おジャ魔女はるか
オープン、まほ〜DO!!
「7時すぎてるぞ、お前等もうそろそろ帰っておけ」
時間を忘れて店内の改装をしている三人と読書に夢中のかなえにマジョセラが声をかけた。
「え、もうそんな時間ぜんぜん気が付かなかったよ」
「それにマジョセラとククは、いつ帰ってきたの?」
「私達が入ってきたのにも気づいてないなんて、よっぽど集中してたのね」
しばらくはるかたちはマジョセラと話していると
「うぅ〜〜おもしろかった〜〜」
本を置き辺りを見回したかなえは、はるかたちと目があった、
そして思い出したようにかなえが声を上げた。
「マジョセラそれにククもいつ帰ってきたんですか」
「かなえちゃんてば〜」
はるかがあきれ気味にそういうと、あずさ、みんと、ククは
何も分かっていないかなえの顔を見て思わず笑い出した。
「あの何で笑ってるんですか?」
かなえはハテナマーク頭に浮かべている
「なんでもないよ、それよりもう遅いし帰ろう」
「みんな帰るよ〜」
みんとが店のどこかに居る妖精に声をかけ
その声に導かれるように四匹の妖精が顔を出した。
次の日
土曜日で4人は朝からまほ〜DOに集っていた。
「何これ」
はるかはまほ〜DOの店内を見てつぶやいた。
「誰がやったの?」
すると二階からマジョセラとククが降りてきた。
「どうしたんじゃ騒々しい、ってうっわぁ〜〜なんじゃこりゃ」
「マジョセラもククも知らないの?」
「二階の居住スペースには店舗の方からの音が入ってこないようにしてあるからのぉ」
はるかたちの妖精が四人の前に出て自慢げに胸をそらせて
「ノノノ」
「ピピ」
「リュ〜リュリュ」
「テッテテ」
と言った。
「この子達、あなたたちが遊んでくれないからやった、って言ってるわ」
「あなたたちだって、私達がどんな気持ちで準備してきたか知ってるでしょ」
「リュリュ〜」
みんとの言葉にリュリュが下を向く
「ボク達もピピたちと遊んであげられないの悪いと思ってたよ、だから少しでも早く店のほう片付けて遊んであげたいって思ってたのに」
「お前等は、まったく」
マジョセラははるかたちに説教を始める。
「あなたたちね〜、私達妖精は魔女や魔女見習いの役に立つために居るんだからね」
ククも四匹の妖精に言い聞かせるように言う。
「あの子達がどれだけ苦労して、お店の改装やってたか知ってるでしょ?」
「ピピ」
「それを台無しにしてしまったんだからあの子達だって怒るのも無理ないわよ」
マジョセラがはるか達に、ククがその妖精たちに10分ほど説教をして
《みんなごめんね》
はるかたち4人は妖精たちに頭を下げる
妖精たちもはるかたちに頭を下げた。
「さて次はこっちじゃな」
マジョセラは店内を見回していった。
「今日一日で店内なおして、アクセサリ作り直すのはちょっと大変だよ」
あずさがげんなりと、言う
「店の信用や何かを考えると、開店日を延期するのは問題だよね」
はるかが、そう言いながら頭を抱える。
「しかたがないのぉ、店内の方はマジカルステージ使って直すか、アクセサリーはわし等も少しは手伝ってやる」
「じゃあさっさと変身よみんな」
ククの声に4人はリングタップを取り出し着替えを始める
「・・・ぷ、ぷりてぃ〜う、ういっち・・・、はるかっち・・・・」
「プリティ〜ウィッチ、あずさっち」
「プリティ〜ウィッチ、みんとっち(ハート)」
「プリティ〜ウィッチ、かなえっちです」
「着替えたら適当な感覚に広がって輪を作れ」
マジョセラが指示を出し
着替え終わった四人が輪を作るように立つ
「いいか、はるかは『ペレッテレネ・にこやかに』あずさは『トトルナナル・なごやかに』」
はるかとあずさがうなずく
「みんとは『パラッケラテロ・かろやかに』かなえは『パランニニル・あきらかに』じゃ」
みんとかなえも同様にうなずいた。
「それにあわせてホイルポロンを掲げるんじゃ」
『ペ〜レッテレ〜ネ・にこやかに〜』
はるかは言われたようにポロンを天に掲げる。
『ト〜トルナ〜ナル・なごやかに〜』
『パ〜ラッケラ〜テ・かろやかに〜』
『パ〜ランニ〜ニル・あきらかに〜』
呪文の詠唱をしてあずさたちも同様のにポロンを掲げる
ポロンが強く光だし四人を囲むようにドームのようなものが現れた
「声をそろえてマジカルステージと叫びそのまま願いを言うんじゃ」
《マジカルステ〜ジ、まほ〜DOを直して〜〜》
光が弾け店内が、こうなる前の状態に戻っていく
「よし次はグッズ作りね」
「ノノ〜」
「ピピピ」
「ん、どうかしたの?」
「ノノ達も手伝ってくれるって」
「ほんとありがとう」
それからマジョセラやククたちも加え全員で、急ピッチでアクセサリ作りを進める。
「ふ〜〜何とか間に合ったようじゃのぉ」
「うん間に合ったね」
「ピピたちもお疲れ様」
「マジョセラにククもありがとね」
「これでやっと本が読めます〜」
「明日に備えて、お前等もう帰って休め」
「うんそれじゃ」
「ばいばい」
++++++++++++++++++++++++
オープン当日
「やばい〜〜寝坊した〜〜」
あずさは猛ダッシュでまほ〜DOに向かう
まほ〜DOの入り口にはもうたくさんの客が開店前にもかかわらず列を作っている。
「うわ〜〜すごい人だな〜〜」
あずさはそうつぶやきながら裏口から店内に入った。
「遅いよ〜あずさちゃん」
「ごめんごめん、寝坊しちゃってさ」
「まぁ間に合ったんですし、いいじゃないですか」
黒いローブ姿で顔を出したかなえが言った。
「それにしてもみんとちゃんの人気すごいね、ほとんどの人がみんとちゃんのグッツ身に着けてたもん」
「でもみんとちゃん大丈夫なの?」
「何が?」
そういってやたら派手な衣装のみんとが顔を出した。
「開店から歌うんでしょ?」
「最初の午前中だけね、そうすればもう少し人来ると思うから」
「そろそろ時間じゃお前等頼んだぞ」
「任せてよ」
マジョセラと妖精たちは魔女界に行ってしまった。
はるかは店内を見回してから、入り口から表に出ていくと
そのあとにあずさ、みんと、かなえが続いた。
「それでは、ただ今より」
はるかが一息で言って、4人が顔を見合わせると
《まほ〜DOオープンいたしま〜す》
声をそろえて言った。
みんとは入り口の傍に作られた簡単な舞台に立ち
「今から午前中だけ歌っちゃいま〜す、ただしココはコンサートの会場じゃないからね、あんまり派手にさわいじゃだめだぞ(ハート)」
はるか、あずさ、かなえは急いで店内に入っていく
かなえは占いブースに行くと最初の客がブースの前に待っていた。
「それでは、最初の方こちらへいらしてください」
そういうと一人の女性が入ってきて、かなえと向かい合わせに座った
「どんな事を、占いましょうか?」
あずさは店内で商品の説明に追われている
「え〜とそれは、はるかちゃんが作ったブレスレットで、悩みが早く解決するようにって願いがこめてあるんだよね」
あずさはレジにいるはるかに問いかけるようにいった。
「うん、持ってると悩み事が早く解決するかもしれないですよ」
「ねぇここにあるの本当にみんとちゃんが作ったの?」
客の一人がそんな事を聞いてきた。
「ハイ、間違いなくみんとちゃんが作ったものです」
「ねぇこれは?」
「エーとそちらは、勉強が出来るようにって願いが込められてるから、学力アップしたい人なんかにぴったり」
はるかはレジの作業を黙々とこなしている。
「全部で800円になります」
「じゃあこれで」
そう言ってお客が1000円札を出した、はるかはそれを受け取って
「1000円お預かりして200円のお返しになります」
と言って200円を渡す。
12時になってみんとが店内に戻ってきた。
食事時ということもあり客の姿は二人ほどだったが、買い物を済ませて帰ると
それを見てみんとが店内に戻ってきた。
「みんとちゃんの疲れ様」
お客がいないのを確認してはるかが言った。
「ん〜そうでもないけど、おなかすいたかな」
「それじゃ、ボク達もお昼にしようか」
4人はお弁当を出して食べ始める
「午後はどうしよっか」
「私、占いやっていいかな?」
「別にいいよ」
「そうですね特に問題ないと思いますよ」
「私とかなえちゃん商品説明やるからあずさちゃんレジお願いしていいかな?」
「おっけ〜」
「ねぇ、午後はどれくらい来るかな?」
「ものめずらしさで、たくさん来るんじゃないでしょうか」
「今日よりも、明日からの方がボクは気になるよ、お客さんとか来てくれるかな」
「みんとちゃんのファンと一般のお客さん、その人たちの反響しだいでは明日以降にもお客さんが来てくれると思うけど」
「大丈夫ですよ占いのほうもあります、きっと評判になりますよ」
「わたしのHPでも一応紹介してるから、この辺に住んでる人が来てくれるかも知れないし」
「とにかく今日をとりあえずがんばろう!!」
《お〜〜!!》
はるかたち4人はお客が来るまでの間つかの間の休息を楽しみそれから
四人はそれぞれの持ち場についた、1時を回ると少しずつお客が訪れはじめ
30分もしないうちにまた店内がお客であふれかえった。
3時を過ぎるころには商品のほとんどが売り切れていた。
四人はお客がいないことを確認して集まっている
「はるかちゃん商品がほとんどなくなってしまいました」
「こっちも売り切れだよ」
「在庫なんて作ってる時間なかったもんね」
「占い用に買った魔法玉もなくなっちゃったよ?」
「どうし様もないからお店閉めて商品作ろうか?」
「魔法粘土も昨日のでほとんどストックないよ?」
「あっ、そうか、デナに来て貰わないといけないんだっけ」
みんとが、そうつぶやくとどこからともなく軽快な音楽が流れた
「こんにちは〜〜」
「デナ、こんにちは」
「四人とも、ご機嫌よう〜」
「デナちょうどよかったよ」
っとあずさが事情を話すと
「当然よ、これでも問屋魔女なんですから、用意周到ご用意してますよ」
そういってデナはテーブルの上に魔法粘土や魔法玉を出した。
「お代は月末払いだからよろしくね〜〜」
と領収書を残して再び消えてしまった。
「とりあえず助かったね、ボクお店閉めてくるよ」
そしてそのまま四人は商品作りを始めた。
四人が時間も忘れて商品を作っていると
「ただいま〜」
っと妖精ククの声が聞こえた、四人が手を止めると
四人の周りに自分のパートナーの妖精が飛んできて楽しそうに飛び回り始める。
「どうじゃった?儲かったか?」
っとマジョセラが声をかけた。
「うん3時過ぎにはほとんど売り切れちゃったよ」
とはるかが言った続けてみんとが
「魔法玉も使い切っちゃったよ」
「と言うことはデナがきたな?」
「よく分かりましたね、どうして分かるんですか?」
かなえが不思議そうに言った。
「魔女問屋は地獄耳じゃからな、何か無いなんて呟いた日には、呼んでも無いのに湧いて出るんじゃよ」
四人はその言葉に妙になっとくが行った様にうんうんと頷いた。
「3時から今までずっとこれ作ってたの?」
ククがテーブルの上のアクセサリーやキーホルダーなどを指差して聞く
「そっちにおいてある箱の中身もそうですよ」
と部屋の隅においてある4つのダンボールの箱を指差していった
マジョセラがそのうちの一つを覗いて
「この小箱の中に入っておるのか?」
「うん、ちょっとスペース取るかもしれないけど、収納自体は便利だし整理しておけるからね」
はるかがそう答えみんとが付け足すように口を開いた
「その小さい箱にも仕切りが入ってて2〜3つ入ってるのもあるの」
「よく作ったものじゃな、出来もいいみたいだし」
「そんなことよりマジョセラ、ほらそろそろ帰さないと」
ククがマジョセラに話しかけた。
「おっとそうじゃったな、お前等もう7時になるそろそろ帰らんと家族が心配するぞ」
「たいへん急いで帰らないと」
「それじゃあまた明日ねマジョセラ、クク」
「おやすみなさいませ」
次回おジャ魔女はるか
『はるかのアクセサリー』