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対策 はじめに 私はほんの何年か前は精神的な病気などに偏見を持っていました。 そのため出会い系に依存している時もその異常さに気付いていても「依存症」として考える ことを避けていました。また知識もなかったため依存というとアルコール依存者の手の震えのような 身体的依存を連想し、「精神的依存」というものは全く知りませんでした。しかし高2の秋、 当時の彼のために禁煙の本を読んでいて精神的依存という言葉を知りました。 そのときから自分の異常さを自覚し、やめたいと願うようになりました。 決心すればやめられるという期待ははずれ、その後は良心の呵責に苛まれながら 出会い系もやめられずにいました。様々な依存症や禁煙の自助団体のサイトも見ました。 でも「出会い系」は当時殺人事件も起きていてとてもイメージの悪いものでした。 それでどんな団体をのぞいても所属はもちろん書き込みもできませんでした。 そんな中で出会い系依存者だけで集まれたら、と思うようになりました。 ここは居場所です。でもここに依存しては意味がありません。 だからあえて交流はメインにしません。でも私たち一人一人が仲間の頑張りを見て立ち直れることを私は依存者の一人として願っています。 目標 私は現在も出会い系サイトの登録を消していません。 そのため現在もサイトからアクセスを催促するようなメールが来ています。 しかしそれでも私が登録を解除しないのには理由があります。 「一日でも一週間でも」の項でも書いていますが「失敗」を繰り返すことが悪循環を生んでいました。 登録を削除して「二度とアクセスしない」を目標にして失敗するより 登録はそのままで「今日」「今」アクセスしないことを目標にすること... この方がずっとずっといいと思ったからです。もちろんいつかは登録を解除して完全に離れることがゴールだと 考えています。 自分を責めることからの脱出 私の場合立ち直るための第一歩は自分を責めることをやめることでした。 私は何度か短期間ではありますが出会い系を離れることができた時期もありました。 しかしその間も出会い系にアクセスしたいという衝動は消えず、そんな自分がとても嫌でした。 アクセスしてしまう度、「もう二度としない」と心に決めてはまたやってしまう、 それは自信を失う原因になり自信のなさはさらなる依存につながっていました。 しかし依存について少しずつですが勉強して、衝動が起きた時ゲームやネット(これは注意が必要ですが)、 最悪寝てしまうのは「逃げて」いるのではなくそれでいいんだと思うようになりました。衝動の起きる状況がわかっているので、それを避ける努力は今もしています。ベッドや電車の中では本を、学校の空き時間にはパソコン室で勉強やネットを。「衝動のおきない環境つくり」の中で趣味や仲間に出会うこともできました。 一日でも一週間でも 私は「いきなり完全にやめようとして失敗する」というパターンを繰り返してきました。 「愛する彼氏」に解約してもらうという「儀式」まで…. 当然失敗した時の自己嫌悪も強いものでした。 でも依存症の自助団体の方たちは一日我慢するごとに自分を認めていました。 低下した自尊心を取り戻すには必要なことなのだと思います。 難しいけれど。私は一ヶ月出会い系を我慢できたら自分にごほうび、 など最近「我慢」以外の方法をはじめました。 アクセスを我慢していることが楽しく、とまではいかないまでも 少しでも苦痛でなくなるようにすることが依存からの脱出に必要だと思います。 我慢だけが毎日では絶対続かないからです。出会い系が「いけないことだから我慢する」のではなく、 「もっと有意義なことがあるからアクセスしないという選択をする」ようになることが必要です。 我慢することなく「楽しいこと」を毎日いろいろやっていたら 気付いたら依存する暇がなくなっていた、というのが理想だと思っています。 結局何に依存していたのだろう 私は「人とのつながり」だと思います。 さらに受け入れることの出来なかった「リアルな自分」から逃げ出せる「変身願望」。 今まで見た限りでは、出会い系依存者は私のような「変身願望型」 と恋愛依存に近いタイプに大別できるように思います。 出会い系はとても希薄で安易な「つながり」ではありますが、 それでも一番底にあるのは「人とのつながり」だと思います。 今まで出会い系で築いてきた「つながり」(私の場合は愚痴を聞いてもらうだけの関係) を今の自分はもう必要ではない、と心から思えることが 本当の意味での回復だと思います。 自分の抱える問題に気付けず、 リアルで人にたいして心を閉ざしたまま 、「自分」を認めることが出来ないまま、「理解」してくれる人を求めたこと。 完璧な「理解」なんてありえないのに自分で居場所を作る努力を放棄したこと。 依存から抜け出すためには自分で頭を使って作った居場所で、 関係を築いていくことが大切だと感じました。 ここは「大変だね」「辛いね」とただ共感しあうのでなく お互いの努力を公開して認め合う空間にしたいと思っています。 以下、依存者の性別、タイプ別に依存からの脱出のヒントを書きたいと思います。 (1)依存者が女性 1変身願望型 あなたは自分に自信がありますか? 自分の人生を自分で選んでいますか? パートナーの言動に支配されてはいないですか? まずは出会い系からパートナーを選ぶのはやめましょう。 出会い系に来る男性すべてが悪いわけではありません。 でも今のあなたはDV(ドメスティックバイオレンス) の加害者の特徴をもつ男性を引き寄せやすい状態になっています。 彼らは支配的な言動をします。 あなたの価値を彼との関係の中だけにしかないように言うかもしれません。 でも、あなたは自分の人生を自分で選ぶことができます。 あなたが好きなことはなんですか? 将来の夢はありませんでしたか? それを中心に、少しづつ「自分で選ぶ」訓練をしましょう。 食べることが好きならパートナーの希望じゃなく 自分でデートのレストランを選んでみる、自分で決めたメニューを晩御飯にする。 将来の夢があったなら、実現のためには何が必要でしょうか? パートナーは文句を言うかもしれません。 「そんなこと言ったってできるわけない」 とか「俺をないがしろにするのか」とか言われることもあるでしょう。 でもあなたが依存から本当に脱出するには パートナーにも依存しないようになると言うことです。 パートナーの言葉にすべて従うのはやめましょう。 依存することなしには暴力的な言動に耐えられないのなら そのパートナーはあなたを愛しているのではなく 支配欲からあなたを縛ろうとしているのだと考えましょう。 パートナーがあなたを愛してくれているのなら 出会い系に依存して自分に服従するあなたより 出会い系から脱出して生き生きと自分の人生を生きるあなたを望むはずです。 自分の人生を選ぶことは楽しいことです。 自信のないあなたや私だってそれを楽しむ権利は持っています。 そして楽しい自分の人生を生きることこそが 「自信」を、「自分の価値」を与えてくれるはずです。 2恋愛依存型 あなたは「モテる」自分が好きですか? 「彼氏がいないのは不安」ですか? 恋愛なしでは自分に自信がもてないですか? 「モテたい」のは誰でも一緒です。 誰だって自分の好きな服と彼氏が好きそうな服、 どっちを着て行こうかデートの日に迷ったりもします。 でも。「モテる」ことに全力を注いでしまったら 彼氏がいなくなるのが怖くて怖くてしょうがないですよね。 その結果の出会い系なのではないでしょうか? 自分は依存なんかしてない、と思われるかもしれません。 でも出会い系があなたの中で大きな存在になりすぎて 自分の生活に影響を与えてはいませんか? 家族や友達との他愛のないおしゃべりや つまんないけど時々雑談が笑える授業、 帰り道のちょっとしたウィンドーショッピング。 こういうものを「モテる」ためになくしてしまうのは寂しいことです。 あなたはなぜ「モテたい」のでしょう? あなたの価値を決められるのは男性たちではありません。 あなた自身です。 あなたの好きなもの、好きなこと。 そういうものに囲まれながら暮らしていれば 「モテない」ことはさほど気になるものではないですし、 今よりあなたにピッタリなパートナーが見つかるかもしれません。 そんなに急がないで、もう少し手間はかかるけど もっと丈夫な「自信」を手に入れてみませんか? (2)依存者が男性 1性的役割倒錯型 パートナーのいるあなた、 あなたは「彼女を守りたい」ですか? それは「男らしい」し「かっこいい」です。 でもあなたは「彼女を自分だけの彼女にしたい」くはないですか? 彼女の世界が広がることが不安だったり腹立たしくはないですか? もしあなたが彼女を独占したくて彼女の夢に冷淡な言葉をかけてしまうなら、 自分以外の何かに没頭する彼女が苛立たしいなら、 あなたの言動はDV(ドメスティックバイオレンス)に発展してしまうかもしれません。 パートナーを守っているはずのあなたがパートナーに依存することにもなりかねないのです。 あなたのパートナーがもし出会い系依存者なら、あなたは 「依存を受け入れてくれた心の広い男性」です。 だから彼女はあなたの言動にとても敏感です、過敏といっても構いません。 彼女は「あなたなしでは生きられない」という状態に簡単になります。 それはあなたにとってうれしいかもしれません。 いえ、彼女に頼られていやな男性というのもいないでしょう。 だからこそ。あなたの魅力、広い心をもってパートナーに接してください。 パートナーはあなたとの関係の中だけで生きるのではなく パートナー自身の人生を手に入れて初めて幸せになることができます。 そしてパートナーがあなたとの関係の中だけではない広い世界で生きるのが、 あなたにとって不安なら あなたも彼女に依存していることになるのです。 あなたは「パートナーを守る男らしい男性」以外の面でも魅力的なはずです。 パートナーとの関係以外のあなたの魅力を忘れずに、 パートナーに余裕を持って接することができれば あなたもパートナーも出会い系から必ず脱出できるはずです。 お互い出会い系にアクセスしながらでは二人の関係は疑心暗鬼に陥ります。 そうやってお互い不幸になる前に、行動を起こしてみませんか? もしあなたがパートナーなしで出会い系の中でのみ女性と接しているなら、 その魅力を外で発揮してみましょう。 あなたは出会い系で培った能力で、出会い系の外でも女性と接することができます。 依存に陥るリスクの高い出会い系を選ぶ必要などないのです。 2性的行為依存型 あなたは「割り切り」が好きですか? 簡単に女の子と関係が結べる出会い系にハマっていませんか? 経済的に破綻しそうではないですか? 取り返しのつかないことになる前に専門家に相談してみましょう。 「割り切り」といえば聞こえはいいのですが、 相手が18歳未満だったり買春行為に発展すれば 立派な犯罪行為です。 自分の人生をぶち壊してしまう前に行動を起こしましょう。 |