
(529.8m) 広島県佐伯郡宮島町
平成16年11月21日 晴れ
11月の登山は宮島、その昔、平清盛が建立したと歴史で習ったが、清盛か山盛りか私の記憶は薄れている、今年最後の登山である、参加者は男性9名女性2名の構成、宮島なのでJRを利用、新幹線は時々乗るが在来線は久しぶりである、チケットの購入もままならぬ、自動販売機はどうも金を取られるようで気が進まない、あっと言う間に札を吸い取る技が凄い、いつもとまどう。
宮島の山は以前から眺めてはいた急な坂道だろうぐらいは頭の片隅にあった、山の名前も知らなくて「弥山」とは、どのような由来か、奇異に感じる名前だ、清盛メが命名したのか、フェリー到着と同時に、いつものように鹿が現れる、人間と鹿が同居している、人間も鹿も平気で歩き回っている、おかしいと言えばおかしい、鹿らしくない鹿である、土産物屋を覗いてみるが鹿肉はさすがに売ってなかった、運の良い鹿たちである。
時は秋、今日は日曜と云うことで大変な人出であるフェリーも10分間隔で入出港、船も沈みそうな状態で大げさではないが島も沈みそうな感じ、貧乏人の発想ではあるが、これは儲かるな〜と感心するやら、うらやましくなるやらで、せっかく世俗を忘れるために登山に来ているのに、いつものように物欲が脳の中を駆けめぐったのです。
「弥山」は海抜500mの山である、地図を見ると入山口は4ヶ所ある、今回もやはり一番難しいルートを選ぶ、またもや高齢者は見栄を張るのパターン、私としては一番安易なルートがいいのだが新米としては言い出せず・・・・・しかし気を張って生きて行くには「見栄」もだいじですよネ。
いままで登った山の中では一番登山道が整備されていた、さすが国立公園、たとえ倒れた木でも撤去することまかり成らぬとか、台風で大木が倒れているが、そのままである、木は自分自身で生長して自分で堪えられなくなったのだろうか、倒れてハット気がついたろう・・・・・頂上まで石畳ふうである、さすが観光で生きて行く島だと感心した、しかし階段は急であるし石段は案外足に負担がかかる、足を高く上げるので疲れるのだろう、このぐらいで疲れる方も情けないが・・・なるべく石段の横、土部分を歩く。
頂上までの所要時間は1時間20分とあったが、ずいぶん急いだが2時間あまりかかった、頂上に着いてたまげた、人の波である、まるで雑踏、とても登山スタイルとは思えぬ人々、老若男女子供その他おおぜい、どうやらロープウエイで昇ってきたらしい、山へ乗り物で上がるとは情けなや・・・。
展望台まである、ビールもジュースも売っている、ああ〜なんてことだ俗世間を忘れるために汗を絞りながら登って来たのに、楽しみの弁当を食べる場所も無いほど・・・・あんまりだ、知人が山には猿がたくさんいるので弁当時には襲って来るので気をつけろと言っていたが、一匹も現れない、あまりの人の多さに猿も去るはずだ、猿の丸焼きでもするかと思っていたが残念、運の強いさるよの〜。
しかしさすがに秋、紅葉、黄葉で「紅葉まんじゅうの島」は葉盛りであった、人混みをかきわけつつ帰路に着く、来年も足腰鍛えて登山道に邁進するぞ・・・・。
追記
(朝日新聞H/17/1/20)で命名の由来、弥山とは山の形が仏教の聖なる山、 須弥山(しゅみせん)に似ているのでと書いてある、当地では御山と呼んでいるらしい。
