おジャ魔女はるか
プロローグ
ここは[静岡のとある図書館の前]
「家の近くに図書館があるなんて、本当に幸せ〜〜〜」
少女は、そう呟いて館内に入っていった・・・・
本人は呟いただけのつもりだった様だが、近くにいた人は間違いなく
館内に入っていく少女を、何事かと見つめていた。
「キャ、・・・・・ビックリした〜。」
[図書館の前]で紙袋を抱えた少女も、その声に驚いて
紙袋を落としそうになり、あわてて抱え直した
その少女は銀色の髪と眼をしていて、髪は腰の辺りまで伸ばしている
一見すると冷たそうだが、その銀色の瞳は暖かさを感じる位、優しい眼をしている
銀髪の少女はチラッと[図書館]に入っていく少女を見るが、すぐに前を向き
「早く帰らなくっちゃ♪」
と足早に家路を急ぐ。
++++++++++++++++++++++++
図書館に入っていった少女はノーフレームのめがねをかけ
その奥の瞳は緑と紫のオッドアイをしているのだが今は光り輝いて見える
まさしく水を得た魚そんな言葉がぴったりな状況で
そんな少女が図書館でしばらく読書をしていると
ドタドタと足音が聞こえてきたオッドアイの少女は不快に思いそちらを見ると
少女が本を返却しているようだったそして返却が終わるとまたドタドタと
出て行ってしまった
「やっと落ち着いて続きが読めます」
そう言って視線を本に移した
++++++++++++++++++++++++
少女は図書館を後にして次の目的地に向かっている
「あ〜もう何で私に、買い物やら頼むかな〜〜」
少女は赤い髪をショートカットにしていて、見るからに活発的なイメージを与える
赤い髪の少女はスーパーに向かうためにT字路を曲がろうとした時
一人の少女が目に映った、それは弟の好きなチャイドルだとおもい
サインでももらえないか頼もうと声をかけたのだが聞こえていないのかさっさと行ってしまった
追いかけようとも思ったが人違いだったらということが頭をよぎり
「まぁ人違いかもしれないし、よく考えたらこんなとこに居るわけないじゃん」
赤い髪の少女は仕方なくあきらめると再びスーパーに向け走り出した
++++++++++++++++++++++++
誰かが自分に声をかけていると、気が付いたが
水色の髪を後ろで縛っている少女はあっけなくそれを無視した
「今はゆっくりこの辺回りたいんだよね、ファンの子には悪いけど」
それからしばらくブラブラと歩いていると
紙袋を抱えた少女が大きな荷物を抱えたおばあちゃんと
何かを話している光景を見かけた
どうやら少女がおばあちゃんのにもつを運ぶ気らしいのだけど
「いくらなんでも無理な気がする」
水色の髪の少女はしばらく眺めていると
少女がおばあちゃんの荷物を背負い始めた
「ほんとすごい子だよ〜私にはとてもできないよ」
そういいながら再び町の探索に戻った
++++++++++++++++++++++++
銀髪の少女=私は通りすがりのおばあちゃんの荷物を背負い
おばあちゃんの家まで荷物を運び届け自分の家に戻るために歩いていた
「あぶな〜い」
と言う声と共に赤い髪の少女とぶつかりそうになる
私はそれをあわててよけたが、
バランスを崩し結局しりもちをついてしまった
「ごめんごめん、だいじょうぶ?」
赤い髪の少女が差し出した手に、私はつかまるようにして起き上がった
「急いでたもんでホントごめんね」
そういいのこし、赤い髪の少女はスーパーの袋を手に走っていってしまった
++++++++++++++++++++++++
赤い髪の少女=ボクは銀髪の少女に
「急いでたもんでホントごめんね」
言いながらもう体は走っていた
少し走った後スピードを落とし
「あ〜もう次からは気をつけないと」
そんなことを考えながら自分の家に入っていった
「ただいま」
「あずね〜おかえり〜」
そう言いながら飛ぶように男の子がやってきた
手にはお絵かきでもしていたらしくクレヨンが握られている
あずね〜と呼ばれたボクはその男の子の頭をなでてやる
「おかえりあずさ」
とエプロン姿の女性が姿を見せる
「おかあさん、はいこれ」
ボク=あずさはそういいながらスーパーの袋を渡し
ボクはそのまま自分の部屋に戻ることにした
++++++++++++++++++++++++
オッドアイの少女=わたしは
「家までの道を忘れてしまうなんて」
そういいながら図書館で借りた本を抱えて
ヨタヨタと歩いていると水色の髪の少女とすれ違った
ふとどこかで見たことがあるような気がして
立ち止まって振り返りしばらく考えていると
向こうもこちらが見ているのに気が付いたらしく
振り返り声をかけてきた
「あの〜どうかしました?」
「失礼かもしれませんが、以前何処かでお会いしませんでしたか?」
「今日初めてだと思うよ、私今日こっちに引っ越してきたばっかりだから」
「そうですか?前に居た所であった記憶もないですし、気のせいみたいですね、すいませんでした」
わたしは水色の髪の少女に何とか頭を下げそのまま立ち去ることにした
++++++++++++++++++++++++
オッドアイの少女は水色の髪の少女=ワタシに
軽く会釈していってしまった
「ワタシが知らないだけで、気のせいとは言い切れないんだけど」
と水色の髪の少女は時計を見て
「なんか楽しいことが起こりそうな予感がする〜・・ちょっと楽しみ」
そうつぶやくと家路に急いだ
++++++++++++++++++++++++
「たしかこっちのような」
オッドアイの少女は不確かな記憶を頼りに
うろうろとしていた
「あう〜完全に道に迷ってしまいました〜」
と今度は仕方なく交番を捜し歩くと
たまたますれ違った老婆が笑顔で会釈をしてきた
オッドアイの少女持つられて会釈をし、そのまま通り過ぎようとしたとき
「あなた何か悩んでるでしょ?」
突然老婆が話しかけてきた
「わたしですか?」
「そっ、あなた、少しお話しない?」
オッドアイの少女にとって初対面ではあったが
特に断る気にならなかった、その老婆の手に何冊かの本を持っていたから
オッドアイの少女にとって老婆との話より老婆のお手の中の本への興味
のほうがつよかったのだったその時点で
彼女に一般常識などと言う言葉はどこにも存在していなかった
「分かりました、では行きましょう、そうしましょう、さぁさぁ早く早く」
++++++++++++++++++++++++
玄関を入って銀髪の少女は、家の中に向かって
「お母さん、ただいま。」
と言うと奥の部屋から女の人が出てきてそのの少女に
「お帰りなさい、はるかもうすぐご飯だからね」
銀髪の少女=はるかは
「わかった、じゃあすぐ、荷物おいてくるから」
と返事をして
荷物を置きに自分の部屋へむかった
次回おジャ魔女はるか
『はるかの出会いと、魔女見習い入門』