうにない、日頃の無信心はどこへやらで、もはや神仏に祈るのみ、しかも我が家だけは見逃してもらいたいと・・・・・お願い?
運の悪いことに二、三日まえに我が農場に・・・・?白菜の苗を移植した、豊作祈願を祈ったばかりなのに、すでに畑は防虫網も行方知れず、苗は必死に耐えているものの、まさに「青菜に塩」そのもの状態、そのうち揺れていた柿の木が数分も経たない内に倒れた、今年の干し柿の夢は消えた、私「・・・・・・・!!」しばし無言。
だいぶして予想どうり停電ときた、いよいよかと思う、典型的な台風のパターン、こうでなくちゃ〜いけない停電にならないようでは、ただの風である、心の中で納得する、自分で言うのもおかしいが昨日乾電池、ろうそく、携帯ラジオと台風グッズを購入、篭城作戦の備えは万全、食料は冷蔵庫の中を腐りそうな物から食べようと妻と談合、こんな時ばかりはなぜか気が合う、なにしろ伝説の19号のときは前日肉の大バーゲンで大量に買占めたとたん停電、とても二人でいっぺんには食べきれず親類縁者に配って回ると云う大失敗、人生とは過去の経験がものを云うのだ、同じ過ちは二度と繰り返さないのが我が家の家訓・・・そのうち長く吹いていた怒風も日本海のほうに行ったとみえ、静かになった。
気の遠くなるような闇夜に突入、灯りとTVのない世界は不気味である、中学時代以来、ラジオで「巨人ー中日」戦を聞く、あのころは野球も相撲もラジオ、アナウンサーの実況放送を聴きながら想像をたくましくして聞いたものだ、おかげで頭は柔軟であったが、げんざいのTVではただ見るだけ、眼が痛くなるばかり、人間バカになりそう、懐かしやラジオと思いつつ実況を聞くも巨人の負け・・・疲れた。
ただオロオロとした一日であった、台風よもう、来ないで・・・。