リリーとメルシーの願い

| いつも一緒に居て下さい! そばに居てくれるだけで どんなにか幸福です。 外であろうと家の中であろうとリリーもメルもとても安心なんです。 犬の躾の本にはいろいろ書いてあるらしいけど、私たちは平和に暮らすのが 一番の望みなんです。 どうか、庭の片隅につなぎっぱなしにして、独りぼっちにしないでください。 あなたが笑っている傍に居たいんです。 あなたが悲しんでいるときは慰めてあげたいんです。 私たちの目を見てください。いつもあなたを見ています。 わたしたちの目を見て心の中で真剣に語りかけてみてください。 一緒に何年も暮らしているとあなたの心の声がわたしたちには解かります。 あなたが出かける支度を始めるとものすごく悲しくなります。 なんだかずーっと会えない様な、長い別れになる様な気持ちになります。 あなたは「お願いネッ!」と冷たく言うと行ってしまいます。 あなたが帰って来た時は本当にうれしくてしがみつきたくなります。 随分、会っていなかった様に思えます。 なのにあなたはそっけない態度でわたしたちには 目もくれず着替えたりお茶をいれたりしています。 その間わたしたちはなんとか抱きしめてもらいたくてついて歩いていると、 「どいて!」なんて目もみずに言われて悲しくなります。 しかたなく、伏せをしてあなたを見ながらナーバスになっていると、 あなたはやっと傍に来て座ってくれます。じっとわたしたちを見つめて、 「ただいま」と言います。もう嬉しくておなかを見せながらシッポを床にたたきつけてしまいます。それからの時間はあなたとわたしたちのゆったりとした幸福な ティータイムになります。あなたの膝にあごをのせて見つめ合うんです。 一緒に居られる、それがなによりもわたしたちが望んでいることなんです。 ・・・・・・ただ・・・それだけ |