随想・東海道 (6) 一人旅

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  私は東海道を一人で歩いた。一人歩きが別段好きな訳ではなく、歩き始めた時には誰も道連れがいなかったのである。 私が京都の三条大橋に着いた時も一人だった。ただこの時は一人で東海道を歩き通したいという思いがあった。

 東海道を歩いている人は、一人歩きが多いが、カップル、親子連れ風、仲間連れ風の人達も時々見かけた。HPやブログを開設している人の中にも夫婦や友人と一緒に歩いている方が結構いる。

 街道でそういう人達を見ると本当に羨ましく思い、また一人旅の寂しさを感じたことも幾度かあった。特に、東海道沿いで名物の美味しいものを食べた時やすばらしい景色に出会った時などは、感動を誰かと分かち合いたいと思った。

 ただし一人旅にもその良さがある。自分のペースで歩けること、日程調整する必要がないこと、費用が一人分ですむことなどのメリットがある。そういう面から一人旅を選ぶ人は多いと思う。

 これからは気ままに東海道を歩きたいと思い、一人旅にこだわる必要もないので、家族でも誘って東海道に行こうかと考えているが誰も誘いに乗ってくれない。みんな行きたい場所が別にある。今のところ誘っても断らないのは犬ぐらいではないだろうか。

 ところで、東海道を歩いている人は中年以上の男性が多いが、若い世代や女性も見かけた。また女性が一人で歩いている姿も数回見た。誰もいない寂しい鈴鹿の山中で30歳くらいの若い女性が歩いているのを見かけた時は少し驚いた。いろいろな人が東海道を歩いている。

 

 (2006年6月)

 

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