AmeKen1
    宇宙船地球号はだれのものか


    はじめにお断りしますが、なんでもかんでもアメリカを否定するものではなく、アメリカのいいところ、学ぶべきところも多くそれはそれとして、しかし宇宙船地球号の一員としての「わきまえと自覚」の欠如は目に余るものがあり、その観点から述べたものです。
    非常に貧富の差が大きいアメリカにおいて十束一絡げで論ずるのは誤解のもとになりますがあえて平均的アメリカ像をもとにして書いています。


     2004.3.17Rev. 2004.1.24初版
    醜い国アメリカ その子分に成り下がった日本 盲従、売国に精を出す小泉

    過日、アメリカで狂牛病が発生し、その取材でBSEの影響について60歳代とおぼしき牧場経営者が語っていた言葉がとても印象的でした。
    「アメリカは醜い国になってしまった。しかし私は醜いアメリカ人にはなりたくない。だからブッシュを支持しない」

    彼が使った言葉は「ugly 」だったかどうかはすでに和訳されていたのでそのニュアンスまでわかりませんでしたが、少なくとも自分の国の現状を省みて自嘲気味に言ったことはその場の雰囲気でわかりました。

    としてすべきではない、それに反してしたとすれば醜い・・・こんな感情が牧場主にそう言わせたのではないかと推測しています
    国、人種、宗教を超えて通用する見識を持ち、人間的に成熟した人がそこに一人いてくれたことに驚いたと同時に「ほっと」しました。

    残念ながらこのような成熟した人はまだ少数でありアメリカ世論を形成しているその他の多くの人はそんなことは「考えたこともない」人たちばかりであろうと思うとそういう人たちに対してはむしろ哀れみさえ感じます。
    先住民であるアメリカンインディアンを殺し彼らの土地をほとんど奪った白人たちは、その自然からの豊富な恵みと資源を存分に享受して一大繁栄国家作りました。
    しかし彼らの子孫がそのことで胸を張れることではなく、所詮「侵略して奪い取ったもの」でしかありません。

    ところで、先の牧場主の国では「衣食足りて礼節を知る」(菅子の格言)を聞いたことはないでしょうし、「菅子」という名前も知らないかもしれませんが、牧場主はこれまでの人生経験の中で「何か」を感じ取っていたと思っています。

    ここで菅子のことばを引用します

      倉廩(そうりん)実(み)ちて則(すなわ)礼節を知り、衣食足りて則(すなわ)ち栄辱(えいじょく)を知る。

    意訳をすれば、人は、食べ物、着る物が不自由しなくなるとはじめて儀とか道徳に心を向けるゆとりができて、その結果、度をわきまえるようになり名誉とか恥辱というものを重んずるようになるということでしょう。

    今のアメリカの言動、行動は宇宙船地球号の一員として地球上で生かしてもらっている生物の一種としてははなはだ恥ずかしいものです。
    百獣の王といわれる「ライオン」でさえも空腹を満たしたらそれ以上狩をすることはなく、子鹿が目の前に来ても知らん振りをしています。
    かたっぱしらから食い殺すことはしないということです。きっと進化の過程で遺伝子にかきこまれたんでしょう。
    ライオンに限らず他の動物もむやみな殺生はしないし、襲われる側の動物もそれをちゃんと心得ています。

    このような自然界の営みから考えるとアメリカというのは仏教でいう六道(天・人間・阿修羅・畜生・餓鬼・地獄 )の中の畜生(家畜)以下ということになり下から2番目の餓鬼に相当するのだろうと思っています。

    すでにアメリカはあり余るものを手に入れており、それでも不足ということで例えばカスピ海周辺の石油の獲得するためのパイプラインを作りたいがためにアフガニスタンに攻め込んで傀儡政権をつくり、世界第2位の埋蔵量の石油国イラクに侵略して石油利権を分捕ろうとしています。しかしこれは当初のもくろみからはずれて苦戦していますが・・・・。
    などなど例を挙げたらきりがないほどやりたい放題です。

    地球上には自然界の秩序があり生物の遺伝子にそれが書き込まれ子孫に綿々と受け継がれてきています。
    しかし自然界のほんの一部である人間について言えば、自分だけの欲を満たすために「世界中のものを独り占めしたがる、自分さえ良ければあとはどうでもいい」という国と人々が存在し世界中から非難されて、いわば嫌われ者になっています。

    自分のほしいものなら手段選ばずどんなことをしてでも手に入れる、またその際限がない・・・・こんなやり方はまさに畜生以下で一刻も早くアメリカ国民には気づいてほしいと願っています。

    世界のどこかの国が何カ国もあつまってもできないことが、アメリカだけでできてしまう力をもっているので、それをうまく使えば世界から尊敬される国になれる要素をもっているのにかかわらず、振り返ろうともしない、それに気づこうともしないのは哀れとしかいいようがありません。

    こんなことをいつまでもやってたら、国が滅びて地獄へ落てしまいます

       目次へ戻る