JaakuAmerika14
地球が乗っ取られる日 その14 2004.3.27
外交官射殺 その9
なんでCPAが出てきたのだろうか
事件を単純に整理してみるとその隠れた部分が表にでてくる
繕いきれないほど事実との乖離があるが、実は単純な事件である
前のページで「第一報はCPAから」政府答弁の疑念さを追求しましたが、ここではもっと根幹的な「そもそもなんでCPAが登場してきたのか」を事件をシンプルに整理して考えてみます。
仮に、私がイラクで車を運転していて米軍の車列に接近してその警告の意味がわからず追い抜こうとして銃撃を受けて瀕死の重体となったとします。
私はそのときはパスポートをホテルに忘れてきて不携帯で、所持品からも身元がわからなかったとします。
この状況下では私は確実にテロリスト扱いされているのは明らかで、そこにやってきたアメリカ軍は私の所持品を探すでしょう。しかし、ないとわかれば病院どころかそこら辺に放置されたままになることでしょう。
地元の人がたまたま見つけてくれてまだ息があれば病院に運んでくれるかもしれません。
しかしテロリストだと思って銃撃した不審人物の顔とかがどうも外国人風だからといって、アメリカ軍が調べようにも手がかりすらないのに、まちがってもCPAなんかに照会することはないでしょう。
同様に、どこの国籍かもわからないのに手当たりしだいに大使館に照会することもあり得ません。
さらに、米軍自らが病院に運ぶことなんぞあり得ないことで、警察に事態を連絡してアメリカ軍の手から離れて一件落着となることでしょう。それ以上かかわるメリットも理由もないからです。
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政府がこれまで一貫して説明してしてきた【 イラクにおける外交官射殺事件 】はまさにこの状況と同じです。
身元がわかる「
パスポートがなかった、見つかったのは深夜であった」とアメリカ軍も、日本政府も繰り返し説明してきました。
要人をエスコートした車列は一時の停車すら厳禁ですので、そのまま一目散に走り抜けていき、あとから連絡を受けたほかの部隊が身元をしらべようとしたがパスポートなど身元を明らかにするものがなかった、と アメリカ軍も日本政府もこう明言しています。
政府の言うことが本当だとすると、3人は「テロリスト扱いの不明外国人」であり、そこら辺に放置されて、たまたま今回目撃者が何人もいたので1時間後に警察が到着してまだ息があったので病院に運んでくれた・・・・、これだったら自然の成り行きです。
イラクで起きた射殺事件の現実もこのとおりだったとしたら「銃撃されたことは大変に不幸なこと」ですが、そのことについて誰も何も疑念をもつことはなかったはずで、ここで話はおわっていたはずです。
ところがどっこい現実は複雑怪奇で何がなんだかさっぱりわからない状況でした。
こんなにも不自然なことが起きるのだろうか、と率直な気持ちでした。
堂道局長も国会で答弁していて、「第一報はCPAからだ!」と発言していていきなりCPAが登場しました。
冒頭で「私がイラクで銃撃されたら・・・」の例を書きましたが、私が銃撃されたらCPAのCの字もでてこなかったでしょう。
それはそうでしょう。
私にはCPAはなんのかかわりもないからです。
で、それでは私と奥大使とどこがどう違うでしょうか?
同じ東洋人、メガネの有無の違いはあるにせよ世界中に顔が知れ渡っているわけでもなく、両者とも身元不明の外国人としてしか認識されないはずです。
でも彼らはなぜか身元が18時40分に「日本人らしい」とわかったんです。
もちろんこの時刻ではまだパスポートが見つかってないことになっていますから、どうして「日本人らしい」とわかったのか不思議です。
メガネをかけて首からいくつもカメラをぶら下げて、おまけに短足・・・こんながあったとでもいいたいのでしょうか?
パスポートが見つかったのは深夜と政府は言っているんですから・・・。
だいたい顔が東洋っぽいと見えても中国人か、韓国人か日本人かの区別なんぞ付くはずもありません。
そうすると国籍もわからない状況では大使館に照会すること自体がそもそも不可能で6時間の間でわかるようなものではないでしょう。
もし調べようとしたら、このあと何日か何週間か掛けて身元を調べることになるわけです。これが自然な成り行きです。
堂道局長の国会答弁:国会の議事録です。 参議院会議情報の「外交防衛委員会」にあります。
十八時四十分ごろでございますが、CPAより大使館に対しまして、ティクリット付近におきまして日本人らしき二名とレバノン人の運転手が殺害されたという連絡がございました。大使館としましては、両名が事件に巻き込まれた可能性があるとの懸念を高めた次第であります。
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この答弁を聞いて「はい、よ〜くわかった」という人がいるでしょうか。
時刻と場所と事件の内容は明快に言っているのに、なぜか「日本人らしき」とわけのわからないことをいっています。
本当は日本人それも外交官といいたいのですがパスポートもない、所持品からもわからない、ないない尽くしの段階すなわち18時40分の時刻では不明ということになっているので、そこで日本人と言ってしまうと矛盾が露呈してしまうので「日本人らしい」と迷文句を考えたのです。
それからもうひとつ、「可能性があるとの懸念を高めた」こんな奥歯にものが挟まったような言葉を日常で使ったら「あんたいったいなにがいいたいの!」と突っ込まれます。
これも「日本人、外交官と断定できない」前段からのしがらみをひきずっていて、苦し紛れの作文になってしまったというお粗末な答弁です。
そのほかにもレバノン人の運転手と断定しているのですが、なんでレバノン人とわかったのかも不思議です。
ほんとうは現地のイラク人ですが、車の中にレバノン登録のナンバープレートを見つけてレバノン人と決め付けているぐらいなチェックの仕方をやっている連中です。
そんな連中がなにも見ずにあてずっぽうで「日本人らしい」といったとしたらそれこそが怪しく、確かなパスポートを見ていただろうことはここでも十分に推測できることです。
こんな答弁ですので、かえって胡散臭さが増すばかりです。
さてもし堂道局長が事実に基づいてありのままいうならこうなるでしょう。
十八時四十分ごろでございますが、CPAより大使館に対しまして、ティクリット付近におきまして身元不明の3人の外国人が殺害されたという連絡がございました。大使館としましては、両名が事件に巻き込まれた可能性もあるのでさらに調査したところ深夜になってパスポートがみつかり両名が含まれていることが確認されました。
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これならば深夜になって初めて確認されて何の矛盾も生じません。よんだままのとおりです。
しかし堂道局長はこのように率直にいわなかった。
なぜでしょう?
現実の事件現場では、すでに身元不明のテロリストの扱いになっておらず、丁重に扱われていて「日本人のようだった」と誰かに証言されたらたまりませんから、そんな証言がいつ飛び出してもいいように、先手で身元不明のはずなのに「日本人らしき」といっておこう!と作文をしたんでしょう、きっと。
繰り返しになりますが堂道局長は
18時40分の時点ではまだ身元は判明していたんではまずく、身元不明の3人テロリストとしておかなければならなかったわけです。
テロリストなんだから丁重に扱ったらまずい訳です。
しかし事件現場においては12時半の銃撃後の3人への取り扱いは着々と進行し、おそらく丁重にされ2時に病院へ移送されていてとても身元不明のテロリストの扱いにはなっていなかったはずです。
堂道局長はその事実をしっているからこそ、ちょっとでもその矛盾を緩和しようと「日本人らしき」といっておけば現場の扱いも「日本人らしい」んだからちゃんと病院へ移送したんだよ、・・と変なつじつまがあうように作文をしたんだろうと見ています。
そういう風に作文しておかないと、3人を運んだ人物・組織とか病院関係者など目撃者はいっぱいいるわけで、テロリストなのにあからさまにそうじゃない扱いだったとするとバレてしまい、だれかが「とてもテロリストへの扱いではなかったよ」と一人でもそんな証言をしたら矛盾が一挙に噴出してしまいます。
それで現場の作業の実態にも合うように「日本人らしき」といっとけば、事件現場でも「日本人ふう」だったから丁重に扱ったんだよとつじつまがなんとなく合うようになるからそれをもくろんで苦しい作文をしたと理解しています。
しかしこれでもまだ完璧ではないんですねぇ、これが。
というのはどこかの時刻で3人が身元不明のテロリストから「日本人らしき」に変身しなければならなくなり、そこをつっこまれたら「デッドエンド」、完全にアウトです。
そこまで突っ込んでくるひとがいるでしょうか?Me!
まぁ、所詮にわか作りの作り話をしているわけでどこまでいってもつじつまが合うはずもなく、遅かれ早かれ破綻するのは目に見えています。
一点突破、全面展開。
一点からすべてが崩れます。
それにしても苦労してますね。ご苦労さんといいたいです。こんな苦しいことはないと思いますよ。
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次に視点を変えて表題にもなっている「なんでCPAが出てきたのだろうか」について考えてみます。
前述の「わたしがイラクで撃たれて・・・」の話を例にもう一度とりあげます。
私が銃撃されて重体になってしかも身元がわからない場合に、氏名がわかる前にそれより先に勤め先がわずか6時間で判明してそこから家族のもとに電話がくることがありうるだろうか?
おそらく米軍には透視のずば抜けた能力の人がいたんでしょうねぇ?名前はわからないが勤め先はわかってしまうという・・・・・
イラクにはいろんな外国人がそれぞれの身分で入っているわけですべての外国人を掴んでいるわけでもなく、データベースにすべて登録されているわけでもない状況でわずか6時間で「名前は不詳だが日本人っぽくない?、じゃあCPAだろう!」「そうだCPAに問い合わせてみよう!」 こんな風だったんでしょうね。きっと!。
10000%あり得ない話です。
ちなみにCPAはイラクを占領統治する米軍主導の連合軍暫定施政当局の略で、奥大使がそこに机をおいて情報収集をやっていたところでいわば勤務先の会社みたいなことろです。
このように「なぜCPAが先に出てきたか」の不思議さに焦点をあてて整理してみましたが、もう勘のいい方は何かを感じられたと思います。
ここで取り上げた問題をすっきり解いてくれる解答がひとつあります。
奥大使らはちゃんと初めからパスポートは所持をしていて、
銃撃された直後に身元がわかっていたとすると、
すべての摩訶不思議がいっぺんに解き明かされるのです。
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しかし、「とんでもない相手を撃ってしまった」という本当のことがわかってしまうと都合が悪い連中がいて、この事実をなんとか隠すにはどうすればいいかと6時間掛けて必死に考えたわけです。
だれかが中心になりシナリオを急遽考えて、話を見えにくくするために被害者と加害者の間にCPAを置こうと浅はかなことをかんがえたんでしょう。
奥大使らと関係が深いCPAをもちだしたことが却って「おかしい」とおもわれるきっかけを与えてしまったわけで、だれが主犯かわかりませんが思慮不足でした。
とにもかくにも今回の隠ぺい工作はお粗末でした。
最初からバレバレで、工作の時間的余裕もなかったんでしょうがこれでうまくいくと思ったのでしょうかねぇ。
外務省、日本政府、小泉首相も初めからテロリストの犯行のようだといっているわけで、本当にそう思っているのであればテロリストなんかに何の気兼ねがいるのでしょうか?
全部洗いざらい公表すればいいだけの話です。
だれに気兼ねをしているかわかりませんが、なぜ公表したがらないのか理解できません。
国会答弁でこんなことをいっている大臣がいます。これを聞いたとき我が耳を疑いました。
「この人は自分で言っていることをわかっているんだろうか・・・」と。
平成16年1月26日第159回衆議院予算委員会の第2号会議録 → 159回(常会) → 第2号をクリックしていけば辿り付けます。
○小野国務大臣 司法解剖の結果につきましては、奥大使は左側頭部の銃創によります頭蓋内損傷、井ノ上書記官は左上腕部の銃創によります失血死が死因と推定される、そういう報告を得ております。 現在、さらにお尋ねの点もあわせまして詳細については鑑定中でございますが、捜査の事件に関する情報の公表につきましては、捜査上の支障あるいは関係機関や関係者の御意向にも配慮する必要があると考えますけれども、本件につきましては、事案の重大性にかんがみまして、可能な範囲において公表に努めたいと考えております。
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可能な範囲もへったくれもありません。
全部公開して、いったいだれが困るんでしょうか?
支障がでてくる機関とか関係者の意向があると言っているのですが、いったい誰に対して支障がでること想定していっているんでしょうか?
相手が何千キロもはなれたところにいるテロリストなんだから気を配る相手なんかいりゃしません。
はからずも国会でこんなことをしゃべってしまったということは、本心は全く別のことを考えていて公開したら困る機関とか人がいるのでこんな発言が「ポロっ」と出てしまったじゃないですかねぇ、小野大臣。
ご遺族だって「一体何がおきたんだ」とお知りになりたいおもってらっしゃると思いますよ。
大臣の頭のなかにある支障者リストとやらを公開してほしいものです。
最後に
第9回目を書くことになってしまったのですが、ようもまぁ、これだけ矛盾だらけのストーリをつくったものだと・・、書いていてあきれるやら、ため息がでるやら・・・。
そんな訳でまだまだ突っつくポイントはいくらでもあります。
全部を突っつかないうちに一点がくずれて全面解決になるかもしれません。
はやくそうなってもらいものです。
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