「登山日記(ほー隊員)」
「今回の南アルプスは中止だろ」って思っていた。
天気予報は、曇りで降水確率40%。
ミツ隊長はというと、
合宿3日前⇒ラケットで打った足をかばっていたら捻挫した。
合宿翌週 ⇒通院中。筋を伸ばしてしまったので治りが遅い。
山3日前 ⇒骨までいってるっぽい。
山2日前 ⇒足首が曲がらない。
ミツ隊長は、捻挫から始まり、山3日前に骨が折れ、山2日前に重症に。
足が痛いフリで完全に参加する気ナシ。
エミちゃんも曇りだし、引越しの為、お金節約でお休み。
コロコロも行く気がなさそうだ。
僕も曇りだし、雨が降るっていうし、行く気ナシ。
今回は「中止だろうな」って思っていた。
しかし、この日はタンタンが珍しく強気だった。
『曇りでも行きましょう!
晴れ男に認定された僕がいるので、天気は大丈夫です!』
タンタンが「行く!!」とうるさい。
また、雨の中登るの?景色は何も見えなくて、寒いだけ。
ま、コロコロが中止を宣言するだろって思っていた。
しかし、タンタンの強気発言を振り切れず、登山は決行に
そういうわけで、決行。
当日は仕事を早く終わらせて定時ダッシュするはずだった。
しかし、仕事が終わらず、深夜に帰宅。
僕は荷物の用意をしていない。中止と決め込んでいたからな。
家に着いて、荷物をまとめ、風呂に入ろうとしたときに、
タンタンが家にやってきた。そして、携帯がなった。
タンタンが「おくれるよ〜」って電話で言っていたが、
風呂は譲れない。急いで入ったら、顔を洗うのを忘れた。
着替えが終わったあとで気が付いたが、後の祭りだ。
これじゃ、かっこよくデジカメに写れん(怒
プリプリしながら急いで家を出た。
キヨと柏駅で集合し、たかちゃんの家に行った。
なんとキヨもタンタンと一緒で、やる気満々。
当日は会社を早く切り上げて、寝ていたそうだ。
さて、車に乗り込んで出発。
配車はタンタンCarに僕とキヨ。
コロコロCarにたかちゃん。
いざ、出発。
壊れたラジオこと、ミツがいないので、休憩所では熟睡。
休養をしっかりとり、いざ北アルプスへ。
「へ!北」ですか?
そう、コロコロの判断により、北アルプスへいきなりの変更。
「南より北のほうが天気が少しいいかもゥ槙xにしよう!」
南アルプスの天然水はいつかまた飲みにいこうということで、
全員が賛成ぎみ。OKですよ。
さて、登山の準備が終わり、駐車場を出発!!!
いよいよ登山の始まり、、、、。ではなかったのだ。
駐車場から登山口までかなりの距離。
登山口まで20分は歩いたな。
登山口についてみたら、数台の車がとなっているじゃないですか
「ここまで車でこれたのか?」と思い、コロコロに突っ込んだら、
看板を指差された。”一般車両はだめ”と書いてあった。
理由はないが、どっと疲れた。
天気は曇り。少し霧がかかっている。頂上は微妙にしか見えない。
前回の雨の中の登山の繰り返しのような気がした。
気分がノリノリじゃない中で、本当に登れるのか?僕。
登りはやっぱりキツイ。途中、たかちゃんが足の豆が
潰れて遅れる。僕も足の豆が潰れた。痛さがわかる。
たかちゃんが遅れたので、上のほうから
「少し先に行ってるね〜」っと叫んだり、
「休憩しているね〜」と叫んだりしたが、
反応ナシ。
「ミツ〜」っと叫んぶと、ムキになって
「何(怒)」って応答が。よっぽどいやなようだ。
途中から雪道になった。雪山登山である。
年間にして、何人もの命をゴミクズのように奪っていく
雪山に挑むガンバ登山隊。アイゼンや雪山に備えた
準備はもちろんない。はっきりいって、無謀。
その前に、雪山って聞いてない(怒)
下が雪や雨のため、濡れている為、休憩も満足にとれない。
体力が雪山によってどんどん削られていく。
一つ間違ったら、命を落とすような場所が4箇所くらいあった。
今回の登山では、ミツがいないのも手伝って、
頂上にある山小屋に全員無事到達。
山小屋に着くと真っ先に展望のいい場所に移動。
「蝶ヶ岳制したぞ!!!!」
一瞬、雲がひいたが、すぐに雨雲がきやがった。
その後、雨がずっと降り続くことになった。。。
山小屋では、得意の酒宴。
「ミツがいたら蝶ヶ岳は無理だったな」
「ミツの足は捻挫のはずが、骨折れたらしい。
けど、ラケットで骨まで折れるか?
ラケットでぶつけた後、テニス平気にやってたよ」
など、ミツの話題で大盛り上がり。
ミツの話題に飽きてくると、「雨男はだれだ?」と言う話題に。
皆の目が、タンタンに注がれた。
ムっとしたタンタンが「雨男はミツだ!」といいはる。
が、説得力ナシ。誰も信じない。
そんな皆の態度に憤慨し、タンタンが吠えた!!!
「明日の朝、ご来朝が見えなかったら、僕はゥv
「ガンバをやめる」
そして、いつものパターンでタンタンが酔い潰れた。
タンタンが寝たので、酒宴は終了。
僕は寝れなかったので、
他の登山客と一緒に蝶ヶ岳に関するビデオ鑑賞。
そこで、愕然とした事実を知った。
蝶ヶ岳頂上にはまだ到達していないという事実だ。
僕たちが頂上だと思って、「やったー!!!」と
ほえた場所は、どうやら違ったらしい(おいおい)。
夕飯はカップラーメンやコンビニで買った飯を各自取った。
ほんとカップラーメンうまかった。山で食うと格別だ。
汁は全部飲まないといけないのが痛いとこ(笑)
キヨは野菜についていたドレッシングをガブ飲み。可愛そうに。
飯を食って、9時に寝た。
「あー、雨の中、下山かよ(怒)しかも雪道かよ(怒)」
と思いながら眠りについた。
いびきがうるさい。
夜中の4時ごろ、騒々しい。
5時ごろ、起きろコールがコロコロより発令。
窓からは光が差し込んでいた。
「晴れているのか?」と思い飛び起きた。
外は快晴〜。
もう心は弾んで、ご来光を見に行った。
そしたら、馬鹿寒い。気温は0℃位じゃないかな。
鼻水が止まらん。体は冷える。
しかし、「こんなチャンスはないだろ」と思った僕は、
登山隊の面々から少し離れた岩に登り、蝶が岳にいる
誰よりも高いところでご来光を見たのだった。
願い事ももちろんした。
写真を取りまくった。
今日は晴れていたので、朝飯を食べて、プチ槍に出発。
山の峰を歩くのは、キモチー。別世界にいるような、正に夢世界。
プチ槍までは、すぐだった。そして、そこには国の天然記念物の
雷鳥が出迎えてくれた。「ゴロゴロ」と鳴いてきた。
近寄っても、逃げない。しかし、思い出にタッチにようとしたら、
飛んでいった。いつか、手乗り雷鳥を経験したいと思った。
無事にプチ槍を制し、雄大な景色を見ていたが、
大きな雲が現れてきたので、下山することに。
危険な雪道の下山。気を引き締めて、ゆっくり行こうと、皆で誓った。
僕たちは、ゆっくり、ゆっくり、慎重に下山した。
しかし、一人だけお馬鹿な、キヨ。
ガツンガツン勢いよく雪道を下りる。
そして、思ったとおりにズザザザーと落ちていく。
「きゃー」とかいう黄色い声を発しないで、黙々と落ちていく。
もう駄目だろ!と思い諦めかけたが、運がいいことに
木にひっかかって止まった。急死に一生を得たとはこの事だ。
怪我もないようだ。
しばらくし、雪道も終わりにさしかかったころ、
コロコロが地面の土ごと、下に滑り落ちていく。
タンタンはそのコロコロを助けようと、
もっと速いスピードで落ちていく。
僕も必死だった。タンタンとコロコロが落ちていく。
絶望の最中、僕はデジカメをかまえた。
山は怖い。
まあ、いろいろと下山途中にあったが、無事生還。
頂上で見たご来光や絶景。今回の登山は素晴らしい思い出となった。
温泉に入り、ご飯を食べ、岐路に着く。
帰りの車は、タンタン、僕、キヨの組み合わせ。
タンタンを眠らさないように、暴露大会。
キヨの話から始まった。
高校時代の恋愛話(←真面目な人が好き?)や
学生時代はどんな学生だったか(←自称、真面目な勉強家)、
その他色々暴露させた。
次はタンタンの昔の趣味(手品)の話が始まったところで、
サービスエリアに到着。駐車場の入り口が混んでいた為、
キヨは先に降りてたかちゃん達を探す為に先に降りた。
10メートルくらい進んだ辺りで、キヨが大きく手を振り始めた。
キヨの後姿しか見えなかったが、顔を満弁の笑顔だったはずだ。
どうやら、たかちゃんと似た服を来た人と間違えているらしい。
大きく手を振りながらその人物に近寄っていく。
僕とタンタンは目もあてられない。
・・・・
さすがにその人と5メートルほどの距離に近づいたとき、
キヨは手を引っ込めて、何もなかったかのように、横にそれていった。
恥ずかしい奴だ。
コロコロとたかちゃんと無事に合流することが出来たあと、
話し合いによってここでお別れすることに。
また、3人のドライブが始まった。
タンタンの話の学生時代はどうだったと聞くと、
「普通の学生」と主席の男が言い放った。
僕が「本当に真面目だった人は、
自分で真面目な学生だったって、言わないんだぞ!」
とキヨに突っ込んだら、
キヨは「私は本当に本当に真面目な女学生だったよ(怒)」とキレた。
しばし、沈黙が車内に走った。
タンタン:「ほーは全然勉強しない学生だったみたいだよ」
タンタン:「分数の足し算も出来ないんだよ(笑)」
気を利かせたタンタンが空気を和ませてくれた。
キヨ :「馬鹿ね〜、小学生でも出来るわよ(大笑)」
機嫌が治ったようだ。
ほー :「けど、キヨは怪しいな。自分で真面目だって言うやつほど怪しい〜」
ほー :「ためしに分数の問題を出していい?」
僕は空気が読めずに、挑発してしまった。
キヨ :「いいよ(怒)」
挑発したからには、キヨがわからなくて俺がわかる問題を出さなきゃと思った。
ほー :「じゃあ、2分の1かける3分の1は?」
問題を出した後に思った。やっぱり俺って馬鹿だと。
なんでこんな約分もない、2と3をかけて終わりの
問題しか思い浮かべないんだ。俺って馬鹿。
と悔やんでいたら、キヨが得意そうに計算の過程を述べ始めた。
キヨ「うーと、2に3をかけて6になって、」
ああ、やっぱり簡単すぎたと後悔。
しかし、この後にまだ計算が続いた。
キヨ「そしたら、1に3をかけて3になるゥv
キヨは何を言っているんだろうと思った。
キヨ「3に2をかけて6になる。1に2をかけて2だから」
キヨの計算はまだ続く。
キヨ「6分の3たす6分の2は・・・」
キヨ「6分の5!!!」
自身たっぷりの計算の過程や、
答えが出たときの言いっぷりから
”アホ”な真面目な女学生だったキヨの姿が目に浮かんだ。
今回も楽しい登山だった。
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蝶が岳登山日記、おわり。