クオッカ Quokka
カンガルーをネコぐらいのサイズのミニチュアにしたようなクォッカは、西オーストラリア州のロットネスト島にどっさり住んでいる。昼間は木陰で休んでいて、暗くなると島の至る所に出没。リゾートの芝生でエサをあさったり、道路の上に寝そべってくつろいでいたりする。ムクムクと丸っこい姿は何となくのんびりして見えるが、ポンポンとボールみたいに跳ねる様子はまぎれもなくカンガルー。もちろん有袋類だから、おなかの袋に赤ちゃんを入れていることもある。
ロットネスト島の「ロット」とは、オランダ語で「ラット(ネズミ)」の意味で、つまりロットネストとは「ネズミの巣」の意味。初めてこの島に上陸したオランダ人が、クォッカをネズミだと思い込んで名づけたとか。もっとも、昔は西オーストラリア州の本土でもあちこちで跳ね回っていたらしいが、今ではほとんど絶滅。この島だけは、大陸から孤立していて外敵が持ち込まれなかったため生き残ったという。
The Australia Web 掲載 1999