憧れの装飾音符やトリルが綺麗に入るといいなあ と思うのは誰も同じこと。
でも、現実には、ばらついたり腕が痛くなったりして、
その部分に近づくだけで緊張しませんか?
「来るぞ、くるぞ〜!」 という緊張感が 演奏からも伝わってきます。
いつも残念な思いをしなくてすむように、じっくりトリルを上手に入れる方法に取り組んでみませんか?
ポイントは次の3点が中心です。
☆ 使う指のこと
☆ 入れる数のこと
☆ 周囲の状況のこと
・どの指を使うか
・指の形
・他の指は
・部分練習から
・装飾音をはずしてみたら
・つなぎ目も綺麗に
ちょうど、掲示板で御相談がありましたので、アップしてみました。御協力ありがとうございました。

12.12 UP

たいていの場合、隣り合った音がトリルになるので隣接した指になることが多いですね。
2−3、 3−4、 4−5 など(動きの順番が逆になることも多いです。3−2の動きというように)
次に多いのは、1の指を使う場合です。
1−2、 1−3、 が良く使われます。
1−4 とか1−5 になると隣接した2音間ではなく少し離れた音になるので、トリルというより、
トレモロという感じでしょうか。
いずれにしても各指の基礎練習(指の独立)が出来ていないと、装飾音符であるトリルが
かえってコントロールの未熟な点を出してしまうので、部分練習を十分にしておく必要があります。
ハノンやテクニックなどの教則本、あるいはバーナムなどでのトリルに近い練習を
抜粋して行うと良いと思います。
どのような課題を選ぶのかがわからない時は、指導者にお聞きくださいね。
意外と盲点なのが、トリルなどの装飾音符の前後とのつながりです。
また、トリルの最中に、使われていない指がリラックスしていないとこのつなぎの部分で引っかかることにもなるのです。
トリルといっても、まったく2本の指のみで細かな振動のような音質を出すこともあれば、
ひじからのちょっとしたローリング動作も加味した運動で出すトリルもあるので
その時々に適切な筋肉の状態がありますね。
出来るだけ避けたいのは、動かしている指以外の指がバランスをとる為になのか非常に硬直した状態で突っ張って伸びてしまうことです。こうなっているとほとんどの場合次の音への準備が遅れがちになり、結果としてかなり目立つぎこちない音の動きになってしまいます。
次に書く『数をきちんと入れる』習慣がつくと要らぬ力みがぬけるので、
どんなに長いトリルでも平均した音質を保つことや、トリルのなかでの強弱もできるようになります。
けれどもつい強引に数を追おう入れようとして筋肉を硬くする癖がついてしまうと、
装飾音符の箇所に来るたびに気持ちが先行してしまい途中で止まる、音が出なくなるなどの
問題も出てくることが多いようです。
トリルの練習は、むしろいかに筋肉を硬くせずに細かい動きを持続するかがポイントのような気がしますので、
苦手な方はもう一度使われていない指の状態も確認してみてください。
2005.1.11 UP