JaakuAmerika8

    地球が乗っ取られる日 その9  2004.2.16

    外交官射殺の疑惑 その6 増補版 

    味方であるアメリカ軍に射殺され、
    しかもその事実が両国によって隠蔽されたとしたら
    亡くなられたお三人はあまりにも気の毒で無念のことです

    2階級特進、外務省葬儀、「臭い物には蓋」で済まされる問題ではありません

    参議院イラク支援特別委員会の議事録写真を追加しました


    このシリーズは6回目になりましたがこれまでこの名前を「疑惑」にしていたのは、当初は状況がはっきりせずアメリカ軍が絡んでいたと断定できなかったわけですが、しかしここにいたっては確信に変わっており次回からは「疑惑」がとれた名前になると予定しています。

    元をただせば、事件当日のアメリカ軍の発表に「おかしい、偽りがある、何かを隠蔽している、とんでもないことが起きたかもしれない」と直感したことがこのシリーズを書くことの動機になりました。

    どのようにして証拠隠滅をやり、それに気づいた日本政府が「見てはいけないもの見てしまった」にもかかわらず「最後まで知らぬ存ぜぬを決め込もうね!!」と方針を転換してしまったこと・・・これでは法も正義も法治国家もへったくれもありません。
    おぞましいことです。

    【 議事録と写真 】
    2004.2.5参議院イラク支援特別委員会での民主党・若林秀樹議員の質疑に対する答弁です。前回は録音だけを公開しましたが議事録がアップされましたので掲載します。3枚の写真は外務省から公表されているもので、委員会で説明に使われたものです。

    【 議事録で新たに判明したこと 】 残念ながら目新しいことはほとんどありません。

      ・射殺時刻が二転三転しましたが、最後の電話報告が12時ごろと訂正され、それ以降に射殺されたことになり結局当初の現地の目撃者の証言(午後12時半から1時ごろ)の方が近かったといえます。

      ・銃弾が7.62ミリ程度とあいまいな表現に抑えていて、本当は判明してしているはずで、こうしておかないと後で突っ込まれたときに逃げられないので「ちゃんと自分たちの逃げ道は確保しているなぁ、ずるい!!」という印象です。
      一時期、政府に入った情報では「カラシニコフ」と言っていたがあれはどうなったのか?
      ・・・ここでもカラシニコフの名前を出さないところをみるとあれは単なる「情報操作であった」とみるのが自然でしょう。

      CPAの車列がバクダッドを出発していることは重要なポイントです。
      当然にアメリカ軍によって護衛されていたことは明白で時速105km以下でティクリートに向かっていて、ランドクルーザより先発していたことが考えられます。

      というのはランドクルーザは時速150km以上出ますが、アメリカ軍の軍用車ハンビーは105km以上は出せない車なのでランドクルーザーが後から出発してCPAの車列に追いついてしまった・・・と考えるのが道理だからです。

      ・空白の6時間。走行しながら撃っているので「散乱した薬きょうをひとつ残らず拾う時間が必要だった」という見方が当初から出ていましたが、まさに証拠隠滅の時間だったのでしょう。
      地元警察も「現場に薬きょうが落ちていなかったのはふに落ちない」と証言していますがそれを裏づけているといえます。

      ・銃撃の様子は3枚の写真と若林議員の説明が物語っていて彼の説明に無理がなく、あたらずとも遠からずで蓋然性が高いと見ています。

      ・外務大臣によればランドクルーザの現物が日本に運ばれるそうですが、いまごろ返却されてたって証拠は念入りに抹消されているはずで、偽りの証拠品が見つかるように仕組まれているのがおちで、それを見つけて発表するようなことがあったらこんなにみっともない話はありません。


    ここからはフィクションです。

    もしそんなことを日本政府が平然とやったら、それを聞いた太平洋の向こうの5角形の建屋内で侮蔑の高笑いが鳴り響くことでしょう。
    「世話のかからんやつらだっ!」と・・・・。
    フィクション終わり。


    外交官射殺に関する部分の録音です。前回のを再掲します。
     
     MP3ファイルで約5.3MBもありブロードバンドの方はお聞きになれますが、ダイアルアップ回線の方にはとてもお勧めできませんので録音を聞けないための方のために議事録を掲載します。

    なお3枚の写真は外務省から公表されているものです。

    写真を使ってわかりやすく疑問点を解き明かそうと説明されていますので、読んでいただければわかっていただけると思います。
    第159回国会平成16年 2月 5日 第3号イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会

    ○委員長(清水達雄君) 関連質疑を許します。若林秀樹君。
    若林秀樹君 民主党の若林でございます。
     いよいよ陸上自衛隊本隊がクウェートに入られたようであります。民主党は自衛隊派遣反対の立場でありますけれども、自衛隊の方が任務を遂行され、無事に帰還されることは民主党のもちろん思いでもありますし、心の中で黄色いリボンをかざしているということは言えるんではないかなというふうに思います。

     今日は二十分しかありませんので、外交官の襲撃事件の件に絞っていろいろ御質問させていただきたいと思います。
     私は、前回の十二月の十六日の質問におきまして、日本政府は自衛隊を送る資格がない、その前にやることはあるんではないかということを申し上げました。それは、やはり文民の外交官が川口大臣のある命によって行って殺されているわけですから、その真相解明なくしては、私は自衛隊を本当に派遣できる資格があるんだろうかということを言ったわけであります。

     小泉総理は、私はこの事件があったときに、しばらくそういう話はないだろうと思ったら、むしろそれをばねにして、テロには屈しない、だから自衛隊を派遣するんだということをおっしゃいました。私は、これはすごい政治的なすばらしいセンスだなと、本当に敬服しているところであります。そこまでやはり、小泉さすが総理だなというふうに思ったわけですけれども、しかし、どこにテロだという証拠があるんでしょうか。それがいまだかつて解明されてないんですね。

     私は、そのとき解明してほしいと訴えましたけれども、まあ二週間後でしたからそこでやめましたけれども、この二か月間たって何にも解明されていないということが私は非常にふがいない思いで一杯であります。

     まず小泉総理にお伺いしたいのは、総理としてこの事件の真相解明に対してどういうリーダーシップを取ってきたのか、外務省、警察庁あるいは関係機関にどのような指示を出したのか、それをお伺いしたいと思います。

    ○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 私は、外交官が殺害されたから自衛隊を派遣したということではありません。外交官の死を無にしないためにも、日本として復興支援、人道支援、イラクをテロリストの温床にしてはいけない、何ができるかということを考えて自衛隊派遣を決断したわけであります。
     外交官の死の原因究明については、政府を挙げて取り組むよう、既に外務省等関係当局に指示しております。

    ○若林秀樹君 指示をしたといえども、その動きが何も見えてこないですし、現実に何も明らかになっておりません。
     そこで、川口大臣にお伺いしたいんですけれども、前回お伺いしたときには、イラク人の専門家も含め派遣して、現在、鋭意調査中であると。じゃ、今までに分かったことは何なのか、お答えいただきたいと思います。

    ○国務大臣(川口順子君) これは、先ほど警察庁の方からも別な委員の御質問に対して細かい御説明ございましたけれども、私どもが今把握をしていることといいますのは、車について、弾丸が、痕跡が左側に集中をしている。それから、金銭等が残っていますので、恐らくテロの公算が大きいだろうということであります。

     そして、解剖、司法解剖の結果については専門家の口からお話がございましたので、私から申し上げるということは差し控えさせていただきたいというふうに思っております。

     それから、事故の、事件の発生の時間につきましては、これはよく分かっていないところが多いわけですけれども、場所がティクリートの南約三十キロの地点であって、ティクリートに向けて、十時、バグダッドを出発をして向かっていたわけですけれども、上村イラク大使館の臨時代理大使が電話で奥大使と最後の連絡を取ったのが正午ごろでありましたので、それ以降であるということですが、それ以上は特定をされていないということでございます。

     それから、道路わきの売店に寄ったのではないか、そのときに襲撃をされたという報道、情報が一時ありましたけれども、それはそうではないということが言われたということでございまして、先ほどの鑑定の結果というのは、
    口径七・六二ミリ程度の銃から発射をされたと推定をされると、そういうことであったということです。

    ○若林秀樹君 今伺ったことは日本の警察庁が司法解剖を通して分かったことであり、一方、銃撃の時間がどうだったこうだったというのは十二月の八日の時点と全くそれは変わっていません。
    つまり、何も分かっていないんです、現実的には。

     じゃ、イラクの専門家を派遣して、現地で調査したわけですよね。
    それについては全然分かっていないということですから、改めてそれは別の機会にお伺いしますけれども、時間がありませんので、じゃ、事実関係についてちょっとお伺いしたいと思います。

     昨日までに、私も時間のセーブのために外務省に事実関係をもう一度確認いたしました。今、二時間たって十二時ごろ最後の連絡ということなんですが、去年の十二月の時点でこれは十一時になっていましたが、
    一時間、これは訂正されたわけです。

     まずお伺いしたいのは、恐らくこのCPAが主宰している会議にはCPAから幹部が行っているわけですね。
    奥さんが出発する前にその幹部の皆さん方は車列を組んでティクリートに向かわれたということが、ほぼ私はやっぱり想定されるべきだというふうに思います。

    その幹部の方は、外務省に聞いたら、特定はできないということで、それなりのレベルの人が行きましたと、出席していますという話がありました。
     まずお伺いしたいのは、奥大使の車が、館用車がナンバープレートを外しているということは、これはよくやられていることなのか、まずお伺いしたいと思います。

    ○政府参考人(堂道秀明君) お答え申し上げます。
     大使館の館用車でございますけれども、これについては治安上の理由によりナンバープレートを外して走行していることがかなり多くございました。
    当日についても、奥大使以下はナンバープレートを外して走行しておったと承知しております。

    ○若林秀樹君 奥大使が取り得るリスクの最小化の一つとしてそういうことがあったんだろうというふうに思いますが、逆に、外していればそれが不審車と思われる可能性も同時にあった可能性はあると思います。

     そのときに、あそこの街道は、高速道路、二車線から三車線なんですけれども、一番危険なところで、よく死の街道と言われているんですが、これは大臣にお伺いしたいんですけれども、川口大臣にお伺いしたいんですけれども、そういうときに、事前にCPAに、ここを通るよという行動計画書みたいのは出す必要はあるのかどうか。
    もし、出していたのかどうか。その辺についてちょっとお伺いしたいと思います。

    ○国務大臣(川口順子君) そういうことが必要であったというふうには聞いておりません。

    ○若林秀樹君 そういうことはないと、必要がないということでもちろん出していないというわけですね。
     ですから、ちょうどこの十一月というのは一番米軍が攻撃された時期でありまして、その先週、先々週も非常に亡くなったということで、かなり米軍も警備等は厳しかったというふうに想定されるわけであります。

     先ほど、いつ襲撃されたかというのが特定できていないということなんですが、百六、七十キロありますので、百五十キロで飛ばせば、おおむね近いところまで行って十二時で、さっき三十キロというふうにもうおっしゃられましたからあれですけれども、
    最後に通告をして、その後に攻撃された可能性が非常にやっぱり強いというふうに見ています。

     そのときに、
    空白の六時間というのがありまして、米軍が、CPAが在イラク大使に報告するのが六時四十分であります。
    この間に六時間も間が空いているんですが、最初に米軍が発表したのは、道路わきで売店で飲食物を買うために停車して車外で襲われたという情報がありまして、この誤情報が
    訂正されたのは十二月の五日なんですね、六日後

    十二月三日にはこの襲撃された車の写真のメールを外務省に送っているんです。その二日後にやっているというこの情報のいい加減さもひどいですけれども、これ自体が非常に信用できないのではないかなというふうにもちろん思いますけれども、いつ米軍がこの事件を知ったかということに対して、外務省の答えは、三時四十五分に部族長から聞いて一報を受けたと。

    六時四十分には日本人が殺されたのでCPAが在イラク大使に連絡をしたということで、日本人かどうかも特定できるものはないわけです。
    パスポートもなくて、そういうものを証明するものがなくて、断言してCPAから在イラク大使に日本人が殺されたということ自体が不思議だと思いますが、この辺はどうでしょうか、川口大臣。

    ○政府参考人(堂道秀明君) 御指摘の点については、まだ調査、捜査を行ってございますけれども、基本的に私どもの理解している点は次のとおりでございます。

     まず、事件が発生いたしまして、その特定、発生した時期については先ほど、時刻については先ほど大臣から御答弁したとおりでございます。
    この空白でございますが、私どもが理解しているのは、最初に発見者は地元の住民だというふうに理解しております。
    それからイラクの警察に通報され、さらに米軍に通報されたということであります。

     その日本人らしきという情報については、直ちに私どもの方にも連絡がございました。
    しかしながら、この身元を特定するものがなかなか見付からず、その間の確認をするために時間を要したというふうに承知しております。

    ○若林秀樹君 日本人らしきというのか、本当に日本人なのか分かるのかどうか。翌日には韓国の人が通って襲撃されておりますし、何も証明するものがなくて、断定して大使館に連絡をしたということ自体が、かなり私はそこがちょっと情報がいい加減ではないかなというふうに思っております。

     そして、
    深夜になってパスポートが発見され、身元が確認されたということになっていますから、そういうものが何もない中で日本人だと断定して、これはそういうことで大使館に連絡したということ自体が、一連の情報を含めて非常に怪しいのではないかなというふうに思っているところであります。
     その上で、今資料をちょっと配っていただきたいんですけれども。
       〔資料配付〕

    ○若林秀樹君 まず、配っている間に大臣にお伺いしたいんですが、襲撃された車の写真を米軍から送られた枚数なんですけれども、前回は忘れましたのでという答弁がありましたので、今は思い出していらっしゃる、事前に通告しましたので、何枚送られたんでしょうか。

    ○国務大臣(川口順子君) 十一枚でございます。
     前回も、もし事前にそういう質問があるということを伺っていたら、十一枚とお答えできたんですけれども、突然でしたので、記憶にないと申し上げたわけです。

    ○若林秀樹君 司法解剖の結果等についての質問は後の方に譲らさせていただきたいと思います。
     今配らさせていただいた襲撃された車の写真はそのうちの三枚でありまして、よく見ていただきたいと思います。

     これから私のある部分での推論も含めてお話をしたいというふうに思いますけれども、一枚目の写真であります。
    非常に正確にねらいを定めて撃った跡があります。
    情報では三十発前後の弾痕が左側に的中をしているということで、比較的これは窓に集中しているんではないかなというふうに思います。
    つまり、弾痕が余り拡散していないんですね。
    かなり集中的に、それはターゲットを絞ってどんと撃ったという感じが見られるわけであります。

     これは先週、首藤委員が、カラシニコフをモデルガンで使ったらなかなかそれはできないんだみたいなお話はありましたけれども、私も知っている限りでは、カラシニコフというのは、比較的腰だめというんですか、
    腰に当てて撃つ

    ですから、窓を開けていたら、だったら撃てるというような状況にはならなくて、やっぱり銃は拡散したり、中に、車の中に入れていたら、もうそれこそ
    薬きょうと硝煙でそんな撃てるような状況じゃないという意味では、これは非常に、かなり高度な銃で撃たれたということは言えるんではないかなというふうに思います。

     じゃ、二枚目を。
     この二枚目の写真が私はずっと引っ掛かっていたんですけれども、ようやく自分自身の納得した答えは、どこがおかしいかというと、片側から撃たれているにもかかわらず、
    こちらは何も跡がないということでありまして、やはり軽防弾車といえども通過したら何らかの傷跡はあってもいいんじゃないか。

    つまり、やはり
    高い位置からこれは撃たれたというのが言えると思います。
    下のそこが、横の側面のところはそれは防弾車で硬いから、ですからそこに止まっている可能性はかなり高いということで、これで私のこれまでのすべての、この二か月間考えたところが、疑問が少し消えました。

     三枚目を見ていただきたいんですけれども、これは前からの写真でありまして、二か所の銃弾の跡があります。つまり、
    高いところからこれを撃っていると。で、ボンネットの先端に撃ち、ウインドーの真ん中に撃ちということは、これは、前から撃ったのにもかかわらず人をねらっていない撃ち方であります。

    何らかのルールにのっとって撃ったかのように思われる。
    テロがあえて前へ出てきて人をねらわずにこういう撃ち方をするということはなかなか考えにくいということであります。
     私が意味していることはお分かりでしょうか。

     つまり、総合しますと、これは、私はこういう推論をするのは好きじゃないんですけれども、政府から何も出てこないものですから、いろいろ自分が考えた結果ですけれども、奥大使が乗った車は十時ぐらいにバグダッドを出たと。

    その前に、車列を組んでアメリカのCPAの出席する幹部が出ていっているわけです。
     
    私が見たイラクでの防御の仕方は、車ですと前後が装甲車の、あの機関銃が付いています、何か物を移動するときですね。
    人の場合は比較的、ジープ型というんですか、いわゆる
    ハンビー型のやつで前後を重機関銃で乗っけて移動する。

    これはやはり
    百キロ以上走れませんから、奥さんの車は恐らく百十キロぐらいで飛ばしていたと思うんですよね。

     これは、何らかの間違いで近づいていって、
    気が付いたら米軍の車列があった、奥さんの車はブレーキを掛けたけれども何らかの威嚇射撃を受けたんではないかというのが想定です。

    そのときに奥さんは、
    このCPAの乗っている人を知っているはずなんです、一緒に働いていましたから。

    恐らく、違うよ違うよ、おれだよと言っても、向こうから見れば不審者なんです。

    横に出ていって説明しようとしたときに、威嚇、さっき言った、手順を踏んでいますから、その後に撃たれた可能性が私は残念ながらあるんではないか、それで最後にわだちが付いてブレーキを掛けずに横側に出ていったというのが、いろいろテレビで報道されている可能性が私はあるんじゃないかなというふうに思いますので、私は、これはあくまで推論ではありますけれども、いろんな状況調査をすべて自分なりの、これまでいろんな経験を踏まえると、その可能性は否定できないんではないでしょうか。

     政府も、誤射の否定もしていませんしテロの否定もしていません。すべての可能性も含めての今の調査中だと思いますが、私は、二か月間いろんなことを考えながら、可能性の一つとしてそのことを今日この場で申し上げておきたいと思います。
     今の説明に対して、総理、それから川口大臣から感想があればお伺いしたいと思います。

    ○国務大臣(川口順子君) 先生のお考えはお考えとして承らせていただきましたけれども、外務省としてはと申しますか、政府としては、これの真相究明が大事でありまして、特に外務省は恐らくだれよりも一番真相の究明を早くきちんとした形でしたいと思っている、おります。

     そういった意味で、今度車も日本に搬送してくるということを今検討、準備をしていますので、またそういった材料を得て、我が国の警察の方で更なる事実の把握をしていただいて、真相の究明に一歩でも近づきたいというふうに思っております。

    ○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 推論を伺っていましたけれども、
    私にはそういう専門的知識もございません
     政府としては、真相解明に今後とも全力を挙げていきたいと思っております。

    ○若林秀樹君 この結論に至るまでのその経過は、先ほど検視の結果の弾の問題も全然明らかにされていませんし、いまだに車がイラクにあるということ自体が私は
    やる気がないんではないかなというふうに思います。

    唯一残された物的な証拠というのは御遺体と金属片とその車だけなんです。
    車を見れば、どこから、角度で撃ったかというのがすべて分かるにもかかわらず、いまだにイラクにあるということ自体が私は、川口大臣がそれは鋭意調査していますという言葉は私は信じられないと思います。
     何も情報は変わっておりませんので、その辺については後ほどの後半の部分でまたお話をさせていただきたいと思いますが、以上で私の質問を終わりたいと思います。


    【 写真1 】非常に正確に射撃されていることがわかります。手持ちの銃器では、しかも走行中にこれだけ正確には撃てないだろうと素人でも想像することができます。やはり銃器はしっかり固定されてないとこれだけ正確に撃つことは無理でしょう。



    【 写真2 】これを見る限りこちら側のガラスなどに貫通したとかヒビとかの形跡がみえません。
    はっきりはしませんでゴミかもしれませんが画像処理専用ソフトで3倍以上に拡大してみると、右後部座席のガラスに白い点が、右前部座席のドア下に穴?らしきものが見えますがいずれにしても写真の解像度が足らず不明です。


    【 写真3 】この場面だけ手元が狂ってたまたま人が居ないところ撃ってしまったとはとても思えません。またある高さから撃たないとボンネットには貫通せず、低い角度からの射撃ではははじかれてしまうだろうことが見て取れます。



    【 後半部分の若林議員の質疑・応答 】
    この部分の録音はとっておりませんでした。

    ○若林秀樹君 再び質問させていただきたいと思います。
     先ほど二十分間しかありませんでしたので、少し、やや急いだ感じで私の推論をちょっと展開した感じになったかなというふうに思います、ちょっと三十分間ぐらいは欲しかったんですけれども。

     申し上げたいのは、私も、ああいうことを素人の私が言うことがいいのかどうかというのを私は非常に悩んだんです。
    変に国民の方をミスリードしてはいけないと思いますし、そういうことを私はもちろん意図しているわけじゃないですけれども、余りにもこの二か月間何も出てこなかったといういら立ちなんですよね。

    私も一〇〇%テロリストだと思っていました、去年の十一月に。
    そこからスタートして、いろんなことをつなぎ合わせると、ちょっとおかしいかなというのが今日に至ったことでありますので、是非そこのところを酌んで、政府としても鋭意これも調査をしていただきたいなという思いであります。

     申し上げたかったのは、米軍から見れば、もし仮に本当にそうだとしたら、必ずしもそれは誤射ではないのかもしれません。
    交戦規定にのっとって、手順を踏んで、警告をしてやったのかもしれません。
    それは分からないです。

    例えば、昨年の九月にイタリアの外交官が乗った車が撃たれて、これは通訳が死んだんです。
    全くこれは同じ事件でありまして、車列を追い越しちゃって、勢いで止まって、何かここには警告したという、合図をした後発砲したということで、残念ながら、そのイタリアの外交官じゃなくて、イラク人の通訳の方が亡くなったという非常に悲しい事件があった。

     つまり、戦時下というのはそういうことなんじゃないかと。

    このティクリートにおける非常に厳しいところにやっぱりそういう場があるんだと、そこにやっぱり自衛隊も送られるんだと。
    それは、石破長官はその場とは違うとは言いますけれども、私はやっぱりそこをきっちり見極める必要があるんではないかなというふうに思いますので、まだ石破長官、ちょっと私の推論も含めて意見を伺っていなかったので、今申し上げたこのイタリアの例も含めて何か御感想があれば伺いたいと思います。

    ○国務大臣(石破茂君) 委員の御推論につきましては、私、コメントする立場にはないと思います。また、いろんな可能性がございますけれども、日本政府として一日も早く真相を明らかにするということは大切なことだと私も思っております。

     サマワはティクリートとは違うぞというふうに、確かに私、問われればお答えをするでしょう。
    しかしながら、やはりそういう常に、サマワは安全だからということでいささかの油断もあってはならないということはよく認識をいたしております。

    一分のすきもなくということでありますが、同時に現地の人たちにも溶け込まなきゃいかぬ、ここをどのようにして考えるんだということですが、どちらを取るかと言われれば、私は安全を取るべきだと思っています。

     そして、現地の方々の友好にも努めますが、やはり雇用の拡大であるとかインフラの本格的な復旧というのは、これは自衛隊というよりも日本政府全体としてやることでございましょう。

    そのためにはやはり治安の回復というのが必要なことである、これは外務大臣のおっしゃるとおりだと思います。

    やはり自衛隊が何でもかんでもしょい込んでしまうということは、それは無理ですし、隊員に過度の負荷を掛けることは私はあってはならないことだと思っております。

    ○若林秀樹君 ありがとうございました。
     先ほどの推論に至る途中で幾つかお聞きしたかったことを今ちょっと質問させていただきたいと思いますが、これは舛添委員も聞かれたところなんですけれども、金曜日に発表された
    科捜研の鑑定の結果ということで、もう既に発表あったところなんですけれども、口径が七・六二ミリ、三十口径、そして右回り四条の線条痕ということでありまして、報道をいろいろ見ますと、外交官殺害は旧ソ連銃、被害車両日本搬送、疑いあるとか、かなりカラシニコフをイメージさせるような、多分言っていないと思いますけれども、受ける側にとってはこういう書き方でもう既にどっと回っているということであります。

     私は不思議に思ったのは、二週間前に鑑定の結果を聞いて、警察官の人に呼んで伺いました。

    私も納得できなかったんですけれども、何でもっとないんですかと、分かっていること。いや、まとめていっときに発表しますということだから、まだしばらく時間が掛かるんですと言ったら、先週の金曜日になっていきなりこれが出てきたわけでありまして、ちょっと私も違和感あったわけですけれども、なぜこの時期にこれだけを、だけを発表されたのか、そして質問は、この銃弾の成分がなぜ一緒に発表できないのかということについてお伺いをしたいと思います。

    ○政府参考人(瀬川勝久君) お答えいたします。
     銃弾の鑑定につきましては、先ほど御答弁を申し上げたとおりでございますので省略いたしますけれども、十二月五日の御遺体の解剖から摘出された、先ほども申しました非常に小さなものも含まれた多数の金属片、銃弾かどうかも分からないというものについて鋭意鑑定をしてきたということでございます。

    それから、さらにその後、イラクの方から車の中にあったと、から発見されたという銃弾様のものも入手することができまして、それについてもその後併せて鑑定を実施してきたということでございます。

    成分につきましては現在まだ鑑定を継続中でございますが、私どもとしては、取りあえずこれは物理的な鑑定を先行いたしまして、先般発表いたしましたような結論に至ったわけでございます。

     もとより、これは捜査の一環としての鑑定でございますので、その内容なりその鑑定の中身といいますか方法等につきましては責任ある鑑定官が、これは科学捜査研究所でございますけれども、行ったものでございますし、御遺体の解剖に伴う鑑定につきましても、これは大学の先生がやっているわけでございまして、そういうことで、事の重大性にかんがみまして、私どもとしては、現時点で鑑定の結果としてまとめられた範囲について早急に取りまとめをしてきた、その結果が一月三十日の発表であるということでございまして、なぜこの時期にという御質問でございますけれども、鋭意急いで鑑定をやってきたその結果でございまして、現時点で、その時点で判明したことについて、事の重大性から可能な限りのことを発表いたしたと、こういうことでございます。

    ○若林秀樹君 非常に事の重大性を強調するんであれば、もう本来であれば科捜研、総力を挙げてこの分析を本来やるべきであって、もう二か月もたっているわけですから、まとめて発表するということを二週間前に言いながら、いきなり先週やったということに対してはすごい違和感がありました。

     成分の分析と、私、素人だから分かりませんけれども、金属の成分ですよ。今どきこれは
    溶かして成分の分析器掛ければこの銃弾が何の成分、材質だったかというのはこれはすぐ分かるはずなんで、これは専門家の人もそういうふうに言っている人もいますので、これを明らかにしないということがさっき私も推論したくなる一つのやっぱり理由になっちゃうんですよ、こういうことばかりやっていると。

     それはお分かりいただけると思うんですが、その上であえて聞けば、この口径とこの線条痕を持ったカラシニコフ以外の銃弾を使った兵器というのはどれくらいあるのか教えてください、アメリカ軍も使っているのかどうか。

    ○政府参考人(瀬川勝久君) この鑑定の結果分かりますのは、七・六二ミリ程度の口径で四条の、右回り四条の腔線を有する銃ということでございまして、これは世界じゅうに、先ほども申し上げましたが多種多様なものがあるというふうに承知をしております。
     今回の鑑定結果から銃の結果が、銃の特定ができるものではなく、もちろん私どもも、本件を公表する際に、銃の種類について特定できるものではないということも併せて明確に申し上げているところでございます。

    ○若林秀樹君 だから、そういうふうに余計疑惑を招くようなやっぱり発表の仕方を私から見れば非常にしているというふうに思います。

     今言ったのは、御存じのようにカラシニコフだけじゃなくて、この口径とこの右回り四条というのはいろんな兵器のやっぱり銃弾らしいんですよね。

    いかにも何かこの時期にそれをにおわせて出すという、それで結局マスコミはそういう書き方をしますので。

     そういうことなんだろうなと思いますけれども、やっぱりこの材質、成分というのは恐らくもう少し簡単に分析できるんじゃないかなというふうに思いますし、もうそういうことであればやっぱり納得できるようなやっぱり説明の仕方も必要ではないかなというふうに思いますので、是非早急に、総力を挙げてこの鑑定を急いでいただきたいなというふうに思っております。

     その上で、もう既に少し聞いている話なんですけれども、物的証拠のもう一つはやはり車でありまして、十二月もたしか聞いたときには、今これから送る手続をすると言いながら、もう今日は二月ですから、何ゆえにイラクに襲撃された車が置いておかれなきゃいけないのか、それに対して政府はどのような努力をしてどういう困難があったのか、それをちょっと川口大臣にお聞きしたいと思います。

    ○国務大臣(川口順子君) 車の移送をするということについて、非常にすぐにできるではないかというふうにお考えになられているのかもしれませんけれども、実際、この準備の過程というのはなかなか大変なことでして、例えばバグダッドに車が到着をして以降どのルートで、例えばヨルダン経由で運ぶのかクウェート経由で運ぶのか、その港から日本までどういうふうに運ぶのか、そのための費用はどれぐらい掛かるのか、そういったことを調査をして、それをやるのに時間が掛かっているということであります。

    その上で、途中まで、要するに道路、その港に着くまでの運搬もこれは安全に行わなければいけませんから、そういったこともきちんとやらなければいけない。
     
    そういったことを簡単に一日二日でできるということでは全くなくて、(発言する者あり)これは二か月は実はたっていないわけです。

    これはバグダッドに、大使館に車が来て以降、またそれについて警察ともお話をしながらやっているわけでして、二か月、事件からは二か月掛かりましたけれども、事件の日に車が大使館の手元に来たということではない。最大限我々としては努力をして急いでいるということでございます。

    ○若林秀樹君 本当そういう答えを大臣がされるとは非常に情けないと思いますね。それを聞いていた御遺族の方、どう思うのかと思いますよ。
     
    確かに、そのルートとかいろいろあります。
    そんなことは分かってこちらで聞いているわけですし、大使館に来たというのも遅れているというのも分かりますけれども、もう一方、もう自衛隊の車はばんばか運ばれて、それとは一緒にするつもりありませんが、もう少し、これだけ努力しているんだ、これだけ誠意あるやり方をやっているんだとやっぱり言わないと駄目ですよ。

     さっきの調査というのもそうです。私は、川口さんの言葉を信じて、去年十二月十六日に質問しました。それでそういうお答えが返ってきました。

    しかし、何も分かっていないじゃないですか、何も調べていないじゃないですか、何にも出ていないじゃないですか。
    それでなおかつ車がイラクにあるということを、今の説明で国民の皆さんが納得できると思うでしょうか。
     もう一回、具体的に何が駄目なのか明らかにしていただきたいと思います。

    ○政府参考人(堂道秀明君) お答え申し上げます。
     委員御指摘のとおり、私どもはこの車両の移送について最大限の努力を払ってきたと考えております。

     まず第一に、現場に残された車両の輸送につきまして、これはバグダッドまで移送してきたわけでございますが、その時点におきましては、私どもに対して第二次災害の危険もある中で最善の努力を払って移送してきたわけでございます。その上で、私どもは警察当局とも御相談の上、これをなるべく早く日本に移送しようという形で努力をしてまいりました。

    この間、大使館の人数についても、かなりの脅威もいろいろあり増減しておりますが、その中で私ども最善の努力を払ってきたと思います。

     大臣から申し上げた点については手続の点でございます。申し上げなかった点もございますが、例えばこの車はレバノン登録になっております。それを抹消して日本に輸送するということでございまして、その他この車両につきましてはかなり損傷もあり、こういう状況でございますから、関係当局との手続についても通常より多くの時間が掛かっているというのが事実でございます。

     しかしながら、私どもとして最善の努力を払ってこの真相解明に役立てたいと考えている次第であります。

    ○若林秀樹君 外務省だけの問題ではなくて、日本政府として総力を挙げてこういうことをやる、その姿を見せる。
    これだけやっぱり解明やっているんだというやっぱり姿を見せないと、一方ではやっぱり自衛隊の問題も並行してやっているんですから。

     総理、どうですか、こういう今の私の会話を聞いていて。ちょっとおかしいと思いませんか。その今の日本政府の対応として非があったのか、ちょっと正直に御感想を述べていただければ。

    ○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 政府としては真相解明に全力を挙げておりますし、今言った点も踏まえて、どういう、専門家の鑑定があるということもありますので、私からは、早く真相解明に向けて努力するようなあらゆる対応をしなさいと言っているわけでございます。

    ○若林秀樹君 もう一つ、車両について、本当に努力の跡が見られるような答弁だったと思います、今のその二か月もたってまだいまだにイラクにあるということに対して、どう思われますか。

    ○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 私はそういう事情はよく分かりませんが、そのバグダッドなりあるいは現地からバグダッドまで届く間のルートに対しましても、日本独自で調査なり、あるいは犯人もまだ捕まっていないという状況でありますので、その辺はやっぱり専門家に任せるしかないと思っております。

    ○若林秀樹君 ちょっと質問にもお答えになっていないと思いますが、本当にこの二か月間、こんだけ掛かっていまだにイラクに車があるというこの事実に対して、やっぱり総理としてどうここのとこを思い、これからどうするのかというお話を聞いていますので、あえて言えば、先ほどの質問も含めて、今もそうなんですけれども、余りにも不明な点がやっぱり多過ぎると私は思います。

     そして、二か月たって何もやっぱり解明されないというこの事実に対して、総理にちょっと御提案なんですけれども、ブッシュ大統領と比較しているあれではありませんが、独立したやっぱりそういう調査の委員会、チームを作って鋭意努力されることを提案しますが、いかがなのでしょうか。

    ○内閣総理大臣(小泉純一郎君) これは、政府挙げて解明に努力いたします。

    ○若林秀樹君 もうちょっと誠意を持ってやっぱり答えていただきたいなというふうに思っています。
     先ほど来、言っていて、不明な点があるから言っているんであって、委員会、独立したチームを作るかどうかはあれですって、もうちょっと私は、無責任過ぎますね、本当に、そういう答弁しか出てこないんであれば。もしもう一回、国民に向かってこの問題に対して今後どうするんだよという決意も含めて、もう一回御答弁いただけないでしょうか、私、もう本当に。

    ○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 真相解明に向けて政府挙げて努力いたします。(「よし」と呼ぶ者あり)

    ○若林秀樹君
     よしという声がどうやって出るのかよく分かりませんけれども、私はちょっと納得できませんので、是非とも本当に精力的に、前向きに、見える形で取り組んでいただきたいなと思いますし、これで終わりではありませんので、また質問させていただきたいと思います。
     終わります。


    【 同委員会で舛添議員の質疑に対する政府答弁 】 ・・・主に銃弾の鑑定

    ○舛添要一君 今、私がその問題を出しましたのは、もう二か月前になりますけれども、奥、井ノ上、二人の大変優秀な外交官、非業の死を遂げられた。
    もう少し情報があれば、私の感覚で言えばですよ、たった二人で一台の車でティクリートに行くなんていうのはもうほとんど自殺行為だというような気がするんですね。

    私はヨルダンからバグダッド、バグダッドからクウェートまで走りましたけれども、非常にそれは命懸けでございました。だから、もうちょっとテロリスト情報でもつかんでいればあのことも避けられたのではないかなということが頭にあるものですから、そういうことを申し上げましたけれども。

     さて、このお二人の大変悲しい事件についてですけれども、巷間いろんな説が流れている。
    米軍が誤射したんじゃないか、政府が意図的にそんなことを隠しているんじゃないか。
    その理由の一つは、発表までに二か月間掛かって、そんなに御遺体の解剖をして、そこに残っている鉄砲の弾を調べるのに時間が掛かるんだろうか。

    時間が掛かり過ぎていると、これどうなのか。

     それから、いろんな陰謀説がありますから、実際に御遺体を司法解剖して、どの角度から撃ったとか、そういうことについて警察はついせんだって簡単な発表をいたしました。

    そして、これは新聞発表によるとAK47、カラシニコフの弾ではないかという推測がなされています。
    それならばイラクに一杯出回っている銃ですからテロリストということも言えるんですけれども、巷間出ているいろんな陰謀説やいろんな政府の意図的な隠ぺい説、こういうものを打ち消すだけの内容があるのか、もう少しこの国会の場で警察としてちゃんと御答弁願いたいと、委員長、思います。お願いします。

    ○政府参考人(瀬川勝久君) お答えいたします。
     二人の外交官のまず司法解剖でございますけれども、これは既に概略御報告をさせていただいておりますけれども、奥大使は左側頭部の銃創による頭蓋内損傷、井ノ上書記官は左上腕部の銃創による失血死が死因であると、こういうことでございます。

     お尋ねの中で、その撃たれた角度というような御指摘もございましたけれども、なおその詳細な司法解剖の内容、結果につきましては
    現在も鑑定中でございます。

     それから、先般発表いたしましたのは、この司法解剖の結果としてお二人の御遺体から多数の金属片が摘出をされたわけでございます。
    これにつきまして、いろいろ鑑定を実施してまいりました。

    これは実は時間が非常に掛かったという御指摘もございますが、この資料といいますのは、お二人の御遺体から合計二十点ほどの金属片が出ているわけでございますが、中に極めて微小なものがございます。
    それから、相当変形、損傷しておると。
    一見して銃弾の一部かどうかすら分からないぐらい細かくなってしまっている、破損、変形もしている、こういうような状況でございまして、大変、極めて困難な鑑定をせざるを得ないということで時間が掛かったわけでございます。
     
    申し上げましたお二人の御遺体からの二十点と合わせまして、その後、お二人が使っていました車両の中からも銃弾らしき金属片が発見をされたということでございまして、合計二十一点につきまして警視庁の科学捜査研究所で物理的な鑑定を取りあえず行ったわけでございます。

     その結果を先日発表させていただいたわけでございますが、概略申し上げますと、その二十一点のうち、銃弾の一部と認められるものは六点ある、そのうちの五点は右回り四条の腔線を有する

    といいますのは、
    口径七・六二ミリ程度の銃から発射されたものと推定される。

    この右回り四条の腔線といいますのは、御案内かとも思いますが、銃につきましては、命中精度を上げるためにいわゆるライフリングという溝を銃身の中に切るわけでございまして、弾丸にその跡が残るわけでございます。極めて先ほど申し上げました微小な、弾丸のごく一部と思われるものに一部その腔線が残っているというものを分析をした結果でございまして、このライフリングは右回りで四つの溝がある、そういう銃から発射されたもので、その口径は七・六ミリ程度であると、これは、要するに完全な形での弾丸ではございませんので、と推定されると、こういう鑑定結果でございます。

     それから、さらにこのうちの三点につきましては同一の銃から発射された可能性が考えられる、このような鑑定結果ということでございます。

     どのような銃種かという点のお尋ねもあったかと思いますけれども、これにつきましては、この鑑定で申し上げられますのは、以上御報告させていただいたとおりでございまして、口径が七・六二ミリで右回り四条の腔線を有する銃というのは、実は
    世界じゅうに多種多様なものがあるというふうに承知をしておりまして、この鑑定からは直ちに銃の種類が特定されたわけではないということでございます。

     私どもといたしましては、与えられましたといいますか、入手できました捜査資料に基づきまして、純粋に捜査の観点から鋭意最大限の努力をした結果ということで発表させたものというふうに御理解いただきたいと思います。

    ○舛添要一君 被弾した被害車両、これをもっと詳しく調べればもっと分かる可能性があると思いますが、外務大臣にお伺いすればいいんでしょうか、これは外交ルートを通じて近々日本に搬送するというような御予定はございますか。

    ○国務大臣(川口順子君) この車両につきましては、ただいま現在はイラクにある日本の大使館の管理下に置かれております。
     今後の取扱いでございますけれども、日本の警察当局が必要な捜査を実施できるように、警察と御相談の上、今、日本に搬送するということで所要の準備を行っているところでございます。



    その5
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