JaakuAmerika4

地球が乗っ取られる日 その4  2004.1.04 1.05 1.11誤字訂正 2004.4.6リンク訂正

外交官射殺の疑惑 その2
参議院・防衛委員会の答弁録音

自衛隊本体がイラクへ近々派遣されようとしている折、ほんの一月前に起きた衝撃的な事件がもう風化しています。

報道機関も「もう過去のことだ」と言わんばかりにぱったりと報道しなくなりましたが、限りなく黒なのにどうして継続してやらないのか「いつものようにおもんばかって・・・」と、自己規制をやっているのでしょうがこれでは亡くなられた3人の魂は浮かばれません。

私もその後ずっと気になっていて、丹念に記事を読み返しました。
事件直後からテレビまたはNHKラジオのニュースのなかでイラク駐留米軍スポークスマン・マクドナルド准将(バグダッド30日)が
「バグダッドからティクリットに向かう途中、屋台で食べ物や飲み物を買うために車を止めたところを襲われた」と語っていました。

 また「2人は軍による警護なしで移動していた。運転手を含め3人は襲撃された後、ティクリット病院に搬送された」と言っていました。

これは日本で何回もテレビ、ラジオで報道されました。もちろん伝聞ではなくマクドナルド准将がペーパを見ながらテレビ画面の中でしゃべっていました。

【 疑問点その1 】
イラクに実際に行ったことがあり中東での勤務経験もある民主党の首藤信彦議員は「イラクでは襲われないために高速道路をノンストップでしかも150km、170kmでぶっ飛ばすのが常識である」と発言していたのを聞いていたので、現地の大使館員がそんなことを知らないわけがなく途中で止まって買い物をしたというアメリカ軍の発表はうそであろうと直感しました。

アメリカ軍は何を隠そうとしたのか?
なぜ、時刻をごまかしたのか

バクダッドからティクリートまで150kmで、通常は2時間でいける距離です。
今回の襲撃現場はティクリートの南、サラマとの中間地点のアルアッバシーヤという小さな村にあります。
地図にも載っていない村なので大まかに下の【 図1 】に書き込みましたが、報道によるとティクリートの南10〜15kmとあるのでもう少しティクリートに寄った地点と思われます。

当日、ティクリートで開かれる「イラク北部の復興会議」に出席するために午前10ごろバクダッドを出発しているのは確認されています。

一方、アメリカ軍は現地時間29日午後5時ごろ襲撃されたと発表していました。
しかし現場での目撃者の証言は午後1時ごろで、通常は2時間のコースであることを考慮してもそれほど時間のずれはありません。
また病院に収容された時刻が午後2時ごろは確認されています。これも常識的な時刻でおかしな点はありません。

そうするとアメリカ軍の発表の「午後5時ごろ射殺された」が真実だとすると、外交官たちは4時間もどこかで昼寝をしていたか油を売っていたということになってしまいます。
さらにとんでもないことに、すでに病院に収容されている時刻だというのに「病院に入っていながら病院から離れた場所で襲撃された」という子供でもだますことができない馬鹿げた話になってしまいます。

なぜそうまでして、すぐにバレるような小細工(いわゆる時間稼ぎ)をアメリカ軍がしなければならなかったのか?

ここに焦点を当てれば疑惑の正体が見えてくると考えています


会議の時刻が明らかになっていないが常識的なところではランチ後の開始でしょう。
繰り返しますが、重要会議があることを忘れて3人が昼寝か何かに時間をとられていたということになり、まぁあり得ない話です。
決定的なのは「病院に入っていながら病院から離れた場所で襲撃された」と矛盾してしまうことです。

では、なぜアメリカ軍は時刻をごまかす必要があったのでしょうか

@ 何かの工作をする時間がほしかった
A その時刻に関するアリバイを作りたかった

いずれにしても何かを隠蔽する必要があり、その時間稼ぎをするために時刻をでっち上げなければならなかったのは明らかです。
あとになって次のように言い逃れをするかもしれません。

ここからはフィクションです。
あのときは「混乱の中で、情報が錯綜した・・・云々」

バカいってはいけません。
時刻は万人に等しく刻まれているはずで、あのときには4時間も報告が遅れ報告を受けたのが午後5時だった、とでも言うのか。
世界の軍隊の中でもっとも進化したハイテク機器を使い、常時互いの部隊の動きをリアルタイムで全員が知ることができるシステムになっているのにかかわらず、現場に急行した現地部隊の動きが4時間もの間行方不明でわからなかったとでもいいたいのか。
「言い逃れもいい加減にしろ!」

フィクションおわり

アメリカ軍の言い逃れをさせる前に日本国政府は自前できっちり裏づけを取って相手に隙を作らせないことをやっておかないといけません。

会議は何時から始まる予定だったか
昼の食事はいつもはどうしているのか
当日は食事の時間はとれそうであったのか
途中で買い物をすることが日常的にあったのか
などなど。

ティクリートへの出張は今回が初めてではなかったはずで、過去の出張報告を調べるなどしてアメリカ軍の当初の発表に「意義あり」となぜ即座に言わなかったのか、「日本はでっち上げ話でもなんにも言ってこんだろ!」「適当にあしらっておけばいい!」ではなんとも馬鹿にした話です。

アメリカ軍の発表をNHKラジオで聞いて、外務省とはなんのかかわりのない私でさえ「おかしい!」とその場で思ったわけで、現場のほかの大使館員、外務省の役人がそう思わないわけはないだろうというのが素朴な疑問です。

これらの状況をイラクの大使館に電話で聞くだけでも相当のことがわかってくるはずですが、政府・外務省はちゃんとやっているのだろうか?

2階級特進、外務省葬儀で日本政府はすべての幕を下ろすつもりか!?


アメリカ軍はどうしても「物取り」がやったことにしたかった
午前10時ごろバクダッドをたっており、食事の時間が取れそうになく途中で買うということも考えれるが、アメリカ軍は「屋台に立ち寄ったところで襲撃された」といっているが、襲撃された車はわだちをのこして牧草地につっこんでいて、屋台に車がなかったのは目撃者、わだち、血痕から明らかに事実と矛盾します。

「屋台に立ち寄ったこと」と、当初マクドナルド准将が説明していた「身包みはがされていた」こと、これらのことはアメリカ軍としては「単なる物取り強盗の仕業」に見せかけたく作り話をでっち上げたと解釈するのが自然でしょう。


発生時刻の矛盾点と、襲撃場所の矛盾点を日本政府はきちんと捜査をして解明しなければならない

これはアメリカ軍が隠そうとしているものを炙り出すためにも必ずやらなければなりません。
もし何もせずに、終わらせようとするならば犠牲になった3人の皆さんが浮かばれません。

残された家族にしてもいつ、どこで、なにがあったのかは知りたいはずで、それらがあいまいのままにされたら割り切れない思いが残るだろうと思います。

アメリカ軍に問い合わせても絶対に本当のことを言うはずもなく、日本政府自らが調査した結果「こうこうしかじか・・でアメリカ軍の発表と違っている」という明確なメッセージを出すべきです。

【 図1 】 地図です。



共同通信 http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq3/news/1201-53.html

詳しくは上のリンクを開いてお読みください。


上の記事が100%真実で、誤りがないとは言い切れないですが、しかし状況証拠を付き合わせると、アメリカ軍の発表がいかにも「物取り強盗」であるかのように情報誘導をしており、ありもしない作り話をして何か隠蔽しなければならない重大な真実から逸らそうとしていることが察せられます。


目撃者の証言である「すぐ後ろから米軍の車列が通り過ぎていった。」これがテレビ、ラジオ、新聞で報道されてないのはなぜだろう。

@根拠のないつくり話だから
A真実だが、そこに米軍が存在していてはまずく、米軍が隠そうとしたので日本政府・テレビラジオ・新聞の報道機関がそれに同調したから

のどちらかだが、目撃者・食料品スタンド店主ハッサン・フセインさん(42)の証言の前半部分がきわめて信憑性が高く、後半部分だけが作り話であるというのはいかにも違和感がある。
よって消去法でいくとAの理由の蓋然性が高くなり、これまでも政府の都合悪いことをテレビ・ラジオ・新聞で自主規制していたことはいくらでもあり今回もそのケースであろうことは察しがつきます。

この記事に登場する目撃者、警察官の証言にリアルさ、確からしさがあり十分に納得できるものと思っています。


続いて、共同通信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031203-00000026-kyodo-int 
残念ですがリンクがきれました。
詳しくはリンクを開いてお読みください。


この記事の信憑性について確かめる術を持っていませんが、取り囲んで銃撃をしたというシーンは納得できるように思います。
なぜなら高速運転のベテランのドライバーなのでテレビでシミュレーションしていたようにたった1台が左から撃ってきたとしたら反射的に猛スピードで逃げることをするはずで、それができなくて多数の弾が、しかも写真をみると正確にガラスに集中しているのを見ると押さえ込まれて標的になったとみるのが自然だと思います。

弾の跡が車の窓ガラスに集中している証拠写真から、取り囲まれて襲撃されたと見るのが納得がいき、よって複数台の車に襲撃されたとする記事の内容に確からしさを感じることができます。

さらに共同通信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031203-00000165-kyodo-int
これもリンクが切れました。
詳しくは上のリンクを開いてお読みください。

この記事では
日本政府は、事件捜査をCIAに丸投げしたという報道に呼応するものですが、なんでもやるCIAに捜査を依頼するというのはよっぽど頭がどうかしています。

たとえは不適切かも知れないですが、暴力団が絡んだ事件を山口組の組長に捜査を全面依頼するのと同じで「あんた、頭おかしいんとちゃう?」といいたいです。
好きなように証拠、証言、証人をこの世から消されてしまいます
そんなことはCIAにとっては朝飯前だからです

あらゆる工作、どんな極悪非道をやっても法の裁きを受けない連中に捜査を依頼するなんて気が確かなものなら絶対にしないことです。

CIAに調査依頼したこともどうかしていますが、自国の外交官が不可解な死にかたをしているにもかかわらず、調査団を派遣しない姿勢は私にはさっぱりわかりません。

次の報道は 読売新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031203-00000407-yom-pol

残念ながらリンクが切れています。

自前の徹底調査の方針をやめて、CIAの報告を待つだけの姿勢に変えたのは一体何があったのか?
アメリカ軍だけではなく、日本政府にも大いなる疑惑がある

次の記事 読売 http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/200312/gu20031201_42.htm

詳しくは上のリンクを開いてお読みください。

この記事でも発生時刻、発生場所などの不可解な点を指摘しています。

つぎの報道  http://www.ntv.co.jp/news/10392.html
残念ながらリンクが切れています。

この12月4日の記事ではカラシニコフAK47という間接情報が入ったようだが、ご遺体に残されている銃弾を調べればわかるはずでちゃんとやったということが公になっておらず、うやむやにしていることが疑惑を深めています。

次は 読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/200312/gu20031201_02.htm

詳しくは上のリンクを開いてお読みください。


中日 http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20031201/mng_____kok_____008.shtml
詳しくは上のリンクを開いてお読み下さい。 残念ながらリンクが切れました。
この記事はよくわからない・・・

中日 http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20031203/eve_____kok_____002.shtml

詳しくは上のリンクを開いてお読みください。残念ながらリンクが切れました。


中日 http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20031201/mng_____kok_____007.shtml

詳しくは上のリンクを開いてお読み下さい。これもリンクが切れました。


次は 朝日新聞 http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200311300060.html

詳しくは上のリンクを開いてお読みください。堂道


次は 朝日新聞 http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200311300199.html

詳しくは上のリンクを開いてお読みください
この記事で目撃者がアメリカ軍の広報を否定しているのがポイントです。

最後に、味方であるはずの「アメリカ軍の誤射」によってかどうかは証拠を調べればすぐにわかるはずだが、散々アメリカ軍によって引き伸ばされて返還された車には証拠が残っているはずもなく、しかしご遺体に残されていた銃弾はいったいどうしたのか!?ちゃんと調べたのか!?
カラシニコフという報道があったが本当かどうか疑わしい限りです。

おおきな力によって真実が捻じ曲げられようとしていることにまさに身の毛がよだつ思いです。

【 国会答弁の録音です。  音量が小さい録音 ↓ ですのでボリュームを上げ気味でお聞きください。
民主党・若林秀樹議員に対する 堂道秀明中東アフリカ局長の国会答弁(第158回国会閉会後 外交防衛委員会 第1号平成十五年十二月十六日(火曜日)2003.12.16)  の答弁の録音です。あいにく音量が小さいのでボリュームを上げ気味でお聞きください。

上の写真の左側 が堂道秀明中東アフリカ局長です。

部下が3人も殺されているのに、しかもすでに2週間以上も経過しているのに、とっくの昔に報道されていることばかりで「外務省としていったいなにを調査したというのか!!」
どうにもやる気のない答弁で「政府は調査をする気もない」、「丸く収めよう」ということがはっきり感じられました。

また、民主党の若林議員の追求も形だけのもので、「本当に真相を明かそうとする熱意もなく、ひょっとしたら裏では合意がとられているのでは?」そんな質疑応答でした。

後半で小泉首相の頓珍漢な発言も一部はいっていますがあまりに聞くに値しなかったので録音を打ち切ってしまいました。

【 お詫び 】 
編集する時間もなかったので無編集のままリンクしています。
なにしろ2.2メガバイトもある国会中継ですのでダウンロードに時間がかかると思いますのであらかじめご了承ください。
常時接続でない方にはお勧めはできませんのであしからず。

ダウンロードできない方のために国会の議事録のうち録音した部分を掲載します。参議院会議情報の「外交防衛委員会」にあります。
話し方のニュアンスまではとても伝わりませんが・・・
政府参考人(堂道秀明君) お答え申し上げます。
 奥大使、井ノ上書記官両名は現地事情に非常に精通しておりまして、治安の状況とか種々の危険についてもよく認知をしておったと考えております。

 両名は、イラク国民の利益に直結するいわゆる草の根無償の発掘にも取り組んでおりまして、そのために関連施設、関連地域に現地視察を度々行っております。そのため、移動の際には細心の注意を払うとともに、常時大使館に連絡を取れる体制を取っていたと承知をしております。

 事件が起きた十一月二十九日でありますが、ティクリットで開催予定のNGOや現地住民も交えた復興会議に出席するため、午前十時ごろバグダッドを出発しておりまして、午前十一時ごろには大使館と連絡を取ったことが確認されております。

 十八時四十分ごろでございますが、CPAより大使館に対しまして、ティクリット付近におきまして日本人らしき二名とレバノン人の運転手が殺害されたという連絡がございました。大使館としましては、両名が事件に巻き込まれた可能性があるとの懸念を高めた次第であります。

 しかし、この時点におきましては被害者を特定するID等は発見されておりませんでして、CPA、米軍等を通じて捜索の結果、深夜になりまして両名のパスポートが発見され、犠牲者が奥大使、井ノ上書記官であることが確認された次第であります。両名のパスポート等は米軍により地元住民より回収されております。

 事件発生時刻については、上村イラク臨時代理大使が奥大使と最後に連絡を取った午前十一時以降であります。両名は会議には出席しておりませんが、事件発生の正確な時刻までは現在のところ特定されておりません。

 それ以降、CPAよりの第一報を受けるまでの間につきましては、この復興会議が夕刻まで予定されていたこと、また、通常は夜に電話を定期的に報告をするという体制になっていたことから、イラク大使館の方より、この会議に出ていたものと考え、特段連絡を取らなかったと、こういうことであると承知しております。

若林秀樹君 会議がありますとなかなか連絡が取れないというのは分かるんですけれども、十一時ごろ襲撃されて、米軍がそこへ行っているわけですよね。それで、その車も押収しながら、なぜ六時間後の米軍の情報が買物をしていたら撃たれたという情報にこれなるのか、非常に私はいい加減だというふうに思いますし、その後、訂正するまでに非常に時間が掛かっていると。これについて何か分かっていることがあったら、簡潔にお願いします。

政府参考人(堂道秀明君) この米軍の当初の情報は、いわゆる初期情報、初期事件情報でございまして、私どもとしましても、これを受けた当初から幾つかの点につき確認を要する点があるものとしまして調査を要すると考えていた次第であります。

 したがいまして、先ほど大臣から御答弁がありましたとおり、私どもは、米軍に更に調査をするよう申し入れるとともに、現地にイラク人専門家を派遣し、現地警察を含めて独自の調査を行いました。その過程におきまして、十二月五日におきまして、米側より、更に調査の結果、当初の情報についてはある地域住民による誤った情報に基づくものであったとの通報があった次第であります。

若林秀樹君 いずれにせよ、非常に情報が錯綜しておりまして不可解でありますので、きちっとこの点についても、今後はやっぱり調査していただきたいというふうに思います。

 その上で、最後に、その関係で、大使館の警護についてなぜいまだに民間会社に任せてやっているのか、それについて伺いたいと思います。

 今、イラクに軍組織を派遣している国の中で大使館を民間会社で警備を任せている国ありますでしょうか。川口大臣にお願いします。
国務大臣(川口順子君) 今のは、イラクということ。一般に。

若林秀樹君 イラクで。

国務大臣(川口順子君) イラクということですね。

若林秀樹君 はい。

国務大臣(川口順子君) まず、一般論として申し上げますと、その存在をしている国が大使館の警備については責任を持つということがウィーン条約でなっています。

 イラクについて言えば、私の承知をしている限りは、日本以外の国は全部その国の武装警察、特殊警察あるいは軍によって警備をしているということでございます。

 外務省としてこの問題については問題意識を持っております。それで、どのようなやり方で警備をすることがいいかどうかということについて、これはかなり幅広い問題を有することでございますが、検討を開始をしたところでございます。

○若林秀樹君 確かにそれはウィーン条約で、公館はやっぱり不可侵である、ある意味で治外法権ということが確保されているわけで、正にあそこは、領土とは言えないまでも、国が基本的に、言わないまでも、そこを管理しなきゃいけない。接受国がそういう能力がないわけですから、私はやっぱり自衛隊というのは自国民を守る、正に専守防衛の観点から言えば自衛隊が守っても決しておかしくはない光景ではないかなというふうに思いますが。

 総理は、最初の会見のときに相互主義というお話をされました。相互主義といっても、もうほとんど現地政府にそういう守る能力がないわけですから、それで相互主義といっても私は通じないと思います。仮にイラクの大使館、今は武装した自衛隊が守らなきゃいけないかというと、そういう状況じゃないですから、そこは相互主義といってもやっぱり話合いによって解決できるわけですから、もっとよく見極めて、ましてや警備員ですから、民間警備員ですよ、ひょっとしたら家族を脅されて情報が漏えいされているかもしれない、そういうこともあり得るわけですよ。まずは一番その警護ということに対してやっぱり細心の注意を払わなきゃいけない。いまだに大使館の人はあの危機の中で働いているわけですよ。そういうところに思いを致したら、やっぱりそういう方に対してどうするかということを考えるべきだと思うんですが、いかがですか、総理。

内閣総理大臣(小泉純一郎君) 自衛隊派遣しようという場合に、正当防衛までが武力行使だといって批判される状況において、今自衛隊を派遣して治安警備に当たれということがどういう論議を呼び起こすかということも十分考えなきゃいけないと思っております。

 その点についてはよく国会でも議論する必要があるし、私どもも、自衛隊を今イラクに、大使館の警備に出せということを野党の自衛隊派遣に反対されている方が言うとは思っていませんでしたから、その点についてはよく民主党でも今後どういう考えか聞いてみたいと思いますので、国会において十分論議の価値のある問題だと思っております。

若林秀樹君 これについては、民主党としてまだ議論を開始しているわけではありませんけれども、単純なやっぱり常識として私は考えてもおかしくないと思います。正に、自国民を守るのがやっぱり自衛隊の任務だとすれば、正に自衛隊を派遣する以前の問題として私はそれが論議されてもおかしくないんじゃないかなというふうに思いますので、そのことを申し上げて、次の質問へ移りたいというふうに思います。

 また総理にお伺いしたいと思いますが、総理はカンボジアPKOのときに、郵政大臣のときに、協力法の国会審議では、血を流してまで国際貢献しろという論議はなかったと、血を流してまでというのではない、撤退を含めて対応を要請という話がありました。

 今の状況を考えると、私はやっぱり百八十度に近いぐらいそのポジションは変わっていると思います。変わったことを非難しているのではありません。変わるというのは、やっぱり人間ですから時間を経れば学んでいろんなことは変わるわけです。どういう総理のその心境の変化があったのか、その当時と比べてどのように変わったのか、何を学んだのか、教えていただきたいと思います。
・・・・・・・・以下カット

その1  もくじへ   その3