化粧考:化粧を書いた本

この項では、化粧について考えるときに役立った思われるネタ本について主要なものを取り上げます。

リチャード・コーソンが1972年に書いた『メークアップの歴史』は日本では原著刊行から10年後に出版されました。この本では主に古代から1970年代までの西洋の化粧の歴史について書かれています。コーソンはこの本において男性や女性がどのようにして化粧をしてきたのかということについて写真や芸術作品などの豊富な図版を多用することで非常に説得的かつわかりやすく読者に化粧の歴史の重要性を伝えています。この著作は英語圏で出版されたものなので当然といえば当然ですが、欧米諸国の人々がどのような化粧をしてきたのか、その化粧に対して、人々がどのような思いを抱いてきたのかということについて細かく記されている(対照的に他のアジア・アフリカ地域についてはほとんど紙幅が割かれていません)。また、各時代の化粧法や化粧品の紹介だけでなく、容貌に対する美意識や、化粧という行為に対する歴史上登場したさまざまな考え方を図式化して紹介しています。人々が長い歴史の中で道徳的風潮によって、化粧が社会に認められなかった時や戦時中でも化粧をやめることはなく、いつの時代も化粧をしてきたということが指摘されています。

日本語文献としては1999年に刊行された石井美樹子の『美女の歴史』があります。この本では化粧が主題的に扱われているわけではありませんが、世界の美女といわれたマリリン・モンローやダイアナ妃を例に挙げながら西洋の化粧の歴史について述べられている。

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