〜懐かしのテレビ番組 ぎんざNOW!〜
70年代B級ロック・バンド図鑑

『TVジョッキー』ギター貰うのも楽じゃない
70年代、『ぎんざNOW!』以外にも素人参加番組はいくつもあり、日曜の昼間にやってた『TVジョッキー』(日本
テレビ)も大人気だった。まあ、ギンナウの休日版、ってとこ。石橋貴明のように「コメディアン道場」から流れて来る
出場者がよくいたね。「今度はこっち出てるぜ、こいつ」みたいな。あと、そんな友人に影響されて出て来る、木梨憲武
パターンも多かったよ。
75〜76年頃、ウチの近所でもちょっとした『TVジョッキー』出場連鎖が起こった事がある。まず、隣ん家の高校生
が「珍人集合」というコーナーの「出っ歯大会」に出て、優勝しちゃったの。すると次の日、そいつの家に近所のガキ共
が参加賞で貰える例の「番組特製ギター」見たさに大勢集まって来て、大騒ぎになったんだ。記念写真撮ってるのまでい
たよ。まだまだ、テレビに出る事が偉い時代だったからね。そんで、一部始終を一番近くで見ていた、そいつの弟の中学
生が影響受けちゃったんだな。数週間後、(よしゃーいいのに)同じ「珍人集合」の「ぜっぺき大会」に出場してやんの。
兄弟揃って身体の欠点をわざわざテレビでアピールしてりゃ世話ねえって話だけど、親御さんにしたら複雑な気分だぜ。
連鎖は止まらず、さらにその数週間後、今度は二軒隣の姉ちゃん(中学生)が一番の人気コーナー「奇人変人」に登場。
ほんの2〜3ヶ月の間に隣近所から、実に三名もの『TVジョッキー』出場者を輩出しちゃったのである。とは言っても、
「珍人集合」と違い、「奇人変人」には相当の特技がない限り出場する事は不可能。彼女は目隠しをしたまま、後方のパ
ネルに書かれた数字を言い当てるという、「透視」で出場したのだが、ハテ? そんなユリ・ゲラーみたいな能力、あの
姉ちゃんにあったっけ? 所謂幼馴染だけど、そんな話は今まで一度も聞いた事がない。それとも、最近出来るようにな
ったのか? 心配しながらテレビを観ていると、不安的中! 何とスタジオ中が全員凍りつくような全問不正解をやらか
しちまったのだ。スタジオだけじゃない、日本中が呆れ返った事だろう。司会の土居まさるが色々フォローしてくれたも
のの、これ以上ない程の醜態だった。近所のよしみというワケではないが、私まで冷や汗タラタラだったのを覚えてる。
しかし、あんなんでよく予選通れたもんだよ。いくらテレビに出たいからって、出来もしない事をやるなっつーの!
相本久美子
【シングル】小さな抵抗c/wくちづけの誤解(74年)
※現在、「MEG‐CD」として復刻されている。(近藤久美子・名義)
【アルバム】『ヒロイン』 (78年)
ヒロイン/かざぐるま/初恋景色/カラフル/さよならはそれから/涙のドライヴ
/ひとりごと/恋の振子/悲しみ日記/しあわせへの階段(ラヴ・ステップ)
 


TOPページにもどる