JaakuAmerika15

地球が乗っ取られる日 その15  2004.4.5

外交官射殺 その10

日本人と確認されていた・・・NHK報道より

NHK報道と堂道局長の国会答弁に食い違いが判明

      NHK視聴者コールセンター( 0570-066-066 )への問い合わせ(2004.3.28)に対する回答です。

    NHKの外交官射殺に関する第一報  2003.11.30 AM5:00のラジオ第1のニュース

    イラクのティクリート付近で日本人大使館関係者と見られる2人の日本人が殺害されたという情報が、現地の暫定当局からイラクの日本大使館に通報があり現地の日本大使館は確認を急ぐとともに外務省は緊急対策本部を設置して情報の収集を急いでいます。

    コールセンターの回答ではこれがNHKの第一報ということです。
    しかし、NHKラジオで初めて聞いたことは鮮明に記憶にあり、暗くなってから聞いているのは間違いないのですがそれが11月30日だったのか・・・うぅ、わかりません。
    内容ももちろん重要ですが、私は時刻にこだわっていて、その時刻を確認したかったのですが、拍子抜けでした。

    しかしこれだと私は早朝聞いたことになり、だが夜に聞いていたことは記憶に間違いないのだから・・・。
    日中に聞いたわけではないので、そうすると1日後の30日夜に初めてラジオを聞いたことになり・・・おかしい!!テレビで見たのはラジオの後だから・・・。

    NHKの担当の中年男性(名前は名乗らなかった、私は明らかにしているのに・・)に「第一報の時刻は?」と聞いたら「NHKラジオニュースは朝5時からやっている」と答えになっていませんでした。
    さらに「ということは5:00ちょうどのニュースですね!」と念を押したら「そうだ」と答えていただきました。
    はじめから「
    時刻」を問い合わせているのになんか不自然でした。
    NHKラジオは毎定時だけでニュースを流しているわけでなくその間にも流していて、番組中断で流すこともあり30日5:00が第一報であったとはちょっと考えにくいですねぇ。


    実は、NHKに問い合わせたとき(3.28)に、受付の女性(ゴミブチさま)に「11月29日のイラクでの外交官射殺報道をNHKラジオで第一報を聞いたのだが、その
    時刻と内容を教えてほしい」と私の氏名と住所、電話番号を明らかにして依頼しました。

    彼女は開口一番「報道関係の方ですか?」と「なんでそんなことを聞くのか?」というニュアンスで質問されたので「一般人ですが、ちょっと調べたいことがありして・・・」と答えて、続けて彼女は「私ではわからないので上司に相談する」といってから、返答の日時(30日18時以降)を約束して電話を切りました。


    数時間後に約束より早く電話をいただいたコールセンターの中年男性は、なにか制限を受けているような口調で、彼の口ぶりから察してピリピリしているのが感じられました。

    実は上記の放送内容のほかにもっと尋ねようとしましたが、「これで勘弁してくれ」というニュアンスで最小限のニュース内容だけを教えていただいて、彼は早々に電話を切りたい様子でした。
    ぽろっといってましたが外信部にはまだ他の情報が・・・・当然でしょうね。

    当時NHKも悩んでいたはずで、外務省のプレス向け発表と外信部に入ってきた情報に乖離があり、しかし外務省の発表を無視するわけにはいかないので上記の内容を報道したのだろうと見ています。
    ですからNHK報道の内容も不可解なことになってしまい、「日本人とわかったのに、なぜか大使館関係者かもしれないと・・・」となぜそこまでわかったのかと、まぁわけのわからない報道をせざるを得なかったのが伺われます。

    日本人とわかるには常識的に「パスポート」を確認しているはずで、「日本人とわかったが、その勤め先までは調査中・・」というならまだ理解できることです。パスポートには職業を書く欄がないので勤め先はすぐにわからなくて当然だから。
    しかし外交官パスポートというのは一般国民のとは明らかに違い、わかる人が見れば即座に外交官と認識できるはずです。

    繰り返しますが、日本人ということが判明して、なぜ「
    大使館関係者とみられる」とその職業までが推定にもかかわらずでてきたんでしょうか?

    パスポートを開いて顔写真を見て本人、すなわち日本人と確認したか、さらに確認するためにローマ字の氏名と旅券番号を日本大使館に照会して日本人と確認したか、いずれにしろパスポートを手にとって見ていることは間違いないはずです。

    ローマ字の氏名と旅券番号を大使館が知った瞬間に外交官ということがわかるはずですから、大使館関係者とみられる」とあいまいな確認になることはあり得ない話です。

    パスポートを見てるからこそ、青色のパスポートをみてるからこそ大使館関係者とみられる」がでてきたはずで、赤いパスポートではとても職業まではすぐにわからないはずです。たとえ日本人とわかったとしても・・・。

    外交官パスポートを見たのだがその時刻で職業が判明したのでは矛盾するので、そのため言葉を濁す意図で「大使館関係者とみられる」と苦し紛れの報道をしたと見ています。


    NHK報道と堂道局長の国会答弁に食い違いが判明

    NHKの報道の原稿は外務省がプレスに対して提出した文字情報(時刻は不明)と思われますがその2週間後の2003.12.16に堂道局長が国会で答弁している内容と微妙に変更されており、何かがあったことが察せられます。

    単に事実を伝えているだけならその内容が変化するはずもなく変ですねぇ!


    民主党・若林秀樹議員に対する堂道秀明中東アフリカ局長の国会答弁(第158回国会閉会後 外交防衛委員会 第1号平成十五年十二月十六日(火曜日)2003.12.16)の答弁とその録音です。

    あいにく音量が小さいのでボリュームを上げ気味でお聞きください。ダウンロードできない方のために国会の議事録のうち録音した部分から一部を掲載します。参議院会議情報の「外交防衛委員会」に全文があります。
    この文字記録だけでは話し方のニュアンスまではとても伝わりませんが・・・
    政府参考人(堂道秀明君) お答え申し上げます。
     奥大使、井ノ上書記官両名は現地事情に非常に精通しておりまして、治安の状況とか種々の危険についてもよく認知をしておったと考えております。

     両名は、イラク国民の利益に直結するいわゆる草の根無償の発掘にも取り組んでおりまして、そのために関連施設、関連地域に現地視察を度々行っております。そのため、移動の際には細心の注意を払うとともに、常時大使館に連絡を取れる体制を取っていたと承知をしております。

     事件が起きた十一月二十九日でありますが、ティクリットで開催予定のNGOや現地住民も交えた復興会議に出席するため、午前十時ごろバグダッドを出発しておりまして、午前十一時ごろには大使館と連絡を取ったことが確認されております。

     
    十八時四十分ごろでございますが、CPAより大使館に対しまして、ティクリット付近におきまして日本人らしき二名とレバノン人の運転手が殺害されたという連絡がございました。大使館としましては、両名が事件に巻き込まれた可能性があるとの懸念を高めた次第であります。

     しかし、この時点におきましては被害者を特定するID等は発見されておりませんでして、CPA、米軍等を通じて捜索の結果、深夜になりまして両名のパスポートが発見され、犠牲者が奥大使、井ノ上書記官であることが確認された次第であります。両名のパスポート等は米軍により地元住民より回収されております。

     事件発生時刻については、上村イラク臨時代理大使が奥大使と最後に連絡を取った午前十一時以降であります。両名は会議には出席しておりませんが、事件発生の正確な時刻までは現在のところ特定されておりません。

     それ以降、CPAよりの第一報を受けるまでの間につきましては、この復興会議が夕刻まで予定されていたこと、また、通常は夜に電話を定期的に報告をするという体制になっていたことから、イラク大使館の方より、この会議に出ていたものと考え、特段連絡を取らなかったと、こういうことであると承知しております。



    【 どこが違うか! 】
    NHK報道 堂道答弁 考察
    時刻 なし 十八時四十分ごろ 特に問題なし
    場所 ティクリート付近 ティクリート付近
    誰が 日本人大使館関係者と見られる 両名が事件に巻き込まれた可能性  微妙に言い換えているが、答弁の中で矛盾が出ないようにするにはこういうしかない
    国籍 2人の日本人 日本人らしき二名 ×  NHKは日本人と断定、堂道は推定 と決定的に違う
    どこから 暫定当局から CPAより
    どこへ 日本大使館に通報 大使館に対して連絡


    日本人と断定している報道に外務省はどう反論するのか!


    NHKのこの時点の報道も外務省発表であることからそれをとやかくいってもはじまらないのかも知れないですが、これまで国会答弁が政府見解であると認識しており、それに基づいて国会でも議論されておりその根底が崩れたことになり大きな問題であります。

    おそらく外務省はドサクサの中で、あまり吟味をする間もなくプレスに文字情報を発表したのだが、あとでよ〜く考えてみると、これだと突っ込まれたときに窮するのがわかり、それに備えるために国会答弁でしているように「
    日本人らしき二名・・とすべてを未確認」にしてしまえば突っ込まれてもその場は逃げられると浅はかなことを考えてこのような作文をしたとみています。


     【 余談です 】
    外務省にはあきらかなものについて白を切った前科があります。
    2001年に北朝鮮・金総書記の長男金正男(キムジョンナム)氏とみられる男性が日本に不法入国しファーストクラスおまけに要人警護付きで丁重にお帰り願った事件がありました。
    あれほど明々白々でも「〜とみられる」として最後まで逃げ切って、いまだに逃げ切っている経緯があるものですから、堂道局長の「日本人らしき」という表現はとても胡散臭いと思われても仕方のないことでなげかわしいことです。

    金正男氏事件はみっともない処理の仕方ではありましたが、所詮不法入国の話で笑い種で済まされるかもしれませんが、しかしイラクでの外交官射殺事件は人が3人も亡くなっている重大事件なのに同様な手法で逃げ切ろうとしている外務省に強い憤りを感じています。




    パスポートをみていたのは間違いないと断言します!

    NHKに限らず各社報道機関の外信部には当日の報道が入っているはずですが、政府の情報統制はしっかり出来上がっていますから、我々のような調査権もない一般人が外信部の情報を調べるのは極めて困難ことです。

    政府の意向にそむいたら取材に参加すらさせてもらえないことは今のイラクでの自衛隊取材の規制で周知のことですから。

    所詮、この作り話は砂上の楼閣で、一点が崩れればすべてが崩壊します。もうじきです。 

    ・・・To be continued.

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