おジャ魔女はるかサイドストーリー
おジャ魔女ダイアリ〜
みんなでメリークリスマス
はるかはあずさに呼ばれ短く返事をすると、
作業場から売り場の方へと足を運ぶ、そこには商品陳列用の棚もテーブルも無く、
広いスペースになっていて、魔女見習い服姿の
あずさ、みんと、かなえが待っていた。
私はタップを取り出し見習い服に着替えた。
「プリティ〜ウィッチ、はるかっち!!、それじゃあ準備始めようか」
「わたくしからいきますね、『パ〜ランニ〜ニル・ミ〜レラニ〜レ、部屋の内装よクリスマス仕様になれ』」
かなえが呪文を唱えると、部屋がクリスマスムードを漂わせる部屋に変わった
「じゃあ次ボクがやる、『ト〜トルナ〜ナル・ミレ〜セニ〜ニ、クリスマス向きのご馳走出て来い』」
あずさの呪文で、部屋の真ん中に大きなテーブルと、その上には豪華な料理が所狭しと並んでいた。
「ツリーが出てないよね、『パ〜ラッケラ〜テロ・ク〜メリ〜ド〜リ、大きなクリスマスツリー出てきて』」
みんとがそう唱えるが部屋の中に何も変化が無い。
「あれ〜〜おかしいな〜」
4人が部屋の中を見回していると
いきなり上(居住スペース)から怒りの形相のマジョセラが降りてきて窓の外を示すと
「クリスマスパーティはかまわんが、あんなでかいツリー出すんじゃない」
言われて窓の外を見ると、黒い塊が窓の外に本来あるはずの景色を、覆い隠していた。
あわてて4人が店の外に出て見ると、
まほ〜DOの倍くらいの大きさのツリーがそこにあり幻想的な光を発していた。
「うわ〜大きなツリー・・・・」
あずさがそんな声を上げ他の三人も口をあけてツリーを見上げている。
マジョセラが続いて出てきて指(?)を鳴らすと、ツリーはあっという間に手のひらサイズなった。
手のひらサイズのそれを、まほ〜DO内に持ち込むと、再びマジョセラの魔法で室内にあった大きさのツリーになった
「次は、もう少し限度を考えて使うようにのぉ!!」
マジョセラは再び上(居住スペース)に帰っていく
「てへ、失敗しちゃった(ハート)」
みんとは、かわいく舌を出してごまかした。
「まぁまぁ、かまいませんよクリスマスですし、尋ねられた方に『聖夜の幻です』とお答えすれば大丈夫ですよ」
となんとも怪しい言い訳を平然と言うかなえに
「そんなことで通じると思えないんだけど・・・」
あずさがつぶやいたが、気を取り直すように
「まぁせっかくのパーティだし、細かいことは気にしないで、楽しくお祝いしようか」
そう言うとジュースの注がれたコップを手にした、つられてみんととかなえもコップを取るが
はるかは、ポロンを握って構える。
「せっかくだから、チョットおしゃれしようかな『ペ〜レッテレ〜ネ・ク〜ルルク〜タン、四人の服よ変われ』」
はるかの呪文でおそろいのワンピース姿に変わる。
「それじゃあ改めて・・・・」
あずさが言うとはるかも、コップを取った。
「メリ〜〜クリスマ〜〜〜ス!!!」
あずさが掛け声に
≪メリークリスマ〜ス≫
三人も声をそろえた。
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四人はいそいそと中央に出現させたテーブルの上の料理にむかう
どうも一部見たことの無い料理が並んでいて、その一つをみんとが恐る恐る口にする。
「あ〜〜これおいしい」
みんとが思わず声を漏らした。
「えっほんと?」
あずさが、みんとに聞き返すと
「あずさちゃんも食べてみれば分かるよ」
あずさもつられて、それを口にしているその横で
はるかとかなえがサンタクロースの話をしている。
「そういえば、どれみさんがサンタクロースに会ったことがある、っていってたよ」
「そうなんですか?」
かなえは、はるかの言葉に興味を示した。
「なんでもプレゼントを配る、お手伝いをしたんだって」
「サンタクロースの知り合いってなんかすごいですね」
「うん私たちも会えないかな〜」
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あずさは部屋の一角に眼をやると、かなえが取り上げたはずの本を読んでいた。
「パーティやってるから読書禁止って言うか、かなえちゃん“これ”どっから出したのさ〜〜」
あずさは、言いながらかなえの持っていたものを取り上げた。
「あっちょっと〜〜返してください〜〜〜、あ〜〜〜しおり挿んでないですから閉じないで〜〜〜」
ウネウネと不気味な動きと供に懇願するかなえにひきつつ、
あずさは近くにあったしおりを挿んで本を閉じる。
「“これ”は今わいらないね〜〜『ト〜トルナ〜ナル・ミレ〜セニ〜ニ・本よ消えろ』」
あうあうと口をパクパクさせるかなえに
「帰るときに返して上げるから、我慢しようね〜」
子供をあやすようにあずさが言った。
いつのまにか部屋の一角にステージのようなものができていて
みんとがフリフリの衣装で立っている、手にはもちろんマイクが・・・
「鈴白 みんと【WE CAN DO】歌います」
みんとの声に
「待ってました〜〜」
「がんばって〜」
「がんばってください」
と三人が声援を送ると、タイミングよく何処からかメロディーが流れてくる。
「♪We can du anything if we do it together みんな一緒なら〜〜」
みんとの歌にあわせて三人がリズムを取っている。
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「まぁ、こういうプレゼントもありじゃろうて」
寝室の窓から夜空を眺めていた、マジョセラが指(?)を鳴らすと
空から白いものが舞い降りてくる。
マジョセラの後ろにいた妖精ククが含み笑いを浮かべ話しかける。
「マジョセラにしては珍しいじゃない?どういう風の吹き回し」
「ふんっ、何だっていいじゃろ、それよりククは良かったのか?妖精限定のパーティあったんじゃろ」
「まぁ何度も行ってるしたまには、あの子達の面倒から開放されたっていいじゃない」
「好きでやっとるくせに・・・・」
マジョセラがボソッと言った。
「なんか言った?」
「何もいっとらんぞ、それより一杯やるか」
「あら、いいわね〜雪見酒なんて風流で」
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「みんな見て、雪が降ってきたよ」
ふと窓の外に視線をやったみんとが他三人に声をかけると
外に飛び出し3人がそれに続く
「わ〜きれ〜〜〜」
「すご〜〜い」
「珍しいですね〜〜」
三人がそれぞれ感想をあげる。
《メリ〜〜クリスマ〜〜〜〜ス》
雪の降る夜空を見上げ、意識せず4人が声をそろえた。
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Fin
あとがき
『おジャ魔女ダイアリ〜』シリーズ第一弾
みんなでメリークリスマスなんですが、タイトルつけて公開した後に、
そういえば『も〜っと』に、おんなじタイトルがあるのを思い出した限りで
今更変えるのもなんなのでそのままにしています
ちなみにこのシリーズが続くかどうかは不明です。