小さな村の小さな収穫祭(2006年9月)


〜プロローグ〜

収穫祭をスペイン語でVendimia(ベンディミア)という。

9月の下旬、マドリッドからほど近いところで収穫祭があるという。
Cigales(シガレス)という、聞いたことのない小さい村。

生まれてはじめての収穫祭、いったいどんな風に行われるのだろうか。
友人と連れ立って出かけてみた。


ワインの産地の詳しい情報はこちら




(地図の説明)
シガレスはマドリッドの北、
バジャドリッド市に隣接した村。
マドリッドから約200kmのところにある。


教会の外ではミサが行われ、神への感謝を述べていた(キリスト教ではワイン=血なので大切なものなのだ)。

村の人だけの小さなミサの隅っこに参加させてもらった。
ミサが終わると神父さんが教会の隣の広場へと皆をうながす。そこで祭りが行われるんだー。
民族衣装を身に着けたのは村の人々だろう、続々と入場してきた。
手に手にぶどうのかごを抱えている。どうやら彼らは各ワイナリの代表らしい。
こちらはまた違った衣装の人たち。踊りを踊る人たちだろうか。
会場への行進中に早くも踊り始めるグループも。
ここが会場。手作り感もある一方で、照明などは立派だ。
ワイナリの代表者カップルが舞台に勢ぞろい。美男美女ばかりだ。
会場はぎっしりの人。
後ろを振り返ってもぎっしりー!まさに村をあげてのお祭りだ。
会場では、フェスティバルの開会宣言。偉い人のスピーチが延々と続くのはどこも一緒。

各ワイナリの代表者が持ち込んだ初摘みのブドウ、これを舞台正面の桶に次々と入れてゆく。そして本日のメインイベント「一番絞り」の儀式、ブドウの足踏みダンスがこれから行われる。

イケメン兄ちゃん二人が舞台中央にでてきたぞ。
きっと伝統にのっとってリズミカルなダンスが始まるんだろうな・・・と思ったら、このイケメン兄ちゃん二人、脱力系な笛の音に合わせ、おもむろに「もそもそ」とブドウを踏み始めた。

若い男同士、腕を支えあっている姿は私にはちっとも面白くないのだが、女子から見れば「ええもん見た」と思うかもしれない。

ともあれ。地味〜につつがなく終了した足踏みの儀式。これを一番の楽しみに見に来たのに、肩透かしをくらった気分だ。
踏んだブドウは圧搾され、無事一番絞りのぶどうジュースの完成。これが舞台に立った男子・女子に振舞われる。できたて&踏みたてのぶどうはどんな味だろうか。



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