203研究室:数学的イタリア旅行記

2005年8月下旬のイタリア旅行の報告です。

24という数

日本旅行のツアーに参加しました。参加者は24名。内訳は夫婦6組、女性同士の友達ペアが3組、母娘ペアが1組、おば−めいペアが1組、それから単独参加の女性が2名でした。

合計人数24という数、これには約数がたくさんあります。食事の際や乗り物の座席などで6人×4や4人×6といったグループ分けをするのに便利です。24は、そういったことが意図された定員なのかなと感じました。

為替レート

日本出発前の為替レート。
為替レート

出発前、関西空港で日本円を交換します。イタリアの通貨はユーロ(Euro)です。補助単位はセントで、1ユーロ=100セントになります。この日は1ユーロ140円程度の交換率でした。とりあえず40000円出して、280ユーロと日本円でお釣りを受け取りました。

通貨について

ユーロの八種類の硬貨。
ユーロの八種類の硬貨

ユーロには八種類の硬貨があります。写真左上から右へ向かって、1セント、2セント、5セント、二段目10セント、20セント、50セント、そして三段目が1ユーロ、2ユーロです。これより大きなお金は紙幣になります。紙幣では5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロまであります(旅行中には確か50ユーロまでしか見られませんでしたが)。1、2、5がきっちり揃っているのがいいですね。日本の2000円札がかわいそうになってきます。

数は量の倍変換である

量が先、数が後。
量が先、数が後。
量が先、数が後

「トレビの泉」の近くで見つけた看板です。トレビの泉では、泉に向かって

のだそうです。

それで、写真には「トレビの泉まで100m」と書いてある(らしい)のですが、順序が「m 100」になっています。「数は量の倍変換」を思い出しました。下の写真の方がもっとはっきり「M. 200」とあるのがわかります。

ただし、イタリア内どこでもこういう順序かというとそうではないようです。日本と同じ「100m」式の看板が圧倒的に多かったです。

地上1階が「0階」である理由

「0」があるエレベータの操作ボタン。
エレベータの操作ボタン

「ヨーロッパでは地上一階のことを「0階」と言うのだ」というのは、何度か聞いたことがありました。写真はエレベータのボタン。あまりはっきりとわかりませんが、右下のボタンが「0」、その左が「−1」になっています。ちゃんと「地上0階」があるのです。

ゼロを発見したのはインドだとかあるいは中国だとかいう説があるようですが、いずれにせよヨーロッパではなかったようです。「0月0日、あけましておめでとう」ではなく「1月1日、あけましておめでとう」なのもヨーロッパ文化の影響なのでしょう。時間は、0時0分0秒から新しい一日が始まりますけどね。

ゼロの認識が遅れたヨーロッパにあって、なぜ建物にはちゃんと「0階」を位置づけることができたのでしょうか。遅れはしたもののゼロの重要性をきちんと認識した上で、地上1階を0階と定める合理性を採用したのでしょうか。

これについては、ポンペイの町を案内してくれた現地ガイドの以下のような話を聞いて考えさせられるところがありました。

「古代、0階(地上1階)は人が住むところではなかった。0階は、家畜とか奴隷の居場所。だから、意味がない階だった。だから、0階」。

センチリットルを知らない大学生

「センチリットル」の表示のあるビンのラベル。
ビンのラベル

イタリアのレストランでは水が出てきません。「最初にお飲み物の注文を伺います」と言われてリストを渡されるのですが、そこにはビールやワインなどと並んで水も書かれていました。「水はタダ」という日本では当然のような感覚は、世界中で通用するわけではないんですね。もっともわたしは、夜はもちろん昼も毎回まいかいワインを頼んでいたので影響はなかったのですが。

確か二日目の昼食時、テーブルが同じになった女子大生(医学部生だそう)二人組が水を頼んでいました。写真は、そのビンのラベルです。「46cl」とあります。「cl」単位が実際に書かれているのを初めて見てわくわくしました。

するとタイミングよく、「シーエルってなんやろな?」と彼女たちは言いました。

「それはね、センチリットルっていう単位なんですよ。メートルとセンチメートルの場合、センチメートルはメートルの100分の1ですよね。センチリットルはリットルの100分の1、0.01リットルですよ」。

これ以来、「clが使われているのはこのビンだけなのか、それとももっと一般的なのか」と、ビンやペットボトルなどの内容量表示が気になってしょうがありませんでした。結局のところclは割と一般的に使われていました。ただし、リットルやミリリットルも同程度使われていました。「33cl」と「330ml」が併記されたビンを見たりもしました。

またあるレストランでは、数値は正確ではありませんが同一のメニュー表に

とありました。分数と小数、リットル、ミリリットル、センチリットルが混在しています。こんな状態で、イタリア人は量の把握が楽にできるのでしょうか。

ユーロスターの座席の謎

ユーロスターの座席番号表示。
ユーロスターの座席番号表示。
ユーロスターの座席番号

ローマからフィレンツェへの移動の際、高速列車ユーロスターに乗りました。ツアー客24名分の座席は二つの車両に分かれて確保されていました。どこの席になるか、乗車前に抽選をしました。自由にすると「ここに座りたいのに」とか「誰と座りたいのに」と、客同士でトラブルになったりすることがあるので、そのための配慮だそうです。

写真は、座席番号を表しています。わたしは上の写真にある52番の座席に座ったのですが、その隣は58番でした。隣なのになぜ番号がこんなに飛んでいるのでしょうか。不思議に思って、同じボックスの向かいの座席番号を調べてみると、下の写真のように51番と53番が並んでいました。

いったいどういう規則で番号がつけられているのでしょう。さらに不思議に思って、通路を挟んだ隣のボックスも調べてみました。

ユーロスターの座席番号表示。

4、あるいは8を法とする合同式が関係する? 規則性がわかりません。