日本とは違った体験がしたい人におススメなのが、4WDを使ったキャンピ ング・ツアー。砂漠や山奥や泥沼をひっくり返りそうになりながらどんどん 越えて、人里離れること何百キロ。「In the middle of nowhere--どこでも ない所の真ん中」の大平原で、カンガルーのフンをよけながらテントを張り、 大地に沈む夕陽を眺め、キャンプファイアーを起こしてガイド兼運転手のオ ージーが作ってくれるディナーの味がまた、格別。ツアーによって多少当たりはずれはあるけれど、まずお約束は「ダンパー」 と呼ばれるパン。中はもちもち、外はカリッと焼き上がってめちゃめちゃお いしい。この前参加したツアーで作ってくれたラム(仔羊)のローストも忘 れがたかった。大きな肉の塊を鉄鍋に入れて、オイルとハーブをだくだくと かけて火にくべただけの簡単な料理だけど、外側の皮はカリカリと香ばしく、 内側は柔らかくてジューシーで、肉汁がジュワーっと口の中に広がる絶品の ウマさ。最後はアウトバック名物「ビリーカン」というやかんで湧かした「 ビリーティー」(ちょっと番茶みたいな味がする)でしめる。
何だか食べ物の話ばかりになってしまったけれど、観光バスじゃとても行け ない超奥地で大自然のスケールの大きさに息をのみ、シャワーもトイレもな いワイルドな生活にひたる(毎日川泳ぎをさせられるとシャワーがなくても あまり苦にならなかったりする)キャンピング・ツアーは、本当のオースト ラリアを体験できる気がする。北部の熱帯雨林地域、内陸部アウトバックの 砂漠地帯、それぞれ全然違ったキャンピングができて、両方ともおススメだ。
豪日交流基金ニュースレター「Australia Web通信」掲載 1999
| HOMEに戻る | ページトップに戻る |