おジャ魔女はるか
「新女王と女王だった魔女達」
はるかたちはマジョサリバンとともに
お城にたどり着いた。
「複雑な心境じゃわい」
マジョセラはそれだけを呟きマジョサマリは同意するように軽くうなずいた
「どうして?マジョセラ?」
「こんな一生のうちに、一回有るか無いかの式に招待されたのは、嬉しいんじゃが・・・」
と一言だけマジョセラが言った。
「いくぞ」
それだけ言うとマジョサリバンはさっさと行ってしまう
あわててそれを追いかけるように中に入る
中に入るとマジョサリバンの姿が無かった。
「あれ?見失っちゃったね」
「まぁいいじゃない、私たちもせっかく招待されたんだし楽しまなきゃ」
「そうだね、じゃあレッツゴー」
はるかたちは[謁見の間]にやってきた。
「すごい数だね」
「こんなに魔女がいるなんてね」
「これでも少ない方じゃよ、特別に招待された魔女たちだからのぉ」
「お料理もいっぱいあるね」
「そういえば、魔女界ってどういうところなの」
「少し話してやるか、魔女界には男は一人も居ないのぉ」
「そうな・・・・・」
いいかけたあずさの視界の端に一人の青年が映った。
ほかの三人の考えた事も同様のようで
「じゃあ、あの人はなんでいるの?」
そう言って、みんとは指を刺した。
「ああ、魔法使い界の王子じゃな、いや今は王じゃったか」
「魔法使い界?」
「魔女界と同じように魔法が使える男達が住んでおる」
「魔法使いが男、魔女は女ってことね、昔は魔法使いが
魔女界に来る事は出来なかったんだけどね。」
「10年位前の魔女見習いが魔女界を変えたのよ」
マジョセラ、クク、マジョサマリ
がそれぞれ魔女界のことを順番に説明していく
「ちなみにその魔女見習いって言うのが、九級に落ちた魔女見習いと、そのお友達なの」
「それから、魔女が誰一人帰ってこなかったって言う、のろいの森から帰ってきたって話よ」
「先々代の女王様の深い悲しみを取り除いたのも、その魔女見習い達だそうだ」
「で、新女王様の育ての親って聞いたわ。」
「九級試験に落ちたって、そんなすごい人なのに落ちたの?」
「もう魔女なんですよね?どの人たちですか?」
「何で新女王様をその魔女見習いさんたちが育てたんです?生みの親はどうしたんですか?」
はるかたちは、マジョセラたちの説明を聞いて沸いた質問を、マジョセラたちに問いかけた
「その魔女見習いは魔女にはならなかったのよ、人間として生きることを選んだから、
今どうしてるかはわからないわね」
「かなえの質問じゃが、ワシらはウイッチィーローズと言うバラの花から生まれるんじゃ
そして魔女たちは産まれたばかりの魔女の赤ん坊を1年間世話をするんじゃ」
「でそのあとは親とはなれて特別な施設で育てるの、面会は自由だけどね」
「どうして九級に落ちたのかは、謎なのよね?」
それからしばらく、魔女界についてマジョセラたちから聞いた四人は
マジョセラ達とは別に会場を見て回る事にした。
「あれってイカとタコよね」
「はい多分、人間界にはあんな大きいのいませんけど」
「ねぇあのピンク色のイカかタコか分かり難いのってなんだと思う?」
あずさが聞いて来た。
「イカとタコの間の子じゃないの?」
そんな話しをしながら見て回っていると
「ねぇあそこに居るのってどう見ても私達と同じ人間よね?」
みんとが六人組の女性を指差した。
「あの右に居るのって人気アイドルの瀬川おんぷさんでしょ?」
「ほんとね、声かけてみない?」
「そうね、いってみよう」
その言葉を聞くや否やみんとは真っ先に行ってしまう。
「みんとちゃん待ってくださいよ〜〜」
三人がみんとに追いつくとみんとは待っていたように
三人を紹介した。
「こっちが今言った私のお友達ではるかちゃん、あずさちゃん、かなえちゃんです」
「初めまして西崎はるかです」
「本宮あずさって言います」
「桐條かなえです」
はるかたちの自己紹介が終わると
「へ〜〜今の魔女見習い達ね?初めまして、春風どれみだよ」
「妹のぽっぷで〜す」
「妹尾あいこや、よろしゅうな」
「藤原はづきよ、よろしくね」
「How do you do 私は飛鳥ももこヨロシクネ」
「世界のアイドル瀬川おんぷです」
と女性たちが自己紹介を始める。
「今何年生?」
「小3です」
「へぇ〜〜そっか〜〜」
「そら、なっつかし〜な〜」
「どうしてなんですか?」
「うちらが魔女見習い始めたんも小3の時やったんや」
「あの時は本当いろいろあったものね」
「そうそう、懐かしいね〜」
「おんぷさんが魔女だったなんて知りませんでした」
「ふふふ、私たち魔女でも魔女見習いでもないのよ」
みんとの質問におんぷが答えた。
「えっじゃあどうやって来たんですか?」
「魔法で突然つれて来られちゃったのよ」
てれたようにどれみがそう答えた。
「誰にですか?」
「それはね・・・」
と言いかけたとき
「お集まりの皆さん、ただいまより王位継承をおこないます」
と髪をトウモロコシのようにまとめた魔女が壇上で喋り始めた。
「女王様どうぞ」
そういとベールを被った女王と呼ばれた魔女が壇上の横から姿を現す。
「皆さんようこそ、そして本日九級試験を受けた魔女見習いの皆さん初めまして」
そう言われて、はるか達は軽く頭を下げた。
「それでは新女王に登場していただきます。」
そういうと女王が現れたのとは反対から女の子が現れ
「ちーっす。」
となんとも砕けた挨拶にはるか達はもちろん、どれみたちも含めすべての者がずっこけた。
「ねえどれみ〜?皆、どうしたの?」
周りの反応の理由を、唯一理解できなかった新女王が、どれみたちに声をかけた。
「ハナちゃんこう言う時くらいちゃんと挨拶しなきゃだめだよ」
どれみがすかさず突っ込む。
「オッホン、では王位継承」
壇上に居たトウモロコシ頭の魔女が言うと
女王はティアラを手に取りそれをどれみがハナと呼んだ少女の頭につけた。
その瞬間会場から拍手が巻き起こった。
「静粛に!!、では新女王となったハナ・・様に魔女界の掟を一つ作っていただきます」
「どういうことなんですか?」
みんとはどれみたちに小声で聞いた。
「なんでも王位を継承した時に新たな法を作る決まりがあるんだって、
普通は元老院魔女との会議で決まるらしいんだけど、そういうの一切なしで作れるらしいの」
「ハナちゃんはね、人間としての道を選んだ、魔女見習いの水晶玉を取り上げないで
魔女見習いのままで居させて欲しいの」
その言葉に会場全体がざわめいた。
「ハナさすがにそれは・・・」
トウモロコシ頭の魔女が言う
「だって何でもいいって言ったもん、マジョリカだってそう言ったじゃん」
「確かにその通りです」
っと突然会場の方から声がした。
「トゥールビオン様」
そんな声がどこからかすると、会場がざわめく
「あの人、どんな魔女なの」
あずさがどれみたちに聞いた。
「えーと女王様から見て先々代の女王様だよ、あれ?、今はハナちゃんが女王様だから
先々先代の女王様になるのかな?」
混乱気味にどれみが答えると
「それってのろいの森を作ったって言う、元女王様って事ですか?」
はるかが、ふと思い出すように言った。
「そうよ、でものろいの森なんてよく知ってるわね?」
「さっきマジョセラ達が教えてくれましたから」
どれみたちとの会話が終わると、ハナと呼ばれてる新女王が喋っていた。
「だって、そしたらもうずっと会えなくなっちゃうかもしれないんだよ、そんなのつらいもん」
「ハナちゃん・・・」
どれみたちはその言葉に涙をためた。
「魔女界と人間界の交流の再会のために魔女界が動き出してるんでしょ、だったら
魔女にならないってだけで、その人が魔女界に来れなくなるなんて絶対におかしいもん」
その言葉にすべての魔女が言葉を失った。
「元老院魔女の皆さん、今ここで意見を聞かせていただきたい」
女王だった魔女が元老院魔女に問いかける
「新女王様の意見は正しいと思われますが・・・」
「そうですね、確かに魔女見習いのまま、という訳には行きません」
「そんな・・・」
「でわ、魔女見習いだったものたちは、
それまでと同じとまでは、いいませんが魔女界つながりを継続する、と言うのはどうでしょうか?」
「つまり魔女見習いだった人間と、魔女たちの交流を出来るようにすると言う事ですか?」
「そうです」
「それならハナちゃんおっけぇ〜っす」
「ハナちゃん元老院魔女の人に多数決で決めてもらいましょう」
「は〜い、元老院魔女の皆それでいい?」
と元老院魔女が半数が手を上げる。
「ではコの件は元老院魔女の賛成多数と言う事でよろしいですね、
それではハナちゃん、改めて新しい法を作ってください」
「何で?」
「今のは元老院との会議による結果であって、
ハナちゃんの意見が直接通った訳ではないですから」
そう言われてハナはしばらく悩んで
「別にいいや、どれみ達にいつでも会えるようになっただけで、まんぞくだよ」
「ではそれについては保留という事にしておきましょうか」
「つづいてはマジョガエルの儀式を行います」
次回おジャ魔女はるか
『マジョガエルの秘密』