打ち合わせの記録

ずいぶん前なので記憶が混乱!思い出しながら書いていきます

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一階平面図

 平面図は不動産の広告なのでおなじみの真上からみたものです。うちの建物計画としては北の正方形に近い棟と東の南北にのびた長方形の棟、南西の庭の3つに分かれます。北は一部分畳敷きの寝室、東は南側からシューズクローゼット・納屋(いまどき使うかこの言葉)、トイレ、洗面・風呂で、残りは濡縁のある和風テイストの庭です。建物的には大きくないので開閉に煩わされることのないように、戸はほとんど引き戸になっています。採光や風通しを考えていただいた素敵なプランです。
 1階でお気に入りなのは玄関の引き戸と二階へ上がる階段です。玄関戸は最初イメージがわかずに迷ってたのですが、前田さんの事務所兼自宅の戸を2〜3回開けさせてもらって感動!重厚感があってカラカラと粋な音をたてるんです。たまに開いてたりすると自分で開けたかったのにぃとごねたくなるあのカラカラ戸をすごく好きだと言ったら、うちもそうしていただけるようで天にも昇る気分です。  2階への階段は無垢の木で温かみがあり、年をとっても楽に上がれるように蹴上げを低く、踏面を広くとってあります。最初は階段下のスペースがもったいないと思い、収納つけてもらおうかと考えていたのですが、前田さんのアドバイスでやめました。2階や庭から差し込む光や緑を楽しめる、1階で一番素敵な場所かもしれませんよ、というお言葉をいただいたからです。ベンチを置いたらもっと素敵な空間になるかしら?

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一階展開図・立面図

 展開図は建物の中から正面を見たもの。立面は外から見たものと言う説明がシンプルかと。立面は外観が大体わかるものです。外観の特徴は窓枠が木だということだ思います。一般のものより遮音性と断熱性に優れてるそうです。それも大事だけど、見た目が優しく気に入ってます。あと船舶の丸窓、それに草屋根に登る階段と和風の格子戸。ミスマッチ(?)が個性を引き立てていると気に入ってます。(自己満足ですみません☺)
 プランは前田さんにお任せなので、展開図では主に窓の位置の確認と納屋の中、素材のことだったと思います。もちろん一つ一つ丁寧に説明していただいてます。前田さんは意見を押し付けることはされませんし、打合せでポンと出た私たちの意見もすぐ取り入れてくださいます。柔軟な姿勢がアイデアと信頼を生むのでしょうね。  納屋全体、洗面、風呂場の上部はヒノキ張りです。ヒノキには吸湿性があって、風呂場はカビないそうです。でも木の部分は濡らすと変色するとのこと、上品に入ろうっと。

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平面、二階展開図、電気設備

 2階は北の塔にフリールーム、東の塔はキッチンとリビング、その南西には草屋根につながるバルコニーがあります。フリールームは将来家族が増えたときに子供部屋として、増えなかったら趣味・娯楽の部屋として使います。キッチン・リビングはほとんど仕切りをしないで一つの広い部屋になってます。間仕切り少ないほうが安いそうです。うちは間取りで言うと2LD・Kですね。床はフレンチパインHG(ハードゲイではありません)の無垢のフローリング、床暖房なし!バルコニー3つ、明るいリビング、船舶窓に剛格子(ごうこうし)、階段横の大きな窓、作り付け家具ですっきり収納。今の生活様式が座卓なのでテーブルは置かない。キッチンとほとんどの家具は作りつけです。手持ちの電化製品などのサイズを全て測ってきれいに収納できるように考えてもらいました。
 草屋根の家は重い屋根を支えるための構造計算が必要になります。うちはその結果、柱だけでは強度が足りず補強が必要になりました。そこで採用されたのが剛格子です。(見た目は格子、機能は補強みたいな)庭への玄関、建物の玄関が格子だからちょうどいいかもしれません。家の名まえは"格子戸の家"になるかも。(←ちょっと夏目漱石を意識してみました)
 電気設備では玄関の照明、各部屋の照明とスイッチの位置に注意しました。ほとんど変更は無く、確認作業のようでした。

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キッチン詳細、証明計画、器具リスト

 キッチンは”手作りシステムキッチン”です。木工家のかたが腕をふるってくださいます。ここには女性建築家である前田さんの提案が満載です。アイランド型なので水、油がハネないようにつけてもらった立ち上げ(ガード)、一箇所にしまえる調理器具、シンクとコンロの間にある、鍋やボウル収納は取り出しやすさ重視のトレー式引き出し、雑巾掛け(洗面所は1階、2階にあれば確かに便利)など、小さなことに気づいてもらえるのは女性ならではです。鍋のサイズまで測り収納もばっちり。そして大理石で出来た調理台♥立ち上げ部分にも大理石のタイルでお化粧しています。こりゃ一生懸命料理しなきゃいけないわ。
 照明も前田さんにお任せ。蛍光灯なしです、明るいのが好きなうちのだんな様にしてみれば思い切った試みです。私は落ち着くから暗めが好きなんですけど。どんな雰囲気になるのかな?アウトドア用のランプやキャンドルライトでテーブルを照らしたりしてみようかと計画中。お気に入りの照明はリビングに埋め込まれたブラケットライトと家のところどころに配置された船舶照明です。夜は柔らかで暖かな光が包んでくれそう。壁に作りつけられた棚・テーブルの下には本を読める照明をつけてもらってます。うちの甥っ子が暗いの嫌いだからちょっと心配。「かえる〜」って言われたら、おばちゃん泣きます。
 器具もお任せ、どれもシンプルで使い勝手のいいものを選んでいただいてます。ただ一つだけ残念なことが。トイレの手洗いボウルが信楽焼きなのですが、そこに設計していただいた記念にイラストを書いていただきたかったのに、値段と大きさと柄で選択したそれは書付できないものだったらしくてしょんぼりです。

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仕上げ、建具、階段、家具

 建具とは窓やドアのことです。窓はkimado製で開け方がそれぞれ違い、複雑そうなのでちゃんと開閉できるかちょっと不安です。戸は外に面してるものと風呂場の戸以外は手作りです。予算の関係でシナベニヤ製になりましたが、木目が美しく、考えてたよりよかったので安心しました。階段やフローリング素材はフレンチパイン節ありで素材そのものを生かした仕上げです。うちの工務店さんは良い木を調達してくれるらしいので節ありでもきれいなものだそうです。節のある木を見ると、ここにはかつて枝があり、大地を踏みしめていたんだなと想像できてうれしいのです。(変?木が好きなんです)それに価格も安いので一石二鳥。
 家具はシナベニヤでほとんど作りつけです。一つ一つのサイズを測り、用途に応じて工夫した収納を実現。見た目もすっきりで部屋が広く使えます。手がかりなんかも使いやすくて良さそうです。
 仕上げは内壁は珪藻土、これは譲れませんでした。珪藻土には匂い等を吸着させる作用があるようです。洗面一部分・風呂場ヒノキ張り以外はタイル張りで色はシンプルに白。玄関の土間部分は、前田さんが見せてくださったモロッコの写真でイメージ決定!日本にはあまり無い感じになりそう。庇と水切りは赤錆色、土のイメージです。外部のベランダの木の色は窓の木枠の色に合わせたもの。全体が引き締まるようにウォルナットを選びました。

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外構、庭計画など

 外構は坪庭の目隠し、防犯の犬走り(歩いたら音がするように砂利をまく)、グレイチング、植木を決めました。建物・外構一体型(?)なので簡単です。庭の計画は木の図鑑を見せてもらいながらの楽しいものでした。担当のKさんが私たちの好きな木を聞いて一生懸命考えてくれたのです。(感動)見積もりの関係で最小限になりましたが。お気に入りは駐車スペース横のヒメシャラです。自分の庭なんて持ったことが無く、花を枯らすのが得意な私が木や花のことでこんなに楽しくなるなんてびっくり!これも草屋根効果だと思います。
まあ、こんな感じで打合せは終わりました。細かいこといっぱい抜けてるし回数も少ないような気が・・・。流れはこんな感じでよし!言い切ったもん勝ちということで。
 今までの打合せを元に正式な図面に仕上げていただいて見積もりへGO!これまでにかかった期間は約3ヶ月。(この間も後にもメールなどでのやり取りはありましたが)最終図面が出来るのに約2週間、見積もりも約2週間。(うちはお正月を挟んだのでもう少しかかりましたが)後はひたすら待つのみ。最終打合せのときにもらった外観正面イメージ図(by Kさん)を部屋に飾り、送っていただいた図面を見ながら、今の家で見る最後の"行く年来る年"を毎年一緒やな〜とひやかしながら新しい年を迎えました。

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出ました!見積もり

 ここからは今年の話です。大体覚えてます。1月20日に2社から見積もりが出たのですが、予算を大きくオーバーしてました。残念。何が高いか良くわからないままアレしてコレしてと言ったからやわ・・。ショックで実家で固まってました。普段は仕事中にはメールしないのですが急いでだんなに連絡しました。前田さんからも連絡を頂き、28日に減額案を出していただくことになりました。お忙しい中、余計な手間をおかけして申し訳なく思っております。

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減額案

 とにかく値段を下げないことには家は建たない、でも譲れないところもある!の考えの間で船酔いしそうなくらい ぐらぐら揺れて悩みました。変更点として、草屋根をやめる、内壁を珪藻土から壁紙へ、kimadoをやめる、縁側をあきらめる、ベランダを減らす等がありましたが、この5つはゆずれなかったのです。特に草屋根やめたら前田さんにお願いした意味が半分近くなくなっちゃいますもの。ハイ、次!浴槽をシンプルなものへ、トイレをタンクレスからタンクありに、ガス器具を別メーカーへ、庭の植栽激減プラン、家具や引き戸を無垢パイン材からシナベニヤへ、押入れのヒノキ張りをやめー、庭の飛び石やめーなどこの辺はもうOK!断熱材をグラスウールにする、これは体にいいものを使った家と言い切れなくなる、見えないとこは良いってもんじゃないので駄目っ。
 そんなこんなで、これをもとにもう一度見積もりをお願いしました。

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最終決断

 減額案で私たちも妥協しましたが、2社とも割引をすごく頑張ってくださり、ほぼ同じ値段でした。またまた2人ですごく悩みました。頭がくらくらするほど見積もりを見て、2月5日に今の工務店さんに決めました。作った家を写真で見てもどちらも丁寧で、良い素材を使ってるし、甲乙つけがたかったです。前田さんもどちらを選んでも仕事は間違いないとおっしゃるし、どうしようかと。決め手はイメージですが、家族経営の工務店が私たちには合ってるんじゃないかということ。(もう一つは結構大きな会社でした)奈良からわざわざ出向いてもやりたいということ。(うちは大阪の北摂です)私たちがこだわった素材(階段のパイン材等)に忠実であったことです。こうして正式見積もりが出され2月20日に前田さんの事務所で工務店と契約になりました。
 いいいよ夢の家が形になっていきます。着工はまだかいな、とても楽しみです。

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