2009年以前のスケッチ(表示に数秒かかることがあります)

 

 

 

東の海(オリエンタル・ベースン)

2009123120:30 月面余経度88.3°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

何度もチャレンジしている東の海(オリエンタル・ベースン)ですが、今回もいまいち全体像が掴めませんでした。「海」にかかわらずあまり黒っぽくないこと、周壁が途切れていることなどが、イメージを掴みにくくしています。地球からの観測で、巨大な三重クレーターであることを見抜いた人はすごいと思います。

 

 

 

月齢26

200912135:30 月面余経度221.8°

コルキット・スピカ K12mm35×)

夜明けの三日月です。下弦を過ぎるとクレーターの数が減り、月面も寂しくなってきます。シッカード〜卓越の湖〜湿りの海が見えています。

 

 

 

火口列

2009121917:45 月面余経度301.1°

コルキット・スピカ K12mm35×)

夕方の三日月を望遠鏡で見ると、直径150km級の大クレーター4つが列を成している様子が目を引きます。クレーターの名前は上から順に、フルネリウス、ペタビウス、ヴェンデリヌス、ラングレヌス、となっています。

 

 

リッチョーリ周辺

2009123020:00 月面余経度76.0°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

火口内部の荒れたリッチョーリ、海のように薄暗いグリマルディ、南北に並んだヘベリウスとカバレリウスなど、見どころの多い月面の名所です。残念ながら光線の具合でミヤモリ谷は見えませんでした。

 

危難の海〜クレオメデス

200912419:30 月面余経度120.7°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

危難の海が欠け際に来て、内部のしわ(リンクル・リッジ)の様子がよく見えました。海の外側を囲む丘陵が明るく輝いており、危難の海は比較的新しいベースンではないか、という印象をもちました。そのすぐ北(下側)のクレオメデス・クレーターは、内部にある直径10km程度の小クレーターまで見えています。

 

 

ポセイドニオスと晴れの海のシワ

20091275:00 月面余経度148.5°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

早朝、落ち着いた大気状態でゆっくり観察できました。ポセイドニオスは内部に多くの細溝をもつクレーターですが、その微細構造まではちょっと無理のようです。晴れの海のシワ(リンクル・リッジ)と、くぼみのような地形が目を引きました。

 

 

マウロリクス

20091285:30 月面余経度160.9°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

月面南部のものすごい数のクレーターの中で、よく目立つクレーターです。内部の影のでき方が独特ですね。後で気づいたのですが、ほぼ同じ位相のスケッチが「月面とその観測(中野繁)」167ページにありました。

 

無名のクレーター

2009112319:30 月面余経度345.9°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

クラビウスに良く似た見事なクレーターがあったので、スケッチしてみましたが・・・月面図によると、このクレーターに名前は無いようです。クレーター密度の高い場所なので、大きな地形が見逃されてしまったのかも知れません。小口径の望遠鏡によって、小さい地形が平均化され、初めて見えてくる地形でしょうか。

 

 

 

ガッサンディと湿りの海

2009112821:00 月面余経度47.4°

コルキット・スピカ K12mm35×)

倍率を下げてガッサンディの周辺を見渡してみました。湿りの海には白い斑点がいくつかあり、個々の斑点は直径数キロの小クレーターに対応しているようです。

 

 

コルディレラ山脈〜ロッカ〜リチオリ

200912122:00 月面余経度84.3°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

オリエンタル・ベースン(東の海)は巨大な三重クレーターで、月面写真衛星ルナ・オービターの画像を見たとき、人々はあっと驚いたといいます。東の海の外輪山であるコルディレラ山脈が見えていたので、その周辺とともにスケッチしました。

 

メドラー(溶岩流の跡?)

200911621:50 月面余経度139.9°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

左の大きなクレーターがテオフィルス、中央のクレーターがメドラー(直径28km)です。不思議に思ったのは、メドラー・クレーターの周囲の明るい部分(光条)が、暗い物質によって円弧状にかき消されていることです(図の右側)。これはメドラー形成後に、右から溶岩流が流れた跡のようにも思われます。

 

 

アルバテグニウスとクレーター・チェーン

20091195:15 月面余経度168.0°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

ガリレオも描いたといわれるアルバテグニウス、下弦の月ではよく目立ちます。今回はその南(図の上側)に並んでいるクレーター・チェーンに注目しました。これらのクレーターにはフォーゲル、アルゲランダー、エアリー、・・・といった名前がついていますが、明らかにクレーター・チェーンに見えます。

 

 

危難の海とマクロビウス

2009112117:15 月面余経度320.4°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

画面中央の、小さいけれどよく目立つクレーターがマクロビウス。直径は64kmあります。

 

 

ティコの光条と月の南極

200910418:50 月面余経度96.5°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

満月になるとティコ・クレーターが明るく輝き、その光条が月面を支配します。今回は秤動の関係で、南極付近のクレーターが良く見えました。ティコの光条は南極まで延びており、おそらく月面の裏側に達しているようです。

 

 

 

夕暮れのJハーシェル

200910145:00 月面余経度211.2°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

早起きして下弦過ぎの月を狙いました。多角形の、よく目立つクレーターがJハーシェル、その右にあるのがピタゴラスです。夜明け前は大気が安定していて、じっくりと楽しむことができました。

 

ヘール?

200911320:15 月面余経度102.7°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

望遠鏡で月面を見ると、毎回日替わりのハイライトともいうべきクレーターがあります。今日は南極付近の名前のわからないクレーターが、良い感じで見えていたので描いてみました。おそらくヘール・クレーターではないかと思われます。

 

 

危難の海と「夢の浅瀬」

20099521;20 月面余経度104.0°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

コルキットのような小望遠鏡では、危難の海も1つのクレーターのように楽しむことができます。また危難の海のへりには、小さいけれど明るく輝くプロクルス・クレーターが目立ちます。さらにその西側(図では危難の海の右側)には、プロクルスからの光条によって扇形に区切られた低地があり、「夢の浅瀬」というロマンチックな名前がつけられています。

 

 

 

ラングレヌス周辺

20099621;00 月面余経度116.0°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

大型クレーターのラングレヌス(直径132km)と、そのすぐ近くにある三つ子クレーター「アトウッド(直径29km)」「ビルハイツ(直径43km)」「ナオノブ(直径35km)」。よく見ると、ラングレヌスからも光条(レイ)の名残りのようなものが延びています。

 

 

ヒギヌス谷周辺

200992618:30 月面余経度358.9°

MC127 UW6mm250×)

ヒギヌス谷は、「への字」に曲がった細い谷の中央に直径10kmのクレーターのある、一風変わった地形です。よくよく見ると谷は団子のようになっていて、細い谷はいわゆる連鎖クレーターであることがわかります。今回はシーイングが悪く、細かい構造が充分に分かりませんでしたが、この奇妙な地形の成因を考えながら眺めてみるのも面白いと思います。

 

 

グーテンベルグ

200972619;40 月面余経度322.5°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

先日皆既日食を起こした月が、西の空に見えてきました。グーテンベルグはヒョウタンのような形をしたクレーターで、周壁が高く、よく目立ちます。火口の内部は複雑な構造をしているようで、コルキット・スピカでも火口内に何かあるのが見えます。

 

 

バベジ

20097520:15 月面余経度66.6°

MC127 UW6mm250×)

うすぐもりで透明度が悪く、また月の南中高度も低い時期なので、かなりの悪条件でのスケッチになりました。バベジの東(左側)に、長方形に盛り上がった台地のような地形があり、注目してみました(月面図によると「ロビンソン・クレーター」がこの台地の真ん中にあります)。

 

ピタゴラス

20096622:15 月面余経度72.6°

MC127 UW6mm250×)

久しぶりの晴天。コルキットで月面を眺めていると、ピタゴラスがいい感じで見えていたので、急遽MC127に切り替えてスケッチしました。火口の中央に、ツインピークをもつ山があります。思わず筑波山を連想してしまいました。またその形も「ピタゴラス」にふさわしく、直角三角形のように見えます。

 

シルサリス(2組のペア)

20094821:35 月面余経度72.0°

MC127 UW6mm250×)

シルサリスは、2つの火口が重なったペア・クレーターですが、その近くにもう1組の小さなペア・クレーターがあることに気づいてスケッチしました。とても可愛らしい感じです。

 

 

 

寒さの海周辺

200942920;00 月面余経度327.5°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

この時期、細い月は北寄りに沈むので、普段使っている自宅ベランダからは死角になって見えないのですが、隣家とのわずかな隙間から月がのぞいたところをコルキットで狙いました。見えている主なクレーターは、アトラス〜ヘラクレス〜ガートナー〜アーノルドといったところです。

 

 

コペルニクス

20095420;00 月面余経度28.5°

コルキット・スピカ K12mm35×)

何度か描いたコペルニクスですが、今回は敢えて低倍率にして、コペルニクスのもつ際だった迫力を表現しようと試みてみました・・・。光条(レイ)の広がりが、隕石衝突の凄まじさを想像させてくれます。

 

ブリアルドス

20094521:00 月面余経度35.2°

MC127 UW6mm250×)

小休止さんが「小コペルニクス」と呼んでいる、非常に形の良いクレーターです。地すべり?で二重になった周壁、山脈のように細く延びた中央丘が特徴です。

 

 

ガッサンディ

20094622:45 月面余経度47.9°

MC127 UW6mm250×)

1年に1度あるか無いかの好シーイングでした。しかし私のような腕の悪いスケッチャーには、細部がうまく表現できず、かえってストレスの溜まる辛いスケッチになりました。♪見えすぎちゃって、困るの〜というエッチなCMが昔ありましたが、そんな心境です。

 

 

バベジ

20094722:15 月面余経度60.2°

MC127 UW6mm250×)

月面の北端付近にある大クレーター。火口の内部にはたくさんの亀裂が走っています。

 

クレオメデス周辺

200932918;30 月面余経度308.6°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

低空の三日月。ベランダからは見えず、室内の窓から電線の隙間をぬって観望。シーイングは良好で、細部がくっきりと見えました。ただし火口の中にある「クレオメデス谷」は口径4cmではちょっと無理でした。

 

 

土星

200933020:30 

MC127 UW6mm250×)

「リングの細い土星は見栄えが悪い」と思い込んで、今シーズンは土星をあまり見ていませんでしたが、実際に望遠鏡で覗いてみると、立体感があって非常にいい感じです。もちろんコルキット・スピカでもリングの存在は楽しめます。30年前、口径6cmの望遠鏡でリングの消失を追った頃を思い出しました。

 

 

 

メルカトル(左)とカンパヌス(右)

20094518:45 月面余経度34.1°

MC127 UW6mm250×)

「メガネ」を連想させるクレーターのコンビ。まるで月面に誰かが置き忘れたかのようです。カンパヌスには中央丘があり、また彫が深くて薄暗い印象ですが、メルカトルは火口内が溶岩で満たされているのか、平らな平原に見えます。

 

ハーン

200931222:30 月面余経度103.4°

MC127 UW6mm250×)

危難の海やガウスのすぐ近くにある、直径84kmのクレーターです。大型クレーターの多いこのあたりでは目立ちませんが、欠け際にくると彫りの深さがよくわかります。ハーンさんは「ドイツの熱心なアマチュア天文家」だったのだそうです。

 

 

マウロリクス南方の「クレーター空白地帯」

20093174;30 月面余経度155.1°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

コルキット・スピカで月面全体を眺めていると、クレーター密度の低い、一見すると平原のように見える場所があることに気づき、スケッチしてみました。おそらく偶然、衝突隕石の疎密が生じてそのようになったのだと思います。

 

 

T.マイヤーとカルパチア山脈

200932104:30 月面余経度203.8°

MC127 UW6mm250×)

早起きして早朝の月を狙いましたが、低空にあるせいかシーイングが最悪、月の縁が波打っていました。さて普段はコペルニクスの近くで、あまり目立たないカルパチア山脈ですが、コペルニクスが闇に消えると、とたんに主役に躍り出ます。影の広さから、案外高い山脈であることが分かります。

 

ガウス

200921022:30 月面余経度98.3°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

月面の端にあるため、あまり有名ではありませんが、ガウス・クレーターは直径が177kmもある大クレーターです。本当はMC127で狙う予定だったのですが、シーイングが悪すぎて、コルキットの出番となりました。近くにあるベルヌーイ、ハーンといったクレーターもなかなかのものです。

 

 

メルセニウス周辺

20092215:20 月面余経度223.3°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

下弦を過ぎると、クレーターの数が減り、相対的に海の面積が増えて暗くなって、小口径では見難くなります。また普段見慣れている月面とは光の当たり方が逆なので、自分が見ている地形がどこなのか、すぐには分からなくなります。おまけに、寒い。さて、このメルセニウス・クレーターは、ガッサンディが夜の闇に消えた後、非常に目立つクレーターの1つです。

 

 

ネーピア・縁の海周辺

200931122:00 月面余経度91.0°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

秤動の関係で、普段は楕円形に見える危難の海が、円形に近い形になっています。あまり目立たないネーピア・クレーターが非常にはっきりと見えました。このあたりのクレーターは火口の中がどれも黒っぽく平坦になっていて、溶岩が噴出しやすい場所だったのではないか、と思われます。

 

ネーピア周辺

200911120:20 月面余経度92.3°

MC127 UW6mm250×)

スミス海と縁の海の間にあるクレーター。直径は137kmもあります。見どころは、ピラミッドのように三角形に見える中央丘でしょうか。この一帯は直径が大きく、浅いクレーターが多いようです。

 

 

テオフィルス

20092118:00 月面余経度346.7°

MC127 UW6mm250×)

火口内部に小クレーターがほとんどなく、比較的新しいクレーターのようです。今回は描きませんでしたが、お隣の「キリルス」内部は大荒れに荒れており、形成年代が明らかに異なっています。

 

 

グリマルディ周辺

20092821:00 月面余経度73.2°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

グリマルディは非常に迫力のある地形で、全体像を描くには小口径のコルキットがちょうど良い感じです。サヘキ(グリマルディB)、ミヤモリ谷も見えています。

 

シラー・ズッキウス・ベイスン

20091720:50 月面余経度44.1°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

シラーの隣にある見事な海盆地形。正式名称は無いのですが、通称「シラー・ズッキウス・ベイスン」と呼ばれています。小口径望遠鏡の良い観察対象だと思います。今回は欠け際に来て、くぼんだ海のようになっている様子がよくわかりました。

 

Jハーシェル周辺

20091822:00 月面余経度56.8°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

月の南中高度が高く、ベランダからの観望はぎりぎりでした。南中高度が高いということは、月面はいつもより南側を地球に向けているはずで、逆に月の北極近くは普段見えるはずのクレーターが見えなくなっています。いつもは彫りの深い火口を見せるピタゴラスも、暗闇の向こうに消えています。

 

 

バーデとブヴァール谷

200911020:30 月面余経度80.3°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

このあたりは月面図が見にくく、地形の同定に自信が無いのですが、月面余経度(欠け際の経度)を考えると、バーデ周辺を描いたようです。西風がすさまじく、シーイングに強いコルキット・スピカでも、像が揺れてあまりよく見えませんでした。寒風の中、我慢のスケッチです。

 

ポシドニウス

20091217:40 月面余経度341.7°

MC127 UW6mm250×)

シーイングはまあまあ(3/5)といったところでした。直径95kmの大クレーターを狙ってみました。火口の内部を目を凝らして観察したのですが、残念ながら内部に走る「細溝」は判別できませんでした。詳細な構造はこのようになっています。

 

 

ユリウス・カエサル

20091318:00 月面余経度354.1°

MC127 UW6mm250×)

歴史の授業で習ったローマ皇帝シーザーのこと。なぜ政治家の名前がつけられているかというと、シーザーが暦を改良したからだそうです。注目すべきは、クレーターの東側(図の左側)のエンドウ豆のようなクレーターチェーンです。いったいどのようにして隕石孔が直線状に並ぶのでしょうか?

 

 

プトレマイオスの「くぼみ」

20091417:30 月面余経度6.0°

MC127 UW6mm250×)

プトレマイオス・クレーターはよく観察すると火口の中に「くぼみ」があります。「くぼみ」が通常のクレーターと違うのは、白く光る部分が無いことです。溶岩に埋もれた古いクレーターなのでしょう。プトレマイオスABと呼ばれる小クレーターの他に、少なくとも5つの「くぼみ」が確認できました。

 

ピタゴラスとバベジ

200812245:45 月面余経度226.0°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

夜明けの三日月は海の部分が多く、全体に暗いですが、その分、隅の方にある普段見逃されがちのクレーターがよく目立ちます。両者とも直径130kmを超える、堂々たる大型クレーターです。

 

 

コロンボ(コロンブス)周辺

2008123117:30 月面余経度317.3°

MC127 UW6mm250×)

北風ピープー吹いている悪条件でしたが、望遠鏡を覗いてみるとシーイングは案外悪くありませんでした。大航海時代の英雄たちが集う一帯をスケッチしました。豊かの海と神酒の海に挟まれた、中洲のような場所にクレーターが連なっています。科学者ではないけれど、科学への貢献も大きかった人達です。

 

 

ジャンサン

20091117:30 月面余経度329.5°

MC127 UW6mm250×)

「ゆらゆら型」のシンチレーションで、おそらく昼の日射の影響が残っていたのか、シーイングがあまり良くありませんでした。それでも華やかなジャンサンがちょうど見ごろだったので、時間をかけてスケッチしてみました(表記の時刻は粗く輪郭を描いた時刻です)。

 

南極付近

2008121221:00 月面余経度88.0°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

ほぼ満月に近い月。南極付近のクレーターが少し見えていたのでスケッチしました。矢印は大型クレーターのドリガルスキーですが、残念ながら今回は秤動の関係で火口の中が見えませんでした。その左側にあるツイン・ピークも気になりますが、この山には名称がありません。

 

 

ヴェンデリヌス

2008121421:30 月面余経度112.5°

MC127 UW6mm250×)

ラングレヌス、ペタビウスに挟まれた大クレーター。直径147kmあります。不思議なのは、火口の平原の中に小クレーターがあまり多く見当たらないことです。周壁の荒れ具合から、相当古いクレーターのはずなのですが・・・

 

 

クラビウス周辺

200812215:15 月面余経度189.2°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

見慣れているはずのクラビウスですが、光の当たり方によって受ける印象が随分違います。南東の周壁(図では右上の周壁)はほとんど直線状になっていて、まるで直線壁のような断層を思わせるほど真っ直ぐに見えました。

 

ラインホルト

200812720:30 月面余経度27.0°

MC127 UW6mm250×)

コペルニクスのすぐ南にあるクレーター。直径は48kmですが、深さが3260mもあるのだそうで、非常に彫りの深いクレーターです。雨の海に埋没した古い地形が、周囲に小さな山塊を形成しています。

 

 

ニュートン周辺

2008121021:00 月面余経度63.7°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

以前描いたことのあるニュートンに再チャレンジしてみました。偉大な物理学者だけあって、南極周辺では目立ちます。周囲に外輪山?のような地形があって、二重構造のようにも見えます。光が斜めから当たっているので、実態の分かりにくいクレーターです。

 

 

リチオリ

2008121121:05 月面余経度75.9°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

リチオリ(リッチョーリ)は17世紀の人で、現在使われている月面クレーターの名称の大半はこの人が名付けたものです。目立ったクレーターには、コペルニクス、ティコ、ケプラーといった人達の名前をつけ、自分自身は一歩引いて月面の隅っこに置く。また隣の大型クレーターを弟子のグリマルディに譲る。現代サラリーマンの処世術にも通じるようなこの謙虚さが、命名の生き残った秘訣かも知れません。

 

アリスタルコスとヘロドトス

200811244:45 月面余経度220.7°

MC127 UW6mm250×)

描くのが苦手な地形。今回のスケッチも出来栄えが悪いですが、下弦後のスケッチは多くないので載せておきます。本日の「発見」は、ヘロドトス・クレーターとシュレーター谷は実はつながっておらず、間にある丘の影でつながっているように見えるのではないか、ということです。

 

 

月齢2.7

2008113017:00 月面余経度300.1°

コルキット・スピカ K12mm35×)

月齢2.7の細い月です。望遠鏡で見てみると、ペタビウス・ヴェンデリヌス・ラングレヌスといった大型クレーターの火口列が欠け際に並び、壮観でした。

 

 

マウロリクス

200812420:20 月面余経度350.5°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

比較的新しいクレーターなのでしょうか、周囲のクレーターの上に重なって、花びらのような形状をしています。月面では珍しい、「逆重なり」(小さいクレーターの上に大きいクレーターが重なっている)の例だそうです。

 

バルマー周辺

2008111421:30 月面余経度107.6°

MC127 UW6mm250×)

欠け際にのっぺりとした海盆のような地形があったのでスケッチしました。図の上半分はバルマーという名前がついています。内部には数え切れないくらいの小クレーターがあり、なかなか見ごたえがあります。

 

 

ナオノブ周辺の小クレーター

2008111422:10 月面余経度107.9°

MC127 UW6mm250×)

再度「ナオノブ」(安島直円)に注目しました。今回はシーイングが良かったので、よく観察したところ、すぐ隣に小クレーターが弧を描くような形で密集しているのを見つけました。隕石シャワーの跡でしょうか?

 

 

夕暮れのコペルニクス

200811225:15 月面余経度196.6°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

早起きして下弦後の月を見てみました。シーイング・透明度とも良好で、(月面での)夕暮れを迎えたコペルニクスが幻想的でした。この季節の北関東は、明け方の大気が非常に落ち着いていて、像がくっきり見えます。しかし肝心の観察者が寝ぼけ眼だったので、あまり細かくスケッチできませんでした・・・。

 

ナオノブと2つの尾根

200811117:30 月面余経度307.4°

MC127 PL32mm47×)

低空の三日月。昼の日射のせいかシーイングは最悪、これ以上倍率が上げられませんでした。ナオノブ・ビルハイツ・アトウッドの三つ子クレーターの近くに、アーク状に2つの尾根が延びており、とてもきれいでした。これは豊かの海のリンクル・リッジの一部だそうです。点描画に再チャレンジしてみました。コピーによって濃淡が崩れないというメリットがあるそうですが・・・点を打っていくのは大変です。

 

 

アルバテグニウスとヒッパルコス

200811521:00 月面余経度358.0°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

帰宅が遅くなり、低空の月を急いでスケッチしたので、かなりラフな仕上がりになりました。本日の「発見」は、ヒッパルコス火口の西半分が黒っぽくなっていることです。何か地質的な理由でしょうか?また2つのクレーター内部の影の違いから、周壁の高さが両者で随分違うことが分かります。

 

 

リオーと南の海

2008111320:30 月面余経度94.9°

MC127 UW6mm250×)

リオーは秤動ゾーン「南の海」の中にあるクレーターで、火口の内部は溶岩で満たされたのか、暗くて平らに見えます。あまり注目されない地形ですが、なかなかの大型クレーターです。誰か写真を撮った人がいないかとネットを検索したところ、何と「かぐや」がハイビジョンでこの場所を撮影していました。さすがJAXAさん、シブイところを狙いますねえ。

 

セレウコスとエディントン

2008101319:40 月面余経度77.0°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

セレウコスは明るく輝くクレーターです。不思議なのは南北に伸びる光条?で、隕石衝突のインパクトでつくられた光条としてはちょっと不自然です。リンクル・リッジ(しわ)なのだろうか?それにしては明るい・・・。一方エディントンは虹の入江の小型版です。

 

 

フルネリウス

2008101620:30 月面余経度113.9°

MC127 UW6mm250×)

ペタビウスの南にある多角形のクレーター。見所は火口内部にある、くの字に曲がった「フルネリウス谷」ですが、案外楽に見えました。火口内部には微小なクレーターがたくさんあって、ずいぶん荒れた印象です。(表現しきれませんでした)

 

 

ジャンサン

2008101822:30 月面余経度139.2°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

欠け際にくると光と影がくっきり出るので、小口径でもその構造が分かりやすくなります。ジャンサンの火口内部はやはり盛り上がっていて、一部分に光があたっています。また北側に谷のような地形が見えています。

 

シッカードの夜明け

2008101120:30 月面余経度48.1°

コルキット・スピカ K12mm35×)

シッカードといえば平たいクレーターの印象があったのですが、夜明けには火口内部に光が当たらず真っ暗で、周壁がかなり高いことが分かります。シラー南西の無名海盆も見えています。

 

 

 

ジャンサン

200810418:15 月面余経度326.7°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

大きなクレーターを3つもお伴に従え、見るからに豪華なクレーター。小口径では全体像がよくわかります。火口の内部は少し盛り上がっているように見えます。

 

 

東の海(オリエンタル・ベースン)

200891420:30 月面余経度83.8°

MC127 UW6mm250×)

巨大な三重クレーターであるオリエンタル・ベースン(東の海)を狙いましたが、いまいちはっきり見えませんでした。周辺の地形を覚えて再挑戦したいです。

 

月面に浮かぶA字形

200891320:40 月面余経度71.7°

MC127 UW6mm250×)

ミヤモリ谷のすぐ北にある、「A」の形をした地形です。1959421日に高橋実氏が発見したそうです(「月面ガイドブック」)。一度見てみたいと思っていましたが、やっと見られました。この1時間後には、陽が当たって「A」が崩れていました。参考のため、手持ちのデジカメで撮影した写真もつけておきます。ネットには、鈴木徳実氏の見事な写真もあります。

 

 

アリスタルコス周辺

200891221:00 月面余経度59.7°

MC127 UW6mm250×)

画家の世界では「富士山を描くのは難しい」と言われているのだそうです。過去、あまりにも多くの絵画、写真が残されているので、自然な絵にするのが難しいのだそうです。この「アリスタルコスとシュレーター谷」もその通りで、過去あまりに多くの人が描いているので、スケッチャーの描写力の優劣が露骨に表れ、非常に書くのが難しいです。

 

 

メルカトルとカンパヌス

200891021:00 月面余経度35.4°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

「メガネ」を思わせるようなクレーターのコンビが面白く、スケッチしました。これらを含む小さい平原は「病の沼」(Palus Epidemiarum)と呼ばれています。

 

コペルニクス

20089919:50 月面余経度22.6°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

久しぶりの快晴。夜明けのコペルニクスが美しい。矢印の部分、はっきりとクレーターが見えるのですが、月面図ではクレーターが記載されていません。この部分の地形は複雑で、おそらく細かい地形が平滑化されて初めて浮かび上がる地形なのでしょう。「小口径の望遠鏡でしか見えない地形」の1つです。

 

 

カルダーノとクラフト

200881521:10 月面余経度77.9°

コルキット・スピカ Or6mm70×)

嵐の大洋に並んでいる2つの小さなクレーターが面白く、スケッチしました。驚いたことに、この2つのクレーターは「カテナ・クラフト」という鎖状クレーターで繋がれているというのです。残念ながらコルキット・スピカではカテナ・クラフトは見えず、主砲のMC127で確認しました(右にスケッチを載せました)

 

 

カテナ・クラフト(Catena Krafft

200881522:20 月面余経度78.5°

MC127 UW6mm250×)

嵐の大洋の端にあるカルダーノ()とクラフト()は、「カテナ・クラフト」というチェーン・クレーターで繋がれています。望遠鏡で見ると、細い谷のように見えます。谷で繋がれたクレータといえば、カタリナとキリルスが有名ですが、どうしてこのような地形ができたのか、全く不思議です。

 

 

 

 

 

 

 

 

木星

20088321:10

コルキット・スピカ Or6mm70×)

今シーズンの木星は模様が濃く、コルキット・スピカでも余裕で2本縞が見られます。よく見ると縞が波打っているのがわかるほどです。本体が黄色く見えるのは色収差のためです。

 

晴の海とベッセル

20088820:15

コルキット・スピカ Or6mm70×)

晴の海に、ぽつんと存在するのがベッセル・クレーターです。ほとんど「ゴマ」くらいにしか見えませんが、実際は直径16kmもあるそうです。ちょうどティコの光状の通り道になっていて、白い帯が重なって見えます。

 

 

 

ピタゴラス周辺

200861621:30

コルキット・スピカ Or6mm70×)

ピタゴラスは彫りの深いクレーターで、このあたりでは非常に目立ちます。真上から見ることができたら、さぞ美しいだろうと思います。奇妙な形のバベッジ、ハート型に見えるアナクシマンドロスなど、ここは隠れた月面の名所です。

 

アグリッパ周辺

200861020:10

コルキット・スピカ Or6mm70×)

久しぶりの晴天。シーイングも良く、月面散策を楽しめました。欠け際にあったアグリッパ周辺をスケッチしました。ここを走る「アリアデウス谷」「ヒギヌス谷」は残念ながら見えず。

 

プラトー周辺

200861220:15

コルキット・スピカ Or6mm70×)

プラトー周辺にある、たくさんの小さな岩山に注目してスケッチしました。月面ではエアーズロックのように見えるのでしょうか。

 

 

コペルニクス

200861321:00

MC127 UW6mm250×)

月面に聳え立つ名山です。望遠鏡で見たときに感じる立体感を表現したくて描きましたが、非常に難しい。直径93km、深さ3760mもあるのだそうです。小さな中央丘も高さ1200mもあり、これだけでも筑波山より高いのですね・・・。

Jハーシェル周辺

2008514:20

コルキット・スピカ Or6mm70×)

多角形(五角形)の形状が面白いJハーシェルをスケッチしました。月面図と照合したところ、青い四角の部分はクレーターではなく丘陵で、逆に丘陵として描いた緑の四角にはホレボーというクレーターがあります。衛星画像に基づく月面図は、望遠鏡で見るイメージと随分違うので、照合に苦労します。

 

ルベリエとヘリコン

200851522:00

コルキット・スピカ K12mm35×)

このところ悪天候が続いていて、この日も薄曇りで月が暗く、倍率を上げられませんでした。対象は雨の海にポツンと並んでいる2つの小型クレーターです。ルベリエは海王星を計算で発見したフランスの数学者、ヘリコンはギリシア時代の数学者です。

 

エンデュミオンとフンボルト海

200852122:15

コルキット・スピカ Or6mm70×)

久しぶりの晴天。エンデュミオンの火口内は、この角度から見ると海のように暗く着色されています。フンボルト海は夜の部分に入って、少しえぐれたような形に見えています。

夜明けの月

2008434:50

コルキット・スピカ Or6mm70×)

夜明けの三日月を覗いてみました。夕方の三日月とは違い、大型のクレーターが欠け際に並んでいる姿はなかなかの壮観です。

 

コペルニクス周辺

200841520:30

コルキット・スピカ Or6mm70×)

月の平原にそびえ立つコペルニクスは、非常に目立つ地形ですが、見れば見るほど細かい部分が見えてきて、スケッチには難題です。それとすぐ北にある、Y字型のカルパチア山脈が面白いです。Y字の地形を月面で時々見かけますが、どのようにしてこんな形になるのでしょうか。

 

ティコを囲むクレーター群

20084294:00

コルキット・スピカ Or6mm70×)

小口径の望遠鏡を使うことによって、かえって見えてくる地形があります。分解能が低いため、細かい地形が平滑化されて、逆に大きな地形が見えてくるのです。ティコの周囲を囲んでいる無名のクレーター群もその例です(実際には中小のクレーターに埋め尽くされており、クレーターとしての名称もありません)。月齢23頃、斜めからの光に照らされて、その存在が浮かび上がります。

 

ラングレヌスと「ナオノブ」

200842222:30

MC127 UW6mm250×)

水木しげる風の点描法にチャレンジしてみたが、濃淡をうまく出すことができず、記録した色調が台無しになってしまった。ラングレヌスの近くに3つの小さなクレーターがあり、その1つに「ナオノブ」(安島直円)の名がついています(図の矢印)。海の中に3つのクレーターがかたまっていて、同時に形成されたのか、偶然寄り集まったかは興味をそそるところです。

 

無名の「海盆」

2008425:00

コルキット・スピカ Or6mm70×)

以前にも書いた、シラーの南西にある無名の海盆です。堂々たる大クレーターに見えますが、なぜか名前が無いのです。内部はかなり荒れていて、いくつかの丘陵が見られます。

 

Tマイヤー付近から2本の光条

2008414:30

コルキット・スピカ Or6mm70×)

T.マイヤー北西の丘から、2本の光条(レイ)が彗星のように延びているのが面白く、スケッチしてみました。丘から光条?そんな馬鹿な?実態は、夜の闇に姿を消したコペルニクスの光条の一部のようです。

ピタゴラス周辺

200832121:40

コルキット・スピカ Or6mm70×)

月の北極近くのクレーター。ピタゴラス、クレオストラトス、クセノファネスといったギリシャの哲人の中に、なぜか電池の発明者ボルタがいます。ボルタさんもちょっと居心地が悪いのでは、と心配になります。

 

フンボルト海

200832222:15

MC127 UW6mm250×)

「海」というよりは大きめの火口というイメージ。周辺部も少しくぼんでいて、二重構造のように見えます。内部の、中央丘のあるクレーターはハインと呼ばれています。月の東縁部は、フンボルト海を含めて大型のクレーターや海盆が多く、描いてみたい対象がたくさんあります。

 

エラトステネス

200831618:20

MC127 UW6mm250×)

円形で彫りの深い、形が整った美しいクレーター。中央丘は3つのピークが目立ち、その両側にも低いピークがあるようです。周壁はブロック状に地すべりの跡があります。インパクト・クレーターの典型的な特徴を示しています。

Wボンドとバロー

20082284:10

コルキット・スピカ Or6mm70×)

コの字型の面白い地形があったのでスケッチしました。後で月面図を調べたら、Wボンドという大型のクレーターの周壁の一部でした。近くにあるバローというクレーターは、影のできかたが奇妙で、複雑な地形をしているようです。

 

 

アペニン山脈と熱の入江

200831518:30

コルキット・スピカ Or6mm70×)

月面写真では定番の構図だが、スケッチでは地形が細かすぎてとても描写できない場所です。アペニン山脈は5000m級、ただし山脈といっても地球の山脈とは違い、微惑星の衝突のインパクトでできたと考えるべきでしょう。太陽系生成期の衝突跡がそのまま残っているとすれば、スゴイことです。熱の入江はその南(図では上)にある海で、リンクルリッジが印象的です。

 

ニュートン

200831921:50

コルキット・スピカ Or6mm70×)

偉大な物理学者のニュートンですが、月面ではなぜか南極近くの非常に地味なクレーターの名前になっています。この周辺は地形が複雑で、しかも太陽光が斜めに当たるので、何が何だかわからず、全体像がつかめません。

エンデュミオン周辺

200821017:50

コルキット・スピカ Or6mm70×)

エンデュミオンはギリシャ神話に出てくる美少年で、その名の通り火口の平原は磨かれた鏡のようにツルツルに見えます。この角度で光が当たると、2つのクレーターが重なって一見長細く見えますが、よくよく見ると独立した楕円形のクレータであることがわかります。

シッカードとワルゲンチン

200821922:00

コルキット・スピカ Or6mm70×)

火口内が「着色」されているシッカードと、凸型クレーターのワルゲンチン、月面の変わり者のコンビです。ワルゲンチンからの影が長く伸びていますが、一見平坦に見えるワルゲンチンも、実は部分的に盛り上がっていることを示しているのでしょうか。

 

ラビウム岬とオリーブ岬

20082254:10

コルキット・スピカ Or6mm70×)

危難の海の西側の周壁が少し欠けて、岬のようになっている地形です。1953年、アメリカの新聞記者オニールが、この2つの岬をつなぐ「天然の橋」を発見したと発表し、たくさんの人が望遠鏡を向けました(残念ながら橋は実在しなかったようです)。たとえ橋はなくても、「橋のように見える」地形があるとすれば、それを楽しみたいと思っています。

 

 

スミス海

200822121:50

MC127 UW6mm250×)

いわゆる秤動ゾーンにある海。ツルッとした大平原で、なかなか見ごたえがあります。月面探査衛星の写真では、丸い形をした海盆のようです。秤動の具合によっては、向こうの周壁まで見渡せるのだそうです。

 

シュトルーベとラッセル

200822021:30

MC127 UW6mm250×)

元々は「シュトルーベ」という1つのクレーター名であったのが、2つの火口が重なっているという見解が有力になり、半分を「ラッセル」と呼ぶようになったそうです。周壁は確かに2つに分かれていますが、火口内には別々のクレーターであるという痕跡は見出せません。

 

 

エンケ周辺

200821718:30

MC127 UW6mm250×)

エンケ(上のやや大きめのクレーター)は直径36kmで、内部に南北の細長い山脈が走っているように見えます。周囲を広く外輪山のような山脈が囲んでいますが、これには特に名前は無いようです。大型のクレーターが埋もれた跡でしょうか。

 

バイイ(2)

20079252100

コルキット・スピカ Or6mm70×)

中秋の名月というので、満月でも見ようと思って見たら、満月ではなかった(十五夜というのは新月の晩を一夜と数えて十五番目の夜なので、月齢とずれて必ずしも満月にはならないと某掲示板で教わった)。珍しくバイイが火口の中を見せていたので、チャンスとばかりスケッチした。

 

虹の入江(下弦すぎ)

2007106500

コルキット・スピカ Or6mm70×)

下弦後の明け方の月は久しぶり。透明度も良く、虹の入江がきれいだった。「湾」の中に何本か平行にシワ(リンクル・リッジ)が走っているのが確認できた。まるで入江に寄せるさざ波のようだ。

 

 

 

Jハーシェル

200710222200

コルキット・スピカ Or6mm70×)

虹の入江の北側にある、直径140kmのクレーター。古い地形なのでしょうか、周壁が侵食されて荒れた印象です(月面の侵食はどうやって起こるのか?)。矢印で示した部分、何か塔のようなものが立っているように見えます。

 

 

インギラミ谷

200710242200

コルキット・スピカ Or6mm70×)

無名の谷を狙ってみました。インギラミ谷と、そのすぐ北にある光条?が平行している様子が面白いと思いました。凸型のワルゲンチン、2色に塗り分けられたシッカードなど、変わり者の多い場所です。

 

Cハーシェル周辺(二重構造?)

200711202150

コルキット・スピカ Or6mm70×)

カロリン・ハーシェルは天王星を発見したハーシェルの妹で、兄の偉大な仕事を影でサポートした人です。月面では直径10kmの小さなクレーターにその名を残しています。このスケッチはCハーシェルを狙ったのではなく、周辺の地形が大きな二重クレーターに見えたからです。リンクル・リッジがたまたま円弧状になっているだけかも知れませんが。

 

豊かの海の外側のクレーター

200711252030

コルキット・スピカ Or6mm70×)

普段なじみのない、月の周辺部のクレーターを狙ってみました。フンボルトは「フンボルト海」のフンボルトの兄なのだそうで、兄弟そろって月面の端っこに追いやられています。とはいえ、中央に火口をもつ、かなり立派なクレーターです。このあたり、大型クレーターが多いようです。

アルフォンスス周辺

2007122530

コルキット・スピカ Or6mm70×)

早起きして下弦の月を見ました。寒いですが、大気も落ち着いていて、ピタッとした像が見られます。直径9kmのアンモニウスが何とかクレーター状に見えました。またアルペトラギウスは形がまん丸で彫りが深く、大変美しいクレーターです。今度はMC127で狙ってみたい。

メルセニウス周辺

2007126500

コルキット・スピカ Or6mm70×)

月齢26、夜明けの細い月です。光っている部分は海が大半を占めるので、非常に暗く、しかも低空なので口径4cmでは見づらいです。でも、メルセニウス、リービヒに挟まれた無名の火口列がなかなか面白く、スケッチしてみました。

 

蒸気の海にある山脈

20071231430

コルキット・スピカ Or6mm70×)

下弦の月です。蒸気の海にある山脈の形が面白く、スケッチしました(青い矢印:この山脈は特に名前が無いようです)。すぐ近くに有名なヒギヌス谷があるのですが、コルキット・スピカの分解能では無理でした。

プラトーの夕暮れ

200811600

コルキット・スピカ Or6mm70×)

2008年の初観望は、プラトーの夕暮れです。突起状に伸びたクレーターの影が面白い。月は自転がゆっくりなので、地球から見えている側では、初日の出はまだ数日先です。

 

グリマルディ・ロールマン・ヘベリウス

200816610

コルキット・スピカ Or6mm70×)

夜明けの三日月です。向かいの家の屋根から姿を現したところを狙いました。

 

ポシドニウス周辺

200811318:40

コルキット・スピカ Or6mm70×)

ポシドニウスの内部には、実際にはいくつかの亀裂が走っているそうですが、コルキット・スピカで見ると火星の模様のように薄暗い影に見えます。まっすぐ伸びるリンクルリッジ(アドロバンディ連峰)が目を引きます。

ミーとハインツェル

20081182030

コルキット・スピカ Or6mm70×)

ハインツェルは2つのクレーターが部分的に重なり合って、ヒョウタンのような面白い形をしています。その南にある大きな火口がミーです。ミーの火口の内部に台形状に光が当たっているのは、周壁が部分的に低くなっているからでしょうか。

 

パリッチュ谷・ハーセ谷

200812422:00

コルキット・スピカ Or6mm70×)

シーイングは最悪、北風が吹く寒くて辛い観望でしたが、面白い地形を見つけました。ペタビウスの隣にある細長いパリッチュ谷は、「谷」ですが彫りが深く、明らかに隕石孔です。どうして細長くなったのか不思議で、次回はMC127で狙ってみたい。近隣のハーセ谷も良く似た地形です。

 

シッカードの夕暮れ

2008245:50

コルキット・スピカ Or6mm70×)

月、木星、金星が明け方の空で接近した日のスケッチです。シッカードの火口の中は太陽の光が半分しか当たっておらず、一見平坦に見える火口の平原が、実は曲面状になっていることが示唆されます。

 

 クラビウス

200821619:00

MC127 UW6mm250×)

月面の名所の1つ。「かに」を連想させる独特の形がユーモラス。ただしスケッチの対象としてはなかなかの難物で、火口内の小孔は数え切れないほどです。

 

ガッサンディ

20078242050

MC127 UW6mm250×)

火口内にある小さな山脈が確認できた

 

直線壁とバート谷 

20079202010

MC127 UW6mm250×)

直線壁と平行して走る「バート谷」。溶岩が流れた川だろうか?目を凝らしてやっとその存在が確認できる。

 

 

 

火星

200711232150

UW6mm250×)

火星の模様についてはよく知らないのですが・・・。極冠と、薄暗い模様が見えました。

 

秤動ゾーンのクレーター

2007112420:10

MC127 K12mm150×)

月の首振り運動で見えたり見えなかったりする、いわゆる「秤動ゾーン」のクレーターです。バイイの向こう側のクレーターを見たのは初めてです。ドリガルスキーは直径約150kmの大型クレーターです。火口の中が見えなかったのは残念。

 

ガッサンディ

2007122020:15

MC127 UW6mm250×)

今までで最高のシーイングで、火口内部の亀裂の一部や、細かい構造を見ることができました。表現力不足がもどかしい。

リチオリ

2007122321:30

MC127 UW6mm250×)

グリマルディの隣にあるクレーター。青い矢印で示した無名の谷が目立ちます(ミヤモリ谷とは違うようです)

 

ペタビウス

2007122622:00

MC127 UW6mm250×)

「月面最美の繞壁平原」(月面とその観測:中野繁)なのだそうです。火口に走る1本の亀裂が目立ちます。周壁はかなり荒れていて、二重・三重になっています。

 

 

シラーとその南西にある「海盆」

200811922:00

MC127 UW6mm250×)

シラーという細長いクレーターのすぐ隣に、見事な海盆状の地形があったのでスケッチしました。月面図で調べたところ、この海盆には名前が無いのです。○○海、あるいは○○クレーターとして命名されて当然と思うのだが・・・と思ってネットを調べたら、野中敬さんという方が同様の指摘をされていました。なぜ名前が無いのか不思議です。【追記】通称「シラー・ズッキウス・ベイスン」というのだそうです。

 

アルバテグニウス

20051223330

コルキット・スピカ K12mm35×)

ガリレオも描いたといわれるクレーター。よく目立ちます。

 

 

コペルニクス周辺

2006191815

コルキット・スピカ K12mm35×)

月面の名山。美しい。

 

メルセニウス

200611119:45

コルキット・スピカ K12mm35×)

直径84km。すぐ脇に「メルセニウス谷」があるのだそうです。

 

ワルゲンチン

200611220:05

コルキット・スピカ Or6mm70×)

世にも珍しい凸型クレーター。隕石の衝突によって、大量の溶岩があふれたのでしょうか。

 

 

ガッサンディ

20062919:15

コルキット・スピカ Or6mm70×)

月面スケッチの定番。コルキット・スピカでは火口の亀裂は見えず、内部が平坦に見えます。

 

アペニン山脈周辺

2006641900

コルキット・スピカ K12mm35×)

月面の名所です。見事な山脈です。

 

ヘベリウスとカバレリウス

200621121:17

コルキット・スピカ Or6mm70×)

8の字クレーター。

 

危難の海・プロクルスの光条

200610820:15

コルキット・スピカ K12mm35×)

危難の海の端っこで、ひときわ輝くクレーターです。

 

シルサリス

200612317:45

コルキット・スピカ Or6mm70×)

ガッサンディの近くにある双子クレーター。「シルサリス峡谷」というのが近くにあるのですが、見落としました。

 

ピタゴラスとバッページ

2006692220

コルキット・スピカ K12mm35×)

なかなかユニークな地形です。

 

ケプラー

200612311730

コルキット・スピカ K12mm35×)

小さいけれど、明るい光条をもっています。新しいクレーターなのでしょう。

 

サヘキとミヤモリ谷

20077282100

コルキット・スピカ Or6mm70×)

満月の前日に見られる、日本人名のついた地形。IAUによる正式名称ではありませんが、少なくとも「ミヤモリ谷」は国際的に通用する名称です。"A Portfolio of Lunar Drawings"by Harold Hill; Cambridge University Press)には次のように書かれています。「ミヤモリバレー地域:この未採択の日本名は、ロールマンからリチオリ北東壁に西向きに延びる谷地形のことである。これは19世紀から谷またはリルとして認識されており、この頃の月面図にも描かれている。しかし特に1950年代になって、英国天文協会などのアマチュア観測家により注目されるようになった・・・」。1935年の宮森作造氏による再発見後、国際的に注目された地形のようです。

 

 

 

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