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バランス感覚 繊細な感性を生かして、健康維持に最も大切なバランス感覚を養いましょう。 言うまでもなく、健康維持には、心身のバランスを、自分自身で整え、調整することが最も大切です。 しかし、それはなかなか難しいというのが、現実ではないかと感じられます。 全てにおいて、バランスの取れた、健康なライフスタイルを守って生活出来ている人は一体どれくらいいらっしゃるでしょうか? 大概は、健康に良いという触れ込みの、流行の食品やサプリメントに手を出し、あるいはエクササイズに熱中する、しかしそれも一時のもので、ブームが去ると、ふっつりと止めてしまう。そんなことの繰り返しという方が殆どではないでしょうか。 また、健康を指導する側の、医療関係者、メディア、食品会社、健康食品産業、スポーツ産業などは、とかく、一方的な情報を提示するきらいがあるので、情報を受け取る側としては、どれが本当に自分にとってどの程度大切であるのか、全体像が判りにくく、情報に振り回されてしまうのですね。 <食のバランス> もともと野生動物などは、病気に罹ったら、それを癒す成分を持つ薬草を自分の本能で探し出して摂取することができます。また、特定の栄養素を除いた食事を与えられた動物は、欠如している栄養素を補うように、摂食行動を変えることが判っています。 自分の健康にとって、最も必要なことは、自分自身、自分の身体が一番良く知っているはずなのですね。しかし、身体の発する微細なメッセージをキャッチすること、これが私たち人間にとって、とても難しくなってきている。 人も本来、動物のような自己調節能力を持っているのです。そうした能力が自然に発露すれば、自分の身体が健康を求めて欲することを、ごく自然に実践するようになるはずなのですね。 そのためには、健康を実践する健全な生活環境、習慣化が大切になってくると思います。親が子供に与える食の環境などはその最たるものですね。子供の味覚は養い、強化することによって高度な自己調節能を獲得できます。逆に、幼少時からの偏食は、味覚の未発達、歪んだ嗜好を習慣化する危険性が高いのですね。アメリカなどはファーストフード等で子供達の食が崩壊して、成人病予備軍急増という、悲惨な状況になっているわけです。日本もそれを追従しているわけですね。 大人になってからはどうするか、古き良き日本の食習慣から、いくらでも学ぶものがあると思います。旬のものを、少量、他品目摂取、腹七ー八分目、米食(胚芽米)・・・。世界でも類を見ないほど素晴らしい食文化が日本には有るわけです。平均的な日本食を継続する場合は、よく言われているように、塩分を控えめに、カルシウムを強化し、低脂肪を守るように・・・その程度気を配るだけでも、日本食のバランスはもともと非常に優れているのですね。 偏食、飽食のつけを、安直な健康食品、サプリメント等でごまかすような「アメリカンな貧食」には決して手を出さないように! 食の基本を守り、バランスの良い、賢い健康維持を心がけたいものです。 <エクササイズのバランス> 健康を増進する、さまざまな身体運動 エクササイズに関しても、バランス感覚が大切ではないかと思います。 有酸素運動系、筋力強化系、ダンス等リズム系、ストレッチ系、ヨーガ系、気功系、呼吸法系・・・・・・実にさまざまなエクササイズが有るわけですが、普通は特定の運動だけに偏りがちなのですね。 また、指導する側も、自分の得意分野を中心に強くプッシュしやすい傾向があると思います。指導を受ける側は、どうしてもその影響が出てしまいます。 確かに、何らかのエクササイズを熱心に行うことはとても大切なことです。しかし、世の中に万能な運動というものはありえ無いので、ある特定の運動だけに偏りすぎると、思わぬ故障、あるいは原因不明の不調に悩むこともありうるのですね。(実際にそういうケースに遭遇することも割と良くあるのです。特に熱心な方ですね・・・・) その時の体調に応じて、時間や負荷量を変えたり、休息日を入れる、身体の必要に応じて適切なメニューを選択する、それがごく自然に行われるように、自分で適度に加減出来るようになるのが理想です。 また、不調や故障の予兆を察知し、カバーする方法も出来るだけ身につけておいた方が良いと思います。 運動前後のマッサージやストレッチング、代替医療も助けになる場合が多いですね。さらに、適度な緊張感と共に、心理的にある意味でのゆとりを持つことも大切なことです。 そのためには、幅広い運動のメニューを、それぞれの分野の指導者から学んで、自分自身の体験として、それぞれの運動が自分の心と身体にどのようなメリットをもたらすのか、どのようなデメリットを与える可能性があるのかについて、ある程度経験を蓄積してゆく必要があると思います。 そうした自分自身の経験に基づいて、自分のコンディションを良い方向に持ってゆくためのメニューを、自分でごく自然に組み立てることができるようになる、そして、心身を良い状態に維持する習慣を築くのが、一つの理想になるのではないかと思います。 やはり、これも一つのバランス感覚と言うことになるかと思います。 <対人関係とコミュニケーションのバランス> 健康に関する大切なポイントでありながら、見逃されやすいものとして、対人関係とコミュニケーションがあります。人と人との間の関わり合い方のバランスとでも申しましょうか、これは心身の健康を維持する上で、無視できないものです。 生活習慣病や、偏食、不健康な習慣の原因を、患者さんとのおつき合いの中で、突き詰めてゆくと、割合、対人関係によるストレスが蓄積して、心身のバランスが崩れ、その歪みが病気の原因になっているケースが多いのです。 例えば、職場でのストレス、言いたいことが言えない、自分の思い通りに行かない・・・・といったストレスを、そのまま「飲み込む」ことによって、次第に心身にストレスが蓄積してくる。例えば、気持ちが沈んでくる、些細なことから カッとなる、そうした心の不安定が、次第に身体に影響するようになる、そして、過食や小食、アルコール依存の原因になっていることは、実際よくあります。 日本人のLohas系の人たちの中で心身の失調をきたす人達は、感受性の比較的高い人が多いようで、共感力が高い分、人間関係に伴うストレスが、ストレートに心身に影響を与えやすい傾向があるようです。 そして、対人関係、コミュニケーションに関しては、例えば相手の言うことを受け止める部分が多く、自分から出す部分が少なく、バランスのあまり良くないケースを良く見かけます。また、人の感情や自分自身への思いが、内向きに沈み、ストレスを蓄積しやすい傾向の方も多いように、私には感じられます。 こうしたケースでは、対人関係に問題が生じると、心身のバランスを崩し、失調をきたしやすいようです。そうならないために、対人関係とコミュニケーションについて、ある程度の知識、ノウハウを持つことがとても大切になってきます。 例えば、人とのつき合いの中で、相手とのラポール(共感に根ざした信頼関係)を上手に取ることは、最も大切な一歩ですが、心身の失調をきたしやすい方は、それが苦手な場合が多いのですね。 しかし、それは決して難しいことはなくて、知識と経験によって、いくらでも上手になれるものなのです。 割とさらっとした感じで、相手と楽に交わすことの出きる、軽い話題を中心に、バランスの良い会話のリズムを掴む、そして相手の言うことを上手に受け止めて、相手に返してあげる。そういう会話のキャッチボールの中で、相手とのラポールを取り、適度な距離感を掴む術を身につければ、人間関係は次第に良くなってくるものです。 そして、そうした対人関係のちょっとした改善によって、心身のバランスもまたずっと良くなるのです。 <気持ちのバランス> その人の気持ち、気分も、心身の健康と、割合と深く結びついているように思われます。特に健康にとって重要なのは、「前向きさ」を支える「比較的ポジティブで、安定した心持ち」の様です。 どんな人でも、人との関わり合い、仕事や学業等、目標達成の状況など、実にさまざまな要因によって、落ち込んだり、うきうきしたりと、一喜一憂するものです。 また、身体の状態によっては、えもいわれぬ抑鬱感情に囚われたり、逆に気分が高揚したりと、気持ちというものは、まことに動的でコントールの難しいものです。 心身の健康を考える上で、「抑鬱気分」や「ネガティブ感情」は、無視することのできない、非常に大きな問題です。 今の日本の世相を考えると、比較的「抑鬱気分」や「ネガティブ感情」に陥りやすい条件が揃っていると思われます。 特に働き盛りの日本人の多くは、やや過労気味であり、なおかつ仕事上の課題や育児、介護などの思いがけないストレスに曝されており、なかなか「前向きさ」や「比較的ポジティブな安定した気持ち」を維持することが難しくなってきています。 さらに病気を抱えたりすると、心の健康の維持は、実際大変な難しさがあるわけです。 気持ちに関しても、バランス感覚が大切になってくると思います。 激しく落ち込んだり、ネガティブ感情に囚われないよう、物事に対して一定の距離感と適度な緊張感を掴むこと、そして物事や自分の感情にトラップされないよう、冷静で安定した自分を保つ習慣を付けることはとても重要なことです。 そのためには、よく言われるヨーガや瞑想等のトレーニングだけでなく、身体運動や仕事等への集中力の強化などを通じて、心を鍛えることもまた、非常に大切になってくると思います。 例えば、良い指導者の下でのトレーニングと、現場での豊かな経験によって、物事に深く集中しながら、同時に心身のリラックス状態を作りだすことも十分可能なのです。 また、いろいろな面で、普段から「前向きである私」というものを、意識して強化し、状態を整え、維持する習慣をつけてゆきたいものです。 そうしたトレーニングや心がけによって身につけた、「心のバランス感覚」は、人生の波、健康の波に遭遇した際にも、心身の状態をより安定化するのに役立つと思われますし、さらに、困難な状況を克服する積極的な力となる、前向きな行動力にも結びつくと考えられます。 「囚われ」からの解放 大きな「囚われ」は、心身にさまざまな障害をもたらす原因となります。 自覚のあるなしに関わらず、普段から私たちは、実に多くのものに「囚われ」ています。 自分にとって良いと思われることであっても、例えば、仕事の目標や、学業の目標、収入、地位、なども、極端になれば、それは次第に大きな「囚われ」となり、いつの日か心身に障害やある種の「かげり」をもたらす可能性があります。 また、健康増進法、健康に好ましいと思われるものですら、ひとたび囚われてしまうと、心身のバランスを崩すなど、何らかの大きな不利益をもたらす可能性が出てきます。 アルコール依存症や拒食症なども「囚われ」の典型ですが、あるものに囚われが生じる背景には、本人が認めたくない、何らかの抑圧された願望や感情などが隠されている場合が多いものです。 割合に多いのが、心身の不調やある種のコンプレックス、不安感情をきっかけに、特定の健康食品や健康法に、文字通り「囚われてしまう」ケースです。こうしたケースは、健康食品や健康法を売り込む側からすると、格好のターゲットになってしまうのです。不当に高額なサービスや商品を購入してしまう、効果がほとんど、あるいはまったく無い、逆効果となる、などのトラブルのもととなります。 何らかの抑圧された願望や感情などが隠されている場合、頭では判っていても、どうしても抜けられないという状態になりやすく、心身共にバランスが崩れ、病の原因や持病の増悪に繋がってきます。 自分自身の無意識の動き、身体の言葉、心の中の言葉に耳を傾け、抑圧された願望や感情を蓄積しない、また悪循環に陥らないよう、普段から安定した自分を確立することが最も大切になってくると思います。 もしも悪循環に陥り、囚われが生じてしまった場合には、その本質的な原因を素直に認めることが快復への第一歩となるようです。その第一歩から、少しずつ囚われから離れてゆくことは、実際には非常に難しいことも多いのですけれども、本人の強い決意と、ハートのある、協力者の助けに支えられれば、それも決して不可能なことではないのです。 とにかく、あらゆるものへの「囚われ」が心身に大きな支配力を持っていることを、忘れてはならないと思います。 new
集中(緊張)と弛緩
何事も、一つのことを成し遂げるには、大変な労力が要ります。特に大きなこと、例えば全く違った環境で生活する、大きな障害を克服する、あるいは全く新しい何かを作り出す場合などには、絶えることのない緊張感、ストレスの中で、たゆみ無く努力を続けてゆかなければならないものですね。
そういう場合に、健康でかつ前向きに、エネルギッシュに”戦い続ける”には、それなりのノウハウというか、経験に基づいた工夫のようなものがあるのではないかと・・・そこで、色々な方にそのへんの秘訣を聞いたり、あるいは自分なりに工夫して、最近感じていることがあります。
1.強い意志、願望、志を持ち続けること
2.目標に向かって歩き続けること
この二つはとても大切なように思います。
さらに、この二つだけでは、燃え尽きてしまう人もいるので(笑えない話)
3.地に足がついていること
4.やるときは、没頭、集中、驀進すること
5.時として、弛緩、放心、離れること
が大切になってくるかと思います。すなわち、いつまでも緊張感を絶やさず続けていると、疲労困憊してきて、効率が低下してくるのですね。それに、思いに捕らわれるというか、現実と、思いとの間に亀裂が生じてくる可能性が高まってくる。
そこで、やるときは、集中の極というか、やりまくる、何もかも忘れて・・・・・という感じて猛烈頑張るけれども、時としてそこを離れた自分に戻るというか、これは、放心 としか言いようがないものかもしれませんけれども、そういう状態にシフトする。この状態の行き来が、次第に一致してくるようになってくると、本物になってくる。できれば、その辺を目標にして、心身のバランスを動的に均衡させてゆければ、良いのではないかと。そんな風に感じているところです。
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私はLOHAS=ローハス Lifestyle Of Health And Sustainability,
LOHAS=ローハス系の「お医者さん」です。 S
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