Middle East
 :
ロシア経由でエジプトに渡り、紅海を渡ってシナイ半島からヨルダン入国。ヨルダンを一路北上しシリアへ。いつものことながら「予定は未定」。バックパック初心者の友人を
「トルコに入れば日本人旅行者いっぱいいるから大丈夫よん」と説き伏せて、
「鬼!悪魔!」と言われながら、シリアから彼女一人トルコヘ送り出し(^o^)/~一人居残った私はVISAを延長してシリアに2ヶ月滞在した。 初のアラブ圏、ワクワクドキドキの3ヶ月だった。 |
エジプト
ナイル川南アスワン。暑い!脳みそ溶けそうなほどHOT!HOT! 目玉観光スポットアブシンベル宮殿へは、ここから早朝出発のツアーに参加しなければならない。クーラーの効いた豪華バスを
横目に、私たち貧乏旅行者(白人男三人と私たち二人)を乗せたおんぼろワゴンは出発した。早朝暗いうちはよかった。が宮殿見学を終え、次の目的地
に向かう頃には、砂漠の中の一本道は灼熱地獄と化していた。車内は息苦しいほどの暑さ。だが窓を開けるともっと耐えられない熱風が入ってくる。
「もーいいっ!ホテルへ送ってくれ!」
結局途中で図体ばかりでかい白人男たちはリタイアした。
「君たちはここで待ってな。違う車を迎えによこすからね。」と、運転手くん。
当然私たちは、最後の目的地までぜ〜んぶ回ってもらったわ。
こんな暑い時はキンキンに冷えたものが飲みたいよね。でもそのへんのお店には無いんだな、これが。
そんな時には・・・食料品店のクーラーの底に埋まって凍ってしまった1リットルオレンジジュースなんかおすすめ。
少しづつ溶けていくのがシャーベットみたいで オオ〜頭キンキンにくる〜!しあわせなひととき。
イスラムの教えに"バクシーシ"(喜捨)という教えがある。これを思いっきり発揮してるのがエジプトのガキども。
外国人と見ると近寄ってきて「バクシーシ!バクシーシ!」と言いながら金をせびる。「おまえら金持ちがおれらに小銭くれるのはトーゼンだ!」ぐらいの態度だから
始末が悪い。シリア、ヨルダンではほとんどいないが、一度だけシリアのエドワード島で「ペン!ペン!」(ボールペンが欲しいらしい)と子供たちに追いかけられ、逃げ切ったと思ったら、後ろから空缶投げられた!
紅海を渡ってシナイ半島。モーゼが十戒を授かった地。暑い中てくてく登ってきてやっとサンタ・カタリーナ修道院に着いたのに
時間外で入場できず!厳粛な場所だもん、仕方ないのは分かってる。けど、くそっくそっ!
ちゃんと時間を確認してから行ってくださいね。
ナイル川で泳いだぞー!
町に近いと、客船から垂れ流しされるウ○コが浮いててめちゃバッチイー。フルーカに乗ってもロマンチックでもなんでもない。
観光がてら上流のヌビア(エジプト南部に住む原住民)の村しかないあたりまで行く。ここまでくれば水はとってもきれい。ザブーン!かなり水が冷たい。流れも早くて、
そう長くつかっていられないほど。地元ヌビアの青年も歯ガタガタいわしてた。
エジプト最後の町ヌエバ(私たちはここから船でヨルダンにはいった)。そこでラクダを見た。ラクダなんて中東じゃ珍しくもなんともないんだけど
これがごみ箱あさってる野良ラクダ。ほかにも野良ロバ。きっと放し飼い状態なんでしょうけど、道端の鉄のごみ集積BOXに頭つっこんでるラクダって想像できます?

ヨルダン
私も海外に行けば外国人。得することもあれば損することもある。それがイスラム圏だと・・・
エジプトあたりだと旅行者が多いので、イスラム圏だからといって女性旅行者が気を使うことはほとんどない。
ヨルダンのとある村。夕方の道端で男たちだけの結婚パーティーが行われていた。ただひたすら踊りは続く。疲れればちゃちな椅子に腰掛け紅茶を頂く。
見上げれば女性たちは近所の家々の2階からこの光景を眺めているだけ。男女別々なのだ。でもイスラム教じゃない外国人女性はいいだろうということで、あれよあれよと輪に入れられ
飲めや(あくまでも紅茶のみ)踊れの大騒ぎ。彼らにとったら結婚前に女性に接する(接触)絶好のチャンス。次から次へとお声がかかる。小さな子どもまでもが大人に負けじと
私の手をとろうとする。もうくたくた!逃げるように帰ってきた。
男女が手をつなぐなんてとんでもないが、男同士はごく普通。子どもじゃあるまいし、ヒゲ面(アラブの国々では髭が男の象徴)のいいおやじ達が♪お手々つないで〜♪
ときたもんだ。気持ち悪〜!でもこれ仲の良い証拠なんですって。
ペトラのホテルで一緒になったのには地元の民族楽ミュージシャン。宿の屋上でひとしきり耳をかたむけた後、盛り上がって真っ暗闇の岩山へ・・・。そこでたき火を囲んでギターが始まれば
自然と体が動いてくる。アラブの人々も踊り好きだ。
翌日ミニペトラのだ〜れもいない岩山でまたまた踊り狂った。でっかい網で焼くバーベキューはチキンと、どっからか捕まえてきた鳩。羽むしりから始められると食欲無くすね。
エジプトの鳩料理は有名だけどおいしくなかったなー。エジプト人は日本の神社にうじゃうじゃいる鳩を見て「うまそ〜」とか思うのかもね。

シリア
ヨルダンからシリアへ入る大型長距離バスは見せかけのクーラー車。クーラーはとっくに壊れたままのようだが、造りは「クーラー車」だから窓が開かない。
二つしかない天窓からわずかに風が入るだけ。地獄だ〜!
シリアは、ヨルダンよりもっと外国人が珍しい&男女の関係が厳しい。イスラムの女性と結婚前のデートも御法度。一緒に並んで歩くだけでもいけない。
もちろん手をつないだり肩に触れたりもいけないわけで、男たちはいつも欲求不満状態(?)。その欲求のはけ口になるのが外国人女性(?)。人混みの中ではチカンの多いこと!
ちょっと話をすればすぐに怪しい関係になりたがる。「これでもか!」ってほど映画のラブシーンもどきのセリフをはき続ける。う〜うっとうしい!
シリア第二の町アレッポ。「安宿を紹介してやる」というので、茶屋の店主について階段をのぼっていったら、いきなりふりむきざまにキスされた〜!気分わる〜!
アレッポにはロシアからの買い出し業者(?)がたくさんいて、町中にはロシア語の看板を多く見かける。"HOTEL"と英語で書いてなかったらもう分からないのよね。
ラタキアの町で、シリア生まれで現在はドイツに住んでいるという旅行カバンをさげた見るからに変なおやじが、「宿を捜しているけどなかなか見つからない。君はどこに泊まっているの?」と聞いてきた。町の中心からはやや離れてるけど
そのあたりにもいくつかホテルがあると説明すると「君と同じホテルがいい」という。なんかへん・・・?道々「一人で寝るなんて寂しいだろう」とか「一部屋をシェアしよう」とか言い出した。やつを私のホテルから少し
離れたホテルのフロントに案内し、んじゃね〜!「君はここに泊まってるんじゃないの?」悪いけどアンタと同じホテルに泊まりたくないの!って言ってやったわ。
ラタキア。いつも夕方になるとたむろっていた近所の公園。顔見知りが集まりおしゃべりを楽しんでいた。ある日数人のグループがきて、
その中の若い一人が回りの仲間にのせられ、私への猛烈アタック開始。英語のできないそいつは中年のボスに耳打ちされ、そのまんまの卑猥でストレートな言葉でせまってくる。うっとーしぃ〜っ! 迷惑そうな私の顔にまた面白がる連中。アッタマきた!足げりにし、それでも懲りないからビンタくれてやった。
まわりの男たちはショーでも見ているように大喜び。中年のボスだけが「まだ彼は子どもじゃないか!」と食ってかかってきた。ふざけんな!よく見なよ!このでかい図体のどこが子どもだっていうのさ!
イスラムには、持てる者が持たざる者に分けてやるという良い教えがある。また遠方よりの客にはできる限りのもてなしをする。
ユーフラテス川の田舎町デリゾール。バスで知り合った英語の教師の自宅に招かれた。年老いたお母さんが「食事は?飲み物は?」と気を使ってくれ、さんざん飲み食いしたあげくに昼寝までさせてもらい、
目覚めのシャワーも浴びさせてもらった。
そしておいとまする時に中庭を通ると・・・家族が鍋を囲んで具の無くなったスープにホブス(アラビックパン)をちぎって浸し食べてる。あ〜しまった!彼らは客人をもてなすために自分たちの食い分まで出していたのだ。
親切に甘えすぎてはいけませんよ!
このユーフラテス川でも泳ごうと考えた私。デリゾール大橋から地元の子供たちが次々と飛び込んでいた。
私も泳ぎたいんだけど?
「(ビックリして)な、な、なんだって!ここじゃ女性は泳げないよ!」
やっぱり無理かー肌見せちゃいけないんだもんなー。
「どうしても泳ぎたいなら、日が沈んでから町のはずれまで連れてってあげるよ。そこでならどうにか・・・」
いや、いいっス、あきらめるっス。
今まで地元の女性が水着で海に入っている姿なんて見たことなかったけど(子供を連れたお母さんが服のまま入ってるのはあり)、地中海に面した港町ラタキアは別。この辺りのビーチには、夏休みともなるとダマスカスのハイセンスな家族や、
遠くサウジアラビアの成金連中がリゾートにくる。浜辺ではビキニのお姉ちゃんがキャッキャッ!浜辺を行ったり来たりしてる若者たちが女の子ナンパ!おいおい、ホントにここシリアかよ〜!
海水浴したかったらここしかないでしょう。
私はシリア滞在2ヶ月間の大半をここラタキアですごしました。(^.^;
シリアのビジネスタイムは朝8時から2時ごろまで。その後は家族団欒が一般的。どこぞのサラリーマンと違って、
家族をほっといて飲み歩くなんてことはしないのね。若者の手軽なアウトドアはバーベキュー。材料の仕入れに付いていくと・・・。
カゴにはいった鶏を店先に山と積んだ店、ペットショップじゃありません。生きのいい(肉付きのいい?)のを選んで、頼んでおくと、
他で買い物をしている間に、さばいて(?)おいてくれる。めちゃ新鮮!アラブ人が「日本のチキンはプラスチックみたいだ」というのもうなづける。
アラブ諸国は全般的に時間にルーズ(特にエジプト)。何か約束して時間を決める段になっても
「神の御心のままにー」って、それって何時だよ!
このカメラ明日までに直せる?
「神の御心のままにー」って、どうなんだよ!
すべてが万事こんな調子。ペトラからアレッポまで行くのに、ホテルでバスは何時にくるのか聞いたら、
「あそこのホテルの角で待ってな、もうすぐ来るよ」その後2時間道端で待つはめになったのは誰のせい?ホテルマンの適当なこたえ?それともバスの運転手のいい加減さ?
シリアにはまだ秘密警察(昔のソ連でいうKGB)がいる。私服だし、そのへんのおやじと変わらないから、素人にゃ分からない。でも、これが一般市民にとっては脅威な存在だ。
この国は独裁政権。政府に反抗的な人間をつかまえるのが奴等の仕事だ(昔の日本の公安?)。人前で政治の話はタブー。いっしょに話していた現地人の身が危険だ。タレコミとか、ぬれぎぬとかで、
理由もないまましょっぴかれ、そのまま"行方不明"になる人は多いという。
2ヶ月も女一人で滞在してると、こんな私にも秘密警察がついた。私の知り合いの人々に「あの女はアメリカのスパイだ、あまり近づくな。」「あの女はエイズだ、気をつけろ。」などなど。
よく言ってくれるじゃないの!このコテコテの日本人のどこがアメリカのスパイなのさ!でも四六時中見張られてると思うとちょっと恐かったけどね(実際はそんなじゃなかったと思うけど)。
男性諸君へ注意!
前述したようにイスラム社会では婚姻前の男女関係は想像以上に厳しいものです。
男が責められるだけではなく、娘の親、兄弟もまた厳しい。
恐い話をひとつ。。。
フランス人の男がシリアの娘と恋に落ちたそうな。娘は夜な夜な彼のもとへ・・・。でも、娘の父親がそれを知ってしまった。
ある朝、フランス人の彼が外へ出てみると、家(ホテル)の塀の上に彼女の首が・・・。父親は娘の不貞を許さず自らの手で罰し、それを彼に見せ付けたのだった。
そう、あなたが仕出かしたことで、彼女が危険になるのです。戒律を破った娘を殺して、相手も殺すという考え方はごく一般的。
もちろん法律もあるにはあるが、"敵討ち"的なものはまかり通るようです。
中東の女性はめっちゃ美人が多い!でも、あなたの理性で打ち勝ってください。
助け船(?)★アレッポあたりには売春宿があります。ロシアとか東欧あたりのお姉ちゃんたちです。妙に派手なカッコ(タンクトップとかショートパンツとか)してるお姉ちゃんたちが出入りしてるからすぐ分かりますよ。(#^ー°)v
トルコ
シリアのラタキアからは、トルコ行きのバスが出ている。オフィスは分かりずらい所なので、人に聞いてみてね。
バスで一緒になった日本人の「モザイク博物館は見た方がいいですよ」という勧めでアンタクヤ下車。バスターミナルそばの安宿に入ったが、トイレが男女一緒。いやな予感。。。
案の定、私が入っても掃除のおやじは出て行かず、用を済ませて個室から出てきたところを「キスしろ!」とせまってきた。ったく、アホか!
トルコ最大の期待の地、カッパドギア。客引きの男の子にいろいろ紹介してもらって宿を決めた。自分の足で探したほうが安いところが見つかりそうだけど、結構坂道が多いので、「もっと安いの」「もっと近いの」と注文出して、車でブイーっと回ってもらうのは楽です。^^;
私が決めた宿は、バス・トイレは岩山の中(部屋半分が岩の中)ってかんじで、屋上にはテラス。ここにゴロンと横になって、ひたすらボケーっと夕焼けを眺める。うぉぉぉ、なんという贅沢!
シリアにいた頃のくせで、キッチンをみつけると勝手に入り込んでお湯を沸かし、持参のお茶を頂く。My cupは必須アイテムです。
見られても、誰もとがめたりないから大丈夫。(^_^)v
イスタンブール発成田行きの帰りのOPENチケットは、一度変更してしまっていたのでもう変更できなかった。あと1週間。カッパドギアから飛行機でイスタンブールに飛べば、むこうでゆっくりできると思っていたのに、今月いっぱい満席だと!やばっ!予定がくるった。(すでに予定なんてなくなってたけど)
カッパドギア−イスタンブール間は混むようなのでちゃんと予約を入れましょうね。
しょうがないから、バスでイスタンブールにもどることに・・・。何度も確認して"直行便"だって言ったのに、真夜中おろされたと思ったら、延々と乗り換えで待たされた。ぐでぐでドロドロで、翌朝イスタンブール着。その足で、安宿探し。ガンバ!(>。<)
しかし今までに比べてめちゃくちゃ高い!何軒も回ってやっと「夕方一部屋空くから、もう一人の日本人とシェアすれば」という宿にたどりついた。
おお、アラーの神は我をお救い給うた。。。ちょっと大袈裟?
なーんか、中東にきてからケンカっぱやくなった私。ある日ルームメイトの女の子と歩いていると、その子の知っている二人組の日本人の女の子がヤクザなトルコ人にからまれてる。もう泣きそうになって「絨毯の押し売りを断ったら、私がこの人の商売の邪魔をしてるって言いがかりつけて騒いでるんですぅ〜」。
こういうの黙ってられないんだよね。男は「この日本人の女はどこかの店の客引きをして、あこぎな商売をしている」といちゃもんをつけてるのだ。ったく虫の居所が悪かったんだろうけど、それ、ちょっと無理なぁい?
とにかく警察呼んでこい!って言ったら、騒ぎを聞きつけてマジでおまわりさんがやってきた。警察がすぐそばだったのよね。警官は私達を全員オフィスに連れていって落ち着いて対応してくれたけど、あららら、気が付くとあの問題の男がいない。注意だけして帰しちゃったんだろうな。むかつく!!
そこで、私はキレたね。
「ああいう男をなんで警察は捕まえないのよ!イスタンブールといえば世界中から観光客が集まる美しい町、それがこんなことでイメージダウンしてもいいわけ?彼女だってせっかくの旅がいやな思い出になったのよ!いったいあんたたち警察は何見回ってるのよ!
ったく、私達は無駄な時間をいやな気分で過ごしたことになるんだから、一言謝ってもらいたいもんだわ!」
まぁ、私のつたない英語力だからこう格好よくは伝わっていないと思うけどね。(笑)
絨毯の客引きは多いから、みなさんも十分注意してくださいね。まぁ、友達になっちゃうと、ちょっと顔出したついでにお茶をいただくっていう手もありなんだけど、最近は物騒な事件が多いからね。。。