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●あなたの日常で一番大切なものは何ですか?
たとえば

1 お金・預金・財産・利益・得すること・所有物
2 権力・地位・肉体的な力・支配力
3 知力・頭の良さ・能力・学力
4 道徳倫理・伝統・マナー・常識
5 家族・親族・親友・愛人
6 宗教心・信心・教祖
7 誠実・真心・善なる心
8 人間性・感謝・謙虚
9 愛・慈悲心・思いやり
10 仲間・兄弟分・親分・上下関係・師・組織
11 義理・人情・世間体・近所付き合い
12 趣味・習い事・スポーツ・音楽・芸術
13 勝負事・娯楽・祭事・行事・ゲーム・ゴルフ
14 飲酒・性交・グルメ・旅行・物見遊山
15 自由・民主主義・国家・社会・平和・共生・法律
16 プライド自尊心・自負心
17 怒らない・許すこと
18 傲慢でない・邪推しない・へつらわないこと
19 健康
20 仕事

これらは「我執」と呼ぶものです。
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ソクラテスの言葉「よく生きるには何が必要か」

「答え」自分自身を知る。その上で、自分の心をより優れた
善なるものにすること。
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アリストテレスの言葉「生きる目的は何か」

「答え」よい人間になること。そのためには訓練とよき習慣
が必要。その結果、幸福になる。幸福こそ人生の目標である。
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日常生活こまごま

人間は死ぬると思っていれば、それ以上の重大事はないか
ら却って安心となる。何事も死ぬ準備である。命より大切な
ものはない。

★ 道徳には罪の道徳と恥の道徳がある。前者の代表はキ
リスト教道徳で罪の意識、良心、贖罪など人の目に見えな
い部分で道徳的であろうとする。後者はギリシャ道徳や日
本の儒教道徳であり、恥や体面などを重んじ、人から見ら
れて恥ずかしくない行動をすればよいとされる。

★誰に対しても余った金や余った品を与えるのはよい。
たとえ兄弟でも、金銭や物品の貸し借りはしてはならない
。それに、権利義務の事柄の保証人になってはならない。

他人から相談を受ける場合、まずその人が自己反省する
ことが肝要。

★交際を選ぶとき、身分・財産・学力だけに注目しないで
、その人の人間性・品性を第一とする。

他人の作ったご馳走を出されたとき、断るとか一品だけ
食べて、あとは遠慮して食べないでいて、その人を失望さ
せるのはわがままで我の強い人です。

★約束時間には余裕を見込んで行き、待つのがよい。忘れ
物や途中で支障があるかもしれないから。

★つまらないことにカネと時間をかけない。たとえば無益
な娯楽・勝負事・危険な旅行・登山・混雑した祭り見物等。

金の力を万能と思っている人は多いが、人間にとって一
番大切なものはみなカネで買うことのできないものばかり。

★食器・台所・押入れ・便所・器物など人の目立たないとこ
ろを掃除しなさい。特に便所の掃除は自分が必ずする。

★人に頼らない。人に頼るから不平不満が出る。

人を喜ばせることに二通りある。一つは有形の物質で人
を喜ばせる。もう一つは無形の人心を救済して喜ばせる事
。金や物では心は助からない。

★あの人は好きあの人は嫌い、仲がよい仲が悪いは利己
的本能からくる。

うまい物を食って楽をしていると神様から請求書が来る
。糖尿病、痛風?

★「ああしておいたらよかった」と言う人は、どん
なことをしても後悔をする人。

★衆人の席では寡言寡黙泰然としている。ベチャベチャと
多弁を弄してはならない。

ムダ話をダラダラ話す人は人格を損なう。

自分の苦労を誇るのは単なる愚痴にすぎない。

★自業自得だとか、それ見たことか、残念だったなあとか
言う人はとうてい助からない。

★人の短所を見ない。人を悪く思わない。気を永くする。

良いこと悪いことを見たとき、自分はどうかと反省する。

★怒る間はまだまだダメで、動物だ。怒らないようになれ
ば初めて人間の仲間入りができる。

自分が世話をしたような人からボロクソに言われても
、ありがとうとその後姿が拝めるようになれば卒業です。

★何か買うときは、必要なのか、単に欲しいのかを問う。
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●秘伝・日常生活ブッダの教え五戒

☆人を殺すな害するな。(理想は生きものを殺すなかれ)
☆盗むなかれ
☆偽りを言って人をだましてはならぬ。(病気は例外)
☆邪淫せず
☆大酒しない

・人間としての美徳は心が清くなければならない。
・過去を追うな、未来を願うな、現在のことに専念せよ
・他人の過失を見るなかれ
・自己のなすこととなさないことのみ見よ
・他人を羨んではならない
・人と人の間では信頼がなによりの親友親族である
・客を仏としてもてなす
・友人には施与、愛語、利他行、協同タスケアイ、欺かない事
・学校では規則正しく出席し、座席を立って礼をする、熱
心に聞く、恭しい態度で授業を受ける。師は行いを教えて
善く訓育する、よく説明する、忘れないように確かめる、
ほめる。

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森信三語録

〇終生の師を持ち、畏友とよびうる友を持つ
〇死を透徹し、生を充実するべし、覚醒すること
〇絶対不可避なる事は絶対必然にして最善なる天意なり
〇名利というものは虚しい
〇他人に対しても一点は自分の及びがたい長所を見出す
〇金の苦労を知らない人は人の苦しみの察しがつかない
〇縁ある人との人間関係に対して感謝する
〇慰め、励まし、安心させることは意義のあることだ
〇悩みは比較より生ずる。神の評価比較によること
〇随所に主となる。主体性を持ち既成の概念から飛ぶ
〇面倒くさいことをおっくうがらずにやる。特に下座行
〇常に腰骨をシャンと立てるべし
〇ハイと返事をして、朝のアイサツは人より先に
〇脱いだ靴を揃え、落ちているゴミを拾う、座ったイス
は元へ戻す
〇物事は80点でよい
〇夫婦は互いに我を出さず我慢する。不完全さを黙って
背負っていくべし
〇人間は毀誉褒貶を超える強さを持たねばならない
〇自分を理解してくれる人がいることは至福の一つだ
〇一日は一生の縮図なり、今をイキイキと生きる
〇わが身のふりかかること全ては神の意志なり
〇自分の縁を結んだ人のことを書き残し子孫に伝える
〇聖者は常に照らされている、常に護られている自覚を
もっていた
〇満身総身に受けた人生の切り傷を通してつかんだ真
理は真の力となり得る
〇聖人が見出した真理は多年にわたる辛酸の果ての恩
寵的成果
〇親として大事なこと@自分のなすべきことを真剣に
取り組むA子の気持ちを察する
〇母親の笑顔はまさに家庭の太陽である
〇女性の退廃は民族の衰亡につながる
〇男女は人間的には平等なれど、天による性能的分担
と使命の相違がある
〇異性に対する用心、性に対するシマリこそ肝要
〇キレイごとの好きな人はドロまみれになることを避
け実践力に欠けやすい
〇孤独に徹すれば感謝・報恩・奉仕が理解でき、比較
の世界から脱しうる
〇物質的に繁栄すると人間の心はゆるむ。宇宙の大法。
〇心のキレイさには到達できなくても、心の暖かさを
もつこと。
〇誠実とは言行の一致なり
〇心深き人とは縁ある人の苦悩に対して共感し、安心
を与う人なり
〇西洋文明は自我中心主義の文明であり、東洋文化は
無我の文化である
人間は「天の封書」をいただいてこの世に生まれ出ている。
そこには自分がこの世に派遣せられた使命が書かれている。
 人生を捧げる対象・果たすべき役割・天命(報恩奉仕)を知る。
この「天からの封書」 については確かに一理あるが、一方で
苦悩的悲劇的な生涯をたどる場合がある。
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戒語録 

A言葉の多いこと。物言いがくどいこと。
B口の早いこと。あわただしくものを言うこと
C事実でない事や推量、想像で言う
D声高にものを言う
E差しで口、人がものを言い切らぬうちにものを言う
F人の話の邪魔をする
G自分の言うことを強いて言い聞かそうとする
H自分の意地を張り、言い通す
I言いまちがいを押し通す
J人が言ったあとフンと鼻であしらう
K理屈を言う
L外国ではと、すぐ比較する
M俺がこうしたああしたと手柄話を言う
N有名人の言ったことを多く使う
O学者のように話す
P外国語や東京弁をひんぱんに使う
Q地位の下の人に対して軽んじて言う
R僧侶の説教のような話をする
Sおかしくないことを言って笑う。おどける。
Tたやすく約束する。できないかもしれぬ約束をする
U人に物をあげてない前に何々をやると言う
V物をあげた後、ああしてあげたと皆に話す
W返してくれないことをくどくど言う
X済んでしまったことをくどくど言う
Y人の能力や器量のあるなしを言う
Z自分の出身や地位や財産、所得を人に語る
Z憎しみの心で人を叱る。人のいる前で叱る。
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六方礼経

○富をなくすはじまり
一、飲酒 
二、他人の妻や夫と不倫する 
三、祭りや踊りなどの集まりに熱中する 
四、賭博(とばく)などの遊びに熱中する 
五、悪友と親しく交際する
六、怠ける

○怠けて仕事をしない。
一、「寒すぎる」といって仕事をしない
二、「熱すぎる」といって仕事をしない 
三、「晩すぎる」といって仕事をしない 
四、「早すぎる」といって仕事をしない 
五、「私は腹が空いている」といって仕事をしない 
六、「私は満腹だ」といって仕事をしない
 
○親が子になすこと
一悪から遠ざける
二善い性格にする
三技能を修得させる
四適当な妻・夫を迎えさせる
五適当な時期に財産を相続させる
六社会人として守るべき努めを教える・愛護
物を与え善き教えを伝えること
・親愛なる言葉使いを語ること
・人のために尽くすこと
・協同すること

○夫は妻に奉仕すること
一妻を尊敬すること
二妻を軽蔑しないこと
三妻以外の女性と邪淫しないこと
四家では妻に権威を与えること
五時々、妻に装飾品を与えること

○妻は夫を愛すること
一家事をよく処理すること
二親族をよく待遇すること
三夫以外の男性と邪淫しないこと
四集めた財を保護すること
五なすことに巧みで勤勉であること
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八正道

正見・正しい見解。生滅・因縁・苦の四諦の法を知ること。
正思惟・思考内容を律す、正しい考え方。無我こそ自己の真実。
正語・言葉使いを慎む。嘘、綺語、両舌、悪口を離れる。
正業・行動を律す。五戒 殺生・偸盗・邪婬妄語、飲酒を離れる。
正命・生き方。規則正しい生活。正しい衣服、飲食、臥具、マナー
正定・一つに心を集中する。心を乱さないように制御し瞑想する。
正精進・心を清浄にすること。正しい努力。不悪勧善。
正念・教えを忘れないよう心がける。貪り・怒りの心を斥ける。
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十善戒

不殺生       - 殺さない。
不偸盗ふちゅうとう - 盗まない。
不邪婬ふじゃいん   -異性に対する邪な行為をしない。
不妄語ふもうご  -誤った言葉や、悪意の言葉を使わない。
不綺語ふきご -  飾った言葉を使わない。へつらわない。
不悪口ふあっく -   人を傷つける言葉を言わない。
不両舌ふりょうぜつ - 二枚舌を使わない。真実を喋る。
不慳貪ふけんどん -  貪り(むさぼり)を離れる。
不瞋恚ふしんに -  瞋り(いかり)、高ぶる心を捨てる。
不邪見ふじゃけん -正しい見解。生滅・因縁・苦の四諦を知る
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人生の終末の生き方  施しと五戒に生きる
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「気品ある生き方」

1「食は良少緩静に」
何をどのように食べているかによって、その人の人となり
がわかる。テレビの大食競争は醜い。
ある程度の年齢になると、量を控えるのが好感される。

2「ジェスチャーは最小限に」
コミュニケーションの手段で、口や目やジェスチャーは控
えめがよい。軽い人とされる。

3「姿勢を正す。真正面を見て歩く」
体の中に心があるのだから、体から教えていけば、心へと
浸透する。キョロキョロと物欲しそうに、もの珍しそうに
歩いていると、ろくでもない人から言い寄られる。スーパ
ーなどでは挙動不審者として目をつけられる。下を向いて
歩いていると、モノ拾いと間違われる。威風堂々と、王の
謁見のように歩くとよい。普段、自分はどのような歩き方
をしているか一度、家族にきいてみるとよい。

4「目下の人にも礼儀正しく」
親しき中にも礼儀あり。知らない人と対するときは、相手
は「王子様」と考えて接する。

5「大声で早口は下品」
団体で行動するときは、他の人たち公衆の迷惑にならない
ように控える。

6おしゃれは隠れたところに。極端に人目を引くのは下品」
さりげなく、というのがポイント。その奥ゆかしさから品
格がにじみ出る。粋だねえ、というのがよい。秘すれば花。

7「しながらは下品」
食事をしながらベチャベチャと話をしてはいけない。不潔
な印象を人に与える。「けじめ」のある動作でないと軽く
なる。おしゃべりは品を悪くすることはあれよくすること
はないと心得る。常におしゃべりの人は敬遠される。

8「自分のことは自分でする」
人生でもっとも基本的で、重要度の高いことである。

9「分をわきまえた行動。しゃしゃり出ない」
たとえ自分の分は社会的にには低いところに位置していよ
うと、まずは分をどっしりと地に着けて安定させることが
、自分を見失わないために必要である。目先の利に惑わさ
れずに悠然と構えていれば、もののわかった人のほうから
近寄って来る。自己顕示欲の強い人は実力のない人である。

10「訪問先を汚さない」
立つ鳥後を濁さず、で自分が使ったものや散らかしたもの
は、きちんと片ずけて帰るのが原則。また人の家では短時
間の訪問ならば、できるだけトイレを借りないというのも
重要。トイレはできれば見られたくない場所である。
11「負け惜しみは見苦しい」
無残な結果とそれを認めたくない心情との乖離が、体面を
保とうとして強がりを言うのは見苦しくて品格を落として
しまう。素直な気持ちがないと、嫌な気分にさせられる。

12「駄じゃれは品格を落とす」
「笑点」ではないので、ひんぱんに駄洒落を使うとひんし
ゅくをかう。気の利いたことを、さりげなく言うのがよい。

13「傲慢は人でなし」
世の中で成功したといわれている人は、利己のため多くの
人を「犠牲」にしている。同じ成功を収めるにしても多く
の人の「支援」のうえにたって頭角を現すようにしたい。

14「ダメモトは品位を落とす」
ルールとか常識から通らないことがわかっていても、ダメ
モトで主張する人がいる。うまくいったら儲けもので、
をすることはないと考えている。しかしこれは大損してい
る。つまりルールを無視して我欲を押し通そうとする身勝
手な人間というレッテルを張られるから。ダメモトは割に
合わない。

15「邪推は心卑しい」
邪推はパンドラの箱をあけるようなものだ。開ければ自分
にさまざまな害悪がもたらされる。封印をしたままにして
おくほうが良い。腹立たしい気持ちを抑えかねて、追求し
たいと思ってもやめたほうが良い。前向きに考えることが
大切だ。邪悪な醜い感情や低次元に降りていかないで、毅
然とした高い次元を保って相手にしないことが品位を落と
さない最善の方法である。

16「権力者に迎合しない」
自分自身の実力に自身がないので、人の力を借りようとす
るのは、盗みや詐欺行為にも等しい。

17「ブームに踊らない
皆がそうしているからと飛びついていくのは、主体性のな
い行為である。自分を大切にしている人は自分の個性に合
った、自分自身のスタイルを確立している。地に足が着い
た毎日になっている。軽挙妄動してはならない。

18「叱り方。謝り方」」
過ちを犯した人を叱責し怒るのではなく、「許す」ことの
できる人はその心の広さを慕われる。叱る時はポイントを
簡潔に指摘してサラリと叱る。叱られた人が慰められると
同時に激励されたと感じ、身の引き締まるような思いにな
る結果が、品の良い叱り方である。人間の弱さを知り、そ
れをカバーしようとする姿勢には、人間に対する愛情があ
ふれている。
自分に関係していることで何か問題が起こったとき、とっ
さの反応は自分を守りたいために、他の人か何かのせいに
したいと思うのが人情だ。自分にほんの少しでも悪いとこ
ろがあったら即座に謝る人は、自分の言動の隅々まで気を
配っている人だ。潔さが見る人に清清しさを与え、信頼で
きる人であり気品が漂う。

19「引き際をきれいに」
引き際が汚いのは、地位であれカネであれ、名誉であれ、
我欲が強いからである。特に天下りにはその色が濃い。

20「金は『適額適所』に使う。美しい金の使い方ができる
人になる」
郷に入っては郷に従うで、そこの作法に従うのが品の良い
振る舞いである。金を生かすかどうかは、そのことに適し
た金額を、適した目的のために使うかどうかである。
適額適所にカネ離れがよいのは、人間関係において大いに
プラスになる。欲深のニュアンスを感じさせないで、スマ
ートな金の使い方をするところに、人の品格が現れる。

21「無料であっても控える」
無料でもらえるときにまずすべきことは、それが自分にと
ってその時点で「本当に必要かどうか」を考えてからにす
る。。後日では不良在庫がふえるばかりである。物欲しそ
うな風情を見せるだけでも人間としての品位を落とす。

食べ放題というのも多く食べれば食べるほど得をしたかと
いうと、健康上マイナスでそのため後日病院のお世話にな
る可能性がある。人の欲につけこむ商法に引っかかるのも
恥ずべきことであり、欲の権化と化して、ガツガツと餌を
あさる豚のようになってはならない。何々放題とか無料と
かいうときは、他のときにも増して、自制しなければなら
ない。周囲は喧騒と混迷の浅ましい世界になっているとき、
自制している人のところだけにはゆったりとした時間が流
れ、優雅な美しい姿を見た人は己のさもしい根性を恥じる。

22「きれいに遊ぶ」
粋で、しゃれていて、優雅に、格好良く、スマートに振舞
う。そのためには、ステージの上で演技しているつもりで
いれば、やがてそれが習い性となり性格そのものとなる。

23「時間は余裕を持って守る」
約束の時間に遅れてくるのは、いつも同じ人だ。遅れても
行けばよいではないかと、まるで期限に借金の返済をとが
めると「返さないとはいっていない」と居直る精神構造の
人だ。また、待っている人に申し訳なさそうに入ってくる
人もいる。重要な場であれば、一般的には大きな引け目で
あり、それだけ不利な立場におかれる。人と会うときには
、約束の時間より前に行くと心も落ち着き、悠々たる態度
で余裕もできる。その余裕こそが人間的な深みであり、気
品である。

24「恩知らずにならない」
「恩」という字は、「因」と「心」からできています。 
原因を知る心を、恩といわれます。今、こうして生きてい
けるのは、さまざまな人や物のおかげである、と知らされ
れば、感謝し、少しでもご恩返ししたいと、思わずにおれ
ません。これを「知恩(恩を知る)感恩(恩を感ずる)報
恩(恩に報いる)」といい、仏法では「恩を知るは大悲の
本なり、善業を開く初門なり」としています。「ご恩をあ
りがたく感謝する者は成功し、恩を当然と受け流す者は信
用を失い、恩を仇で返す者は身を滅ぼす」といわれます。
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弁道工夫
1 長居しない。
2 人を諌めたり言い争いしたりしない。
3 繁忙に過ぎないようにする。
4 残虐や傷害ものを見ない。
5 男女の卑しい姿を見ない。
6 権勢者に近づかない。
7 垢で汚れた服を着ない。
8 名誉や利益に関することを見聞きしない。
9 欲深い人や性的異常者に近づかない。
10 人混みの中や轟音の中や毒毒しいものを見ない。
11 犬猫はなるべく飼わない。
12 放逸な生活をしない。
13 いつも青山を見る。いつも善い教えを聞くようにする。
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洗心

A責めない、とがめない。理解する。許す心。補う心で。

B他人を認める。ほめる。

Cバカな人や劣った人を見下さない。いたわる心で。
愚直の愚は純粋・正直・無欲・献身の意味がある。バカに
なって生きるという意味で、バカな人は型破れ、底抜け、
限界が無く底が深い。それは利口な人が最も苦手とするセ
ンスだ。彼らは安定した秩序や既成の枠組みや型からはみ
でることを極端に恐れ、底をつきぬけ未知の深奥へ飛び込
む勇気がない。そこはアホバカの独壇場だ。戦闘力のある
切っ先は破壊し創造する。たとえば初めて何かをやるのは
たいていバカである。それを見て二番目に要領よくやるの
は利口ときまっている。アインシュタインは子供の頃バカ
と言われた。本田宗一郎は自動車修理工だった。松下幸之
助は小学校もろくにいっていない。
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D見栄はらない。威張らない、高慢心を捨てる。謙虚で
薩摩次郎八はパリの社交界でバロンサツマと呼ばれ一世を
風靡したプレイボーイである。彼は毎月五千万以上の金を
バラマキ、パリ時代に五百億円ほどの財産を使いきり最後
は日本で無一文で死んだ。当時絵の勉強でパリにやってき
た日本人で彼の世話にならなかった人はいない。皆有名な
画家になっている。自負心を抑える。

E突きはなさない。人を裁かない。
人を突くな・突き放すな・人の悪口は一切言うな。育てる
心で。

F無慈悲になるな。
あわれみの心、やさしい心のこと。例えば雪をかぶった地
蔵さんに傘でもあったらかぶせてやりたいなあと思う心。
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Gダメな上司「忙しがる」「机の上を散らかし放題にする

」「説教をしたがる」

H人の不幸を喜ぶな。人の幸せを祈る。
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I憎しみや怒りや恨みや怨みを持たない。
「怨みには、怨みをもってしてはならない。怨みは怨みな
きを以ってす」「慈しむ者は、よく怨みを防ぐ」「怨みは
怨みによって果たされず、忍を行じてのみ、よく怨みを解
くことを得ん」法句経。苦の原因は自己中心の現れである
貪欲・怒り・愚かさ。

J心配しない、迷わない、イライラせかせかしない。
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K明るく、開放的な心で皆誰とでも仲良く相和する。
親しみやすくくつろぎやすい印象、魅力的な大らかな寛容
さ、器が大きく、包容力百人の価値観を受容できる人。

L誠の心で愚直に生きる
愚直ができない人はバカを装え。「バカは賢者なり」「大
愚は大賢なり」。バカにはだれもかなわない。さりげなく
浮世の義理をこなすこと。
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M妬み・嫉み・羨みを持たない。

N聞き上手になる。べらべらべらべらしゃべるな。

O真善美の世界に生きる、少しの時間でも精神的孤独性を
もつ、良寛・西行・一休・山頭火・宮沢賢治を見よ
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Pホームレスにも共感できる心をもつ。おもいやる。
どんな心の中にも飛び込んでいける人になれ。心をふれあ
わせること。

Q優劣関係によって支配されるような友人を持たない

R世間の目を気にしない。恥をさらしてもよい。
真の精神的自由に生きることの出来る人、たとえば種田
山頭火やファーブルのように。どちらもバカ、アホ、マ
ヌケといわれた。真の実存(個性的に生きること)。「大
人気ない・幼稚・いい年をして・そんなことをして何の
意味があるのか、何様だ」などは無視する。病んで身動
き出来ず、激痛に苦しめられている時、格好良く生きて
いけるだろうか。老いてなおかつ美しく生きていけるだ
ろうか。恥をさらさぬ人間というものがあろうか。
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Sかわいげのある人間・魅力的な人間
愛嬌のある人間になる、つまりバカになれ。

T主役になろうとしない

U「知らない」「助けてくれ」「間違っていた」この言
葉を使える人はトップになれる。自分をさらけだせ。

V偏見・先入観・固定観念を捨てる
仕事においても。差別することなく、わけ隔てなく、軽
蔑もせず、嫌がりもせず、気軽に付き合い、誰にでも貴
族に対するように、丁寧な言葉を使う。
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W物惜しみしない(ケチはダメ)
釈迦は言った。「与えるものに徳あり」ケチはもてない。
人が自分の周りにやってこない。

Xえこひいきしない。

Y独占しないこと・譲る心で、我欲を減らす。
釈迦は言った。「この世は橋である。ただ過ぎ去ってい
きなさい。橋の上に家を建ててはならない。執着しては
ならない」

Z企業の最大の目的は従業員の幸福と人間性を高める事。
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無住禅師 人をそしりては、我が身の失をかえりみる、こ
れ人を鏡とする心なり 人のあやまちはよく分かるもので
す。謙虚に反省し向上することに修行の道があるのです。
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@まず、やる。「後で、後で」と言わない。
今、してやる気がないなら「気が無いからやらない」と言
えば良い。
後事を存することなかれ。「今今と、今という間に今ぞな
く、今という間に今ぞ過ぎ行く良寛」「更に何れの時をか
待たん」〔いまやらずに、いつするのだ)
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A自分の生涯を空しく過ごしてはならない。
世間的な分別に従い、財や色情を貪っている中に一生を空
しく過ごして、いよいよ本当に命が終わる時に当たって後
悔しても遅い。
光陰空しく度ることなかれ。万事を捨てて一事を嗜むべし 
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B自負心を抑える。
こういうことを自分は知っているぞ、というのを人に見せ
たいために質問する人が多い。醜いことだ。わからないで
すねえと言う。余計なことは言わない。
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C論争は無駄なこと。
自分の才学が人よりも優れていると分かっていても、人と
論争を好んではならない。
人がした間違いなどを、すぐに表情にあらわして、それは
悪いとか間違いだ、と言ってはいけない。よくよく考えて
相手が腹を立てないようにいうべきである。
たとえ自分が道理に適ったことを言って、相手の間違った
ことを指摘したり、理屈で攻め立てて言い勝つ、言い負か
すのは良くない。自分の方が明らかに正しいと思って、そ
こで相手を徹底的に言い負かしてしまう。これは相手にと
っても非常に後味がよくないわけです。自分が言い負かさ
れてしまっても、非常に後味が悪いわけです。 
また実際は自分の方が正しいことを言っているというふう
に思っていても、この論争をしたくないので、自分が間違
いだと言って、自分が負けて引き下がってしまうのも、そ
れもよくないのである。
相手を言い負かせもせず、自分の間違いとも言わず、何事
もないように何となくやめるのが好い。最初に、「耳に聞
こえないような様子をして」、自分が忘れてしまえば、相
手もそれを忘れてしまって、怒るようなことがないのであ
る。それが論争を上手く収束する大切な心得である。 
争論は定めて僻事なり。争論してはならぬ。
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D自分の考え方だけが正しいと思ってはならない。
自分の立場や都合による主観を固執し押し通してはならな
い。考え方のクセ・固定観念を変えるとき即座に、相手は
変わり、すべてが変わる。
私曲を存ずることなかれ。
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E決定ケツジョウした世界を持て。結局それは意味のある
ことかと自分に問う。
自分の物事が生じたとき、損か得かより善か悪かを考える
。決定した大きな死の世界を持っていることが大切。
この死の決定している世界で、生命を見る目がない人間は
つまらぬ。畢竟して何の用ぞ。
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「増上縁(ぞうじょうえん)」
「積極的に関わらないという関わり方」です。
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F「ほどほどに」愛する世界。
世間では一生懸命やるのが良いとされているが、仏法では
「ほどほどに」やるのが良い。たとえば誰かに熱烈に愛さ
れているとしよう。朝から晩までひたすら熱烈に愛されて
いる。一年くらいはいいであろうが、これを五年もやられ
ると、次第にうとましくなってくる。「ほどほどに」大事
にしている、それが良い。「はて、あれは親切であったか
」と後で気づくくらいであれば本物である。自然体で。
女性特有の親子の情愛を大切にしてよい。ただし情愛を大
切にするというのは、情愛を投げ捨てるということである
。言い方をかえると「わが子を大切にしたいのならば、子
供を投げ捨てなさい」ということになる。親というものは
、自分の子供がかわいいから、どうしても親馬鹿になり非
常識なことでも平気でする。一切の生きとし生けるものを
自分のひとり子のように愛さねばならぬ。
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「お前達は鶯の鳴き声に惹かれ、愛するあまり、捕らえて
自分の所有にしたいために追いまわしたが、それは大変な
誤りです。捕らえて籠に入れる。それは鶯にとって迷惑千
万です。少しも愛することになっていない。もし本当に愛
するならば、築山の植込みの中で鳴いているのを、こちら
の方からじっと見守ってやりなさい。愛というのは、仏教
では貪愛トンアイといって、煩悩の一つに数えられている。「
愛は奪うもの」であり、愛すると自己の所有にしたくなる
。所有せずに相手を自由の立場においたまま愛する、それ
が本当の愛という。」
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G悪縁に近づいてはならぬ。
性善説、性悪説などというものはない。条件次第でどのよ
うにも変わるのです。善縁にあえば心は良くなり、悪縁に
あえば心は悪くなる。条件や環境という縁によって変わる
。だから、ただ善い縁にあうように心がけることが大切で
す。そのためには、りっばな善智識・真の生き方を教えて
くれる人に付き従い、そばにいるうちに、自然に善い心に
なってゆくのです。悪人に近づくと、初めは悪い人だなと
思っていても、馴れてゆくうちに、悪いと思わなくなり、
やがては自分の心もまことに悪くなるのです。また人の心
は他人の言に動かされやすく、絶対にしないと思っていて
も何十回と言われるとやってしまうものです。
善悪は縁に従って起きる。
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H最後の言葉は軽軽しく口に出さない。
「やめます」「出て行きます」「二度とお目にかかりま
せん」「絶交します」などと最後の言葉を早く出しては
ならない。心では「二度と会うかい」と思っていても、
それを口にするのには十分に十二分に考えた上でなけれ
ば口に出すべきものではない。都合によっては言ったこ
とが実行できないこともあるのだから、たとえ決心はし
ていても、そうした言葉は軽軽しく言うべきではない。
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I僧はいかなる時も執着しない。
財ある人には、憎しみと恥辱の二つの難がやって来る。生
きている時に来なければ、死んだ後やって来る。遺産争い
です。仲の良かった兄弟が喧嘩別れする。貧であって貪る
心がない時はこの難をまぬがれて安楽です。執着しないこ
とが大事で、金などは天下の回りものだから、出ていけば
出ていって、どこかで役に立てばいいわけです。サイフを
落としたら、誰かが拾って喜んでくれていると思えばいい
。残念と念が残ると、その念が人間を縛る。縛られると心
が動かなくなる。さっぱりした執着の無さが大切です。
ただし、執着心も使いようでは素晴らしい働きをしますが
、悪さをすることが殆どです。物を所有すると、それをず
っと守ろうとか奪われまいと思うし、煩わしいことが増え
心配事も増える。必要最低限のものを持って、自分の所有
物を少なくすれば精神的に安楽です。釈尊は、「女性に対
して、時々は装飾品を与えなさい」とも言っておられます
。「少欲」というのはあまり物を持っていない人は、そ
れ以上に持たないようにする、ということです。「知足」
というのは、ある程度持っている人が、今持っているもの
で満足していくことです。貧乏の勧めではなくて、結局は
「贅沢をしてはいけない」と受け取ればいいのです。

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J目下のものを大声で叱ったり責めたりしてはならぬ。
目下の者に対する言動や態度でその人の人格・人間性が判
かる。
身分の上のもの下のもの、親しいもの親しくないものとい
う区別をしてはならない。特に憎しみの目で怒ったり、責
めたりしてはいけない。怒鳴りつけたり、ののしったりし
なくとも、やさしい言葉で戒めても、従うものは必ず従う
ものだ。従わないものは、従わないものだ。釈迦は生涯一
度も怒ったり、叱咤したり、責めたり、ののしったりした
ことはなかった。釈迦は説いた「自分が自分を最高に愛す
るように、他人もまた同じ考えを持っている。だから自分
を愛する者は、他人を害してはならない」自分の子供や妻
や夫に対して、「お前のように頭の悪い奴は」とか「お前
のようなできの悪いやつ」とかは決して言ってはならない
。「よくもそんなことを」と一生涯忘れない。自分の欠点
をあからさまにされることを人は甚だしく忌み嫌う。どう
しても責めなくてはならない時は、最後に一つだけほめる
。「しかしこれはよかったな」と一言ほめて逃げ場や立つ
瀬を作ってやらねばならぬ。侍者を呵責するなかれ。

昔、インドに或る貧しい家があった。その家の嫁と姑はい
つも仲がよくなかった。あるとき、嫁が食事の支度をして
いた。そのとき、気に食わないことがあって姑は嫁を叱っ
た。すると嫁は怒りと恨みの気持ちが起こったが、姑と言
い争うことはできなかった。そこでやり場のない怒りと恨
みを庭にいた羊に向けてぶっつけ、「羊のばかやろ!」と
怒鳴りながら、燃えさしの薪で羊の背中を叩いた。毛につ
いた火は全身に燃え広がり、火だるまになった羊は悲鳴を
あげて藁がいっぱい積み込まれた納屋に逃げ込んだ。その
火は藁に燃え移り、納屋は見る間に火に包まれ、その火は
国王所有の象の厩舎に飛び火した。火の恐怖から逃れよう
と象たちは囲いを破って逃げ出し、隣国に走り込んでしま
った。暴れ込んだ象たちのために、その国の人々に死傷者
が出て、田畑も被害を受けた。これが原因で両国は数十年
間戦争し多くの死者が出た。
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K神仏に帰依する。自未得度先度他
宗教の無い教育は賢いけれども鬼のような人間をつくる。
「自らは未だ得ていなくても、まず
先に他に得させてあげる」という利他救済の心。
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L人は必ず陰徳を積むべし。子孫に余徳を残す。
人は必ず人に知られないところで徳を積むべきである。ど
んないい事をしても、それをわざと、人に知られるように
やったら、それは徳にはならない。いいことをすれば、い
いことをしたという執念執着がつきまとうものである。自
分はいいことをしたという自己満足を抱くと、どうしたっ
て相手に知らせたいと思う。これは不徳である。陰徳を積
むと見えないところで力が加わり、見えるところで利益が
ある。だからといって求めたり期待する気持ちをもっては
いけない。あまり働きもしないのにどうして、あの人はあ
んなに幸せなんだろうと言う人が世の中にいる。それは、
その人の先祖の余徳を今、食べているのである。それを食
べ尽くしてしまうと、今度は自分の子孫が食べるものがな
くなってしまう。潜行密用は、愚の如く魯の如し
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M悪銭身につかず。
世に泡銭というものがある。自分が額に汗して得たお金で
はなく、何かの拍子にポックリ懐に入ってきた金というも
のは、より以上に身を誤らせるもととなる。土地成金の農
民が多く身を誤っているのは泡銭が入ったからである。
宝は身心を愁えしむる仇なり。
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N先入観を捨てよ。
聞くことよりも見ることが大切で、見ることよりも実際に
体験することが大切である。学者でこの人はりっぱだなあ
と思う人でも、寺のはしっくれの小僧のほうが断然すぐれ
ている。妻子を持たず、一衣一鉢以外の財を持たない修行
僧は執着がないから本物に近い。たとえばお経を唱えてそ
れが何になるのか、心で唱えていればそれでいい、などと
言っていたのではだめで、やはりご本尊の前で唱えること
が大切なのです。初めから道心というものがなくても、真
似をしていると終には、本当の道心が起こって来るもので
す。頭の中だけでわかっていても、修行しなければ自分の
ものにすることができません。
自分勝手な考え方や、自分の先入観というものがあると、
なかなか師の教えがスッと耳に入ってこない、そのまま受
け入れることができない。となると、その教えも納得する
ことができない。ですから、ひたすら身体も心も空っぽに
して聞く時に、ほんとによくしっかりと聞くことができる
。このように聞く時、師匠の教えの道理もわかるし、自分
のよく分かっていない点もわかる。本当に道がわかれば生
活態度を改めるということにな
ります。先入観を捨てて、師に真っ直ぐに随っていけば、
そのまま真の道を得た人になれるのです。これが修行して
いくうえでの第一の大切なあり方です。
とらわれを投げ捨てよ。聞くべし見るべし。
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O簡単に返答をしない。
ちいさい子供がむづかしいことを、ひょいと大人に聞くこ
とがある。子供がわかろうと、わかるまいと、真実をもっ
て答えるべきです。また、簡単に返答して、後からあれは
駄目でした、というのでは人間性を疑われる。
「人間には運命があるんですか?」と聞くんですね。生ま
れたら必ず死ぬという運命はあるよ。「何故死ぬの?」と
いうから、「生まれたからでしょうな」と答えるのです。
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山岡鉄舟修身則   徳川慶喜と明治天皇に仕えた人
鉄舟15才の時に作った十四則
1ウソを言うな。
2神仏と年長者を粗末にしてはならない。
3父母・師・人の御恩を忘れるな。
4己の善行を人に知らせるな。
5富や名声を得るために学問や技術をしてはならない。
6誰に対しても礼儀を忘れてはならない。
7決して妬んではならない。
8自分の欲っしないことを人に求めない。
9腹を立てるのは神仏の道に合ったことではない。
10他人の不幸を絶対に喜んではならない。 
11いつ誰に対しても、王子に接する心がけでする
12他人のことを考えずに自分に立場や都合で判断しない。
13人には得手と不得手がある。不得手を見て人を笑わない。
14自分の知らないことは誰でも師と思って教えを受ける。
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お金の使い方

@「交際費を惜しまない」金の切れ目が縁の切れ目。
人との縁を大切にして、豊かな人間関係を築き、楽しく生
きていこうと思うなら、そこで必要な交際費を惜しんでは
ならない。無駄をなくすあまり、倹約しすぎたのでは、人
生すべてが先細りになる。金を生かすため、将来に目を向
けて交際費の支出を考える。

A「身銭を切る」
心から人間同士のつきあいをしたいと思うなら、自分の金
を使う必要がある。贈答などで人からもらったものを「た
らいまわし」などしてはならない。違和感を感じ取られ、
感謝されないだけでなく、軽蔑される。
個人的な色彩の強い経費に関しては、組織団体の金を使っ
てはならない。横領犯のにおいのする下劣な人間となる。

B「つり銭のないように払う」
小銭の持ち合わせがなかったら、「お釣りはいいよ」と言
うくらいの客になる。サービスの提供者へチップを払うの
は、心のこもった振る舞いとなる。

C「手土産のコツ」
人の家を訪問するときは、手土産を持参する。親愛の情を
、手土産に託して伝える。相手が喜ぶであろうと思われる
物を探す。予算の範囲内で、自分の身分と相手の身分を考
えて、ふさわしいものにする。相手の家の近くで「ついで
買い」などしてはならない。

●お金がないのに結婚するのは愚かなことだ

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身体と心の操り方 小池龍之介

○話す  自分のための言い訳をしない
     ウソをつかない、悪口は言わない
     言い返さない、余計なこと無駄話を言わない
○聞く  批判されたときは、相手の苦しみを探して余裕を持つ

○見る  自分の表情を常に自覚していること
     刺激の強い視覚は煩悩を作る
     自分の話を聞いていない人は苦しんでいるのだと認識
○読む  我を肥大させるものを読まない
     求めれば求めるほど苦しみや悩みが増える
     「認められたい嫌われたくない欲求」が苦しみを作る

○食べる 足るを知る訓練をして適量を知る
     食べてはいけないと思うほど食べたくなる
     舌の動きに留意す
○臭う  嗅ぐときは嗅いだままの認識だけにしておくこと

○買う  安いから欲しいからではなく本当に必要なものを
○捨てる 失うのが怖いという概念が負担を増す
     ものを捨てることで無知から逃れることができる

○育てる 「あなたのため」というアドバイスをしない
     「自分の意見を押し付けたい」という欲を捨てる
     注意や忠告をしない
     同情や心配はほどほどに
     子供を親の操り人形にしない
     男女間も説得によって愛を育てる
○眠る  眠れない人は「慈悲の瞑想」をする。
     世界人類の幸福を祈る   
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茶道の精神を要約した言葉に「和敬清寂」がある。
「和」の精神…人と自分との間に和を。
「敬」の精神…どんな人にも敬意を表し
「清」の精神…物ごとや人に対して、清らかな心で
「寂」の精神…安定感のある落ち着き。泰然自若の境地で
---------------------------------------------------
心清き人へ
あなたの気持ちはよくわかる。この逆境はまさに神の恩寵
的試練であります。「わが身にふりかかることは全てこれ
天意なり」あなたならこの逆境を必ず越えられる。なぜな
らあなたは常に照らされており常に護られているからです
。人間は時には毀誉褒貶を超える強さを持たねばなりませ
ん。「人が何事を言おうとも神が見ている」「満身総身に
受けた切り傷を通してつかんだ真理でなければ真の力とな
りがたい」。これは神があなたになされている必然で最善
というべき恩寵的試練です。この地上では犠牲を払わなけ
れば真に価値あるものは得られません。犠牲を払うことに
は深い喜びと感謝の念を伴うのが常です。これこそ、神か
らのメッセージです。これは人生に対する最も偉大で最も
尊い表彰といえます。
あなたの「清らかな心」こそ、進むべき道を照らす最大
の要素となるでしょう。さらにあなたを理解してくれる人
があるということは人生の至福の一つです。ここは、ある
がままを受け入れましょう。いかに痛苦な境遇であろうと
も「命」を与えられたということほど大いなる恩恵はこの
地上には存在しません。途中困難なれど最後は必ず勝つ。
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天理教
八つのほこり すべてに堪能(たんのう)しない心
おしい  人に物を貸したり、お金を払うことを惜しむ
。心を使ったり、手助けをする労を惜しむ。            
ほしい  人が持っているものを見ては欲しいと思い、
働かないのに見返りをむやみにほしがる。
にくい  相手に過ちがあったとか失礼だと言って人を
憎む。自分のわがまま・気ままから人を憎む。
かわいい 特別な人だけ親切にしたり、自分・わが子・
わが家のことばかり考える利己心。偏愛。
うらむ  自分の努力が足らないことを反省しないで相
手を恨んだり、他人の幸福をねたむ 。
はらだち 気に入らぬことを言ったとかしたといって腹
を立て、人を許さない気短なこころ
よく   取れるだけとりたい、あるだけとりたいと自
分中心になんでも自分のものにしようとする。
こうまん 自分の能力やした事を誇ったり自分の意見を
押し通そうとしたり、人の欠点を指摘したりする。
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酒席五戒
@高歌放吟  大声で歌を歌う
A他座献酬  席をまわって酒を酌む
B酩酊口論  論争する
C乱酒乱行  女性を困らせたり、吐いたり、大暴れする
D自賛毀他  自慢し、人を貶す
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良い子が育つ家庭五箇条
@夫婦仲良く良い言葉使いで A仏壇を置き親祖先を大切
に B何事にも謙虚で反省し感謝し祈る Cやさしさと愛
情で接す D子供の言い分をよく聞きよくほめる。
---------------------------------------------------
リーダーに必要な資質
@愛国者 A道徳的健全さ B高貴な地位への責任感と使
命感C見識と教養人間洞察力D人格的求心力。徳のある人
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長生きの秘訣
@多少の持病はあるにせよ、六十代七十代は仕事が何であ
れ、働きぬく。
A愚痴を言わずに「ありがたいなあ」「幸せだよねえ」「
おかげさまで」と言う。
Bなるべく粗衣、粗食をして自分を甘やかさない。
C病気の話をしない。
Dどんなにつらいときも「顔施」でニッコリ陽気暮らし。
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「豊かな心」と     「貧しい心」

思いやる・・・・・・・・・責める
許す  ・・・・・・・・・とがめる
いたわる・・・・・・・・・憎む
補う  ・・・・・・・・・見くだす
謙虚  ・・・・・・・・・高慢、見栄はる
慈悲  ・・・・・・・・・無慈悲、冷たい 
感謝  ・・・・・・・・・不足 
育てる ・・・・・・・・・突き裁く
喜ぶ  ・・・・・・・・・不平不満
譲る  ・・・・・・・・・独占する、こだわる
人の幸せを祈る・・・・・・人の不幸を喜ぶ
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「未来はこうなる」
現実の常識           未来の常識
自分がなにより大事______________自分のことは二の次    
何でも名前をつける______________名前など不要       
分けて考える、医療など__________まとめて考える
区別・差別する___________________区別・差別なし
取る、もらう____________________与える
秘密をつくる、特許・情報・著作権__秘密がない
例外は無視する、落ちこぼれ______ 例外こそ大切
比較する・評価する_______________比較しない
思考による理性で大義名分をつくる_感性と良心に従う
ウソも方便、本音と建前は別_______本音と建前が一致
競争は善________________________競争は悪
------------------------------------------------

鈴木大拙 人間はえらくならなくてよい。評判に上下し
なくてもよい。一個の正直な人間となって信用のできる
ものとなれば、それでよい。あれも知りこれも知りと、
千も万も格言名言経文を知っていても、それを実践しな
かったら、そんなものは何の役にも立たない。百年生き
ても駄目だ。本当に大事なことを一つ実践すればいい。
坐禅は「自己発見」に至る一つの方法です。心を落ち着
けて静かに坐り、無心の境地に入ることで、心を究明す
る修行法である。何も見ず、何も考えず、心を無の状態
にする。囚われがないから、自分や仏性や慈悲心が見え
てくる。
アメリカの自由というのは法的な枠の中だけであって、
本来の自由は禅によってしか獲得できない。無我を会得
すれば自由を手に入れることができる。我々は自我にこ
だわるから、これもできない、あれもいやだ、というよ
うに自分で自分の心や行動を制限している。また、無常
であり空であると会得すれば、何が起きようが、まった
くこだわることがなくなり自由だ。
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正直に、腹を立てずに、たゆまず励め 鈴木貫太郎
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「天才を生む土壌」
南インドのクンバコナムという町から三人の天才があら
われた。一人は数学者ラマヌジャンの何千という公式は
あまりにも難解のため現在半数しか証明が完成できない
。ノーベル物理学賞のラマンと天体物理学者チヤンドラ
セカールである。そこには共通の土壌があった。
@おおいなるものに対する畏敬の心、ひざまずく心があ
る。神・仏への尊崇や伝統を守る心がある。
A精神性を尊ぶ。もののあはれを知る心。金や経済至上
主義を低く見て、文学、芸術、宗教を重んじる風土。
B美を尊ぶ心。美しい繊細な自然とずば抜けた感受性。
美の存在しない土地に天才は生まれない。
ところで、日本はこの三つの条件を見事に満たしていま
す。武士道がそうです。江戸期には数学の関孝和、芭蕉、
西鶴、近松など天才が輩出した。
-------------------------------------------------
日本の思想
最澄 法華経一乗思想を唱える。「声聞」釈迦の説教を学
び自分を高める「縁覚」自然に触れ思索にふけって学ぶ「
菩薩」知識を磨き世のため人のために尽くす。これらを区
別せず一つの教えとして誰でも仏になれる。行を選択。
空海 大日如来と一体になって修行を積むことで、誰でも
生きたまま仏になれる。大日経「悟りを求めて努力する菩
提心からはじまり、人々を救済しようという慈悲心で、目
的は自己を顧みず他者に尽くすこととする」修行を選択。
法然 当時の中心思想である因果応報の論理を覆す専修念
仏。南無阿弥陀仏と念仏をひたすらに唱えることによって
、誰でも極楽浄土に往けるという専修念仏。口を選択。
親鸞 絶対他力思想。阿弥陀如来を信じ任せきっていれば
いいのである。浄土に往生すれば仏となり、再びこの世に
還ってきて人々を救うことができる。意(信心)を選択。
道元 只管打座して心身脱落する。法華経を信奉。一切の
衆生は仏性の現れたもの、仏性の中で衆生は生かされてい
る。自分は縁起によって存在しているのであり、実体に自
我や自性はないと気づく時、無我の境地にゆきつく。自未
得度先度他の心。愚の如く魯の如し、布施、愛語、利他行
、同時。身(座禅)を選択。
日蓮 妙法蓮華経の五字に釈迦の功徳が全て含まれている
から、この五字を受持することによって釈迦の功徳を受け
取ることができる。その結果、この世にいながらにして成
仏できる。口(南無妙法蓮華経と唱える)を選択。
中江藤樹 日本陽明学の祖。孝を重んじた。貌、言、視、
聴、思の五事を正す。和やかな表情で人と接し、相手に気
持ちよく受け入れられるような思いやりのある言葉で話し
かけ、あたたかく澄んだまなざしで人を見つめ、耳を傾け
て真摯に相手の話を聴き、誠の心で相手を思いやる。そう
すれば良知に到る。
本居宣長 「あはれを知る」。素直な心情のままに物事を
受け止め、感じるままに表現し、行動する。「私有自楽」
。仏教も儒教も老荘思想も動植物も自然現象も宇宙の万物
もなにもかもが好み信じ楽しむ対象である。

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             比較    勝ち負け   地位
俗 有為        → 競争   →  優劣  → 財産
 (迷いの世界)対立     損得     名誉
             --------------------------------------                  
            比較しない 勝ち負けがない地位もいらない
聖 無為          →競争しない→ 優劣もない→ 
                   財産もいらない
(平安の世界)対立しない 損得もない 名誉もいらない
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より善く生きる
「より善く生きなさい」というのは、「人のために生きる
」ということですが、ただちょっとここで思い違いをして
しまいますと、何か仏教というのは、「自分を捨てて、自
分を殺して人のためにする」と。何かそういうことのよう
に思う方もおられるんですが、しかし仏教の基本というの
は「自分を大切にする」ということが根底にあるんです。
誰もが「自分が大切である。自分が一番可愛い」と思って
いるわけです。その気持ちがとても大切でありまして、実
はお釈迦様もそういうことをおっしゃっているんです。
「みんな自分のことが大切だと思っている。他人もまた、
自分のことを大切に思うように大切に思っている。ま
ずは自分のことを大切に思うと。だからこそ他人も大切に
しなさい」ということですので、「人のために」とい
うのはそういうことですね。ほどほど、中道です。
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自省録
哲学皇帝マルクス・アウレリウスの自省録「名声につい
て胸をときめかす人は以下のことを考えない。それは、
この世で驚くばかりに光輝を放った彼を覚えている人や
彼自身もまたまもなく死んでしまい、その後継者も死ん
でゆき、彼に関する記憶が次から次へと手渡されるが、
ついにはその記憶自体が忘却の彼方に埋没し消滅してし
まうことを。仮にその記憶が不朽であると仮定しても一
体それが君にとってなんであろうか。
言うまでもないが、死人にとってはなにものでもない。
又生きている人間にとっても賞賛とは、せいぜい何かの
便宜になるくらいが関の山だ。ともかく生きている現時
点において、この宇宙大自然からの賜物である生の豊か
さや自然のすばらしさや存在の偉大さをないがしろにし
て、将来他人が言うであろうことに執着してどうしよう
というのだ。まったく空しいことだ」「では我々の熱心
を注ぐべきものはなんであろうか。それは人類とその心
の救済や社会公益の運動、嘘のない言葉、すべての出来
事をあるがままに必然的なものとして感謝して親しんで
受け入れる態度である」「人生の時間は一瞬にすぎず、
人の思考は移ろい流れ、その感受性は鈍く、その肉体全
体の組み合わせは腐敗しやすく老い易く、その魂は汚濁
にうずまいており、その運命は計りがたく、その名声は
不安定で不確実である。だからこそ、この生を人間らし
く自由に生きたい」
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弁栄上人
 11歳のときの歌 
いにしえのかしこき人の道ぞかし
 ふみ見てゆかん経の道芝 ふみは文と踏むにかけてある

弁栄上人にはすべてが不完全から完全に向かう姿と見え
たのである。 何をおたずねしても
                      「それがよい」(イエス)と
                      「それでよい」(ノー)
と二通りにしかお答えにならなかった。
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幸せはどこにあるか

今の人々を見ると、幸せのために生きているんじゃなくて、仕
事の奴隷になって生きています。金や財産の奴隷として生きて
いる、というように苦しんでいます。例えば、勉強するという
ことは子供たちにとっては、今、楽しくないのです。勉強の為
に生きているものみたいな、奴隷になっているわけです。
ですから、それも楽しくなくなっちゃうのですね。楽しくする
為にはどうすればいいのかという問題が出てきます。
一生懸命幸せが欲しいと思っているのですが、仕事が幸せに直
結しない、ということになるわけです。幸せはどこにあるかと
いうことです。

「お金さえあれば幸せだ。財産さえあれば幸せ」と思ってしま
うのですが、実は心にある苦しみが我々の不幸であって、それ
さえなければ幸せなのです。
「心の問題、心の汚れ」というか、心が凄く汚れているんです
ね。この汚れのことを、「貪瞋痴(とんじんち)」といいます。
「貪り」と、「怒り」と、「愚痴」と言います。「愚痴」は愚
かにも生滅縁起の法(すべては滅す事)を知らないという意味で
す。
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過去と未来を生きている

実は我々の生き方の問題で、私達は生まれた時から、悪い方向
を教えられてきたのですね。「幸せはこういうことである」と
いう意味を教えなくて、「将来のために、出来るだけ勉強しな
さい」「出来るだけ金儲けしなさい」「資格や生活の道具を揃
えなさい」と未来に幸福があると教える。そういう悪い癖
が付いています。この「悪い癖とは何なのか」。

現在ではなく、未来を生きていることです。これが悪い癖です
。例えば、教育の場合でも、怒りで教育をしようとします。怒
るのですね。上手く勉強出来なかったら怒る。誰かのせいにし
たり、環境のせいにしたりします。仕事でも同じことで、儲け
なくてはいけないということで、儲からない場合は、凄く腹が
立ったりする。儲かる場合は凄く高慢で欲深くなって結局、失
敗してしまうのです。ですから、心にはいつでも怒る癖、欲張
る癖が付いているのです。その場合、「あの時、
相手がこうしなかったら、自分は幸せだったろうにとか。或い
は、あの時、財産が少し増えていたら、お金が貰えていたら、
自分は幸せだろう」というふうな考え方、過去に生きるという
これが悪い癖になるわけです。また、
「親が悪い」「社会が悪い」「国が悪い」というのは、過去に文
句を言っているのですね。過去に文句をいうと、今までの人生
が幸せにならないのです。我々が生きているのは今なのです。
今、失敗しちゃうと、これは後悔に繋がっちゃいます。だから
、将来でもなく、過去でもなく、今というものでなければなり
ません。勉強の場合だと、「今」というところで、「いま教え
てくれることはいま理解する」ということです。だから、いつ
でも我々の心の中で、「いま何をするべきか」ということは、
一番大きなポイントです。今を生きるということです。例えば
、試験勉強する時に「何人試験受かる」とかそういう未来の試
験ことを考えたりするそうすると、それは先の話ですから頭の
中で余計なことでストレスが溜まります。そうなるのは自分に
欲があるからなんです。今に集中することが大切です。
-------------------------------------------------
今こそ
不治の病にかかった大富豪が奇跡的に快方に向かった。全快に近
づいたとき執事を呼んで「すぐに主治医へ、百万円包んでお礼に
いってくれ」と命じた。「だんなさま。全快なさってからでよい
のではありませんか」不審そうな執事に、こう富豪は話した。「
いや、すぐでなければならぬのだ。あの絶望のとき、もし私の病
を治してくれたら、全財産をさしあげてもよいと本心から思った
。ところがどうだ。危機を脱すると、そんなにまでする人はない
のだから、半分くらいにしておこうかに変わってきた。だんだん
調子よくなるにつれて、三分の一でもよいのでないか。財産の執
着が次第にふくれ、百万出すのもバカらしくなってくる。医者は
病気を治して当然でないか。いくら治療しても死ぬ人がいる。治
ったのは医者の腕とばかりは言えない。してみれば法外な礼は、
他人に笑われるだけ、と考えだしたのだ。こんな私は、健康体に
なってからだとビタ一文ださず、請求されるまで自分の手元にお
いて、利子まで計算するにちがいない。そんな恩知らずに私はな
りたくないのだ。起きあがれない時に百万円持っていってくれ」
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今を生きる
或る大学の学長をされていて、癌に罹って目下闘病中の先生はこ
う言われた。「死を覚悟してじっと自分の人生を振り返り考えた
。私がこの世に存在する理由は何なのだろうか。学長を
していると言っても、私でなければならないと言うことはない。
代わりは幾らでも居る。では研究の分野ではど
うかと考えると、私が居なくなっても他の研究者が幾らでも居る
。また家族にとって私の存在は何なのかと考えると、確かに掛け
替えのないものかも知れないが、死んだ直後や精々一周忌ぐらい
までは想い出してくれる。しかし三周忌にも成れば、すっかり忘
れ去られ、皆で顔突き合わせてハワイにでも行こうかと相談する
のが関の山。そのように私でなければならない存在理由は、結局
何もないと言うことが分かった。」 
では、余人を持って代えることが出来ない存在理由は一体何なの
か。この答えについては、先生は何も仰られなかったが、只今現
在、講義をされているその姿こそが、この世に生きる存在理由で
はないかと私は感じた。先生は死の覚悟が出来て、その淵に佇み
ながら、懸命に講義をされたに違いない。人間はいかなる危機的
状況下にあっても沈着冷静さを失わず本来の姿を全うし、自己の
魂を輝かせられるのだろうかと考えさせられた。私がもし同様な
状況に直面したとしたら、どうであろうか。僧なら常に生死巌頭
に立ち、いつでも死を悠々と受け入れられると思うか知れないが
、決してそんなことはない。修行によって得られたものと言って
も、所詮は理屈に過ぎない。実際に自分が死の極みに佇んでみな
ければ、どうなるのかは誰にも解らない。近年親しい人が次々に
癌に冒され、余命幾ばくもないという深刻な状況を聞くにつけ、
「自分がこの世に存在する理由は何か」を、考え直さなくてなな
らないと思った。結局、日々自分の人生を支え、生き甲斐を感じ
ている事柄こそが、自分を支えて行くのかも知れない。先生の姿
を目の当たりにし、生きた証拠を垣間見る思いであった。 
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老いるということ 
  
 昔は人生一毛作で、結婚して働いて子供を一人前にしてほっと
一息付いた頃が六十歳、やがてお迎えが来てこの世をおさらばし
た。ところが人生八十年時代の現在は二毛作で、還暦で一丁上が
りには成らなくなった。それから二十年は生き続けなければなら
ず、嫌でも自分の老年と向き合い、如何に生きるかを考えなけれ
ば成らなくなった。つまり老いを迎え撃ち、老いることの中に隠
されている意味を探る必要が出てきたのである。老いて行くのは
ほかならぬ自分自身であり、何もせず漫然と佇んでいるだけでは
済まされぬ。
 老人が惨めだと思われる理由について、ローマ時代のカトーは
四つ上げている。先ず第一は公の場から遠ざけられる事。次ぎに
肉体の衰弱、さらに、すべての楽しみを奪われ、最後に、死が間
近にせまって来るからだと言っている。老いると定年や引退がす
ぐ頭をかすめるが、思慮・見識や老いの自覚とバランス感覚など
老いてこそ得られる貴重な知力がある。また体力の衰えについて
だが、作今の過剰な健康ブーム、高齢者の体力維持願望などは、
果たしてこれで良いのかと思う。年齢に応じて「在るものを使う
」と言う姿勢を貫いたらいいのではないか。畏れなければならな
いのは、肉体の衰えではなく精神の怠惰である。つまり年齢を言
い訳にせず、老いと戦わねばならぬ。老年とは精神の戦場なので
ある。肉体は疲れが昂じるが、心は鍛えるほど軽くなるのだ。ま
た三番目の快楽から見放されるだが、研究や学問という糧があれ
ば暇に恵まれた老年ほど喜ばしいことはない。若い頃の欲望や駆
け引きなどから離れて、老後の自然との対話が如何に悦びを与え
てくれるか知れない。次ぎに四番目の死の接近についてだが、老
年に到れば成熟の果てに熟れた実が自分から落ちるように自然で
ある。まさに自然の摂理であり、自分は存分に豊かに生きてきた
との強い自覚が窺える。だからよく生きなかった者に良き死は望
めない。無闇に長生きしたいとか、その為の努力を惜しまないと
か、そういった命の剥き出しになった老いとは違い、より自然な、
より慎ましやかな、季節の訪れのように、生の充足によって老い
が産み落とされるのである。 
 また人との接し方についても言える。こっちより二つ三つ年上
の人に十年ぶりに出会い、相手が昔よりも打ち上がった人柄にな
っているのは、何とも嬉しいものである。老いてからの十年の変
化は激しい。言いかえれば心が高尚になると言うことである。歳
月を経るうちに、若い頃の角が取れ円満な性格に変わることであ
る。老いとは自然現象のようにただ進行するだけではなく、老い
る本人もそこに参加していて、真の自己になるのである。相手を
見てそこに昔より打ち上がった人柄に嬉しさを感じるのは、そこ
に一つの老いの悦びがある。老いが進むに連れて醜悪さが剥き出
しになる人もいる、一方で打ち上がった人柄を生み出すのも事実
である。そのいずれかになるのは、「自身」にかかっているのだ。
昔の手早さや器用さが失われても、自分の状態を知って限界でぴ
たりと仕切る態度に、きりりと絞り上げた品格が感ぜられ、爽や
かさが残る。無闇に若さを追い求める未練がましい態度より、遙
かに強靱な意志に支えられている。そこに自分の老いへの対応を
窺い知る。 

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では、ここで卒業問題を出します。
真夏の太陽がカッと照りつけた人通りの無い急な坂道を
やせた一人の老人が大きな荷物を積んだ荷車を引きなが
らのぼって行く。彼のからだから汗が滝のように流れ落
ち息遣いも荒い。おまけに荷車はほとんど動かなくて今
にも坂道をずり落ちていきそうだ。さてこの場面にいき
あったあなたはどうしますか。仮にあなたが後ろから押
したとしましょう。荷車はとうとう坂道の上にまでのぼ
りついた。あなたは流れる汗を拭き始める。と、そのと
き老人は一息つくと何も言わずにガラガラと車を引いて
立ち去ってしまったのである。呆然とたたずむあなた、
その時あなたはどう感じますか。どう思いましたか。ど
のような言葉を発しますか。
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[答え] 
もし、あなたが腹が立ったとしたら、それは「ありがと
う」の一言が言われなかったからだ。しかし「ありがと
う」と言わねばならないのは実はあなた自身かもしれな
い。ヒント@老人「神」は手を貸してくれと頼んだわけ
ではないA手伝ったのはかわいそうで見ていられなかっ
たからBあなたは老人がお礼を言ってくれることを少し
も条件に入れていないCあなたは良いことをしたのでと
ても気持ちが良い。自我を没却し無我に到れば、腹も立
たない。

●アリストテレスの言葉「世の中は不公平で理不尽なの
だ」「不公平の最悪は公平にしようとすることである」

論理的(理屈)に正しくても、人間世界(感情の世界)では
正しいとは限らない。

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 「最後に」

以上いろいろの人の記述を調べましたが、一体おまえはどう

なのかと言われるとこれが、まったくお恥ずかしい限りで、頭

だけで「わかった」というだけで、実行ができません。

むしろ、他人の行動がよくわかるだけに、批判や非難をして、

かえって、人生に害をなす場合が多いです。

身につける事は、修行をしなければ準聖人クラスでも難しい

わけで、修行をしない我々凡人は、一つでも身につければよ

いほうです。例えば「怒らない」のわずか一つでも身につけば、

それで「人生の達人」です。

何はともあれ生きているということを実感することは愉快な

ことです。人間らしく平等で自由に愉快に生き、人の喜びや

苦しみに共感すること、些細な物事に感動することは人生の

醍醐味です。更に言えば無我の心や慈悲心で人を喜ばせた

悩んでる人を救ったりすることは至福といえます。

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●「人生に意味はない。人生は無意味である。
人間は他の生き物の生涯と同様に無意味な生涯である。」

神は人生には意味があるという。しかし、神や仏は人間
の創造物だ。
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