

桂林市の概要
桂林は、中国西南部・広西壮族自治区の東北部に位置している。この地方は紀元前214年、秦の始皇帝の時代に霊渠という運河が建造
されて以来、二千年余りの歴史と文化を有し、宋代から清代まで約800年にわたり広西の政治・経済・文化の中心として栄え、1940年に桂
林市が設置された。そして1998年には、桂林市と桂林地区が合併し、新しい桂林市が誕生した。
市の中心部には全長437キロにわたる漓江が流れ、その両岸には奇峰・奇岩が連なり、山水画のように美しい独特の風景が広がってい
る。
また市内には「象鼻山」や「駱駝山」など動物の姿をした珍しい岩山があり、観光の名所となっている。
桂林市は悠久の歴史・文化と素晴らしい自然景観に恵まれており、毎年国内外から多くの人々が訪れる中国有数の国際観光都市である。
漓 江
漓江は広西北部の興安県の猫児山に源を発し、南の梧州までの全長426km。漓江下りとは、桂林から陽朔までの漓江沿い約83kmの奇岩
怪山を大型観光船で、観賞する河下りのことである。
漓江は、薄絹の帯のように万を数える奇峰を縫って流れている。漓江沿いには碧水が流れ、美しい山々が連なり、その間を蛇行する清冽
な流れに映る山影は圧巻。ゆったりと進む船上で、次から次へと現れる奇峰の数々は観光客を飽きさせない。また、途中に小さな少数民
族の村もあるので、風景だけでなく彼らの生活や建築様式などに目を向けても楽しい。
有名な景観は象山水月、斗鶏雄峙、九牛三州、冠岩幽境、半辺 奇渡、楊堤風光、画山観馬、興坪など。至るところ、まさに一幅の山水画
そのもの。これは「百里画廊」とも言われ、漓江下り観光コースの一つのハイライトである
陽 朔
陽朔は桂林市に属する県である。面積は1428平方メートル、人口は28万。桂林から陽朔までは、陸路で64キロメートル、水路で83キロメー
トル。隋の開皇十年(590年)、陽朔にははじめて県が置かれ、現在に至っている。陽朔は、水墨画風景の極致。風向明媚、墨画が出したよ
うな風景として有名なのは桂林だが、景色だけを比較するなら、陽朔のほうは絶対に素晴らしい。桂林の街では、奇峰群は遠くにしか見え
ない。山々を勘能するには、郊外までいくか、漓江下りのツアーに参加するしかない。しかし、陽朔は小さな街だが、奇峰、奇宕が目の前に
迫っている。その迫力は桂林の比ではない。街をぶらぶら散歩するだけでも、十分に奇景を勘能できる。碧蓮峰里住人家、碧蓮峰の中に
人が住んでいると、いわれるのももっともだ。 したがって、最近は、近代的に整備された大都市、桂林を避け、陽朔に宿泊する外国人が増
えている。
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