化粧考:口紅から考える
化粧の歴史は古いがその社会的な位置づけが各時代や各地域によって異なります。 そして当然現代社会において化粧が持っている意味も他の時代とは異なったものになります。 それを考える際に化粧品の1つである口紅の歴史を手がかりに考えれると思います。
化粧としての口紅は人々の暮らしの中で次第にコンパクトなものになっていき、 かつて紅皿を使用していた本紅からリップスティックといわれる現在の口紅に変化し、 携帯することが容易になり口紅を塗るという行為が女性の中で日常化してきた。口紅は、 こうした日常化という流れの中で女性にとって最も身近な存在になったきました。 また口紅の機能性に関して近年技術的に進歩してきているため、 時代による変化が見えやすいとも思います。
化粧としての口紅は古くからあり、見方によっては女性自身を象徴するものであると考えられます。 古くから私たちは、口紅の紅というと赤を連想すると思います。 トイレを例にとってみても男性は青で女性は赤というイメージである。 このように考えると、口紅は女性を象徴するものであり、女性とは切っても切れないものであると考えられます。
口紅の歴史を概観すると、古代には顔に紅を塗るという呪術的な意味で使われていました。 それが中世に入ると様々な色の紅が登場するようになり多くの人たちが口紅を使うようになっていきます。 そして現代になり携帯に便利なリップスティックが登場して口紅の塗り方や色に関しても流行が生まれるようになる。 1970年代から口紅が広告に頻繁に登場するようになりました。 さらに1970年代から女性誌などに口紅の宣伝広告が掲載 されるようになって現在に至っています。
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