まぼろしのあなた

 

     あなたはもう、そう

     

     まぼろし

     

     いつまでも、つづく

     

     まぼろし

     

     そのまま遠く

     

     あなたの影を

     

     探し求めて

     

     さまよう

 

 

 

     ふと耳にした

     

     あの声

     

     姿を求め

     

     振り向く

     

     そこに誰かが

     

     居るはずもなく

     

     ただ風の音

     

     ざわめき

     

     

     

     わたしの胸の

     

     残り香

     

     あなたが置いて

     

     いったもの

     

     いつかは取りに

     

     帰ってくると

     

     あきらめつ

     

     待つ

     

     虚しさ

     

     

     

     あの場所に戻り

     

     たたずむ

     

     まぼろしのあなた

     

     探して

     

     ゆれる大地の

     

     かげろうの中

     

     面影すらも

     

     消えゆく

     

     

     

     ああ、厭わしく

     

     狂おしく

     

     呪わしく

     

     激しく思う

     

     求め 求め 求め さまよう

     

     いつか いつか いつか いつか

     

     いつか いつか いつか いつか

     

     ああ せつなく 燃え上がる

     

     火の向こうに浮かぶ まぼろし


 

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