おジャ魔女はるか

寝てても合格?、八級試験



「なんでや!!、それは一番嫌いな物のはずやのに・・・・・」
「誰が嫌いなんていったの?、私の一番好きなものよコレ」
そういいながら手の中のものを、そっと地面に放し話を続ける。
「ああいうアンケート、それも怪しいと感じた場合、本当のことなんて答え無いのは当然でしょ」
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「あ〜面白かった〜、それにおんぷさん素敵だったな〜」
みんとははテレビとDVDデッキの電源を落とすと
「そろそろまほ〜DOに行かないと」
みんとは少し急いで準備をすると、家を飛び出した。
「みんな、おはよう」
「おはよう、みんとちゃん」
「おはようございます」
「おはよ〜〜ぅ・・・・」
あずさはそういいながらも再び、夢の中へと誘い込まれていく
「あずさちゃんには、おはようじゃなくて、お休み?」
「ふむ全員そろったな?ってあずさ何を寝ようとしとる」
「なんか眠いのおこさないで〜〜ふみゃ〜」
「寝てもいい、と言うかお前はしっかり寝とけ、ただし話が済んだらな!!」
そういいながらあずさの耳を引っ張る。
「今夜見習い試験があるから忘れるなよ」
あずさの耳元で言っているが、あずさの耳には入っていないようだった。
あずさを離したマジョセラが改めて言いなおす。
「今夜試験があるから忘れずにコレを起こしてつれて来るんじゃ」
とあずさを示していったあと、そのまま魔女界へと行ってしまった。
「今日はお店お休みにしようか?」
はるかがみんととかなえに言った。
「助かりますけど、でもよろしいんですか?」
「本当は良くないけど・・・試験の事考えるとね、お客さんには申し訳ないと思うけど」
「本当、もうちょっと早く分かれば、前もって対処できるんだけどね」
みんとははるかの言葉に同意する。
「在庫不足のため臨時休業しますって書いておこっか、商品が足りなくなってるのは間違いじゃないし」
「じゃあ張り紙描きましょう」
三人で臨時休業の看板を作り始めた。
《できた〜》
30分後完成した看板には“臨時休業”ではなく“午前のみ営業”と描かれていて
午前の部分は午後と書かれたプレートと差し替えになっている。
描き替えた訳は平日ならともかく、土日はお客さんに悪いからという理由である。
「看板出してきますね」
かなえは今描き上げたプレートをもって
表に出て手にしたそれを適当にかけ店内に戻っていく
12時過ぎに最後のお客さんが帰ったあと入り口のプレートをCloseにして
午後はアクセサリー作りに専念する事にした。

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夜中はるか、あずさ、みんと、かなえは妖精を引き連れ
まほ〜DOに訪れた、もちろん試験を受けるため魔女界に行くためであるが
「お前等、いったい何のために妖精をつれてきておる」
まほ〜DOに入った4人にマジョセラが真っ先に言った。
「やっぱり置いてくのかわいそうだし」
とみんとがいったが
「まったく仕方がない、ククこいつらの妖精を連れて行ってくれ」
「わかったわ、それじゃあ行きましょう」
つれてきた妖精をククがどこかへ連れて行った。
「どこにつれてったのさ」
「試験が終わればわかるから、さっさと行って来い」
それだけいうと、追い払うようなゼスチャーをした。
四人は魔女界にある試験会場に向かった。
「こんにちわぁ〜〜」
「やぁ〜ほぉ〜〜」
「モタとモタモタは、相変わらずね」
そうはるかが言った。
「ありがとぉ〜」
モタ達はどうやら褒め言葉と受け取ったようだったが、
「褒めてないんだけど」
とモタ達に聞こえないようにつぶやくはるかだった。
「それじゃぁ〜ねぇ〜〜試験の前にぃ〜〜」
「あんけぇ〜〜〜とぉ〜〜をぉ〜〜やってもらうわねぇ〜〜〜」
モタが持っていた杖を振るといすと机が四つずつ、机の上には紙と筆記用具が設置されている
四人が席に着きアンケート用紙を見ると
≪                          ≫
  好きなものを答えその理由も記入しよう

  嫌いなものを答えその理由も記入しよう

  好きなもの嫌いなものについては
  食べ物、人物、行動、そのほか特に制限はない
  自分にとって、もっとも好きなことと嫌いなことを
  それぞれできれば詳しく答えること
≪                           ≫

と書かれていた。
四人は迷ったが
それぞれ記入し終わるとモタがそれを回収し、
改めて試験内容の説明を始めた。
「この旗を〜〜〜」
「アシジュポーンにぃ〜〜つけてぇ〜〜戻ってこれたらぁ〜〜〜」
「ごうかくよ〜ただし〜〜アシハポーンと間違えちゃだめよ〜〜」
「アシジュポーンにアシハポーンっていったい何よ?」
みんとがモタにたずねて見るが、
「制限時間はぁ〜〜2時間よ〜〜〜」
と完全に無視されてしまった。
「じゃあ〜〜〜すたぁ〜〜とぉ〜〜」
モタモタのスローな開始の合図とともに妙にでかい時計が出てきた。
「これも魔法なんだ〜〜なんかすごいよ」
あずさが何かよくわからないが、出てきた時計を真剣に眺めている。
「そろそろ行かないと〜時間なくなっちゃうわよ〜〜」
「え、あそうだっけみんな急ごう」
四人が箒で飛び去った後
モタとモタモタはアンケート用紙を見て魔法を使った。

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「それにしてもアシジュポーンって何かな〜」
みんとの問いかけにほかの三人もう〜んとうなった。
森の合い間を縫う様に飛び回っていると
どこからともなく軽やかな音楽が流れてきた。
「何の音かな?」
とはるかは首を傾げたが
「いってみよう!!」
とみんとは真っ先に音のする方へと方向転換し行ってしまい
はるか、あずさ、かなえの三人はみんとを追うようについていった。
音の流れる元にたどり着いた四人の前には、
大きな機械がおかれている、その横には1メートル前後の高さに設置された
モニターとマイクがセットされている。
「何だと思う?」
あずさは自分の考えを確認するようにはるか達に尋ねる。
「カラオケじゃないかな?」
はるかがそう言うと同意するように、みんととかなえが首を縦に振った。
「今からここでカラオケ大会やりますよ〜〜」
と四人の後ろで声がした、振り返ると一人の魔女がたっていた。
「ルールは簡単よ、あなたたちの誰かが、私よりも点数が高かったら勝ち」
「え?」
「採点は機械を使って行います、選曲は自由、人間界の歌も入ってるから安心してね」
「私たちそんなことしてる時間無いんですけど」
「8級試験でしょ、これもその一環なの、つまり私に勝てなければ不合格」
「それじゃあ、やるしかないのね」
とみんとがあきらめ口調でつぶやく
「わかったらはじめるわね」
そういうと魔女はさっさと選曲して歌い始める。
「ふぅ・・・・・どうかしら私の歌声は」
歌い終わった魔女は採点を待つ間に四人にそういった。
採点の結果魔女の点数は89点だった。
「うわぁ〜〜妙に点数高いよ〜〜こんなのに勝てるのかな〜」
あずさが弱気な発言をしたが
「やってみなくちゃ、わかんないよ」
とみんとがあずさの肩をたたいていった。
「であなたたちは誰から行くの?」
「それじゃあ私から行きたいと思います」
とかなえは選曲してマイクを取った
「おジャ魔女はココにいる、歌います」

 おっじゃまじょは〜ココにいるぅ〜〜
 はあとの、どまんなか〜
 いつだぁって い〜っしょだよ〜ぉ
 お げ ん き に あそぼう〜〜
 ・・・・・・・・         =
「かなえちゃん以外とうまいじゃん」
あずさがそういいながらかなえに飛びついた。
「あ、ありがとうございます」
モニターを見ると73点と表示されている
「はぁ負けてしまいました」
「よ〜しじゃあ次ボクが、わたしのつばさ歌ってやる〜」

 ちょ〜と はずかしいけど〜
 つばさ〜ひろげてみる〜
 いろもかたちもちがう〜
 わたし〜だけの〜つばさ
 ・・・・・・・       =
あずさが歌い終わり点数を見ると76点と表示された。
「なんか癪にさわる〜〜」
「3番鈴白みんと、たからもの 歌いま〜〜す」

 ほしが〜きらめくよるは 
 いつもあなたおもいだしてる〜
 い〜つかはなしてくれた
 おとぎばなしうかんでき〜えた〜
 ・・・・・          =
「まぁまぁかな」
そういうみんとだったが採点結果は93点だった。
「あらら負けちゃったわね、行ってもいいけどあなたも一曲歌っていきなよ」
魔女は少し考えてから、
「私より点数高かったらヒント上げるわよ」
と付け足した。
「何にもわかってないからヒントほしいよね・・・・」
はるかはそうつぶやくと選曲を始める
マイクを持ち
「ルピナスの子守唄です」
と一言だけ言った。

 ち〜いちゃな〜てのひらは〜
 ねもふぃらの〜は〜な〜
 ぷうっくりほぉ〜ぺったは〜
 えりかのつ〜ぼ〜み〜
 ・・・・・・・      =
「はぁ・・・」
と息を吐くと、
≪すぅ〜すぅ〜〜≫
という音が聞こえてきた。
見渡すと、あずさ達3人と魔女が寝息を立てている。
はるかは3人を起こそうと、体をゆすったが目覚める気配がなかった。
「ココでゆっくりしてたら不合格だし、アシジュポーンって言うのを探しにいこ」
はるかは三人を残し箒にまたがって飛び立った。
しばらく行くと突然空から丸い何かが降ってきた、手にとって見ると
「何でゆで卵が〜〜〜〜」
そう言っているうちにゆで卵が雨のように降り出しはじめる
ゆで卵の雨を、突っ切るようにスピードを上げて森を抜ける、と同時にゆで卵の雨も上がっていた。
そのまましばらく進むと、今度は泉のような場所に出た。
そこには沈みかけている本と、魔女がおぼれていた。
本が沈んでいく理由を考えつつ、はるかは迷わず魔女を助ける。
「アシジュポーンの体は白く、アシハポーンは赤いの、そして二人はいつもあっちにいるわ」
といって魔女は一つの方角を示した。
示された方角に行くと、たこ焼き屋の屋台が出ているだけだった。
「あの〜アシジュポーンさんとアシハポーンさんがこっち・・・・・」
屋台で店番をしていたのはタコとイカだったそれを見たはるかは
「(タコは体が赤くてアシが八本?イカは白くて足が・・・・)」
屋台の前で考え込むはるかに、
「どうかしたタコか?」
と巨大なタコが声をかけてきた、一緒にいた巨大なイカも心配そうにこちらを見ている。
「イカはアシが十本で、だからアシジュポーン?」
「あら8級試験やってるのね?、私がアシジュポーンよ」
「ボクがアシハポーンだタコ」
はるかは、とにかくイカに旗をつけた。
「パパ〜〜ママ〜〜」
と声がして振り返ると、ピンク色のイカとタコを足して、2で割ったような生き物が近づいてくる
「あれ?前にも見かけたような・・・」
ふとこの3人(?)を記憶の中から探し出すと、案外簡単に見つかった。
「女王様のお城で見かけた・・・・」
「こないだの式タコね」
「そういえばどれみちゃん達といた子ねって、あなた時間大丈夫?」
「え、あそういえば2時間だっけ・・・あと大体15分しかないや」
「それならのんびり話してる時間無いタコ、早く戻るタコ」
そういわれて、はるかは箒にのって急いで試験会場に戻ることにした。
戻る途中でみんととかなえ起こして、眠ったままのあずさを引きずるようにして会場に戻った
「はるかちゃん以外は〜本来失格なんだけど〜〜」
「どうする〜〜」
「でも試験内容は、旗をつけて戻ってくるだけなんでしょ?」
「そうだけど〜〜〜」
「旗はひとつしか受け取っていないって事は4人のうち1人しかもともと合格できないの?」
とはるかは必死にこの試験の穴を付いて、全員で合格できるようにモタ達に抗議している。
「あなたの熱意にめんじて〜〜〜」
「全員8級試験合格〜〜〜」
「ただし次からは〜〜こうはいか無いからね〜〜〜」
とモタに釘を刺されたが
「はるかちゃんのおかげねありがと〜〜」
「本当に寝てしまって申し訳ありませんでした」
とみんととかなえは本当に申し訳なさそうに頭を下げた。
「そんな気にしなくてもいいよ、それより眠くなってきたから早く帰ろう」
とモタとモタモタに別れを言って、3人はあずさを引きずって家路に着いた。
あずさを家に連れて行くと、あずさの布団の上で【あずさ】が、
「ぴ〜ぴぴ〜〜」
と寝息を立てていた、はるかたちが部屋を間違えたのかとあわてていると
【あずさ】が目を覚ましはるか達を見ると、‘ポン’という音がして【あずさ】からピピに戻った。
はるか達はこのときに、マジョセラが妖精を連れて来た事を怒った理由を理解した。
ともかくあずさを布団に寝かせ、3人もそれぞれ自宅に戻った。
あずさが、合格だと知ったのは、もちろん次の日の放課後まほ〜DOでだった。




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