ファイアーエムブレムの歴史
ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
発売日:1990/4/20 機種:ファミコン
価格:¥6000
記念すべき第1作目。ファミコンにシミュレーションRPGというジャンルを開拓したゲームでもある。アカネイアという大陸を舞台に、暗黒竜メディウス率いるドルーア帝国と、英雄アンリの血をひくマルス率いるアリティア軍の戦いが描かれた作品だ。死んだキャラはまず生き返らないゲームシステム、高い難易度、など、基本的なゲームシステムはこの時点で確立されていた。実は未プレイなので、テーマソングを合唱しているテレビCM以外、特に思い出がなかったりする。
ファイアーエムブレム外伝
発売日:1992/3/14 機種:ファミコン
価格:¥6602
前作とは異なる、バレンシア大陸が舞台。ゲームは、全体マップ、イベントマップ、戦闘マップの3つがあり、全体マップで移動、町や村などのイベントマップで情報収集や仲間を集め、戦闘マップで敵と戦い、ゲームを進めていく。また、アルムとセリカふたりの主人公が存在し、互いのストーリーがリンクして、一つのストりーを形成。その他、防具が装備できる、魔法の使用にHPを消費する、など、他のシリーズとは一線を画する内容となっている。しかし、戦闘や高い難易度などの基本システムは同じで、それほど違和感なくプレイできる。また、最終マップでアルムの横にセリカがいると、必ず必殺の一撃が出る、という裏技があり、後にFEを語る上で欠かせない「支援効果」が、はじめて登場した記念すべき作品でもある。
実はこの作品をプレイしたのは、紋章の謎より後だった。さすがにファミコンなので、ボタン数による操作性の違い、しょぼいグラフィック、攻撃するとわざわざ元の場所に戻る、など、不満もあったが、なかなか楽しむことができた。特に、記憶を失ったカミュが登場する辺りは感涙ものだ。紋章の謎で、シリウスがニーナに言ったセリフ、「私には……待っている者がいる……」の真意が判する。未経験の方は、ぜひともプレイしてもらいたい。
ファイアーエムブレム 紋章の謎
発売日:1994/1/21 機種:スーパーファミコン
価格:¥9800
機種をスーパーファミコンに移して登場。1作目と同じアカネイア大陸が舞台に、復活したメディウスとの戦いが描かれている。1作目のリメイクの「暗黒竜と光の剣」と、完全新作の「紋章の謎」の2部構成。グラフィックや操作性の向上は勿論だが、シスターの経験値獲得法、クラスチェンジの追加など、基本システムを改良し、より遊びやすくなっている。また、炎の紋章の伝説や、竜族の過去、皇帝ハーディンの心の葛藤など、ストーリー部分も大幅にパワーアップした。
特筆すべきは、支援効果システムの導入で、これは、AというキャラのそばにBというキャラがいれば、戦闘時に通常より高い力を発揮するというものだ。その効果が発揮される関係は、兄弟であったり、親友であったり、主君であったり、恋人であったり、片思いの相手であったりと、いろいろだ。この支援効果システムは戦略面だけでなくストーリーにも大きく影響を与えている。メッセージなどの言葉ではなく、戦闘という曖昧な部分で深い人間関係を表現したゲームは、おそらくこれが初めてであろう。これにより、キャラクターへの思い入れはますます大きくなった。オグマやパオラの悲恋に涙した人も多いだろう。ファイアーエムブレムが、愛のゲームといわれる由縁である。
個人的に全シリーズの中で最もお気に入りの作品。全体的なストーリは後発のものに比べるとやや劣るが、ゲーム部分のバランスが絶妙だ。もうすでに何度もプレイしたが、まだまだやり足りない。一生遊べるゲームだと断言できる、数少ないゲームだ。
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
発売日:1996/5/14 機種:スーパーファミコン
価格:¥7500
待望の新作。前作までとはまったく異なる世界、ユグドラル大陸を舞台に、神々の化身である十二戦士の血を受け継ぐ者達の、大陸中を巻き込んだ壮絶な戦いを描いた作品。マップ構成、クラス、装備武器などに細かい変化がみられるものの、基本システムには大きな変化はない。ただし、敵の思考ルーチンが格段に高くなり、前作を遥かにしのぐ高い難易度になった。
特筆すべきはやはり恋愛システムだろう。前作ではキャラクターの恋人等の関係は最初から決まっていたが、今作はプレイヤーの思うがままに決めることができる。恋人同士になれば、支援効果をうけるのはもちろん、前半のカップルには子供ができ、両親の力を受け継いで、後半に登場する。このシステムは前作の経験者にはまさに待望のシステムで、多くのプレイヤーを狂気乱舞させた。
しかしこの恋愛システム、表面上は楽しいのだが、裏の仕組みがわかってしまうと、思いのほか自由度が低い。だれとだれが結ばれても結局産まれてくる子供は同じで、スキルをパラメータの違いでしか現れない。マージとプリーストが結ばれて、なぜ子供がアーチナイトなのか、考え出すと結構楽しかったものだ。シグルドを誰をくっつるかウハウハしていたが、通りすがりの街で出会った、チンピラに絡まれていたねーちゃんと突然くっついてしまい、ボーゼンとした人も多かったらしい。
まあそれはいいとして、この作品のストーリー面には、目を見張るものがある。国同士の駆け引き、神々の血脈、親子の絆など、相変わらずキャラの台詞回しはバカ臭いが、非常にうまく描かれていた。特に、第五章でシグルド軍が敗退したあと、第6章でその子供達が登場するシーンは、ただ感動である。ストーリーを追い求めたためか、前作のような数学系の楽しさは無くなったが、逆に文系の楽しさを極めた傑作である。
ファイアーエムブレム トラキア776
発売日:1999/9/1 機種:スーパーファミコン
価格:¥2500(書き換え)
スーパーファミコンの時代もとっくに終わりを告げていた、1999年9月に、ローソンのニンテンドウパワーによる書き換え専用ソフトとして発売された作品。後にカートリッジ版も発売された。主人公は前作聖戦の系譜に登場したレンスター王子リーフ。グランベル帝国に祖国を奪われたリーフが立ち上がり、光の公子セリスに出会い、マンスター城奪還までを描く。前作の、第6章から第8章までを補完する内容だ。ゲーム内容は、クラスや武器レベルなどは聖戦の系譜のシステムを受け継ぎつつも、マップ構成は紋章の謎のシステムが復活。古くからのファンを喜ばせた。また、新システムとして「担ぐ・捕らえる」コマンドが登場。味方を「担ぐ」ことで、瀕死のキャラを後方に下げたり、敵を「捕らえる」ことにより、アイテムを奪えたりと、戦略の幅が大きく広がった。
この作品を一言で現すなら、とにかく「難しい!」につきる。多くのプレイヤーを悩ませた前作聖戦の系譜を、遥かにしのぐ高難易度だ。ただでさえ初心者無用的なシリーズだったのだが、今作ではそれにトドメをさす結果となってしまった。逆にいえば、古くからのプレイヤーには、それだけやりがいが増したはずである。
わたし的な感想は、とにかくバランスの悪さが目立った作品だった。難しいとは言っても、それはアイテムを取ったり、キャラを仲間にするのが難しいだけ。敵の思考ルーチンはかなりデタラメで、コツさえつかめば、拍子抜けするほどあっさりクリアできてしまう。また、2回攻撃できる武器が多く登場し、それを装備できるかできないかでキャラの強さが決まってしまい、育てる楽しみが半減した。極めつけは遠距離攻撃で、ロングアーチの命中率の高さはまだよいのだが、サイレスやスリープなどの杖の射程距離が無限大で、しかも一度効くと、レストの杖を使わなければ回復しないというのは、どうしてもいただけない。
しかし、不満も多いが、それはあくまで「ファイアーエムブレム」としての話であって、単なるゲームとして見るなら、非常に楽しめる。特に最初のプレイでは、あまりの難易度の高さに、マゾ的に楽しめた。クリアした時の生存人数が、5人だったというから笑ってしまう。まあそれ以外にも拠点防衛や離脱などのクリア目的の追加により、スリルある展開が体験できる。正直あまり人にお勧めできる作品ではないが、まあ、プレステ2も発表されようかという時期に、スーファミのゲームを発売した任天堂の決断だけは賞賛したい。
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