小説「恐妻家」
私の友人に恐妻家と評判の学者がいる。学者というのはソクラテス以
来恐妻家と決まっている。その学者が最近妻への詫び状なるものを書
いた。読ませていただいたら次の内容であった。新年にあたり妻への
詫び状を書いた。結婚して数年たつとなんでもないことで意見が対立
してけんかに至るようになる。そこでワシは対立しそうな話題は極力
避けるか、降伏するという平和主義を採用している。先日も「今日は
寒いな」と言ったら「寒くなんかないわ」とぬかすもので仕方なく「
どうもワシの体の具合が悪いんだ」と屈服し敗北した。かくて独裁国
家における反抗者は殲滅せられて平和は保たれている。すでにここま
で屈辱的な夫が何を詫びるのかと疑問に思われる向きもあろう。実は
私もそう思っているの。しかし妻が詫びるとは考えにくいので無理に
私が詫びるのだ。@イギリスの料理はチョーまずいが私の妻の料理を
三日食べたあとなら誰でもおいしいと感じるだろうと以前書いた。こ
れを詫びて訂正する。三日を二日に訂正する。同じくイギリスの美人
は不美人だが妻を三分見れば誰でも美人に見えると書いた。三分を三
秒に訂正する。外国のレストランでシェフが「おいしいですか」と聞
きに来る時がある。こんな時「まずい」と言える人がいるか。言える
のはシェフの奥さんぐらいだ。女の料理がまずいのは女のシエフがい
ない真理に気づけばわかる。誤解されないために書くが妻の料理がい
つもまずいと言っているのではない。おいしい料理を作る時もある。
その時はこれこそ食べ物の味がする。とくにおいしいと思うのは体調
の悪い時である。妻に口が裂けても言えないがこの際言うと私は密か
にこれを体調を測るバロメーターにしている。日ごろからこの料理に
耐えていれば外食した時どのようなものでもおいしく食べられる。何
事も苦しみが深ければ深いほど喜びは大きいのである。A一週間前に
妻が買って「えびてんぷらを食べるなよ」と言ったのを無断でてんぷ
らうどんにして食べてバレないようにシッポをゴミバコに捨てた。こ
の際ヤブレカブレで書くが羊羹も三センチほど食べた。昨晩「お前の
話相手をしたので肩がこった。風呂に入る」と言ったら「遊び過ぎじ
ゃ」と申した。「ワシも独身のままだったら稀代の名僧になっておっ
たのだが」と言ったら「野垂れ死にじゃ」とぬかした。B以前私は家
族構成について「妻が一人、親孝行な子供が三人、かわいい子犬が一
匹いればいいなあ」と書いた。実はあれはウソで本当は「妻が一人、
若い愛人が三人、美人秘書が一人、遺産を残してくれる叔母が三人」
いればいいと思っている。C欲しいものは魔法のランプ。最初の願い
事は妻をすぐとりかえろ。パイロットと美人スチュワーデスと帝国ホ
テルのコック付きの飛行艇。あと宮殿と税務署。D私は妻にすぐ弁解
するが実は最初に言ったことが本当なのだ。「酔ったときに言ったこ
とだ」「あの時と今では状況が違う」「つい、カッとなって」「本気
で言ったんじゃない」「それはそれ、これはこれ」などみなウソだ。
という5点の詫び状だった。だが、これを学者はまだ奥さんに手渡し
ていないし今後もその予定はないらしい。
小説「怒りまくる人」
ある学者の体験話である。人間は何の意味もなく死ぬようになっている
が、「人間は意味のある死に方をすべきだ」などと考えると意味もなく
死ぬ事実を不当とみなす。この場合「どんな死に方をすれば意味がある
のか」と問うても無視される。お金を盗られたら不当であって、お金を
拾ったら不当と思う人はいない。つまり何が不当かというのは本人の都
合次第、カラスの勝手次第だ。真理@怒りっぽい人は自分を不当に重要
視している。不当の中でも最大の不当は自分が軽視されることである。
自分よりも飼っているネコのほうが大切にされるといった屈辱的なこと
があっても「それほど重要人物かおまえは」とつっこまれると重要であ
るという説得力のある主張を展開できる人は地球上には存在しない。怒
りっぽい人(妻)はそんなことにはおかまいなく自分は重要人物だと思い
込んでいる。真理Aすぐ怒る人は腹を立てておいてから理由をさがす。
「バカにするな」と言って怒る人に「どうしてバカにしていけんの」と
聞くと答えられないのである。そこで世界人権宣言を持ち出してきて「
人間は互いに尊重しあわなければならない」という条文で答えられる人
がいるか。「私の気に入らないことが起きたら絶対許さないからね」と
いう険しい態度で臨み「けしからん」という理由は後からつけるのだ。
これをマージャン用語で「あとづけ」という。ここで私が心配するのは
妻が腹を立てた後で理由が見つからない事態が起こらないかということ
である。心配ご無用、敵もサルもの逃げるもの。真理Bどんなことでも
難癖をつけようと思えばいくらでもつけることができる。つまり独裁者
=自己中心的人物なのだから。たとえばエレベーターに乗って一階から
六階へ行くとき二階で青年が乗ってきて五階のボタンを押したとする。
この青年が乗ってこなければスムーズに行けたのにと思い腹が立つ。し
かしそんな自分勝手な理屈では通用しない。そこで正義を持ち出し「若
い者はエレベーターに頼らず体を使って移動すべきだ。エレベーターは
体力がない年配の人のためにある」と、乗ってきたのが老人なら「年を
とったらちょっとでも運動するように心がけなくちゃいかん。ミロ!自
堕落しているからこんなにヨボヨボになるんだ」と。この注目すべき理
論には自分の利害が含まれていないことだ。「自分は公平無私の観点か
ら社会の秩序や老人の健康のために怒っているんだ」というぐあいに内
容は勝手に作れるのだ。真理C人は相手を見て腹を立てる。どんな人で
も尊敬している相手に怒りを向けることはない。また相手を一段高い存
在と認めている場合や異常に強そうな場合だったら最初から怒る気がし
ない。街を歩いていてぶつかってきたのが弱そうな相手なら「ぼやぼや
するなっ」と怒っても、相手が暴力団風の男だったら怒りの感情がわい
てこない。相手を軽視しているから怒るのである。おそらく彼らは強い
ものにはへつらい、弱いものには高飛車に出るような根性の持ち主なの
だろう。いまのわたしの姿をを見ているようで情けない。どんなことで
もイチャモンつける人、たとえば辛口の評論家、暴力団、イデオロギー
の運動家、怒りっぽい妻などは嫌われる。なぜか。@自分を不当に重要
と思っている傲慢な人A本当の動機は利己的なのに正義をふりかざす人
B人を見て怒るかどうするかを決める人C「怒れば思いどうりなる」「
怒れば威厳が保たれる」「ダダをこねればなんとかなる」という子供じ
みた根性の持ち主D怒る人は相手を「軽視してもよい人」とみている。
怒りっぽい妻が怒らないのは相手が暴力団かガアガアと鳴くガチョウの
場合だろう。いずれにしろ私はあなた方に警告しておく!妻に言い返し
たり、論破したその後には恐ろしき運命があなたを待ち受けているだろ
うこと。特に妻が生命保険外交員であるとき、カレーを食べる時にはく
れぐれも注意されたい。
小説「ド田舎」
これも私の友人の話である。「ワシの住んでいる所を町の奴バラは奥地
と呼んでいる。どのくらい田舎かというと山ザルがやってきて店屋の商
品をとっていきます。なにしろ人口よりサルのほうが多い。ワシが散歩
するとサルどもも木から木へと散歩しておる。イノシシがパチンコ店に
乱入することもある。・・・一両列車が突然竹薮に停車する。びっくり
して外を見てもホームはない。次の瞬間竹薮の中からザザザッと音がし
てケモノかと身構えると高校生とかバーチャンとかが飛び乗ってくる。
列車は「待ってクレー」と叫べばジッと待っていてくれる。警察や病院
へ行くときはまず先に占い師に相談する。外人を見かけると「外人だあ
ー」と叫びサインをもらう。
黒人を夜見かけた人はギョッとしてチョービックリしてボーゼンと不動
金縛りで凍りつく。ガードレールには大根とかがいつも干してある。
道路標識には「亭主捨てても空き缶捨てるな」「熊より怖いそのスピー
ド」とある。東京弁でしゃべる人を敵視する。ヘタな大阪弁を使うとニ
ラム。デーコンテーテーテーと言う。何のことかと言うと「大根炊いて
おいてよ」とのこと。靴下一足買うのに十キロ離れた村まで行かねばな
らない。洋式トイレのあるところではドアに向かわず、後ろ向きに用を
足す。夜這いの風習が残っているので夜はカギをかけない。「カーッ」
とタンを吐くOLがいる。お客様に「少々お待ちください。ただいま
呼んでまいります」と言ったら、「何きどってるんだよ、おめー」と言
われた。エスカレーターに乗ったことがないので町で乗るときにタイミ
ングを必死ではかる。うしろの行列から「何やってんだー」。よくわか
らない言葉で話す女の人から電話があったので「フクイさん、フイリッ
ピンパブのねーちゃんから夜のお・さ・そ・い」とつないだらその人の
奥さんからだった。三時間に一本しかないバスに間違えて逆方向のバス
に乗った人がいた。台風のときは牛が流れてくる。
小説「変人」
友人にヘンな学者がいる。若い頃自衛隊に入って勝手に戦闘機に乗っ
て計器をさわって止まっている他の戦闘機にぶつけてやめた人です。
中年になってからも奇行は止まず、天皇杯サッカー観戦中突然サッカ
ーがやりたくなり、買ったユニフォームを着て、コーナーキックのド
サクサにまぎれて、競技場に闖入しゴール前でボールを蹴り込んで、
取り押さえられた。
結婚式の打ち合わせの時「ここで新郎新婦、礼をする」とか自分でシ
ナリオを作ってしまい、花束贈呈の時には新郎の父であるのに自分が
手紙を読むと言ってゴネました。結婚披露宴では新郎をおしのけ新婦
の隣に、つまり真ん中に座った。披露宴や宴会には自分専用のビール
を持参して出席する。銘柄はスーパードライです。酔っ払うと大声で
いつも野球拳を歌い勝ち負けに関係なく服を全部脱いでしまいグース
カ寝る。声がでかく「武田節」をそれこそ大声で歌い、あまりのド迫
力にシラケきる。知人の結婚式に招待された時、飲むほどに酔いが回
り意識朦朧として他人の祝辞の最中に突然すっくと立ち上がり、日頃
の鬱積が爆発して大声で「結婚なんかするんじゃねえぞお、するんじ
ゃねえ」と叫んだ。結婚式や葬式の時、熨斗袋に入れずにそのままお
金を渡す。私の息子に「君は政治家になれる」と言い切り、娘には「
おまえは姓名判断によると男だっ」と言い切った。なんで?。犬の散
歩で防波堤を歩いていたら犬に振り回されて海におっこってしまった
。トイレの十メートルも前からベルトを床に落としズホン、ももひき
、さるまたを脱ぎながら下だけスッポンポンになってトイレに駆け込
む。子供の自慢なんて序の口なのに人の話は一切聞かない。自慢に負
けると子供のようにジタバタ地面を転がる。ハーレーにナチス服で乗
っている。バナナが大好きでバナナの房を頭の上に乗せて歩いている
。葬式の時クロ礼服に黄色いスニーカーといういでたちで登場して総
スカンを食った。好物はイナゴの佃煮、ザザ虫の佃煮、ハチの子(イ
モ虫そっくり)の佃煮。ウツボと、しもつかれ(鮭の頭とかシッポと
かを入れて材料がわからなくなるまで煮込む。見かけはゲロそっくり
、匂いもゲロそのもの、スーパーまずいゲロだ)。パリみやげに配っ
たのはパリ松坂屋のスカーフだった。選挙の立会人になったとき早朝
近所の家をつぎつぎに回り「投票に行け」と枕元まできて怒鳴った。
手紙の便箋は折り込み広告の裏、送ってくれる食品はすべて賞味期限
切れ。電話は勤務先からだ。ズボンのベルト代わりに荒縄をしめ、野
良仕事の人が時計をはずして置いておいたら、落ちているものと勝手
に判断して持って行ってしまう。特に神社のお神酒はいつもそう判断
するので要注意人物としてマークされている。冷蔵庫の抹茶アイスを
見て「誰だ!こんなにたくさんワサビすったのは」と怒鳴った。この
人の父は95才のとき高速道路を時速240キロでブッ飛ばした。祖
父は大凧作りに全財産をつぎ込み土地も何もかも手放したあげくある
台風のとき大凧と一緒に飛んでいってしまった。私の家の葬式に、た
った三千円の香典で家族総出五人でやってきて仕出し弁当五食一万円
、ジュース六本、ビールたくさん飲んで、一番風呂に入って、トイレ
を流さずに風とともに去って行った、おまえは一体何者じゃ。夫婦で
ドライブの途中で急にクルマを止め、降りるなり一人で走ってガード
レールを飛び越え向こうの草むらに伏せた。残されたおばんが不思議
に思って「どうしたの」と近寄ったら「車がヘン。爆発するかもしれ
ん」と言った。スピード違反、飲酒運転、高速道路の居眠り事故等で
絶対、免許取り消しになっているはずなのだが、あいかわらず運転し
ている。
小説「近所のオバタリアン」
近所にヘンなおばさんが住んでいます。常識の通じない人には常識っ
てのは無意味なんだな、こりゃ。彼女の口癖は「つまらない」「無意
味だ」「役に立たない」「レベルが低すぎる」「ナンセンス」「アホ
」「笑っちゃう」「無視したらよい」「騙されてるんじゃない」「気
の毒な人だ」「説教ね」「寝たほうがいい」です。
ある日、水槽の水を取り替える時グッピーをコップの中に入れておき
ました。そしたらそのおばさんがコップをジッと見ていたので「その
コップの中に魚が入っているから飲んだらダメだよ」と言ったら「わ
しがンなことするか」とすごい大声で怒鳴り、一気に飲み干してしま
いました。また「どこの醤油がうまいか」ということで殴り合いのケ
ンカをしました。とにかく生命保険の支部長やってて、そりゃしゃべ
るわしゃべる・・・。みずから一族のキムジョンウォン金正恩だとい
っている。ピンク色のベンツに乗っていて化粧は壁塗り、ひび割れも
入っている。初対面の人に年収いくらかと尋ねる。
壁を這うゴキブリを手でつかみます。ハエを素手でとります。スカー
トをはくと長方形のものが正方形になる。前歯は金歯で出っ歯。髪は
上がパーマで下がストレートで豹柄やへび柄の服をいつも着ています
。真っ赤な爪をして真っ赤な靴を履きます。演歌歌手は舞台でこれ見
よがしの金持っぷりを見せつけて、客に「すごい」と思わせる義務を
おっているのだが。美川憲一ショーの時、真っ赤づくめのボディコン
で最前列で見ていたら、あの美川さんに「あんた、わたしより派手ね
えーん」と言われた。
「ご飯食べなさい」を「メシケッケ」と言い、「ちんぶりかくな」は
「ふてくされるな」の意味で「でれすけやろー」は「なまけもの」と
のことらしい。「ざーます」もよく言います。先日会ったとき「どち
らまで行くの」と聞くから「美容院まで」と言ったら「ちょっと待て
」と言うなり電話して救急車を呼んだ。
美容院と病院と聞き違えた。結婚式では「マイウエイ」を勝手な振り
付けで踊りながら歌う。結婚祝に趣味で描いたデッカイ絵を送りつけ
る。家に入りきれないほど大きい。知り合いの葬式に行った時そこの
親族の方にお悔やみを言ってさんざん泣いて飲んで食べたあげく遺影
を見たら知らない人だったので間違って別の葬式に行ったことに気が
ついて、受け付けへ行って香典を返してくれと言った。葬式でもらっ
てくる「清めの塩」は料理に使う。油揚げしか入ってない味噌汁を作
る。料理をするが脈絡のない料理だ。このあいだは鳥の丸焼きの後に
うな重が出てその後ぜんざいが出てそれからビーフシチューが出た。
ゴーモンだ。ダイエットのためエステに通っていて三十五万円かけて
病気になった。レストランが満員で待たされている時、隣で赤ちゃん
を抱いている人がいたんですが、その赤ちゃんに向かって「あらー、
この子ゼッペキねー、まーまー」とのたまわった。一緒に焼肉屋へ行
ったら隣のテーブルの人がレバー一皿残して行った。レバーを私が追
加で頼もうとしたらその残されたレバーの皿を一挙に「我々の鉄板へ
GO−」と言ってパクパク食べていた。とても出来ない技だ。そのあ
とタッパーを出してきた。バスに乗っていて後ろの席の人が読んでい
る新聞が首筋にあたったら、いきなり新聞をむしりとってグシヤグシ
ャに丸めて床にたたきつけて足で踏みつけた。一度、服を来たままア
イロンをかけてヤケドした。電話がかかれば相手が一言もしゃべらな
いまま延々二時間は一人でしゃべりまくる。間違い電話の相手はさぞ
困ったろう。やせるため一日六十本タバコを吸う。祖父が亡くなった
時、座ったとたん「遺産は?」と言った。テレビで北海道大学のクラ
ーク博士の銅像が写ったとき「あー、この人知ってるでー。福沢諭吉
やろー」とのたまわった。家へ回覧版を持っていったらキッチンから
「ニキニキニキ」と言ってカニ歩きで出てきた。町内旅行で寝た時、
イビキがものすごくて地震かと思ってみんな飛び起きた。その後静か
になったがそれでもブルドッグがうなっているほどだった。姪が町で
見かけて「おばさん」と言ったら、いきなり平手でビンタした。どう
やら男といたらしい。先日彼女の彼氏の数を数えてみたら知っている
だけで七人いた。祈祷にこっていて「ねえ、最近頭痛くならない」「
べつに」「おかしいわねえ、のろっているのに」等と言う。時々太鼓
をたたきながら「あの人が死にますように」と言っている。車を運転
する時シートに座ると前が見えないので風呂いすのようなものの上に
乗って座る。だが走るとメチャ速い。近くのスーパーへ車で行ってそ
の車を忘れて帰ってきた。検問で「免許見せてください」と言われ、
同乗している家族の免許証五枚を出させて「どれでも好きなのをどう
ぞ」と言った。
落語「ドジな小僧」 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水に あらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。 世の中にある人と住みかと、かくのごとし。 某月某日、今日は天気もいいので乗馬をする。ついでにダチ 公のYの家に寄って説教をくらわしてやろうってんで、召使 に命じた。「オーイ、馬をもってこい! なに、馬の用意は できておるともうすのじゃな。なんだ、これは、こんな小さ な馬があるか」「それはイヌでございます」「おお、イヌか 。どうりで小さいと思った。あわてるなっ」「あわてている のは、あなたさまです」馬にヒラリと飛び乗った。「これ、 この馬には首がないぞ」「それは乗り方がアベコベです。馬 の首はあなたのお尻のほうにあります」「あ、さようか。で はワシがちよっと尻をもちあげるから、馬をクルリとまわし てくれ」「そんなことはできません」「ならば、馬の首をち ょんぎって、前へ持ってきてくれ」 とかなんとか言いなが ら、やってきました。「おーい、Y親方あ、大将う、先生え、 いるかいっ」「なんだね、大きな声 だね。田舎の一軒家じゃあるまいし、聞こえているよ」「あ たしの言うことを、耳の穴をかっぽじって聞きなさいよ。気 に入らぬ風もあろうにヤナギかな、という句を、ご存知かな 」「なるほど、うまいね」「おわかりだね」「さっぱり、わ かんねえ」「わからなくて感心してるんかい。いいかい、ヤ ナギというものはやわらかいものだ。風のままになびくもの だ。人間も心を素直にもてば、ケンカなどできないというた とえだ、親子喧嘩はイカンなあ」「冗談言っちゃあいけない よ。人間はヤナギとちがうよ、しゃくにさわればケンカのひ とつぐらいしまさあね」「それだからおまえさんはいかんの だ。ならぬ堪忍するが堪忍というように我慢するのがエライ のだ」「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」「まぜっかえすな、 では、わかりやすく話しましょう。夏のこと、あなたが表を 歩いている。小僧が撒き水をしている。その水があなたの裾 にかかった。どうなさる」「黙っちゃいねえ、小僧を張り倒 しちまう」「では、今度は路地を歩いている。強い風が吹い て、屋根の瓦が落ちて、あなたの頭に当たる。相手は瓦だ。 瓦とケンカをなさるか」「どこの世界に瓦とケンカをするや つがいるんでえ。この頭の傷をどうしてくれるって、そこの 家へねじ込む」「では、今度は、広い原っぱにあなたがさし かかる。俗に言う、夏の雨は馬の背を分ける、にわかの夕立 だ。さあ、どう文句をつける」「うーん、考えたな。仕方が ねえから、駆け出すよ」「駆けても無駄だ。先のほうまで雨 は降ってる」「じゃあ居酒屋に飛び込んで、雨のあがるまで 一杯やってるよ」「そんな原っぱに居酒屋は無い」「じゃあ 、大きな木の下で」「木は一本も無い」「じゃあ、しようが ない。天から降った雨だと思ってあきらめちゃうよ」「よー し、雨で濡れたとあきらめがつくなら、小僧のかけた水、屋 根から落ちた瓦の時も、おのれがここを通った不運とあきら めてごらん。何事も大きく考えてみることだ。因縁とか運命 とかな」「なるほど、たいしたもんだ、チクショウめ」「だ から、人とケンカをすることも自然となくなる。そして親孝 行しなくっちゃいけねえ」「だって、おれんちには、おふく ろがいないのを知ってるだろ」「いなかったら、どっかで、 かってこい」「おふくろを売ってる店なんぞどこにある」「 そうか、いねえか、なら、おれんちのばばあを貸そうか」・ ・・「オーイ、おっかあ、キリ公の野郎がたいしたことを言 ったので、ヘソの穴をかっぽじって、よーく聞くんだぞ」「 ヘソの穴をほじくったらお腹が痛くなるから、いやですよ」 「だまって聞け、気に入らぬ風もあろうにカボチャかなって 知ってるか。カボチャはうめえし、風はつめてえから、どう したって熱燗で一杯やりたくなる・・・」「いったい、何を 言ってるんだい」「だから、大事なことは、奈良の堪忍、駿 河の神主だあ、中に天神ねてござる、あー、こりゃこりゃ。 わかったか」「わかりません」「じゃあ、わかりやすい話 する。おまえが表を歩くだろう、屋根から小僧が落っこちる 」「あぶないねえ」「大きな原っぱに出る。夏の雨は馬が降 らあ、とたんに小僧が水をまく」「ドジな小僧だね」
落語「あわてもの」 某月某日 外出から帰ってきた。「おーい。俺の足が短くなったー。」 「何を言ってるのですか。草履と下駄を履いているからです よ。脱げばいいんです。」「脱いだらもっと短くなったよー 」「両方脱げばいいんですよ」。 天気もいいので旅行に出かけることにした。「明日、お伊勢 参りに出かけるから、弁当を作っておいてくれ」と、妻に頼 んで、早く寝た。夜明け前に起きて、弁当を風呂敷に包んで、 肩にまわして結んだ。雨かさを持ち、腰には杖をさし、笠を かぶって家を出立した。しばらく歩いていくと、道で会う人 がみんな、くすくす笑う。「人の顔を見て笑うとは、なんて 失礼な奴等だ」。わしは身体につけているものを、調べた。 うす暗闇の中を、あわてて家を出たので、おかみさんの赤い 着物を、裏返しに着ていた。腰にさした杖は、大根だった。 靴も、片方はスリッパだ。笠をかぶったつもりが笠ではなく、 ザルだ。傘をさしているつもりが箒だった。 「家に戻るのも面倒だ。このまま行こう」。旅を続けた。お 腹がすいたので「さあて、このあたりで昼飯にしよう」と、 弁当の風呂敷を開けてみると、おかみさんの枕だ。「ああ、 腹ペコだ。早くお参りして、帰ろう」。伊勢神宮にやってき た。 用意してきた、サイフの中の五万円のうち百円をあげるつも りで、左手で百円玉を持ち、右手の四万九千九百円の入った サイフを「ウアーッ」賽銭箱に放り込んでしまった。 帰り道をトボトボと百円玉を握って歩いていると、餅屋があ った。「腹がへって、目が回りそうだ・・・」。餅屋に飛び 込んだ。「もちはいくらだ」「へい、一皿にふたつで二百円」 「百円しかないから、もちは一つでいい。そのかわり、一 番でっかい餅をもらっていく」。店先においてあった大きな 餅を、かかえて駆け出すと、餅屋のおやじが追いかけてきた 。「それはちがう。だめだ、だめだっ」。わしはスタコラ逃 げた。「ここまでくれば、もう安心」と餅に噛み付きました 。ガリッ。硬くてかたくて、食べられません。叩くと、コン コンと音がします。「しまった。これは木でこしらえた、餅 屋の看板の餅じゃった」。わしは看板の餅を放り出して、家 へ向かった。あわてて、家に飛び込んで「お前がチャンと、 旅じたくをしてくれなかったから、ひどい目にあった。気を つけねば、だめじゃねえかっ」と、寝ているおかみさんを叩 くと、「おれのおかみさんに、何をするだっ。お前の家は隣 だ」と、怒鳴られ、蹴りだされた。
落語「桃太郎」 月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。 舟の上に生涯 をうかべ、馬の口とらえて老を迎え る者は日々、旅にして旅を栖とす。 古人も多く旅 に死せるあり。 余もいづれの年よりか風にさそは れて、「さすらい」する夢、止みがたく、春立てる霞 の空に「白川の関」を越えんと思い立つ。 パパ「ロッキー。ロッキー」 息子ロッキー「なあに、パパ」 パパ「早く寝ろっ」 ロ「いやだっ」 パ「この野郎。親をなんだと思ってんだ」 ロ「べつに」 「べつにとは、なんだっ。早く寝ろ」 ロ「眠くない」 「眠くなくとも寝ろっ」 ロ「眠くないのに、なぜ無理やり寝かせるの。人権蹂躪だい」 「人絹も木綿もないっ」 ロ「じゃ、憲法違反」 「寝るのに憲法をもちだすな」 ロ「僕には寝たくない権利があるはずだ」 「わかった、わかった。権利はあるだろうが、今晩は寝ておくれ」 ロ「それとも、なに、パパには子供に起きていられると、都合の悪 いことでもあるの」 「そんなこと言わないで、頼むから寝てくれ」 ロ「ま、いいか。たまには長いものに巻かれよう」 「早く、横になれ」 ロ「なったよ、横に」 「じゃ、おもしろい話を聞かせるぞ」 ロ「どの分野の話?できたらサスペンスかラブストーリーがいいな」 「そういうのは知らないんだ」 ロ「じゃ、パパの身の上話か愚痴かな」 「ちがう。黙って聞け。昔々な」 ロ「何年前?」 「むかし、むかしだよ」 ロ「年号は?」 「年号もなかった昔だ」 ロ「あ、そう」 「あるところにな」 ロ「どこ?」 「ある所」 ロ「なに県?」 「あるところっ」 ロ「郵便番号は?」 「そういうものは一切ない所なんだ。おじいさんとおばあさんが住 んでたんだ」 ロ「名前は?」 「名前はない」 ロ「そんなバカな。日本は大化の改新以来、戸籍にはうるさくなっ たのっ。名前のない人はいないはずだ。犬、ネコだって名前があ るんだよ」 「わかった。名前はあったんだけど、貧乏なので、名前を売ったんだ」 ロ「ヘエー。じゃ、どうしてパパは名前を売らないの?」 「いいんだ、そんなことは。おじいさんは山へ柴刈りに行ったんだ」 ロ「なんという山?」 「うるさいな、ったく。親の話を聞く時は、フーンと言って子供ら しく聞くもんだ」 ロ「フーン」 「おばあさんは川へ洗濯だ」 ロ「フフーーーン」 「大きな桃が流れてきてな」 ロ「フフフフーーーーーーーーン」 「ふざけるな。もう、黙って聞けっ。おばあさんが家へ持って帰っ て、包丁で切ると中からオギャーと男の子が生まれた。桃太郎と名 づけた。大きくなって鬼が島へ鬼退治に行きたいと言い出した。黍 団子を持たせて、途中まで行くとサル、イヌ、キジが黍団子を下さ い、お供しますからと言う。鬼が島に乗り込み、鬼をやっつけて金 銀財宝を土産に家へ帰ってきて、おじいさんおばあさんを喜ばせた という、めでたい、めでたい話だ。どうだ、面白いだろう」 ロ「パパ、それ、パパのすべて?」 「なんだい、すべてって?」 ロ「そんな矛盾と疑惑に満ちた話の持っていき方では、とても聞い てられないな」 「なんだい矛盾と疑惑ってのは」 ロ「パパ。それ、桃太郎の話でしょう」 「そうだよ。歌にもあるだろう。むかし、むかし、ももたろは(と、 島太郎のメロディで歌いだす)」 ロ「音楽も限界だな。桃太郎は日本五大御伽話なんだよ。あと、四 つ、わかる、パパ」 「知ってるよ。猿エビ合戦、花咲ばばあ、首切りすずめ、マケマケ 山」 ロ「みんな、違ってる。猿蟹合戦、花咲じじい、舌きり雀、カチカ チ山。特に桃太郎には、ためになることがたくさん含まれている。 それをパパのように、覚えているからって、一本調子で話したら、 聞かされるほうが、つらいよ。僕は身内だから義理で、おしまいま で聞いていたが、一般の人だったら、逃げ出すよ」 パパ「わかった。ほかでは話さないよ」 ロ「昔々と、時代設定をしないのは、歴史の長さを表現しておいて 、いつでもいいんだ。ある所も同じことなの。つまりアインシュ インの相対性理論かな、わかる?」 パパ「まだ、食べたことがないな」 ロ「食べ物じゃないっ」 パ「おいおいママ、サスペンスドラマなんか見てないでロッキーの 話を聞きなよ、とってもためになるぞ。ところで、どうしてパパマ マじゃなくて、おじいさんおばあさんなんだ?」 ロ「パパえらいっ!」 パ「うれしいね、こどもにほめられたよ」 ロ「なぜなの、どうしてなのは、学問の始まりとされているんだよ 。パパはその歳になって学問に目覚めたね」 パ「やっと、目覚めたよ。息子のおかげだ」 「それはね、孫というものは、小さい頃は祖父祖母とのつながり はあっても、だんだん大きくなると、どうしても離れていくものな んだ。悪くするとジジイ・ババアなんて言う人もいる。これじゃ、 いけない。いくつになっても{おじいさん、おばあさん}と言って、 そばにいて大切にしてあげるもんなんですよ、ということなの」 パ「そうだったのか、と{ここでソッと涙をふく}。おいママ、容疑 者のアリバイなんて、どうでもいいじゃないか。ロッキーの話を聞 けよ、感動して、涙がでてくるぞ」 ママ「うるさいわね。コマーシャルになるまで待ってよ」 パ「ロッキー、あれがおまえの実の母親の姿だぞ。あきらめよう。 で、話はどうなるんだい」 ロ「おじいさんは山へ、おばあさんは川へ、どうして行ったんだと 思う?」 パ「わからないなあ」 ロ「父の恩は山より高しで、おじいさんは山へ柴刈りに。母の恩は 海より深し、でも海は塩分が多くて洗濯はできない、だから、おば あさんは川へ洗濯に行ったの」 パ「なーるほど」 ロ「桃を切ると赤ん坊が生まれたっていうけど、これ信じる?」 パ「ウーン、信じられないなあ」 ロ「それはね、おじいさんおばあさんは、もう歳だから、子供はう めないでしょう。だからとりあえず、桃に生ませたの。それは、世 の中には、産んだ子を平気で捨てる親がいるでしょう。ところが、 捨てられた子を拾って育てる人もいたのさ。捨てる神あれば、拾う 神あり、つまり生まれいずる世の中の厳しさを表現している捨て子 のわけ」 パ「フーン、なるほどなあ」 ロ「鬼なんか地球上、どこをさがしてもいないのに、なぜ鬼退治な のか」 パ「絶滅したのかな」 ロ「そうじゅないよ、架空の動物なの。同様に鬼が島もない」 パ「なんだ、ないのか。あると思ってたよ」 ロ「よく、あの人は鬼のような人だ、と言う」 パ「うん、いやなやつは多いからね」 ロ「渡る世間に鬼はない、と言うが、ほんとは世の中、鬼だらけな んだよパパ、現実は厳しいんだよ。パパみたいにボンヤリしてて大 丈夫かい。この先、チャンと妻子を養える自信、ある?」 パ「それなんだよ。一度、お前にとっくりと相談に乗ってもらいた いと思っていたんだ」 ロ「うん、わかった。いつでも相談に乗るよ」 パ「で、桃太郎はどうなったの」 ロ「つまり、鬼が島に鬼退治というのは、世間の荒波の中に自らを 投げ出して、修行して一人前になりたい、ということを桃太郎の話 は言っているの。うまくもない黍団子はグルメに溺れてはいけませ んよということなんだよ。サル・イヌ・キジとは知恵と仁義と勇気 の智仁勇という人間にとって大切なものを身に付けたことをあらわ している。わかるでしょう、パパ・・・パパ・・・パ」 パ「グーグーグー」 ロ「アーア、近頃の親は罪がないね」
落語「碁仇ごがたき」
春の宵、濡れそぼちたる玻璃ごしの、君がかんばせ
薔薇のごと、
名残の雨のひとしずく、ひぬ間も待たで馬の嘶く、
悲しむなかれいつの日か、藍の衣で戻りなん、
そが黒髪のあせぬ間に、
そがほほえみの紅き間に。
題名「碁仇は憎さもにくしなつかしし」 主役 Y(へぼ碁打ち) 脇役 ヘボ松 いつものように碁仲間が訪ねてきた。 Yアリ「実はな、今朝、家内に愚痴(こぼ)されちまってな。」 ヘボ松「そりゃ一体どうして」 Yアリ「ちょっと、こっちへ来てくれ」 ヘボ「アッ、これは驚いたね、盤のまわりが焼けっこげだらけ、穴だらけ」 Yア「家内の言うにゃぁ、タバコで火事になったらてえへんだ、もっと危なっ けのない遊び事をやってくれ・・・と」 ヘ「なるほど、何か名案はねえもんかなぁ。・・・じゃあどうでしょう、お宅 のあの泉水の中で、碁を打ちましょう。水の中なら大丈夫でしょう」ジャ ブジャブ Yア「じゃ、始めましょう。それにしても冷たいねえ」 ヘ「冷たいくらいは仕方ない。我慢なさい。好きな道なんだから」 Yア「けれど、碁盤はどうする」 ヘ「碁盤? 碁盤ねえ。そうだっ、碁盤の足を縛って、お互いに、首からヒモで つるすんですよ」 Yア「こうかい? で、碁石は?」 ヘ「そうだねぇ、魚篭にいれて、腰から、こうしてぶらさげてっと・・・」 Yア「まるで釣だね、こりゃ」 どだい、これは、どう考えても無理なわけで・・・・。パチリ。 Yア「ウーン、そういうふうに来ますかなァ」 そこへ、やってきました泥棒。 泥「いい音だねえ、碁盤がよくて碁石が良いときている」 アリ「うふッ、いらっしゃいましたね。じゃ、こうといきますか」バチリ 泥「あっ、その石を打っちゃあ、駄目だ、まずいなァ、弱ったなァ」 Yアリ「ところで・・・あなたは一体どなたです、と」パチリ 泥「へい・・・・・・・泥棒で・・・」 Yア「じゃあ、近頃、景気はどうですかっと」パチリ 泥「へい、今日はこの家で稼がせていただきまして・・・」 Yアリ「それは、よかったですねっと・・・・じゃあ、またいらっしゃいっと」 泥棒退場。 Yアリ「なるほど、これは・・・ウーン、まずいとこへ、打っちまった。 困ったなぁ、この一目で、こっちの連絡が切れちまったよ。 駄目だ。こりゃ、ちょっと待っとくれよ」 へ「駄目駄目、あなたが待ったなしと決めたんですよ」 Yア「そりゃ、そうだが、決めたけど・・・こりゃ困る」 へ「駄目ですよ」 Yア「どうしても待てないかい? ・・・けれども人間てえものは、 そういうものじゃないだろう。今まで、随分よくしてあげたでしょう。 あなたの浮気がバレかけた時、借金で首が回らなくなった時に。 どうしても駄目かね。よしましょ、よしゃいいんだ」と言って盤を ひっくり返す。 Yア「帰ってくれっ」 へ「帰りますよ、帰りますよ、すっぱらげっちょめ」 Yア「なんだい、そりゃ」 へ「おれにもわからねえやい、へぼっ」 Yア「へぼとは、なんだ」 へ「へぼだから、へぼと言って何が悪い」 Yア「生意気いうなっ、もう来るんじゃないっ」 へ「あたりまえだっ、死んだって、来るかっ」 Yア「かえれっ」 へ「かえらァっ」 さて、五日もたつと・・アリ、俺が悪かったと悔やまれる。 Yア「よく降るなあ、ほんとに・・・何? 退屈でしょう? でしょうなんて、 通り越しちまったィ、新聞は三回も読んだし・・・、迎えに行ってきま しょうかってか?やめてくれっ、行ったら、こっちの負けになる。 ほかの人と打ったら? 駄目だよ、碁は、あいつじゃなきゃ、駄目な んだよ」 一方、ヘボ松も退屈をもてあましている。 へ「あの時は俺も大人気なかった。あんな喧嘩しなきゃ、よかった。 おい、ちょっと様子を見に出かけてくらぁ」傘をさして、出かけていく。 Yア「あいつも意地張らねえで、来りゃいいのに・・・ン? フフフフ、来た 来た。オイオイ、お茶を沸かしな、来たんだよ、あいつが、こうなりゃ こっちのもんだ、・・・ン? 行っちまいやがった、あのやろう、いやな やつだね、・・・あっ、出てきた、出てきましたよ。オイ、盤を出しと くれ・・・あっハァ、また行っちまいやがったよ。キザな野郎だよ、 まったく、・・・いたいた、電柱の陰に立ってやがる。バカだなどうも。 やーいッ、へぼやーい」 へ「なにィー、へぼとはなんだァ」 Yア「へぼだから、へぼと言ったんだ、大へぼめ」 へ「なんだとォ、へぼかへぼでねえか・・・一番来るかっ」 Yア「おおさ、いくともっ・・・・さぁ、あがれ」
「今度、アパートから引越ししたんだ」「へえ、どこに」 「一軒家の貸家なんだ」「ほう」 「けれど、困っているんだ」「何を」 「うん、花を植えようとして庭を掘っていたら出てきたんだ」 「白骨か」 「違う。壷だ」「タコが入っていたのか」 「小判なんだ」「へえ、そりゃ大儲けだね。何を困っているん だ」 「実は家主が来て土地はワシのものだから小判はワシのだと。 」「折半じゃないの」 「壷には豊臣秀吉所有なりと書いてある」「なんと」 「で小判は、いったい誰のモノになるのだろうと困っているの だ」「そりゃ私のものだ」 「なぜ」「なぜもへちまもない、 私が書いて埋めたのだから」
テレビ討論でーす 肉食女(評論家勝間和代)VS草食男(2チャンネル創設者ひろゆき) 2010年5月6日 木曜日 ★インターネットと実名の話 勝間:是非今日はですね、2ちゃんねるだけの話ではなくて、 インターネットの未来であるとかメディアの、ドワンゴやられ ていますし、どういう感じで進んで行くのかということをです ね、お話しさせていただきたいんでよろしくお願いします。 ひろゆき:ああよろしくおねがいします(ニコニコ) 勝間:私が毎日新聞のクロストークという記事の中で、なるべ くインターネットは実名主義にしようよと書いたときに、かな り反対されたのがひろゆきさんだと理解してるんですけど、そ れは正しいでしょうか. ひろゆき:ああ(頭をかきながら)、べつにあのなんだろうな あ、その、実名匿名ということを反対してるんじゃなくて、勝 間さんの論法がなんかちょっと変わってるなあと思ったんで、 言っただけで・・その、実名で書いた方がいいって人はたいて い我が強いか社長タイプって人が多くて、サラリーマンとか普 通の一般の人で、名前どんどん出して行きますよって人ってあ んまりいないんで。変わってる人たちが言うなあっていう事実 に対して言ったわけで。勝間さんの論がどうこうって話じゃな いです 勝間:じゃあべつにインターネットは匿名であるべきというわ けではないんですね。 ひろゆき:使い分けたい人が使い分ければいいだけだと思うん ですけど。 勝間:そのときに、やはりあのー、没個性というのが問題にな っていまして、心理学の中でも、自分の名前がわからないだと か、集団の中に埋もれてしまうと、リスクテイカーになって危 険性が増すとか・・ ひろゆき:没個性っていう問題が勝間さんの中で問題ならまあ 問題でいいと思うんですけど、一般的には問題になってないと 思うんで・・ 勝間:一般的に問題になっているから訴訟たくさん受けている わけじゃないですか。 ひろゆき:いやべつに、匿名だから受けているわけじゃないで すよ。 勝間:誹謗中傷が入ってたから受けているということですよね。 その誹謗中傷を匿名が招きやすいという、心理学の研究結果が あるんですけども。 ひろゆき:心理学の研究データってどんなものですか? 勝間:あの、没個性化になるとリスクテイクしたり自分に責任 がかかってこなくなると攻撃性が増したり、他人に対する批判 をしたりするということですが、 ひろゆき:責任がかからないって、たとえばじゃあ新宿の街を 歩いていました、で犯罪に遭いました、ということと同じです よね。人間て名札付けて歩いているわけじゃないじゃないです か。 勝間:人為的に促進してしまうのではないかという議論なんで すね。それでプロバイダ規制法が入りまして、IPアドレスそ の他であるとか開示が、 ひろゆき:プロバイダ規制法っていうのは、あの、プロバイダ 有限責任法のことですか? あれってプロバイダの責任を減らす 法律で、プロバイダを規制する法律じゃないですよ。 勝間:じゃあちょっと話を変えましょう。 ひろゆき:あ、はい。(ニコニコ) 勝間:こないだドコモが最高裁で負けましたけども、書いた人 が匿名であっても、それについて何か不都合があった場合には 、IPアドレスの開示や、実際にそれを書き込んだのが誰かと いうことを含めて、開示義務があるということでキャリアが判 決を受けましたけども、 ひろゆき:ええええ、そこはぼくは賛成ですけども。 勝間:賛成であると。たとえば2ちゃんねるでいろんな、たと えば私のスレッドっがザーーって立ってるんですよ。 ひろゆき:はいはい、おめでとうございます。(ペコリ) 勝間:15くらいあるんじゃないかと思うんですけど、数えて ないんですが、くたびれて。で、それもはっきり言って誹謗中 傷であったり場合によっては脅迫まがいのこととかいろんなこ とがあるわけで、事実じゃないことをたくさん書かれていて。 それはほっといていいんですかね。 ひろゆき:それは警察に行くなり裁判所に行って開示させるな りすればいいことだけの話だと思いますけど。 勝間:で、それは手間ひまの問題で、結局、それをやるのはコ ストがかかっちゃうじゃないですか、こちら側としても。だっ たらべつにちゃんとした実力を示してれば、それはそういうも のはなくなるんでは? ひろゆき:実力? 勝間:実力というのは何だかな、ようするにちゃんとしたこと をやってれば、それが事実じゃないということが自ずとわかっ てくるだろうと。 ひろゆき:ああ、じゃあ、いくら何書いてもいいっていう、論 法ってことですか? 勝間:ちがいます、ちがいます。 ひろゆき:あー、違うの?。はいはい。 勝間:誹謗中傷であったり、ある程度の犯罪のものはこれ当然 警察に行くべきですし、あるいはプロバイダに対して訴えるべ きと、これは正しいです。ね? ひろゆき:ええ、ええ、(うんうん) 勝間:もう一度議論に戻りますと、じゃあ2ちゃんねるという 中で、もう売られちゃったんですけど売られる前に、そういっ たものを、いわゆる、ユーザに対して何か防止をするとか、あ るいは誹謗中傷を受けた人はどんどん警察に言ってくださいと か。 ひろゆき:書いてますよ。 勝間:積極的にIPアドレスを開示するとか。 ひろゆき:積極的にやる必要はないと思いますけど。 勝間:ここですよ!是非ききたいのは! ひろゆき:逆に、積極的にIPアドレスを開示しているサービ スって何があるんですか? 勝間:実際にだけど… ひろゆき:ヤフー掲示板も、mixiも、GREEも、積極的にIPア ドレスは開示してないと思うんですけど。 勝間:そこの、 ひろゆき:積極的に開示しているサービスがあって、これを真 似するべきだっていうならわかるんですけど、 勝間:ちがいます。ちがいます。じゃ、たとえば、アメリカって いうのは実名が中心て゛、 ひろゆき:それもなんかよく言われるんですけど、実際実名で 書いているサービスってどれのことを言ってます? 勝間:FacebookであるとかYahoo!の書き込みであるとか、Amaz onの書き込みなんかも、ま、本当に実名かどうかはわかんない ですけども、 ひろゆき:ええ、その実名かどうかわからない名前に何か意味 があるんですか。たとえば、じゃあ、2ちゃんねるの書き込みが 全部「山田太郎」になりましたっていったら満足するんです か? 勝間:……。なんかさ、ひろゆきさん! なんかねー、私たちの 議論がぜんぜん噛み合わないのはなにかって言うと、たぶんその ー、ひろゆきさん、どーでもいいじゃんやってれば、みんなが自 由にやらせればいいじゃんっていう感じなんですよ。 ひろゆき:勝間さんが言ってること自体に筋が通ってないから 話が噛み合ないのだと思うんですけど。 勝間:またそんな話になってー… ひろゆき:じゃあ実名として山田太郎っていう名前書くのに何 の意味があるんですか。 勝間:実名ではないです。私が言っているのは、実名というよ りは責任ある言論であるとか責任ある行動をどうやってインタ ーネットの中である程度のルールをもって確保するよな環境を 作りたいかということなんですが、どうやってインターネット の中である程度のルールをもって確保するよな環境を作りたい かということなんですが、 ひろゆき:それは教育じゃないですか。人がどう考えるかであ って別にサービスの提供者がやることではない。 勝間:そこですよ、そこそこ。 ひろゆき:個々の人間をどうするかっていうのをなんでサービ スの提供者の責任にしているのかっていうのが僕わからないん ですよ。 勝間:そこですよね。だからそこが多分私とひろゆきさんの議 論の大きな分かれ目で、私はある程度サービスの提供者が場を 作ったときにはそこのルールを規定しないと荒れてしまうと思 っているんですよ。 ひろゆき:荒れるってどういう意味ですか? 勝間:実際2ちゃんねるで非常に有益なスレッドもあって面白い 議論もあれば、まさしくその、なんでしょう、鬱憤ばらしのため の批判であるとか揚げ足取りであるようなスレッドもたくさんあ りますよね。それは正しいですか、認識として? ひろゆき:社会ってそんなもんじゃないですか? 居酒屋とか行 ったらみんなそんな話しているじゃないですか。 勝間:ただそれが、陰口が、ある程度インターネットは私は拡声 器だと思っているので、いいことも悪いことも増強されますよね。 ひろゆき:ええ。 勝間:で、実際その悪いことに対して、例えば、私がやっている クロストークというコーナーでは基本的に新聞に対する言論とい うことを実名、もちろんそれが本当に戸籍名なのかという議論は ありますけども、ファーストネームとラストネームをきっちり書 くような形でお願いしているんですよ。 ひろゆき:で、ファーストネームとラストネームを書いて、誹謗 中傷を書いた人がいました。でも結局書いた人が誰だかわかりま せんって言う方が問題じゃないですか? 勝間:それはIPアドレスがまさしく請求をして開示して辿るこ とは可能ですよね。 ひろゆき:ええ、だからそういうのがトレーサビリティとしてあ れば十分であって、別にその山田太郎って名前なのかジョナサン なんちゃらっていう名前なのかなんてどうでもいいことじゃない ですか。 勝間:コストの問題なんですよ。例えばそこらへんに道にゴミを 捨てる人がいますと。ゴミはゴミ箱に捨てる方が良いですよね。 ひろゆき:さっきのクロストークの話で山田太郎なのか名無しさ んっていう名前なのかコスト一緒ですよ。 勝間:名無しさんとか山田太郎であればそれが匿名である蓋然性 が非常に高くなりますよね。戸籍名が名無しさんである可能性が 低いですよね。 ひろゆき:だから? 勝間:だからコストの問題だと言っているんですっ。 ひろゆき:コストはIPアドレスを請求して、その人が誰か調べ るコストは全く一緒ですよね。 勝間:だから、そこに行く必要があるかどうかを判断するコスト として、 ひろゆき:ん?、行く必要があるコストって何ですか・・・? 勝間:IPアドレスの請求までする必要があるかどうかという・ ひろゆき:いや、それは書いた物がIPアドレス請求する必要が あるんだったら、名前はもうどうでもいいじゃないですか、名無 しさんでも山田太郎でも。 勝間:そんなことないですよ。そこのコストの問題をやはり議論 したいのですよっ。 ひろゆき:いや、コストは一緒ですよ。 勝間:一緒じゃないですよ。私が例えば・・・ ひろゆき:いや、プロバイダに請求するコストは一緒じゃないで すか。 勝間:だからそれは2日とか待たなきゃいけないですよね。 ひろゆき:いや、じゃそれが山田太郎になっていたとしても、そ の山田太郎がどこの誰だか分からないですよね。 勝間:じゃあ、訊きますよ、ひろゆきさん。ビジネスしますよね 。ビジネスしたときにひろゆきさん名刺渡さないですか。 ひろゆき:いや、今日はたまたま忘れましたけど、持っていると きは渡しますよ。 勝間:ですよね。じゃあ名無しで良いんですか、名前も名乗らず に・・・ ひろゆき:今、全然違う話していますよね? 勝間:いや、違います。リアルではちゃんと名前名乗って自分が どういう人だかを開示して相手の信頼を得ようとするのに、何故 インターネットだけ匿名で良いんですか? ひろゆき:別にインターネットでも名前名乗りたい人は名乗れば 良いと思いますよ。例えば、僕スタッフといろんな人と会ってい ますけど、名前言って会話した人って多分4、5人で、あとのス タッフ誰も名前を知らないですよ。 勝間:それはクローズドだからですよ。この環境がテレビ東京の 天王洲スタジオというところにいるわけですから、明らかにこの デキビジの制作関係者しかいないということがある程度担保され ている上での・・・ ひろゆき:じゃあ例えば公開のイベントやっているときにスタッ フか一般の人かわかんないじゃないですか。それ全部名刺交換す るんですか? 勝間:インターネットの話をしているんですよっ、今はっ。 ひろゆき:インターネットの話ならインターネットの話をしてく ださいよ。なんか、今リアルの話にしたのは勝間さんですよね。 勝間:いや、リアルの話に対してインターネットが「写像」であ るということに、何故ですね・・・ ひろゆき:シャゾウ? 何ですかシャゾウって? 勝間:ダメだこりゃ(笑)。(注 この発言は後で問題になる) ひろゆき:ああ、すいません。なんか、言葉知らなくて。 勝間:あの多分ですね、 ひろゆき:なんか、あのよく分からない、例えばシャゾウって言 葉の意味僕知らないんですけど、一般的にもそんなに常識的な言 葉じゃないですよね。それを持ち出して「ダメだこりゃ」って言 われても、確かに僕ボキャブラリ少ないかもしれないけどそれを なんか呼んだ人に対して失礼じゃないですか? 勝間:違いますよ。私が言いたいのはですね、私とひろゆきさん の価値観とかポリシーの違いがあってそれに対して何か議論をこ う二人で戦わせようとするとお互いに自分のフィールドに逃げて しまって、余計こう例え話が始まるんで。 ひろゆき:逃げてないですよ。じゃあ、さっきのインターネット 上の名前の話でトレースできるかどうかは名前と名無しさんでも コスト一緒ですよね。はい、いいえで答えてください。ようはプ ロバイダに対してこういうことがありました、トレースして住所 を知りたいかっていうコストは一緒ですよね。はい、いいえどち らですか? 勝間:言います。トレースを必要とする場合には、はい。ただ、 トレースを必要とするかどうかの判断がその前にあるますので、 その分のコスト軽減されます。 ひろゆき:じゃあ、山田太郎って書いて誹謗中傷しているのと、 名無しさんで書いてて誹謗中傷しているので、内容は一緒ですよ ね。 勝間:どちらもトレースを請求します。 ひろゆき:はあ?。じゃあ一緒じゃないですか。 ◆ 若者の起業について 勝:若年層の人たち、若い人たちが今なかなかですね、こう少子 高齢化の中で元気が無いといわれているんですけども、若い人た ちが元気になるためにはどうしたらいいですか? ひ:なぜ元気にならなきゃいけないんですか? 勝:そこですよね、やっぱり。困ったんですよ。実はテーマとし て雇用促進というのを話そうか、若者に対して起業をもう少し促 進することをどうやったらいいかということをですね、議論にし ようということを予定していたんですが、 ひ:会社側が求人出してばんばん雇えばいいんじゃないですか? 勝:えっ? ひ:雇用促進ですよね? 勝:じゃ、例えば若い人たちが起業したいと思う・・・ ひ:いや、金持っているのは歳取った層ばかりなんだから、歳取 った層が自分で若い人雇えばいいんじゃないですか。なんで若い 人が起業しなきゃいけないんですか? 勝:若い人は起業しなくていいんですか? ひ:したければすれば良いと思いますけど。 勝:ひろゆきさんは今、2ちゃんねるというのは起業だったんで すか? ひ:いや、あれ趣味ですけど。 勝:じゃあ起業はしていない、今も? ひ:まあ、会社は大学のときに作りましたけど。 勝:起業しましたよね。その会社今どうなったんですか。 ひ:ペーパーカンパニーとして細々とやっていますけど。 勝:じゃ、起業は若い人たちはやりたければすれば良いという発 想ですか? ひ:ええ、当然。 勝:じゃあ逆に今起業する人たちが、例えば堀江さんがああいう ことになって結局起業ブームが一回あったけれども、こう起業し てもなかなかうまくビジネスに繋がらない、得じゃないみたいな 風潮が出てしまっているような風潮があるような印象が私にはあ るんですけれども。 ひ:風潮がどうこうじゃなくて儲かるんだったら、まあ例えば歳 取ってる人の方が社会経験もあってお金も持っているわけじゃな いですか。だから歳取った人が起業すれば良いだけで、なんで若 者に起業させようとするのか分かんないですけど。 勝:起業しなくても良いということであれば、逆に若い人たちは ずっと高齢者の人たちが作ったビジネスの下で粛々と仕事をして いると良いんでしょうか? ひ:起業したければすれば良いと思いますし、起業したくなけれ ばしなくてもいいと思います。それは選択の問題なので若い人が 勝手に決めればいいんじゃないですか。 勝:若い人たちが起業する自由というのが今どんどん減ってきて いると思いませんか? ひ:いや、自由はあるんじゃないですか。起業を制限する法律と かあればそれは自由は無いと思いますけど、年齢制限無いじゃな いですか。 勝:実際規制とかが日本の場合はかなり高いですよね。 ひ:いや、年齢による規制は無いですよね? 勝:いや、年齢による規制ではなくて、新規ビジネスをやろうと 思った場合に小規模で事業を始めようとした場合に、例えばアメ リカと日本で比べて同じビジネスアイデアを持っていた場合に、 どっちの方がエンジェルが集まりやすいかというと、 ひ:いや、エンジェルなんか集まるのってほとんどないですよ。 日本で中小企業10万社とかありますけど、エンジェルつきまし たって多分1000社も無いんじゃないですか。そんな少ない例 を出してあたかも言われるとちょっとどうかなと思いますけど。 勝:じゃあ、エンジェルではなくて例えば1000万円くらいの 資本で起業した場合にどうでしょう。それはもうほとんどハード ル同じということですか? ひ:1000万円持っているっていう時点でもう若者じゃないと 思いますけどね。 勝:じゃあ、借り入れにしましょう。 ひ:1000万円借りれる若者なんていないですよ。 勝:そうですよね。そういう話です。だからみんなエンジェルを 探したりVC(ベンチャーキャピタル)を探したりするんですよね。 ひ:いやいや、日本にある会社でVCとかエンジェルとか付く会社 なんてほとんどないですよ。 勝:あとは死ぬ気で貯めますよね、小資本で数百万円とか貯めて 小さな事務所を借りたりして、 ひ:普通って会社とか入って、例えばなんか会社の仕事をやって 、その職種とか知り合いとか取引先を連れてって独立するとかあ りますけど、なんもないところで1000万集めて会社作ります とか普通って、ちょっとおかしくないですか? 勝:普通とは言ってないです。 ひ:あ〜、だからそれを例として出すのはちょっとずれていると 思う。 勝:じゃあ逆にですね、企業勤めをして何かビジネスチャンスを 見つけて、賛同者を募って独立する、このパターンは今までとま だまだ変わっていないということですか? ひ:いや、それが一番安全じゃないですか? だってもともと回 っているその職種、取引先、お客さんがいて、それをずらすだけ じゃないですか。 勝:でもその中でもう少し議論を深めますと、ここ20年間で例 えば新しいベンチャービジネスとして建った会社、例えばあの時 価総額の上位何十社とか見ますとソフトバンクくらいしか新しい 会社として建ってないわけですよ。それはそれで良いんですかね? ひ:だって孫さん優秀ですからね。あんな、孫さんほど優秀な人 いないっすよ、あんまり日本に。 勝:でも逆にある程度アメリカとかに比べますと新陳代謝が遅い という傾向があるわけですよ。それはもうそういうものだから仕 方ないと? ひ:いや別に新陳代謝とか、要は良い商品を作ればお客さんは買 うけど、お客さんがいらないから買わないわけで、でそれは別に 社会がどうこうじゃなくて必要な物を作っていないってだけだと 思うんですけど。 勝:では必要な物を作っていないので、若者の起業が少ないこと が問題ではないということですか? ひ:ええ。だって需要があって、それを老人が作ろうが若者が作 ろうが、欲しい人は別に作者がだれかなんてどうでもいいわけで じゃないですか。今だってシャネルの商品をシャネルのデザイナ ーが誰かなんて分かってないで買ってるじゃないですか。 勝:じゃあ日本は何故ですねそういったような、新製品ですとか、 起業とか成長ができないのでしょうか? ひ:大企業が優秀だからじゃないですか? 勝:そこがね、私と価値観の違いだと思うんですよ。私はね大企 業がちっとも優秀じゃないと思ってるんですよ。 ひ:いや、大企業は商品を毎年出してますよ。例えばポッキーと か毎年変わってるじゃないですか。 勝:正確に言うと大企業は優秀なんですけれども、ある程度の一 つの枠組みの中での競争ではものすごく優秀なんですが、そのサ ラリーマンとしての、その枠組みを超えたようなビジネスが出て こないのが日本の停滞の一つ・・・ ひ:いや、例えば缶ジュースっていうのを若者が作っても、大企 業が作った缶ジュースほど売り上げをあげられないと思いますよ。 勝:若者は大企業の中でビジネスアイデアをもっともっと採用さ れて作ってもらう方が効率的ですよね。 ひ:いや別にそれでも良いですし、別にその大企業の缶ジュース よりも良い缶ジュースを作れる若者がいれば、それは缶ジュース 作って売れば良いと思うんですよ。 勝:でも、缶ジュースの市場に参入するのにそれこそ100万、 200万じゃ全く無理ですよね? ひ:はいはいはい。 勝:その場合に、だってできないじゃないですか? ひ:いや、でも缶ジュース自体は作ろうと思えば安く作れますよ。 で、その別に日本中に配ろうと思わないで、じゃあ知っている商 店だとか知っているコンビニに入れてもらうとかっていうので、 徐々に広げていくのは不可能ではないと思いますよ。 勝:でも、例えば今一本缶ジュース120円くらいですよね。で 原価率考えると1本儲って、ディストリービューション考えると せいぜい50円、60円マックスしか儲らないと、それをそれこ そ何万本という単位で売らないとできないことを考えると、やっ ぱり今現在若者が小資本で缶ジュースの資本に入るのは現実的な 解ではないですよね。 ひ:まあ、缶ジュースは例として出しましたけど。それだったら やっぱり大企業が大資本で安く提供できているわけだから、大企 業の商品生産能力って高いからすごいよねっていう話で良いじゃ ないですか。 勝:でもその割には、 ひ:だって、みんな缶ジュース安くおいしく飲めて良かったと思 っているわけだから。 ◆幸福論 勝:あの、ちょっと分かってきたんですけど、 ひ:はいはい 勝:要はですね、ひろゆきさんそんなに社会全体の仕組みとか構 造とか、あるいは何がどういう因果関係があってどういうふうに 動くとかあんまり興味ない。 ひ:いや、でも僕今、因果関係で説明していると思っていますけ ど。 勝:因果関係ですけど、今本当に若者は今現在の生活に満足して いて、 ひ:別に満足しているかどうかと、 勝:日本の中で幸せで、起業しなくても幸せで、多少失業率が高 くても ひ:先生すいません(笑)起業しないと幸せになれないんですか? 勝:起業はとりあえず放っておいて良いです。 ひ:ああ、はいはい。 勝:若者は今の現状の中で幸せなんでしょうか。 ひ:自分は幸せだと思う選択肢を取っているだけで、起業すると いうのは幸せになる選択肢ではないというだけだと思いますよ。 勝:でも今現在若者と呼ばれる若年層の人たちというのが閉塞感 を感じているような、 ひ:それは歳取った人も感じてるんじゃないですか? 勝:じゃあこれは何故ですか? ひ:だって世界経済不況じゃないですか。 勝:でも日本だけが特に不況ですよね。 ひ:ん〜。特に不況って、それは感覚値の問題なので・・、 勝:いや数値の問題として ひ:確かに経済としての不況は数字になりますけど、そのどれく らい不幸なのかっていう不幸さっていうのは個々の主観の問題な ので。 勝:不幸も全部これ統計データを取る限り日本は様々な幸福度調 査において必ず下位ですよ。 ひ:ええ、だからそれは本人たちがそう言っているわけで、じゃ あそのジンバブエ人とどっちが幸せかと言ったら、日本の方が割 と幸せだと思いますよ。 勝:そこがまさしく議論としてあって、例えばジンバブエに対し て日本が食料供給も政治供給も安定しているにも関わらず、同じ くらいのいわゆるOECD諸国比べて不幸せなわけですよ。 ひ:ええ。そのなんか要は、不幸せだというように言いたがる人 種だとは思うんですよ。じゃあ、実際に10代の人が携帯電話持 って、でなんかバイトして結構なんか10万円くらいするカバン 買ってとか言うのって、他の国ではありえないことじゃないです か。でも、それに対して驚きもしない、で女の子が夜中の12時 に街うろうろ歩いてても別に襲われないし、「うわ、襲われるよ 大変だよ」ともならないっていうのは凄く幸せなことで、でそれ は世界中で日本でしか起きないことなんですけど、でもそれが幸 せだって日本の人知らないじゃないですか。 勝:幸せにはいくつかファクターがありまして、昨日より今日、 今日より明日が良くなるとか、自分の能力が自分の最大限発揮さ れてそれに対して、まさしく家族ができて友人できて社会が喜ん でくれるとか、様々な私たちの幸福度を左右する物があるんです けど、そういうものに対して、あまり少なくとものこの10年、 20年を見た場合に若者達の状況が良くなっているとは思えない んですけれども、 ひ:そもそもそのファクターが、勝間さんのファクターで、他の 国だと死なないとか襲われないとかレベルから幸せが始まってい るのに、日本ってそれは当たり前だよね、で、その上って話にな っても・・。 勝:だから、OECD諸国と比較しているんですよっ。ジンバブエと 比較していないですっ。 ひ:OECD諸国でも、じゃあオランダで夜中に女の子一人で歩いて たらやっぱり危険だって言われますよね。 勝:まあ、それはオランダの場所によるでしょうけどもね。 ひ:ええ、日本の歌舞伎町でも女の子一人で歩いてても、別にそ こまで危険って言われないじゃないですか。 勝:でもその分それは安全の方にコストをかけていて、他の例え ば安全をぎゅうぎゅうすると、そのアントレプレナーリーダーシ ップだとか規制の方がですね、弱くなるわけですよね。 ひ:あ〜はいはい。 勝:それを全てある意味日本人の選択であって政治をそういう風 に選んじゃっているという判断で良いんですか? ひ:いや、だから僕は水と安全が確保されているということが大 事で、で後は別になんか給料が低いとかって言うのは生きていく 上でそこまで重要ではないと思うんですよ。 勝:でも給料低いと、少なくともその所得に対しての幸福感とい うのは結構大きくて、 ひ:だって経済の問題より、水と安全って言う命の問題の方が先 じゃないですか。それがクリアできているだけで日本は結構優秀 だと思いますよ。 勝:でも、それは何十年も前からクリアできているわけですよね。 ひ:ええ、でも他の国はクリアできて無いじゃないですか。アメ リカだって今、皆保険になるかどうかでよやく揉めている段階で。 勝:でもそれを他の国と比較した場合に幸せだから、じゃあ10 年前、20年前よりも不幸せで良いという議論になっちゃうんで すか? ひ:別に構わないと思いますけど。そんななんか、いつでも世界 中でトップレベルで幸せにならなきゃいけないっていう方がおか しいと思いますよ。 勝:なんか、すごくね、今日ね、すごくね、私ね、いろんな人と さんざん対談してきたんですけど、はっきり言って、のべ多分1 00人くらいの中で一番やりにくかったんです。 ひ:(笑) ありがとうございます。 勝:最っ高にやりにくかったんです。 ひ:すいません、なんか社会経験が足りなくて。 勝:で、なんか何が原因かなっていうのをこう考えたんですけれ ども、あのですね、 ひ:僕の能力不足のせいです・・・ 勝:いや、違います。何か言ったときに対して、すごくそのひろ ゆきさん防衛してそれに対して反撃する、しかもそれを見下すよ うな反撃なんですよ。これが何かね夫婦喧嘩と全く一緒なんです よ。 ひ:(笑) ああ、そうですか。僕は勝間さんのことが好きなんだ! 勝:いや、違う違う違う。夫婦喧嘩とはどういうことかというと、 お互いのポジションを取って協力しようというよりは、どっちの方 が自分の関係性において良いポジションを取ろうという形でですね 、このお互いの揚げ足取りじゃないんですけれども、 ひ:いや、でも僕結構質問していると思うんですけれども、 勝:でもその質問の仕方が明らかに、「僕の言っていることは正し いけれども、あなたの言っていることは間違っている」みたいなこ ういう(ジェスチャーで上から下へ)ように聞こえるようなニュア ンスの質問をお互いにしちゃってるんですよね。 ひ:へぇ〜そうですかねー。 勝:だからその結果としてですね、どんどんですね、議論が先鋭化 していくんですよ。 ひ:お互いにしているってことは、じゃあ勝間さんも実は僕と同じ タイプってことですか? 勝:いや、違います違います。それを誘導しちゃうんですよ、それ をお互いがやればやるほど。 ひ:へぇ〜(笑) 勝:なのでその、相手のことを理解した上でちゃんとした事実を中 心にこう議論をしていかないと、価値観とニュアンスの中でお互い がお互い言いたいこというとこういう対談になるだなということが 私が凄く今日分かりました。 ひ:でも、僕事実の話をしていると思うんですけどね。そんなこと は、当たり前のことだと思ってたんですが、本気なのかわかりませ んが、勝間さんの言うような働いてお金を稼ぐことだけが幸せで、 それが出来てない人は、不幸だと考えるのは、どうかと思います。 顔が悪いとか、金が無いとか、頭が悪いとか、病気持ちとか、歌が 下手とか、欠点を積み重ねていったら、誰だって不幸な気がしてく るわけですよ。ってことで、日本人の幸福度について、「お金が無 い=不幸」みたいな考え方を他人に強要しないほうがいいと思うん ですがね。 解説 ひろゆきさんは話の前提に疑問があるから、あーゆー言い方なんで すね。つまり、勝間さんの論点設定自体に疑問があると。 それを、さまざま質問で言ってるんだけど、勝間さんは「あたしの 論点設定の上で話してくれないと困ります」と拒否する。 そりゃ、話が成り立たないよ。その苛立ちを「夫婦喧嘩みたい」と 勝間さんは表現してるけど、そもそも、論点設定自体を問題にした いひろゆきさんにすれば、勝間さんの論点に乗っかったら自分の主 張ができないってことなんだから。 たとえば「インターネットの匿名性が問題ですよね」ってところか ら話を始める勝間さん。 「いや、そもそも、なんで問題なんですか?問題だという背景はな に?」というところから話を始めるひろゆきさん。 「若者が起業できないのは問題ですよね」ってところから話を始め る勝間さん。 「え?なんで、起業できなきゃいけないんですか?」というところ から始めるひろゆきさん。 「日本人は不幸ですよね」ってところから話を始める勝間さん。 「え?なんで、不幸なんですか?」というところから始めるひろゆ きさん。 つまり、議論で相手とやりあうときに、論点を奪われたら負けるか らねぇ。 そらぁ、論点を奪い返そうとするよ。それが、議論だと思いますが。 例えば次のような話ですね。 1.女性アナ 「結婚して、子育て終わったら今のポジションに戻 りたい。」 2.ひろゆき 「"旦那に稼いでもらって"、家でダラダラしてる方 が幸せじゃな-い?」 3.女性アナ 「社会に関わっていきたいし、仕事してないと不安 になる。不安に-なりませんか?」 4.ひろゆき 「友達と遊んでれば?」 5.女性アナ 「じゃあ、収入はどこから?」 → 2に戻る。 (これが女性に多い思考回路)
「血液型と性格」血液型と性格については科学的 な証明がされてない。つまり根拠のないウソっぱちでした。 では、なぜ日本でこれが信じられるようになったのか。能見正比古 といういいかげんな学者が1971年に書いた「血液型でわかる相性」 という本が150万部もヒットする大ベストセラーになり、それか ら次から次へと同系統の本を書きまくったからである。この説をマ スメディアが何度も取り上げた。その相乗効果で、日本人の大部分 が信ずるようになったのである。そもそも血液型は、1901年、ウィ ーン大学のランドシュタイナー博士が発見。博士は、赤血球が持つ 「血液型物質」というモノを発見しその違いで、血液型を4つに分 類した。これによってノーベル賞を受賞した。それでは、なぜ血液 型が性格判断につかわれたのかというと、A型が多い白人主義の人 種差別的な分析のためでした。日本でも軍隊が真っ先に関心を示し ました。それは兵隊の資質分析に用いられたからです。思想犯はA 型が多いとか、懲罰者にB型が多いなど。さらに当時の軍国主義の 政府が国民支配の道具として血液型性格判断を利用したのである。 ただし、日本のみならず世界の医学研究者は血液型と性格とは連 関していないということで一致している。日大の大村政男教授は 「血液型性格判断は日本独自のものであり、性格判断で当たってい る部分を偶然見つけるとそれを信じる日本人の特殊な(血を大事に する国民性)がでている。」と語って、連関が医学的に立証されて いない現在、これらが必ずしもあてはまるわけではないと強調して いる。浜松医大の高田明和教授に話であるが、さらに白血球式の血 液型150種類など44式もある。血液型の違った組み合わせ遺伝子 型を作るとすれば無限となる。仮にあてはめるとするならば、無限 の血液型の違った組み合わせ遺伝子型があるから、それぞれの人に は、それぞれの性格があって一人として同じ性格の人はいないとい うことになる。だから、この単純な四つの分類が必ずあてはまると すれば、全員B型の家族はみな自分勝手でとっくに崩壊しているは ずだろうし、同じ血液型の人はみんな同じ運勢になってしまうこと になる。「血液型物質は脳には存在しません。つまり脳と血液との 間には、血液脳関門という関門があり、血液成分は脳組織には入り 込めないようになっています。だから血液型物質が神経に接触する 機会はない。したがって血液型が性格と関係することは考えにくい 」と。ABO式血液型には多くの亜系(A1A2など)が数百種類あり、 感染症で血液型が変わることもあり、輸血で二種類混在(キメラ現 象)することもある。血液型と性格の話は、酒場とか井戸端会議で 、会話をにぎやかにするための笑い話ぐらいにしておこう。さて 、血液型性格判断では一般的に次のようにいわれている。 A型は日本人の38%を占める。几帳面、清潔好きで慎重、責任感が強く心 配性あるいは神経質の傾向がある。論理的で記憶がよく、過去の経験を忘 れない。恨みや恩を永く持ち続ける。 B型は日本人の22%。直感的な気分屋で、周りの意見を全く聞かない。人 の話は聞かない自己中心型のマイペース、物事をくよくよ考えない楽天的 で割り切って、忘れっぽく慎重さにかける。負けず嫌いで行動力がある。 独創性に富み未来型である。 O型は30%で、意志が強く、率直でストレートで集団を好み社交的である 。大ざっぱで物事に動じない。誰とでも合わせられる調和性がある。まと めるのが得意。歴代の首相に多い型。個性が無い。 AB型は10%で、好奇心が強く個性的だが、そのキーワードは「ワケが分 からない」。つまりAとBを兼ねているので短気で裏表が激しい二重人格と いった面がある。
性格分類に良く使われる「心理テスト」もみんなウソっぱち だった。たとえばロールシャッハ・テスト、ギルフォード検 査、クレペリン検査などで、これらはまったく根拠がなく無 意味さぶりがあばかれた。
「血液型と免疫システム」 京都府立医大の市川大輔教授の研究によると血液型によって病 気のかかりやすさに明らかな違いが見られるという。血液型は 免疫システムにおいて大きな役割をはたしており、血液の違い =病原体との違いを作り出し、種を守っている。 O型の人「胃腸」のアンテナ細胞が過剰反応しやすく、消化器 系のガン(胃ガン・大腸ガン)に要注意 。 A型の人「心臓」にあるアンテナ細胞が過剰反応しやすく「心 筋梗塞」などの発症率が高い。 B型の人「血管壁」にあるアンテナ細胞が固まりやすく「動脈 硬化」などのリスクが高い。 AB型の人脳と同じく、ここでもAとBの両面を持ち合わせてい る、と考えられています。