オーストラリアに滞在していると、時にはご飯が恋しくなるもの。ある日、 バイキング(現地ではスモーガズ・ボードと呼ぶ)のランチに入ったレスト ランでピラフらしきものを見つけ、「久しぶりの飯だぁ」と皿に山盛りに取 ってきた。が、思いきりほおばってみて「???!!」。ピラフのように見 えたそれは、ご飯をドレッシングで和えた冷たいサラダ。ここではお米もあ くまで野菜の一種なんだと思い知らされた。ちなみに私の「ちょっとびっくりお米料理」ベスト3は、1位がこのご飯サ ラダ、2位はご飯を砂糖とミルクで煮込んだライスプディングというデザー ト、そして3位は長粒米(タイ米のような長くてポロポロしたお米。ピラフ とかにすればおいしい)で作った親子丼。3位はさておき、ご飯サラダやデ ザートは、日本人のお米に対する認識がいかに狭いものだったかというのを 見直させてくれるので、話のタネに試してみては(おいしいと思えるかどう かは保証しません、念のため)。
もちろん、白いご飯を普通に炊けばオーストラリア米もけっこうおいしい。仙台出身でお 米にはうるさい友人が言っているので間違いはない。そうは言っても炊飯器 なんかないし、鍋でご飯なんかどう炊いたらいいか分からない、という人( 私だけではないはずだ)には、電子レンジで簡単にご飯が炊ける便利な容器 がおススメ。普通のスーパーで5ドルも出せば買えるこの容器、米と水を入 れてチンするだけで、10〜15分でふっくらご飯が炊き上がるというスグレも の。日本でも売り出せばいいのに。
こんなものが売られているほど一般のオーストラリアの家庭でも、多文化が 進んだ最近は、カレーとかタイ料理を取り入れたりして、お米を使うところ が増えてきた。でもポピュラーなのはどちらかというと長粒米。しかも、お 米を炊く前に洗うなんて面倒なことはせず、と思ったら炊き上がったご飯を おもむろにざるにぶちまけて、流水でざざっと水洗いしたりするから2度び っくり。
余談ながら、周りのオージーたちを見ても、お米はもちろん野菜や 果物も使う前に洗っている人は見たことがない。ちなみに食器洗いも、洗剤たっぷりつけて洗った後、水ですすぐなんてことはせず、泡だらけのまま布巾で拭いておしまい。このあたりにカルチャーショックを感じる日本人は、 やはり結構多いようだ。
豪日交流基金ニュースレター「Australia Web通信」掲載 1999
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