霊雲院(九山八海の庭)
読み方は「れいうんいん」。東福寺境内にある寺院で、塔中(たっちゅう)と呼ばれます。塔中とは、禅寺で高僧などが亡くなったあと、その弟子が敷地内に建てた小院のこと。ちなみに東福寺は臨済宗東福寺派のお寺です。 ここ霊雲院を開いたのは岐陽方秀(きようほうしゅう)という人。初めは"不二庵"と呼ばれていました。 さて、見所は前庭の九山八海の庭。「くせんはっかい」と読みます。
これは、古代インドの世界観で中心とされる山・須弥山(しゅみせん)を中心に9つの山と8つの海からなる仏教の宇宙世界を表したものです。 写真の真ん中に位置する石が須弥山。これは第七世の湘雪守元というひとが肥後熊本の出身で、藩主細川忠利と親交があり、彼から賜ったもの。最初は寺産五百石を送ろうとしたけど、「録の高きは参禅の邪鬼なり」と言ってこの石をもらったとか。"遺愛石"と名づけられています。
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